9/18「安保法案(戦争法案)」反対の抗議集会
- 2015年 9月 19日
- 交流の広場
- 合澤清
18日の午後4時半に「経産省前テントひろば」に有志4人(遅れてもう一人参加したが結局会えず)が集まり、この日の「抗議集会」に参加した。雨模様のあいにくのお天気にもかかわらず、5時近くになると続々と参加者が結集。われわれも国会正門前目指していく。
正門前から左右の道路は既に大勢の人が基で埋まっていた。相変わらず、「集会参加者の安全のため」などというインチキな名目で、警察車両(装甲車)が歩道に沿ってびっしりと並べられ、しかも排ガスを歩道の集会参加者の方へ向けて思い切り垂れ流していた。これで参加者の安全確保のためとはちゃんちゃらおかしいではないか。政府与党(自民党、公明党をはじめ、それに追随する雑駁な政党)がそうなら、警察も平気で憲法を踏みにじり、国民の正当な権利(憲法で保障された権利)をないがしろにして良いのであろうか。これでは全く「法治国家」の態をなしていない。彼らの中にも心あるものはいるはずだろうが、なんらの矛盾を感ぜず、上からの指令に営々と従ってそれでよしとしているのだろうか?人間性を喪失したロボットになり下がっているのだろうか?そんなことを考えながら国会を一周した。
再び国会正門前に帰るということも考えたのだが、この日はあいにく体調不良の人もいたため、議員会館横の地下鉄の出入り口近くの花壇に腰かけて午後6時半の集会開始を待った。6時近くになると猛烈に多くの人々が地下鉄の出入り口から外に出てきた。ちょうど暮れや正月の参拝客か、あるいは祭りの参加者を彷彿させるような、そんな感じの雑踏である。国会内の様子も、なんとなく伝わってくる。「山本太郎が牛歩戦術で頑張っているらしい」とか「枝野が2時間近く演説をして採決を引き延ばしたようだ」とかいった具合である。その都度、国会の外で一緒に闘っているわれわれにも気合が入る。
今回の闘いはかかる「強行採決」が行われたからといって、それで終わりというものではない。安倍政権を倒し、再びこの「戦争法」を廃止するまでは続けられなければならない。「戦争か改革か」が真に、また真剣に問われ始めたのである。闘いは今まさに始まったといってよいだろう。(ちなみにこの日の集会参加者は約4万人だったようだ。数も大変重要だ)
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