たんぽぽ舎から TMM:No2676
- 2016年 1月 8日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2676】
2016年1月8日(金)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.高浜原発の周辺自治体住民への緊急説明会についての質問書
1月6日(水) 四国電力へ提出した質問書です
反原発自治体議員・市民連盟
★2.“ちっともおめでたくないよ”って声が四方から飛んできそうで
今まで声を上げる事のなかった人も、言い始めてる
2015年12月25日第177回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.災害は年末年始も容赦しない
自然現象は人間の都合を考えて起きてくれるわけではない
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその133
島村英紀(地震学者)
★4.たんぽぽ舎へ届いた年賀状(年末も含む)から 連載その2
★5.新聞より2つ
◆福島第一原発 廃液漏れで危険作業増 貯蔵容器で水素ガス発生)
高濃度の水抜き 1000基クレーンで点検
(1月6日東京新聞より抜粋)
◆電力自由化 新規参入料金 東電より割安をPR
(1月7日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.高浜原発の周辺自治体住民への緊急説明会についての質問書
| 1月6日(水) 四国電力へ提出した質問書です
└──── 反原発自治体議員・市民連盟
関西電力株式会社 社長 八木 誠 様
反原発自治体議員・市民連盟
共同代表 相沢一正 佐藤英行 福士敬子 武笠紀子
高浜原発の周辺自治体住民への緊急説明会についての質問書
反原発自治体議員・市民連盟では、2013年より毎年、福島でシンポジウム「福島を忘れない!」を開催し、現地の自治体議員と市民の皆さんのお話を伺い、また直接に現地をご案内をいただき視察を重ねてまいりました。「死の街」という表現が物議を醸したことがありますが、決して間違いではなく、風景と建物はそのままに人が住めない街が出現したのです。放射能汚染により、当たり前の暮らしが奪われることの恐ろしさを知らされたのです。
こうした福島原発事故の経験から、原発再稼働については、安全性を心配する意見は根強くあります。貴社は、1月中に高浜原発再稼働を目指していると聞いています。再稼働には地元の合意が必要と言いながら、地元住民に何の説明会も開かれていません。高浜原発が事故を起こした場合に直接影響を受ける可能性のある自治体で、緊急に住民説明会を開いてください。
緊急住民説明会について次の質問にお答えいただきたいと思います。
【質問1】自治体からの要求があれば、再稼働について住民説明会を開く用意はありますか?
【質問2】その住民説明会は、希望する全ての住民が参加できる形ですか?
【質問3】国が避難計画を求めている30㎞圏内自治体には、県を越えて説明会を開けますか?
2016年1月6日
┏┓
┗■2.“ちっともおめでたくないよ”って声が四方から飛んできそうで
| 今まで声を上げる事のなかった人も、言い始めてる
| 12月25日第177回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
└──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
新年のご挨拶と、安倍劇場と、チョコっと金曜日官邸前報告。何はともあれ、今年もよろしくです。
新年あけましておめでとうございます。な~んて、“ちっともおめでたくないよ”って声が四方から飛んできそうでございますが、ま、お決まりのご挨拶、そこはご容赦。
原稿を書こう書こうと思いつつ年を越してしまいまして、イロイロ起こり、ついでに昨日は、北朝鮮の水爆実験のニュースが大きく報道されましたね。放射性物質は検出されなかったって、ネットニュースには書いてあったけど、どこをどう調べたんだか、キチンと調べたら発表出来ない事山盛りだったりして。
アメリカさんは水爆成功は認めてないみたいだけど。昨日のテレビで、安倍首相が核不拡散に照らしてどーのこーのとのたまってましたが、テレビ見ながら、チャンチャラおっかしくて、ヘソで茶沸かしちゃう始末ですよ。インドへの原発輸出は、どーなのよ、平和利用なんてお為ごかしは、もう通じませんぜ。 オマケにさっき電車のテレビニュースで、アメリカは日本をあらゆる手段で守るってオバマさんが言ったって、日本語にする時チャンと訳してるのかね。都合のいい様に訳しちゃいないでしょうね。もっとも、アメリカさんも自国の利益に照らしてのことだから、そこはよっく国民がわかってないとね。 それより、自国の外交努力をもっとしようよ!ジャイアン頼みでいいの?ま、だから、集団的自衛権は必要だって言いたいんでしょうけどね。今年も安倍ちゃん劇場は、我が家の団欒に話題を提供してくれるようです。
さて、昨年最後の官邸前・国会前は、高浜原発運転差し止めが覆されると言う残念な終わりでしたが、ま、想定内の事だったからそうがっかりもせず、それぞれ出来る事して行くしかないねって、確認し合う雰囲気でしたね。暖かかったせいかちょっと人数も多め。
川内原発の再稼働、高浜原発の判決、規制委の再稼働前のめりで、原発マフィアは、「事故前に逆戻り」だけど。事故前は原発反対で、毎週毎週こんなに人が集まる何て思わなかったんじゃないかな。今まで声を上げる事のなかった人も、言い始めてる。現にマンガと昼寝とカラオケが大好きで、メンドークサイ事が嫌な上に三日坊主の私が、毎週来てる上に、曲がりなりにも報告原稿を書いちゃたりするんだから、オドロキですよ。
官邸前・国会前・希望のエリアでは、沢山の人に会って、色んな事教えて貰いました。資料も沢山貰いました。読み切れなかった物も多数(ゴメンナサイm(__)m)、忘れちゃった情報も多数(ホントにゴメンナサイm(__)m)。
又、教えて下さいねって、ちょっとずうずうしいですか?
