たんぽぽ舎から TMM:No2599
- 2015年 9月 28日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2599】
2015年9月28日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.ガン死亡が増大している-女優・川島なお美も胆管ガンで亡くなる
原因は…? 原発放射能の影響は…? 柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.9月16日の逮捕について
「思想犯」の復活 国会前、大量逮捕
警察は起訴できない人を13人も逮捕したのである
「田中龍作ジャーナル」より
★3.電源車とポンプとドリルを買えばいいだけの「新規制基準」
~現存の原発を再稼働させる為の世界最低水準~
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その65
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★4.福島県の原発の辺の状況は、とても深刻です
原発の廃炉作業を辞めていった方々の病死、病名は癌が非常に多い
大熊町においては最近口にするのは白血病が増えて来ている事
福島から連載3 木幡ますみ (福島県大熊町に居住していたが、
現在、仮設住宅に住む・原発避難民)
★5.新聞より
◆電力需給 今夏も余力 ピーク時も「厳しい日」ゼロ
大手融通■太陽光 増加 九電も安定 再稼働 揺らぐ根拠
(9月28日東京新聞朝刊1面より)
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※9・30JCO臨界事故を忘れない!
9月30日朝の追悼と抗議集会にご参加ください。
日 時:9月30日(水)10:00~11:00
場 所:経済産業省別館前(飯野ビル側:経産省前テントの反対側)
内 容:黙祷(事故発生の10:35~) ※喪章をお持ちください。
献花…菊の花を予定しています。(実費200円の負担をお願いします)
連絡先:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
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※9/30四国電力は原発再稼働するな!
伊方原発を動かすな!現地報告・討論集会
日 時:9月30日(水)19時より21時30分
お 話:堀内美鈴さん(50キロ圏有志の会)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加の予約は必要ありません。
主 催:再稼働阻止全国ネットワーク
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549
参加費:800円
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┗■1.ガン死亡が増大している-女優・川島なお美も胆管ガンで亡くなる
| 原因は…? 原発放射能の影響は…?
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
1.ガン死亡の報道が増えている。今日(9/25)も女優の川島なお美(54歳)さんのガン死
亡が報道された。ドラマ「失楽園」などで知られるタレントだ。
2.私の周辺でも最近、ガンになった人やガンで入院した人、ガンで亡くなる人がとて
も増えている。身近で多いだけに情報を聞くたびにこたえる。
3.原発放射能の影響はないのか?テレビや新聞ではあまり言われないが2011年3月の
東京電力福島第一原発大惨事の放射能放出も影響しているのではないか。 4年半前
の福島第一原発事故以降、東日本地区は、陸に、空に、海に人工放射能が増大した。
それらは飲料水に食物に、空気(呼吸)に含まれ、私たちの身体にじわりと悪い影響
を及ぼしてきている。。
福島県の小児甲状腺ガンの激増(137名)も異常事態である。43都道府県のうち福島県だ
けが多発している理由は、福島第一原発事故・放射能汚染しか考えられないと私は思う。
4.福島県の20歳女性の甲状腺ガン手術と熾烈な闘病生活
『9月11日(金)発売の雑誌フライデーに福島中通り地方に住む20歳の女性が、原発
事故後に小児甲状腺ガンと診断され、リンパや肺にも転移し、2度の手術を受けたと
の記事(取材・文/明石昇二郎氏 写真・飛田普秀氏)が掲載されました。国や福島県
は事故当時福島市が毎時10μSvもあったのにその事実を隠したため、高校の制服を作
る為に福島市のデパートの外に30分以上も並んだと言います。国と福島県の被ばく
させた責任は重大です。』(脱被ばく実現ネットのビラから)
5.ガン死亡の原因はいろいろあるから、いちがいにいえないが、ガン死亡を減らす対
