テント日誌7月11日…数値と実感の間を確認しながらの1400日/7月13日テントでのお話の会
- 2015年 7月 13日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1400日商業用原発停止664日
梅雨晴れを利してテントの掃除をした
昨日からやっと太陽が現れて気分も少し明るくなった。
安倍政治を思うと心は完全に晴れではありませんけれど…
それに暑さがこたえる。時折吹く涼しい風があってまだ救われるが…
今日は京都や山梨から尋ねて来て下さりテントTシャツを買ってその上カンパまでして下さった。本当に感謝です。
お二人とも初めてのテント訪問だとか、山梨の方は息子さんにテントのことを聞いて一度行かなくてはと思っていたそうです。
その後も女性の方がわざわざテントTシャツを買いに来てくださった。
Tシャツのチラシをご覧になってきて下さったそうです。有り難いですね。
昼過ぎ久しぶりの良いお天気なのでじめじめしたテントの大掃除が始まった。
荷物を全部出して簀の子をあげ、外に干して汚泥の床を掃除した。
こんなにも不衛生な状態だったのかと唖然とする。
3時過ぎすっかり乾いた簀の子を元に戻してほっとした。
働き者のYさん他男性陣のお陰です。
今日はテント創設1400日目、それを記録しようと来てくれた人も居ていつもより賑やかだった。
通りがかったオーストラリアの観光客もテントを興味深く眺めて色々聞いていった。川柳句会のBさんが英語で説明していたが、裁判のことなど英語で言うのはなかなか難しいですね。
テントの英語版チラシをお渡しし、一緒に写真を撮って帰っていった。
反原発が世界に広がりますように!
夕方背広姿の若者2人が来て名前も言わず水を差し入れてくれた。
テントの広がりが感じられます。(I・K)
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数値と実感の間を確認しながらの1400日
テントに入り口の啓示場には経産省前テントひろばの日付が1400日目とある。ああ、もうこんなに経ったのかという思いもするが、実感としては数値よりもあっという間に過ぎてきたという気が強い。はじめは1カ月持つか、いや持たせなければという緊張感が強かったが、ともかくよくここまでやってこられたと思う。テントは初めから持久戦的な性格のものだとは分かってはいたが、どのように存続して行くかはなかなかイメージができなく、手探りでというか、模索を重ねてきたという他ない。脱原発の意思、とりわけ再稼働反対の意思を可視化して行くものとして想定されていたことは確かで、そのことで人々の関心をひき、交流も拡大してあることは疑いない。この影響は脱原発の運動だけではなく、いろいろの運動にも及ぼしているのだと思う。これは多分、僕の想像を超えたものとしてあるのだろう。
テントが存在することは行動していることと同じで、行動することはその前には想像できなかったことをいろいろと生み出すものである。人間にとって行動することの意味が僕らの考える以上に大事なことであるのをテントは教えてくれるようなところがある。気持ちとしてはあんなことで、こんなことだと思いこんでしまいがちなことを行動することが破ってくれるのであり、いろいろのことを開示してくれるのである。何の変哲もない行為に見えるテントに足を運ぶということは、意外な結果をもたらしてくれるのである。思い込みが強まり、閉じこもりがちになることは老化と言われるのかもしれないが、それに逆らうことになっている。
政府や官僚たちは日本の官僚的で強権的な性格を強め、原発再稼働、また、戦争への道に聞く耳を持たずに進もうとしている。専制的政治であり、安倍政権はそれを露骨なまでに示す。これは必ずや国民の批判と行動を呼びおこす。僕らはこのテントとともにその動きを見てきたのであるが、「あきらめることなどないよね」という声どおり粘り強く対峙して行けばそれは明瞭になろう。憲法学者や若い世代の人たちも登場しつつあるが、彼らの想像を超えた力がでてくる。今週は国会周辺での行動は広まり、深まるが、テントはそれらと連帯しつつ日を重ねて行きたい。1400日を超えて行く日々はそんな日々である。(三上治)
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・原子力規制委員会昼休み抗議行動(7月中平日毎日)
7月平日(毎日)12時~13時、六本木ファーストビル前
新規制基準も設置変更審査も甘すぎて非合理。工事計画審査は「白抜き偽装」「耐震偽装」の出鱈目 。
設置変更も工事計画も行政不服審査法に基づく異議申立を受けて審理中。
使用前検査は許せない、核燃料装荷は許せない、まして再稼働何てとんでもない。抗議行動の前を、規制庁職員が通る。
どなたでも何曜日でもご参加を!(K・M)
・7月13日(月)テントでのお話の会
(森瑞枝さん)19時から、第二テントにおいて
第4回 戦後の神社神道
〜 靖国神社と遺族会 〜
国家神道から宗教法人、神社本庁体制への移行をふりかえります。靖国神社、護国神社については、とくに近代日本女性史から見直してみましょう。
・国会前では連日の抗議行動がある
政府は7月15日(水)の特別委員会での強行採決を軸に安保法制の突破をはからうとしています。これについては新聞などの報道でも明らかになると思いますが、7月15日(水)を中心に国会周辺での抗議行動が展開されます。7月13日(月)から緊急行動がありますが、7月14日(火)には日比谷野音にて
「戦争法案反対!強行採決反対!大集会!」818:30~19:30)が開かれデモもあります。7月26日(日)には戦争法案反対!国会包囲行動(14;00~15:30)があります。いずれにしても、連日、国会周辺の行動があります。テントから出かける人も、テントを集まり場所にする人の多いのですが、連絡していたければ協力もできるとおもいます。テントの連絡は070-6473-1947です。
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