兎に角、今年もよろしくお願い致しますって事で。
今年も官邸前抗議でお逢いしましょう\(^o^)/
┏┓
┗■3.災害は年末年始も容赦しない
| 自然現象は人間の都合を考えて起きてくれるわけではない
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその133
└──── 島村英紀(地震学者)
地震や火山噴火などの自然現象は人間の都合を考えて起きてくれるわけではない。年末や年始にも起きる。
年も押し詰まった1994年12月28日、「三陸はるか沖地震」が起きた。マグニチュード(M)は7.6。青森県八戸を中心に激しい揺れに襲われて死者3名、家屋の全壊48棟を出した。
死者のすべてはパチンコ店の客だった。地震に襲われたのは夜9時すぎ。地元のパチンコ店には200名以上の客がいたが、建物が倒壊して逃げ遅れた客が犠牲になったのである。
パチンコ店の客は、もっとも逃げおくれる可能性が高い客にちがいない。店を出るときでないと精算ができないからだ。精算せずに逃げ出したら客には不利になる。
これとは逆の例が、この連載でかつて紹介した1927年に京都府北部で起きた北丹後地震(M7.3)のときにあった。大阪梅田の駅前にある阪急百貨店では、地震のときに客の食い逃げが莫大な額に達した。それゆえ地震後に後払いをやめ、日本では初めての前金制の食券を取り入れた。これなら取りっぱぐれはない。店は損をしないわけだ。
この「三陸はるか沖地震」は地震学的には奇妙な地震だった。というのもこの地震の震源が1968年に起きた十勝沖地震(M7.9)の震源の南側約4分の1ほどと重なっていたからだ。
1968年の十勝沖地震と同じような海溝型地震が起きたとすると、30年もたたないうちに地震エネルギーが溜まってまた大地震が起きたことになる。海溝型としては期間が短く不思議だった。
このため、十勝沖地震の震源の中で「壊れ残った部分」があって、それがこの地震を起こしたのではないかという学説が出た。地震は「はるか沖」と名づけられたが、震源は八戸沖100キロメートルあまり。日本海溝よりはずっと本州に近い。
他方、震源の深さが海溝型地震としては浅かったことから、海溝型地震ではない内陸直下型地震がここで起きたのではないかという学説もある。結局、決着がつかなかった。
この後者の可能性がないわけではない。1978年に起きた宮城県沖地震(M7.4)は仙台市を中心に死者28名を出すなど大きな被害を生んだ。戦後、人口50万人以上の都市を襲ったはじめての大地震といわれ、ブロック塀が倒れて多くの死者を生んでしまったり、マンションの鉄のドアが変形して開かなくなったり、都市ガスが長期間止まるなどの都市型の事故が相次いだ。
この宮城県沖地震は海溝近くで起きる海溝型地震ではなくて、明らかにもっと本州に近い宮城県沖で起きた地震だ。
この宮城県沖地震は、これまで25~40年という比較的短い間隔でM7.5クラスの地震が繰り返し発生してきたことが分かっている。この地震のひとつ前は1937年だった。
このタイプの地震が八戸の沖にも起きたのでは、というのがひとつの学説なのである。
この三陸はるか沖地震から20日後の1995年1月17日には阪神淡路大震災(兵庫県南部地震、M7.3)が起きて、6400人以上の犠牲者を生んでしまった。さんざんの年末と年始だった。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より12月25日の記事)
┏┓
┗■4.たんぽぽ舎へ届いた年賀状(年末も含む)から 連載その2
└────
☆静岡県在住 Dさん(男性)
昨年は公私ともにお世話になり、ありがとうございました。
歳を取りあらためて皆様のご親切が身に沁みる思いです。今は口は動くが、体がついていかず、もう皆様のご活躍にすがるしかありません。
昨今の我が国の原発行政は「再稼働」へまっしぐらです。未だ何も解決しない福島の原発大震災の教訓はどこへいったのでしょう。歯ぎしりする思いです。
もはやあまりお役には立てません、気持だけは皆さんと共にありたいと思います。後世に悔いを残さないよう頑張りましょう。
☆横浜市在住 Eさん(女性)