策は国と自治体の最大テーマであり、急務である。
そのためにも、福島第一原発事故の放射能をキチンと追跡し、記録し、又、食品対策
にも総力で対処してほしいものである。
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┗■2.9月16日の逮捕について
| 「思想犯」の復活 国会前、大量逮捕
| 警察は起訴できない人を13人も逮捕したのである
└──── 「田中龍作ジャーナル」より
『市民で埋め尽くされた国会前の車道』。空撮映像は安保反対の人々が圧倒的多数
であることを示す証拠として国内外の世論を揺さぶった。
これがアベシンゾーの逆鱗に触れたのだろう。意を汲んだ警察庁出身の杉田和博官
房副長官が、警視庁に規制の徹底を指示した。
苛烈を極めたのが16日の夜だった。「そいつを捕まえろ」。警察は次から次へと参加
者を逮捕していった。わずか数時間で計13人が身柄を拘束されたのだ。
都心の所轄署に分散留置されていた13人は、きょう午後までに全員釈放された。
釈放されること自体は喜ばしいことだが、警察は起訴できない人を13人も逮
捕したのである。
見込みで逮捕するのだから恐ろしい。13人すべての逮捕容疑が公務執行妨害
というのが、いかにもだ。
田中は当時のもようを機動隊のすぐそばで見ていた。警察に突き飛ばされたりし
ながらも一部始終をカメラに収めた。
警察はデモ参加者を機動隊のうずの中に引きずり出して逮捕していった。ボコボコと
音がするのは殴る蹴るの暴行を加えているのだろう。
気を失っているのか。伸びたままの状態で両足を引っ張られ護送車まで連行されてい
く若者もいた。
弁護士が品川署で接見した男性は目の周りにアザがあり腕にスリ傷があった、とい
う。
高輪署に勾留されていた男性は、ステージのすぐそばで有名人の発言に耳を傾けてい
たところ、「確保」という怒鳴り声と共に後ろから警察官に抱きつかれ逮捕となった。
男性は「何が起きたのか分からなかった」と話す。
救援に入った弁護士は「公安警察があいつを捕まえろと以前から狙っていた可能性が
あった」と見る。
とにかく手当たりしだい逮捕していったのである。「警察に体が触れていないのにもか
かわらず逮捕された人が複数いる」と弁護士は話す。
取調べで警察は逮捕容疑とは全く関係のない脅しやスカシで揺さぶってきた。
中央署に勾留されていた男性は、刑事に「政治活動をやめろ。まともな生活に
戻るんだ。将来どうなるか分からないぞ」と脅された。
久松署に留置されていた男性は、耳を疑いたくなるようなことを刑事に言われた。
「ここには殺人(犯)もいる。強姦(犯)もいる。思想犯ばかりじゃないからね」と。
男性は「思想犯と言いましたね?」と刑事に質した。刑事は「暴力につながる思想
が問題だ」と突っぱねた。まるで戦前の特高警察ではないか。
検察が勾留請求できなかったために男性は逮捕から2日目で釈放された。にもかか
わらず警察は彼を思想犯扱いにしたのである。
政府の方針に反対するデモ参加者は思想犯扱いし、手あたり次第に逮捕する。それ
が当たり前の時代に入ったのだろうか。
※2015年9月25日「田中龍作ジャーナル」( http://tanakaryusaku.jp/ )より
許可を得て、転載。
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┗■3.電源車とポンプとドリルを買えばいいだけの「新規制基準」
| ~現存の原発を再稼働させる為の世界最低水準~
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その65
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
川内博史さんの「アベノクライシス そこまでして原発続けますか?」(竹書房新書)
が面白い。
川内さんは、原子力規制委員会が発足後10カ月で造った「新規制基準」は、「ものす
ごく単純化すれば」3つの条件をクリアされればよいことになる、と述べる。
第1:性能のいい電源車を買いなさい
第2:性能のいい(注水)ポンプを買いなさい
第3:性能のいい(水素ガスを逃すための穴をあける)ドリルを買いなさい
あとは、免震重要棟とフィルター付ベントはこれからやる方針を打ち出せばいいだ
け。
要するに「津波対策をすればいい」だけだ。今回の東電福島第一原発事故は、原発は
地震に対しても脆弱である可能性を示したのだから、それを無視することは決して許
されることではない。
福井地裁が4月の決定で「緩やかに過ぎ合理性を欠く」と述べたように、地震対策が
全くなっていないのだ。
私たちは、「新規制基準」の問題点として、地震対策問題とともに、立地指針無視、
ストレステストを課さず、避難計画(深層防護第5層)を課さず、コアキャッチャ・
受動的安全性を課さず、火山対策も航空機事故対策もテロ対策も全く不十分、バック
フィット容認、…と縷々述べる。
