テント日誌12月19日…怒りのコールは届いたか/伊方から報告
- 2015年 12月 20日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1561日
私たちの怒りのコールは届いたか 12月18日(金)
12時半にKさんと交代のためテントへ、武器輸出反対の集会に行ったYさんが居てくれたので助かった。
Eさんの知り合いと言う方が来てカンパして下さった。
3時過ぎKさんも戻り、第2テントのHさんも来てくれたのでYさん帰宅。
テント美術館のことを知って松戸から来たご夫婦、版画を見て感動し写真を撮ってカンパをして下さり、金曜行動に向かって行った。
4時過ぎてテント前は賑やかになった。久しぶりにテーブルを出してお茶のサービスをする。
5時からの経産省前抗議行動、淵上さんが経産省への怒りを滔滔とのべた。
川崎の女性が毎週原発反対の金曜行動で夜遅くなりおなかが空いてシュークリームなど食べ太ってしまった。
早く原発をやめて欲しい経産省の皆さんも一緒に反対しましょう!と言ったのが印象的でした。
飯館村から牛のオブジェを積んでやってきた吉沢さんも経産省への怒りを強い口調でぶつけていた。
私たちの怒りのシュプレヒコール経産省に届いたかな?
私は抗議行動が終わって6時過ぎにテントを離れた。
帰宅ラッシュだったが親切な男性が席を譲ってくださって幸いでした。(I・K)
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第二テントでは版画のワークショップがあった 12月19日(土)
10時にテントに着いたらYさんだけが留守番をしていた。
テント前は冷たい風が吹き荒れていた。
後ろの木々の葉もほとんど落ちて寒々しい。
カイロを貼り、膝掛けをして座り込む。
午前中は寒いせいか人影もまばらだ。
昼近くにあちこちで作業している人たちが昼食を買いにと通る。
テントには仙台から来たカップルが訪れ話していった。
女性の実家は福島の市内だそうだ。
つい最近庭の除染をしてくれたそうだが、取り除いた土は結局自分のところに埋められただけ。
こんな状態なのに原発を再稼動するなんて信じられないと言っていた。
全くです。
午後になりやっと通る人も増えて賑やかになった。
自作のプラカードを何枚も持ってやって来た方、カンパをして下さりテントがあるうちにと記念写真を撮って行かれた。
霞ヶ関ビルは何処ですか?日商ホールは?ケルンは?etc テントはまるで霞ヶ関案内所だ。でも人のお役に立てるのは嬉しい。
1時から第2テントで版画のワークショップがあった。
何人ものアーティストの方が集まって作業をしていた。
どんな作品が出来たのかな?
私は身体が冷え切ってしまったので3時前にテントを離れた。(I・K)
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伊方の堀内美鈴さんから報告
伊方原発異常・冷却用海水が漏出&浜岡5号機
四国電力東京支社前抗議行動、おつかれさまです。
いま伊方で再稼働が問題になっているのは3号機ですが、
既に報道されている通り、 昨日、運転停止中の伊方原発1号機で冷却用海水が漏れました。
また、浜岡原発5号機についても記事が掲載されています。
『伊方原発A区分異常 冷却用海水が漏出 放射性物質は含まず』
(2015年12月16日愛媛新聞)
四国電力は15日、運転停止中の伊方原発1号機(伊方町)のタービン建屋で、使用済み燃料プールを冷却するためなどに利用する海水約94立方メートルが配管から漏れたと発表した。配管に水が通らないようにしていた電動弁が機能しなかった。海水は放射性物質を含んでおらず、外部への放射能漏れはないという。
県は電動弁が安全上重要な機器であり、故障だった場合は国への報告対象になるとしてA区分異常(即時公表)と判断した。四電は14日にも作業員が骨折する事案を公表しており、2日連続のA区分異常となった。
四電によると、長期停止している1号機を維持するための点検で、15日午前10時47分に海水が通る3系統のうち2系統目にも送水を始めたところ、同11時8分にタービン建屋排水槽の水位上昇を示す信号が発信した。運転員が現地確認すると、電動弁を閉めて海水が通らないようにしていた残る1系統で漏水していた。同系統では点検のために配管を取り外したままにしていた。電動弁とは異なる弁を閉めて、同11時40分に漏洩は止まった。
電動弁はモーターで作動し、中央制御室で操作できる。使用開始時期は不明だが、2010年5月に分解点検を実施し、今年12月11日にテストをした際に異常はなかったといい、四電は機能不全の原因を調べている。機器故障や人為ミスなどの可能性があるとみている。(藤中潤、阪和舞)
『震災で海水流入しさび 原子炉圧力容器継続使用が可能 浜岡5号機 中部電発表』
(2015年12月16日愛媛新聞)
中部電力は15日、東日本大震災に伴い運転停止した後、原子炉に海水が流入した浜岡原発5号機(静岡県御前崎市)について、さびが生じた原子炉圧力容器などの機器は継続使用が可能とする評価結果を発表した。圧力容器には、直径最大9ミリ程度のさびが分布している。超音波試験などでさびの大きさや深さを調べた結果、圧力容器は十分な厚みがあるため機能に影響はないと判断した。
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