たんぽぽ舎から TMM:No2656
- 2015年 12月 6日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2656】
2015年12月5日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.東京電力は福島第一原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!
放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
-第27回東電解体!東電本店合同抗議の報告-
渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.原発に反対するインド市民からナマステ!
No, Mr. Abe!!「日印原子力協定にノー」
クマール・スンダラム(核軍縮平和連合-インド)
★3.安政地震が示す首都直下型の恐怖
震源浅くても強い揺れ遠くまで伝わるメカニズム
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその129
島村英紀(地震学者)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆12/12第7回「集い」のご案内
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!
「世界一きびしい規制基準」(安倍内閣)ってな~に?
お話:木村雅英さん(再稼働阻止全国ネットワーク)
◆12/12寺尾紗穂トーク&ライブ『原発労働者』を語る
歌とお話:寺尾紗穂 ゲスト:元原発労働者
主催:被ばく労働を考えるネットワーク
◆12/13講演会のお知らせ おしどりマコ&ケンさんを迎えて
<福島原発事故から5年>を前に
会場:東京農工大学府中キャンパス(農学部)
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※12/7(月)、12/8(火)2つの学習会にご参加を!
◎12月7日(月)19:00より21:00 参加費:800円(学生400円)
「貧困、差別、原発再稼働、安保法案と闘うプレカリアートの戦士、
雨宮処凛がゆく!」
お話:雨宮処凛さん (「週刊金曜日」編集委員、
「反貧困ネットワーク」世話人)
◎12月8日(火)19:00より21:00 参加費:800円
第2回電力自由化問題連続講座「東電さん、さようなら講座」
「電力改革と脱原発」
講師:熊本一規さん(明治学院大教授)
会場は、どちらも「スペースたんぽぽ」です
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┗■1.東京電力は福島第一原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!
| 放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
| -第27回東電解体!東電本店合同抗議の報告-
└──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
○12月2日(水)、小雨が降る寒い中、午後6時30分から東京電力本店前で「東京電力は
福島第一原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!放射能汚染水止めろ!柏
崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。呼びかけは、「経産省前テントひろ
ば」と「たんぽぽ舎」であり、122の賛同団体と共に、第27回東電本店合同抗議行動が
行われた。参加者は約60人強。
○オープニングコールの後、横須賀の男性から、「先日、福島地方裁判所での“子ども脱
被ばく裁判:第3回口頭弁論”に参加し、傍聴してきた。持参した放射能測定器は、郡
山市で1.65μSv/hr、裁判所内で0.23μSv/hrを示し、高い放射能汚染状況が続いている
」旨の報告がなされた。これは「飲食禁止のレントゲン室」と同じかそれ以上の放射能
だとも指摘。
次に、日本音楽協議会による「音楽での抗議」が行われ、歌声が夜空に響いた。
更に、情勢報告として、柳田さん(たんぽぽ舎)から、1)「新潟県泉田知事が、虚偽
説明をする東京電力とは一緒に仕事は出来ない旨の発言」との毎日新聞記事、2)東京電
力が柏崎刈羽原発のある新潟県限定のテレビCMを再開したが、福島からの避難者からは
「お金をテレビCMに使うくらいなら、避難者の支援に回して」との声が挙がっている
旨の紹介がなされた。
その後、脱被ばく実現ネットなど8団体から、アピール、関連イベント告知があった。
最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌って抗議行動を締めくくり、午後
7時45分に終了。
また、カンパが21,000円寄せられました。ご支援、ありがとうございます。
今回で、今年の東電本店合同抗議は終了です。東京電力の原発事故責任を追及し、誠
実に補償せよの抗議行動にご協力、ご支援戴き、ありがとうございます。来年も、宜し
くお願い致します。
☆抗議参加者の声-懸念されていた海側壁が20cmも傾いた。事故収束どころか事故拡大
が心配
東電福島第一原発で10/26に完成した、放射能汚染地下水が海に流出するのを防ぐ「
海側遮水壁」が、陸側からの地下水の圧力で海側壁が海側に最大で約20センチ傾いてい
ることが分かった。東電は、「傾きが発生するのは想定していた。海側壁の遮水性能に問
題ない」としていますが、当初から懸念されていた原子炉建屋周辺の液状化現象、それ
に伴う原子炉建屋の地すべり現象の発生など、事故収束どころか事故拡大になり兼ねな
い福島事故現場が心配です。東京オリンピックを返上し、事故収束に全力で取り組むべ
きです。
☆次回の新春の初抗議は、午後6時30分開始です。ご注意ください!第28回目
日時:2016年1月6日(水):午後6時30分より7時30分
場所:東京電力本店前(TEL 03-6373-1111 東京都千代田区内幸町)
JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。
引き続き賛同団体を募集中!現在122団体。
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┗■2.原発に反対するインド市民からナマステ!
| No, Mr. Abe!!「日印原子力協定にノー」
└──── クマール・スンダラム(核軍縮平和連合-インド)
皆さん、インドよりナマステ!