が、性能が良い電源車とポンプとドリルを買いなさい、という川内さんの言は単純明
快で分かり易い。
「新規制基準」が現存原発の稼働を推進する為のあまいあまい世界最低水準基準で
あることを端的に現している。
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┗■4.福島県の原発の辺の状況は、とても深刻です
| 原発の廃炉作業を辞めていった方々の病死、病名は癌が非常に多い
| 大熊町においては最近口にするのは白血病が増えて来ている事
| 福島から連載3
└──── 木幡ますみ (福島県大熊町に居住していたが、
現在、仮設住宅に住む・原発避難民)
最近壊れた福島県の原発の辺の状況は、とても深刻です(-_-#)
まず壊れた原発の地元である大熊町では、廃炉作業員のうつ病、そしてそれによ
る自殺、被曝線量が高くなって原発の廃炉作業を辞めていった方々の病死、病名は~
癌が非常に多い。
しかし、東電や福島県側は、誰でも癌で亡くなる時代だ。放射能が原因で癌になっ
たのではないと、簡単に切りすて(-_-#)、原発を辞めていった者には何の補償もない。
いわゆる死に損。
先月、福島県で開かれた県民健康調査の委員会が開かれ傍聴をしましたが、甲状腺
の癌が増えて来たと言われ、この事について将来の子供達の為にも、これから先の医
療費が高額であるから、県は無料でかかれる制度を作るべきではないでしょうか。と
県の担当の職員に話をしたが、そういう事は考えていません。と、あっさりと切り捨て。
駄目ですね(-_-#)
子供の甲状腺の病気が増えており、一人の子供が、二回も甲状腺の癌の手術を受けて
いる子供もいるのに、全く言語道断です(-_-#)
大熊町においては、最近口にするのは、白血病が増えて来ている事です(-_-#)これ
は異常事態です。人間がいなければ、福島原発の廃炉作業なんかできません。 まだま
だ色々有りますが、福島県民や原発作業員の健康と命については考えず、どうやったら
金儲けが出来るかなんて考えているのでしょう。
まだまだ怒りたい事は沢山ありますが、今日はこの辺で。
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┗■5.新聞より
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◆電力需給 今夏も余力 ピーク時も「厳しい日」ゼロ
大手融通■太陽光 増加 九電も安定 再稼働 揺らぐ根拠
この夏の全国の電力需給を電力各社に取材したところ、需要が最も高まるピーク時
の電力使用率が95%を超える「厳しい」日はゼロだったことが分かった。節電の定着や
企業・自治体の大手電力離れで需要が減る一方、電力会社間の融通や太陽光発電の増加
で供給力を確保し、電力の安定につながった。8月に川内原発1号機(鹿児島県)が再
稼働した九州電力を除く地域は今夏も原発なしで乗り切った。
本紙は、原発のない沖縄を除く電力9社に、今年7月~9月中旬までの月-金曜日
のピーク時の電力使用率を取材した。使用率は、電力会社が気温などから需要を予測して
事前に準備した供給力に対する実際の最大需要の割合で、どれだけ電力に余力があったか
を知る目安となる。昨年の夏は中部電力と関西電力でそれぞれ1日「厳しい」日があった。
今年は東京で過去最長の8日連続の猛暑日となるなど、全国的に8月上旬に暑さのピー
クを迎え、冷房などの使用により各地で今夏の最大需要を記録した。
九電管内では8月11日に川内原発1号機が再稼働。九電は「原発の再稼働がなければ、
電力需給は厳しい」としていたが、再稼働前は中部、中国両電力から融通してもらい、余
力を確保していた。
原発が動いていない電力各社は既存の発電所の増強や、老朽火力も活用して供給力を確
保。太陽光発電の導入が昨年に比べて倍増し、原発12基分の出力に相当する計1200万キ
ロワットの電力を生み出したこともピーク時の供給を下支えした。
東京電力管内では、最高気温が37.7度となった8月7日に今夏最大の4,957万キロワ
ットの需要を記録したが、使用率は92.3%と余力を残していた。
原発依存度の高い関電管内は、原発稼働がゼロでも使用率が90%未満の「安定」した
日がほとんど。同4日に今夏の需要がピークとなったが、中部、中国、北陸の電力3社か
ら計101万キロワットを融通してもらい、使用率は88.1%にとどまった。
夏を乗り切れた理由について、電気事業連合会の八木誠会長は「節電が大きな要因」
と説明。全国の最大需要は東日本大震災前の2010年と比べて、今夏は13.5%減少した。
加えて、企業や自治体などが、料金値上げをした大手電力を解約して新電力へ切り替える
動きが進んだことも需要減の一因となり、今夏の安定につながった。
(9月28日東京新聞朝刊1面より)
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