たんぽぽ舎から TMM:No2569
- 2015年 12月 9日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2569】
2015年12月9日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原発電気はイヤだ、原発電気を買わなくてすむ自由
来年4月から電力の自由化(小売り)、チャンスだ
どこから買うか、決定権を市民がもつ効果は大きい
東電さん、さようなら講座 熊本一規さん(明治学院大学)
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.「八幡浜の市民一万余起ちあがる 再稼働を問ふ市民投票へ」
「伊方にも原発汚染水漏れ出でぬと 人には告げよ関の釣り舟」
青柳行信。12月9日より抜粋
★3.安倍内閣の「抑止力」論は軍事恫喝外交を
進めようというものに他なりません
私たち自らの論理と言葉で立ち向かわねばならない
井上 啓 (元原水禁、東京都在住)
★4.新聞より3つ
◆もんじゅ住民提訴 再び原告団に
文殊の戒め胸に 仲間の遺志継ぐ 福井の住職「おごるなかれ」
(12月9日東京新聞夕刊7面より抜粋)
◆伊方町民 再稼働反対53% 市民団体調査 賛成26%の倍に
(12月9日東京新聞夕刊2面より抜粋)
◆電力自由化案 表示義務なしに批判 販売比率「再生エネ○% 原子力○%」
(12月5日東京新聞朝刊2面より抜粋)
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※明日です! 12/10学習会にご参加を!
「戦争とメディア特別編 新聞報道のあり方」その2
安倍政治と報道~戦争法案・原発・TPP~
お話:山口正紀さん(ジャーナリスト。「人権と報道連絡会」世話人)
日時:12月10日(木)19時より21時 参加費:800円
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
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※受付中です!山谷労働者に温かな支援物資を届けよう!
12月22日(火)までにお送りください。
〈物資〉送付先:〒101-0061東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
「たんぽぽ舎」支援物資担当あて
☆送ってほしいもの
特に必要なもの【防寒着 お米 寝袋(シュラフ) 現金】
必要なもの 【作業着 毛布 下着(新品) ズボン 靴下 靴 リュック】
【簡易テント タオル 石鹸 洗剤などの日用品】
*問い合わせは「たんぽぽ舎」までお願いします。(TEL 03-3238-9035)
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┗■1.原発電気はイヤだ、原発電気を買わなくてすむ自由
| 来年4月から電力の自由化(小売り)、チャンスだ
| どこから買うか、決定権を市民がもつ効果は大きい
| 東電さん、さようなら講座 熊本一規さん(明治学院大学)
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
◎12月8日(火)「東電さん、さようなら講座」2回目が「スペースたんぽぽ」で開かれ
た。第1回目の広瀬隆さんの大好評の講座(電力自由化で原発と電力会社を葬る)につづ
くもので、「電力改革と脱原発」と題して、熊本一規さん(明治学院大学)が、6頁のレ
ジメ資料に基づき熱弁をふるった。参加者からも質問が続出し、予定時間を30分オーバ
ーした。2次会(近くの中国料理店)もなごやかで話がはずんだ。
◎熊本一規さんの話のさいごの結論は次のとおり
原発を抱える電力会社は、原発維持と安全対策のために料金値上げを余儀なくされて
おり、審電力のほうが安い料金を提供できる見込み。
そのうえ、最終決定権を市民が持つことの効果は、きわめて大きい。
電力改革により、脱原発派は「不買運動」という武器を手に入れることができる。
◎熊本一規さんのレジメの要点(重要な点)
「電力改革と脱原発」
1 原発は「重要なベースロード電源」どころか失格電源
・設備利用率の大きさによって安い電源は変わる。
・設備利用率85%の石炭火力よりも安くなるには原発の設備利用率約75%が必要
・原発は、技術的にも経済的にも「ベースロード電源」として使わざるを得ない劣っ
た電源
・そのうえ、「ベースロード電源」たるには設備利用率80%以上という要件を満たさ
なければならないが、原発はその要件を満たせない。
2010年までの5年平均で64.7%、10年平均で67.8%(2012年までだと47.1%、10年
平均で56.7%。2013年以降はさらに低下)
・要するに、原発は失格電源であり、全く不要な電源。
・地震大国で原発を作ってきたこと自体が間違い。
2 「原発の電気が一番安い」は誤り
3 電力改革とは何か
(1)地域独占の根拠とその崩壊