このメッセージは、日印原子力協定に反対する抗議運動のアップデートです。
安倍首相がインドにやってくる12月11日に、インドの人々は強力な抗議行動を起こし
ます。
ジャイタプルやミティヴィルディ、クダンクラムなどの原発所在地や原発計画地に加
えて、デリーやムンバイ、チェンナイ、コルカタ、バンガロールなどの大都市でも。
11月29日の日曜日、ジャイタプルの13の村が、仏アレバが現地で建設しようとして
いる世界最大の原子力パークに反対する決議を全会一致で採択しました。彼らは12月1
2日に、安倍訪印に抗議して「Jail Bharo ジェイル・バロー」(大挙して自ら逮捕され
、監獄を一杯にする運動)を展開すると宣言しました。
ジャイタプルの村人たちは昨年の安倍首相の訪印時にも、数千人が運動に参加しまし
た。決議文をここに添付します。
http://www.dianuke.org/jaitapur-13-villages/
12月3日は、ボーパール毒ガス事故(1984年にインド中部ボーパールで米企業子会社の
殺虫剤工場から毒ガスが流出し、市民団体によると周辺住民2万人以上が死亡)の31周年
を迎えます。被害者たちは今も正当な賠償と汚染された土地の回復、正義の実現を求め
て闘っています。彼らも今回、日印原子力協定に反対する声明を出す予定です。「核のボ
ーパール」をインドが受け入れることは不可能だからです。
協定に反対する国際署名運動も始まりました。すでに600人がサインしています。
https://www.change.org/p/mr-shinzo-abe-prime-minister-of-japan-international–
appeal-against-japan-s-nuclear-export-to-india/
このFacebookイベントページに、12月11日から13日の抗議行動のアップデートを投
稿します。FBをお使いの方は是非これに参加し、お友達とシェアしてください。引き
続きご協力をいただけるよう、よろしくお願いいたします。
https://www.facebook.com/events/1689843391253762/
皆さん、ぜひこれに署名し、幅広く拡散させて下さい。私たちは今後も、インドでの
運動についてアップデートのメールを送り続けます。引き続きご協力をいただけるよう、
よろしくお願いいたします。
(「日印原子力協定阻止キャンペーン」のMLより)
☆関連新聞記事
日印原子力協定「NO」 核兵器増産 加担しないで
日本の有権者に阻止訴え インドの反核運動リーダー クマール氏
安倍晋三首相が12月にインドを訪問し、インドへの原発輸出を可能にする日印原子
力協定交渉の進展が予想されている。そんな中、インドの反核・反原発運動のリーダー
が来日し、核兵器増産への危機感を訴え、協定阻止に向け日本国民の協力を求めた。
来日したクマール・スンダラム氏(37)は、インド国内200の市民団体や有識者、弁護士、
芸術家らが参加する「核軍縮と平和のための連合(CNDP)」(本部・デリー)の事務局
長を務める。(中略)
福島原発事故の様子は、インド国民の多くがテレビで見たという。インド政府は事故の
3日後、「福島で起きたのは原発事故ではなく単なる化学事故」 「放射能は出ていない」
と国内向けに宣言した。「すでに、米国やフランスからの原発輸入計画が進んでおり、計
画を止めたくないインド政府は国民にウソの情報を流した」
それでも、事故によって原発への不信感を募らせたインド国民は激しい反対運動を展開
した。「フクイチ事故は世界で初めてテレビで中継された原発事故だろう。原発建設予定
地の住民たちは、人口密度が高い上に、政府の避難計画、安全対策も不十分なインドで同
じことが起きたら、もっと恐ろしいことになると思い、必死に抵抗した。ジャイタプール
という町では運動を制圧に来た警察の発砲などで3人の死者が出た」
インド政府はなぜ、原発建設の強硬姿勢を貫くのか。クマール氏は「インド政府は電
力供給という建前で原発を正規に輸入することでウラン燃料も輸入できる。そうなれば、
国際的な監視の目が届かない国内産ウランを核兵器増産に向けられる。南アジアでの核
兵器開発競争での勝利、それがインド政府の本当の目的だ」と断じる。(中略)
インド市場をめぐり、大国の経済、外交上の思惑が入り乱れる様は、大都市発展のため
に地方が収奪された日本の原発政策を想起させる。
クマール氏は訴える。「フクイチ事故を起こした日本がなぜ原発を輸出するのか。日本が
インドと原子力協定を結べば、大国として最後のお墨付きを与え、インドの核兵器増産に
も加担することになる。安倍首相とインドのモディ首相は軍事的結び付きを強化している
が、市民はそんなことは望んでいない。どうか、日本の有権者の力で協定を結ばないよう
止めてほしい」
(11月29日東京新聞「こちら特報部」右側より抜粋)
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┗■3.安政地震が示す首都直下型の恐怖
| 震源浅くても強い揺れ遠くまで伝わるメカニズム
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその129
└──── 島村英紀(地震学者)
11月は日本の内陸で起きた地震としては最大の人的被害を生んだ安政(あんせい)
江戸地震が起きた月だ。
1855(安政2)年に起きて江戸(いまの東京)を襲ったこの地震の死者数は阪神淡路
大震災(1995年)を超える1万人以上だったのではないかと考えられている。
