11/24日、26日チェルノブイリ法をつくった事故処理作業者ヴェ リキンさん再来日!講演のお知らせ
- 2015年 11月 19日
- 催し物案内
- 小倉利丸
小倉です。以下のように、アレクサンドル・ベリキンさんの講演が二回開
催されます。関心のある方は是非ご参加ください。いずれも予約が必要で
す。
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【日程】 2015年11月24日(火) 16:30~18:00(開場16:15)
【会場】 早稲田リーガルコモンズ法律事務所 (定員25人)
東京都千代田区九段南1ー6ー17 千代田会館4階
【主催】 SAFLAN(福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク)
【参加費】 無料(人数確認のため、事前にメールで申し込みをお願いします)
【講演内容】講師 アレクサンドル・ベリキン氏
「リクビダートルが勝ち取った原発事故の被災者保護法制」(仮)
チェルノブイリ原発事故による被災者の権利や補償を定めた「チェルノブイリ法」の制定に向けてリクビダートルたちが果たした役割とはどのようなものだったのか。元リクビダートルとして、また法律家として政策の策定を求めたベリキン氏の経験を共有する勉強会です。質疑の時間をできるだけ多くとる予定です。
(講演はロシア語。逐次通訳あり)
【アレクサンドル・ヤコブレビチ・ベリキン氏略歴】
チェルノブイリ同盟名誉会員、レニングラード州支部長、立法・弁護委員長。
1953年 レニングラード生まれ。
1971年 レニングラード工科大学卒業。
1986年 チェルノブイリ原発事故収束作業に召集され、同年9月~12月の期間、放射線探索隊長として勤務。
1989年 チェルノブイリ被災者の保護を求め「チェルノブイリ同盟」発足に参加。その後レニングラード州支部を設立し、支部長を務める。
第二の専門として法学を修め、法律家としてチェルノブイリ被災者保護法の策定に取り組む。2012年に来日し、日本の国会議員や法律家と会談。子ども・被災者支援法の成立を後押しした。
【問い合わせ/申し込み先】 SAFLAN事務局 311saflan@gmail.com
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●26日は以下の通りです。
チェルノブイリ法をつくった事故処理作業者 アレクサンドル・ヴェリキンさん再来日!
チェルノブイリから福島へ:「安全に暮らす権利」とは
http://www.foejapan.org/energy/evt/151126.html
1986年に発生したチェルノブイリ原発事故は、たいへんな被害と汚染をもたらしました。事故の収束のため、65万人もの軍人や専門家が作業に当たりました。これらの原発事故収束に当たった人々は「リクビダートル」と呼ばれました。
アレクサンドル・ヴェリキンさんもこの一人。
しかし、命をかけて収束作業を行ったにもかかわらず、リクビダートルたちの健康被害に対して国の補償が行われませんでした。89年にはリクビダートルたちの同盟が各地に形成されました。そして、多くの避難者や住民たちもリクビダートルたちの運動に合流していきました。リクビダートルや市民たちのグループは、代表を議会に送り、また議員にも働きかけました。90年には法制化に向けた運動となり、91年の「チェルノブイリ法」制定にこぎ着けました。一方、日本で、チェルノブイリ法をモデルにつくられたのが「原発事故子ども・被災者支援法」(2012年6月制定)。しかし、現在、実質的には「骨抜き」の状況にあります。
今回、ヴェリキンさんを迎え、チェルノブイリ法制定の過程でリクビダートルたちが果たした役割、「安全に暮らす権利」の獲得の道筋について議論します。
◆日 時 2015年11月26日(木)18:30~20:30(開場:18:00)
◆会 場 パルシステム東新宿本部 2F
住所:東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿
最寄り駅:都営大江戸線・東京メトロ副都心線東新宿)
http://www.pal.or.jp/group/map/index.html
◆資料代 700円 ※言語:逐次通訳あり(ロシア語)
◆定 員 100人(要予約)
◆申込み 先着順。下記URLからお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/354435/
◆プログラム 1)アレクサンドル・ヴェリキンさん講演
2)日本での状況との比較:吉田由布子(「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク)
3)ディスカッションーヴェリキンさんに聞く
満田夏花(国際環境NGO FoE Japan)、吉田由布子ほか
◆主 催
「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク、OurPlanet-TV、原子力市
民委員会、福島老朽原発を考える会、国際環境NGO FoE Japan
◆協力 パルシステム生活共同組合連合会
◆問合せ FoE Japan
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986
携帯:090-6142-1807
E-mail:kanna.mitsuta@nifty.com(満田)
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