4 電源調整による原発延命策
(2)スペイン・ドイツの電源調整はすぐれている、日本の電源調整はまちがっている
スペイン 電源調整は広域的運営と揚水(PP12)
日本方式は原発優先・火力いじめ・再生可能エネルギー抑制方式
5 電力改革に備えた国・電力会社による原発保護策-悪質・インチキ
・エネルギー基本計画の次の方針を忘れている安倍政権と電力会社
震災前に描いてきたエネルギー戦略は白紙から見直し、原発依存度は可能な限り低
減する。ここがエネルギー政策を再構築するための出発点であることは言を俟たない。
…
原発依存度については、省エネルギー・再生可能エネルギーの導入や火力発電所の
効率化などにより、可能な限り低減させる。
☆次回:「東電さん、さようなら講座」3回目
「新電力からの購入・自治体でやれること」
お話:大沢 豊さん(立川市市議会議員)
(新電力からの電力購入を提案し立川市の電力料金支出=税金を大節約した)
日時:12月24日(木)19時より21時 参加費:800円
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
☆好評です!11/28広瀬 隆さんの講演DVD
第1回「東電さん、さようなら講座」「電力自由化で原発と電力会社を葬る」
11/28広瀬 隆さんの講演DVD(約90分1枚1000円+4枚まで送料100円)
12月22日(火)までのご注文に限り、送料無料(4枚まで)とさせていただきます。
ご希望の方は、下記の郵便振込で先払い(11/28広瀬隆講演DVD希望、
発送先・郵便番号、住所、ご氏名、電話番号を明記して下さい)の上、
メールで、たんぽぽ舎あてに「振込日時、発送先・郵便番号、住所、ご氏名、
電話番号」をお知らせください。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
振込手数料はご負担願います。
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┗■2.「八幡浜の市民一万余起ちあがる 再稼働を問ふ市民投票へ」
| 「伊方にも原発汚染水漏れ出でぬと 人には告げよ関の釣り舟」
└──── 青柳行信です。12月9日 【転送・転載大歓迎】
【報告】第1694日目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より抜粋
☆原発とめよう!九電本店前ひめろば第1694報告☆
呼びかけ人賛同者12月8日合計4045名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】12月8日1名。
脇 伸裕:私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>
★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆「八幡浜の市民一万余起ちあがる 再稼働を問ふ市民投票へ」
(左門 2915・12・9-1230)
※伊方原発のある八幡浜市長が、「市民の声を聞かず同意表明をしたことへの不安と怒
りの表れです。
署名の成功に向けて、市民と超党派の議員が共同したことも大きい」と遠藤市議。
一国の首相が狂い出すと、「思考停止」状態で原発マネーの虜になっている首長たちは
群がる。現在の地域住民のことも、近未来の子どもや地球のことはお構いなしに・・・
◆2014・11・20詠を再録いたします。
☆「伊方にも原発汚染水漏れ出でぬと 人には告げよ関の釣り舟」
※百人一首11、小野篁が遣唐使船での差別に抗議して乗船を拒否したのを朝廷が罰
して隠岐の島に流罪にした時に妻へ送った一首です。
平安時代にも「自己決定権」を持った官僚が居たのですね!
民主主義なのに「右へ習え」の今より立派だ!
これ以上汚染しては「関鯖」のブランドが落ちてしまいますぞ!
★ おばせ勝義(福岡・春日市)さんから:テント村村長の青柳さま
いよいよ12月18日の佐賀地方裁判所での意見陳述が迫ってきましたね。陳述内容の
原稿は完成されましたか。とても楽しみにしています。
私は、原告としても、ちくしの地区の原告世話人としても、傍聴には殆ど参加してい
ます。生まれつきくじ運の悪い人間ですが、僅か20名ほどの法廷内傍聴の抽選にはよく
当たり、生の陳述を聴くことができます。
いつも200人前後の方が参加されてますが、今回は、原告が1万人を超えたというこ
とで、参加者が増えて記念すべき法廷になると思います。
18日は、法廷内外でともに楽しく闘いましょう。
☆ 法廷は 裁判官を 誠実に 人道ひとすじ 仕上げる舞台
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┗■3.安倍内閣の「抑止力」論は軍事恫喝外交を
| 進めようというものに他なりません
| 私たち自らの論理と言葉で立ち向かわねばならない
└──── 井上 啓 (元原水禁、東京都在住)
安倍内閣は国会で「集団自衛権」行使の正当化の論理として「抑止力」と説明しま
した。