地震のマグニチュード(M)や震源の場所や深さは正確に分かっているわけではない。
日本で地震計による観測が全国をカバーして始まったのは1926年だから、それ以前の
地震の震源の位置や深さ、Mを決めるのは多くの地震史料を集めて推定しなければなら
ないので大変なことだった。
震源は被害の拡がりから決めた。安政江戸地震では被害が大きかったのが江戸城の外
濠に囲まれた区域で、老中や大名の屋敷が立ち並んでいたところだった。液状化の被害
もあった。研究では、震源は隅田川の河口付近とされた。被害は直径20キロほどの狭い
範囲に集中していたが、そこにちょうど江戸の下町があったのが不幸だった。
安政江戸地震のMは以前は6.9とされてきたが、近年の研究ではMはもっと大きく、
7.1~7.2クラスではないかと考えられるようになっている。つまり兵庫県南部地震(阪
神淡路大震災)よりわずかに小さいだけの、直下型地震としては大きな地震だった。
首都圏は北米プレートに載っているが、そこに東から太平洋プレートが潜り込み、そ
の二つのプレートの間に南からフィリピン海プレートが潜り込んでいるという複雑な構
図になっている。つまり「地震を起こす理由」が多い。
このうちのどのプレートが安政江戸地震を起こしたのかはナゾだった。震源の深さを
正確に知らなければそのナゾがとけない。
一般には震源が深いほど、遠くまで強い震度が伝わる。70キロ離れたところでも震度
5相当の揺れだったことや、震度4相当の揺れだった地域が500キロ以上も離れたいまの
宮城県、新潟県、岐阜県、愛知県といった広い範囲に広がっていたことから、震源は深
かったという説が強かった。
また歌舞伎役者の中村仲蔵の手記に、地震動の初期微動の継続時間が数秒以上と長か
ったと読み取れるような記載があったことから、震源が深い説を補強した。
他方、この地震では、地下水の異常や地鳴りや発光現象など、当時は前兆と考えられ
た現象が多く記録されている。これらの現象は震源が浅いために起きると考えられてい
た。史料とその読み方によって、震源のデータが違ってきてしまっていたのだ。
しかし最近の研究で、この地震は震源が浅かったことが明らかになった。震源が浅くて
も強い揺れが遠くまで伝わる新しいメカニズムが発見されたのだ。
こうして、首都圏が直接載っている北米プレートのごく浅いところでも内陸直下型地震
が起きたことが分かった。震源が浅ければMのわりに揺れが大きくなり、被害も増える。
昔起きたことは、将来も起きる可能性がある。今後首都圏を襲う直下型地震を知るた
めに大事なことが分かった。
(島村英紀さんのHP「http://shima3.fc2web.com/」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より11月27日の記事)
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆2015年度第7回「集い」のご案内
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!
「世界一きびしい規制基準」(安倍内閣)ってな~に?
日 時:12月12日(土)13:30~16:30
お 話:木村雅英さん(再稼働阻止全国ネットワーク)
場 所:市川市文化会館第5会議室 *JR本八幡駅南口下車徒歩約10分
主 催:戦争はいやだ!市川市民の会
連絡先:菊池嘉久(090・6948・8998)
資料代:500円
◆12/12寺尾紗穂トーク&ライブ 『原発労働者』を語る
開催日間近!まだ席に余裕があります
ご予約はこちら info@hibakurodo.net
日 時:12月12日(土)14時~
場 所:早稲田奉仕園リバティホール(早稲田駅)
地図:http://www.hoshien.or.jp/map/index.html
歌とお話:寺尾紗穂 → http://www.sahoterao.com/
ゲスト:元原発労働者(田中哲明、大川一男)
主 催:被ばく労働を考えるネットワーク
要予約(先着80名)問い合わせ:info@hibakurodo.net
参加費:1000円
寺尾沙穂ピアノ弾き語りと、彼女の著書『原発労働者』に登場する
元原発労働者お2人を交えてのトークという見逃せないイベントです。
「ゼロから原発を考え直すために、ひとりの音楽家が全国の原発労働者を
訪ね歩き、小さな声を聴きとった!」
◆12/13講演会のお知らせ
おしどりマコ&ケンさんを迎えて<福島原発事故から5年>を前に
日 時:12月13日(日)午後2時~5時(午後1時半開場)
会 場:東京農工大学府中キャンパス(農学部)第1講義棟16号教室
主催者:文明フォーラム@北多摩
主催者の連絡先:東京農工大学・農学部環境哲学(澤)研究室
tel:042-367-5586
入場料:一般800円、フォーラム会員500円、学生500円18歳以下は無料
申込みは不要ですが、会場の都合により先着100名に限らせて頂きます。
私たちは2014年12月に発足した市民団体で今回3回目の講演会を企画しました。
5年前の福島原発事故を契機に、文明の転換が迫られている時代として現代を認識した
うえで、広く市民と科学者が集い、新しい文明のあり方について議論をする場を目指して
います。
マコ&ケンさんに、原発事故以来の5年間の活動を振り返って問題提起して頂き、と
もに議論を深めたいと思います。
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。