11・21国、この暴力の最たるもの! ─「公共性」に名をかりた農地取り上げ反対集会
- 2015年 11月 11日
- 催し物案内
- 林 一輝
6月12日、東京高裁で成田空港の建設用地をめぐる8年間の裁判の判決があった。判決は「耕す者の権利」を訴えた専業農家・市東孝雄さんの主張を退け、成田空港会社による農地取り上げを認めている。
一見すると農地の貸借問題に見えるこの裁判。しかしこれは、農地・農民を守るはずの農地法を違法に使って、成田では失効した土地収用法と同じ効果を得るという異例の措置。それが、戦争法とTPP、改憲の安倍内閣のもとで強行されようとしている。
主催者は2006年以来、これまで9回にわたってシンポジウムを重ねてきたが、この事態を前にして今回、初めての集会を開催する。
発言予定は、この農地取り上げ問題をそれぞれの立場で掘り下げて来た学者、弁護士、農民、農業ジャーナリストのみなさん、沖縄・辺野古の緊急レポート(安次富浩氏)、反原発・再稼働阻止の運動など幅広い。「国策」「公共性」を掲げた国家暴力にいかに立ち向かうか、最新の状況から答えを探る。
■2015年11月21日(土) 13:30〜16:30(開場13:10)
■全水道会館(東京都文京区本郷1-4-1)
・JR水道橋駅 東口2分(お茶の水駅より改札)
・都営地下鉄三田線水道橋駅 A1出口1分
資料代 1000円
■発言予定
石原健二(元立教大学教授・農業経済)、大野和興(農業ジャーナリスト)、鎌倉孝夫(埼玉大学名誉教授・ 経済学)、内藤光博(専修大学教授・憲法学)
・ 闘いの現場から 沖縄・辺野古、福島、原発再稼働反対
・ 農地裁判当事者の市東孝雄さん
・ 農地裁判弁護団
■主催:市東さんの農地取り上げに反対する会
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