「抑止力とは思いとどまらせる力」であり「抑止力にしろ、外交にしろ、これは紛争
を未然に防ぐためのものであります」と言ってはばかりませんでした。
「抑止力」とは、本来、軍拡の論理です。「抑止論」は1980年代に「核抑止理論」と
して、核軍拡競争を正当化する論理として盛んに使われました。
「抑止力論」というのは核保有国の敵対勢力への恫喝を前提とする戦略理論で、もし
攻撃したらそれ以上の破壊力で反撃されるとわからせることで、攻撃を“思いとどませ
る”という理屈です。
お互いがこの論理を持つ限り、無限に核軍拡を進めることになり、結局は先制攻撃こ
そ最大の防御となるという危険な思想です。
当時、この立場をとる限り、人類破滅への道を容認するものとして批判され、相互信
頼関係をいかにつくるかが国際社会の常識となってきたのです。
安倍内閣の「抑止力」論はまさにその真逆をめざすもので、軍事恫喝外交を進めよ
うというものに他なりません。
日本がアメリカの核軍事力の庇護のもとに、それを行うとしたら、外から見れば「虎
の威を借る狐」の類となり、そう見せないためには日本が自前の核軍事力をもつことに
進むこととなります。
つまりは、これまで培ってきた平和外交の成果を無にすることに他ならない、危険
な道に進むことになります。
今、私たちは自らの論理と言葉を取り戻さねばなりません。
私たちはいかに一見、当たり前のような言葉に惑わされていないでしょうか。 耳触
りの良い言葉の前に、その言葉の裏に隠されている邪悪な意図に、自らの論理で立ち向か
わねばならないと痛感する毎日が続いています。
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┗■4.新聞より3つ
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◆もんじゅ住民提訴 再び原告団に
文殊の戒め胸に 仲間の遺志継ぐ 福井の住職「おごるなかれ」
高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の廃炉を目指し、地元福井県の住民たち
が8日、国と訴訟で闘う意思を表明した。同県小浜市の明通寺(みょうつうじ)住職、
中嶌哲演(なかじまてつえん)さん(73)は、2005年に最高裁で逆転敗訴した訴訟に続き、
今回も原告に名を連ねる。「当時の原告は半数近くが亡くなり、弁護団や支えてくれた科
学者も多くが故人になった。皆の無念や遺志を受け継ぎ、勝利を目指す」と話す。(中略)
83年、高速増殖原型炉もんじゅに設置許可が出た。通常の原発と違いプルトニウムを
使うが、それは「原爆の材料になる」。
明通寺の国宝の三重塔には、もんじゅの名の由来となった文殊菩薩(ぼさつ)が獅子
に乗っている。「仏教の獅子は人間のエゴの象徴で、それを制御するのが文殊の知恵。そ
れに対し、人間が原子力を完全に制御してみせるというのは何と傲慢(ごうまん)なの
か。そういうおごりこそを、文殊菩薩は最も戒めている」
86年4月25日、福井地裁で行われた前回もんじゅ訴訟の第1回口頭弁論。今は故人に
なった原告団長の磯辺甚三さんは意見陳述の最後にこう一喝した。「科学者よ おごるな
かれ」。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故が起きたのは、その翌日だった。
もんじゅも20年前の12月8日、ナトリウム漏れ事故を起こした。そして、福島第一原
発の事故…。
これまでの闘いは失望、絶望の連続だった。でも、諦めない。「放射能は子々孫々の世
代まで負の遺産を残す。福島も、もんじゅも同じ過ちを繰り返してはいけない」
(12月9日東京新聞夕刊7面より抜粋)
◆伊方町民 再稼働反対53% 市民団体調査 賛成26%の倍に
愛媛県の市民団体「伊方原発50キロ圏内住民有志の会」は9日、四国電力伊方原
発3号機(同県伊方町)の再稼働の賛否を問う町民アンケートの結果を公表し、反対が
53.2%と、賛成の26.6%の倍となった。20.2%は賛否を明らかにしなかった。 (中略)
住民投票や訴訟 根強い反対の声
(前略)
伊方原発から半径30キロ圏の愛媛県八幡浜市では7日、市民団体が3号機再稼働の
賛否を問う住民投票に向け、有権者の3分の1超に当たる約1万1200人分の署名を市に
提出した。 (後略)
(12月9日東京新聞夕刊2面より抜粋)
◆電力自由化案 表示義務なしに批判 販売比率「再生エネ○% 原子力○%」
来年4月からさまざまな企業が一般家庭への電力販売に参入できるようになる「電力
自由化」を前に、経済産業省と電力取引監視等委員会は4日、販売業者が消費者に料金
プランなどの商品を説明する際のガイドライン(指針)案をまとめた。
販売する電力の「○%は再生可能エネルギー」「○%は原子力」などとする構成比率の
開示は義務化が見送られ、識者からは「消費者の知る権利に応えていない」と批判が出
ている。 (後略)
(12月5日東京新聞朝刊2面より抜粋)
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