【報告】川内1号機の審査 格証・修了証発行を糾弾する規制委抗議行動
- 2015年 9月 10日
- 交流の広場
- kimura-m
9日(昨日)昼の規制委抗議行動の簡単な報告です。
抗議・申入書も添えます。
【報告】川内1号機の審査 格証・修了証発行を糾弾する規制委抗議行動
~新たな規制行政体制下の原発再稼働を許さないぞ~
日時:2015年9月9日(水) 11時半~13時
場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
福島第一原発事故が、原発が安全でないことも原発が安くないことも原発が無くても電気が足りていることも「トイレ無きマンション」未解決も被曝労働必須も明らかになり、多くの「国民」がもう原発を動かすべきでないと考えるようになった。
そんな中で、原子力規制委員会は、発足以来のこの3年間、福島第一原発事故の検証も収束も廃炉工程も被害者救済もなおざりにしたまま、「緩やかに過ぎ合理性を欠く」(福井地裁決定)新規制基準を作り、「違法」「黒枠白抜き偽装」「耐震偽装」の甘い甘い審査で、川内原発1号機の再稼働に漕ぎ着けたのだ。日本の新たな規制行政下での再稼働開始は、世界中の瀕死の原子力マフィアを生き返らせるもので、地球上の総ての命への冒涜だ。
にもかかわらず、原子力規制委員会は9月9日(水)の定例会議で、川内原発1号機の審査の一連のプロセスの報告を受け、使用前検査と最終負荷検査を終えて合格証・修了証を決定することを予定していた。
そこで、再稼働阻止全国ネットワークは、この日の昼前か原子力規制委員会が入っている六本木ファーストビル前に集まり、抗議行動を実施した。あいにく、台風18号の為に激しい雨が降り、約20名の参加者全員がずぶぬれになりながら、同ビルに向って抗議の声を上げた。12時頃には傍聴してきた人が戻ってきたので、3人の方の傍聴報告を聞いた。議題2で9日―10日に現地で使用前検査と最終負荷性能検査を実施してOKならばそれぞれ合格証と終了証を交付することを確認したこと、田中委員長が審査促進に前のめりになっていること、などが報告された。
12時半前には規制庁広報部の職員に対して、次の4つの抗議・要請書を読み上げて提出した。
1 原発再稼働を許さない「川内の家」申入れ:
(1)川内原発1号機の使用前検査は完了とは言えない。実地に総点検を行え。
(2)同2号機は、再稼働を中止し、老朽化した蒸気発生器を新型品に交換せよ。
1 伊方原発50km圏内住民有志の会
東京電力福島第一原発事故の終息と原因究明および被害者への補償を完了させて、新しい原子力規
制行政に反映させてください。貴委員会の再稼働へ向けたあらゆる審査をやめ、川内原発1号機を
止めてください。
2 郡山市在住 一市民
規制庁の皆様に言いたい郡山市民の祈り
4 原子力規制委員会による3年間に渡る再稼働推進を糾弾する!
川内1号機を直ちに止めさせなさい!
総ての原発の適合性審査を止めなさい!
「緩やかに過ぎ合理性を欠く」新規制基準を作り直しなさい!
さもなくば、直ちに原子力規制委員会を解散しなさい!
「再稼働阻止全国ネットワーク」事務局 木村雅英
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