迎春 2016年
電力自由化、先ずうれしい春
皆様の並々ならぬご活躍が花開く勝利の道を突き進みたく
皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
☆下山 保さん (たんぽぽ舎アドバイザー)
多数決民主主義が独裁に変じた昨年
一人の人にひれ伏す政治家たちを見た
一人の人に揉み手をするメディアを見た
一人の人に主権を売り渡した人々を見た
一人の人で格差の底に沈んだ人々を見た
民主主義を作り直す今年でありたい
┏┓
┗■5.新聞より2つ
└────
◆福島第一原発 廃液漏れで危険作業増 貯蔵容器で水素ガス発生)
高濃度の水抜き 1000基クレーンで点検
東京電力福島第一原発事故の発生から間もなく5年。しかし放射能を含む汚染水との闘いが落ち着くどころか、現場に予想もしなかった作業が降り掛かっている。高濃度汚染水処理の際に出る廃液の貯蔵容器で、水素ガスの発生により汚染水があふれることが分かったためだ。作業員たちは日々、点検や危険な水抜き作業に向き合っている。
福島第一では、今も原子炉を常に冷やすため大量の高濃度汚染水が発生する。液体で貯蔵するのはリスクが高い。このため特殊な薬剤を混ぜて放射性物質を付着させ、泥状の廃液にし、強固な容器(直径1・5メートル、高さ1・8メートル)に閉じ込める。
ところが昨年4月、一部の容器の上部や周辺の床にたまった水が見つかり、他の容器をチェックしたところ、計34基で水があふれているのが見つかった。
東電が原因を調べたところ、高濃度の放射性物質を含んだ汚泥が容器内に沈殿し、水と反応して水素ガスが発生。汚泥が膨張して上澄み水を押し上げ、上部のガス抜き穴からあふれたことが判明した。ガスが発生することは分かっていたが、水があふれる事態は想定外だったという。(中略)
ただ、この水は放射性物質の濃度が高く、作業には危険が伴う。放射性セシウムが一リットル当たり約1万ベクレル、放射性ストロンチウムが約3000万ベクレルと、近づくだけで被ばくする恐れのある濃度だ。
(後略) (1月6日東京新聞より抜粋)
◆電力自由化 新規参入料金 東電より割安をPR
4月から始まる電力の小売り全面自由化で、一般家庭も電力会社が自由に選べるようになる。首都圏では新規参入事業者(新電力)が東京電力の現行料金より割安になる料金プランを次々と発表。予約の受け付けも開始した。消費者に自社の電気をどうやって選んでもらうか。各社は知恵を絞っている。(中略)
本紙が、4社の月額料金を試算したところ、東電管内の平均使用量(30アンペア、月290キロワット時)では、各社とも東電より56~227円割安だった。東京都内の3人暮らしの世帯平均(40アンペア、月390キロワット時)でも197~542円安かった。
ただ、JCOM以外の3社は契約できるのは30アンペア以上。電気をあまり使わない世帯には自由化の恩恵は限定的となりそうだ。(後略)
表4社: 東京ガス 東急パワーサプライ 東燃ゼネラル石油 ジュピターテレコム
(1月7日東京新聞より抜粋)
──────────
☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事故情報」
へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
以内でお送り下さい。件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)及
び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
送付先は「 nonukes@tanpoposya.net」です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
都合上すべてを掲載できない場合があります。
たんぽぽ舎の会員からの掲載希望を優先させていただく場合もあります。
予めご了承ください。
──────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「新着記事」を
ご参照下さい。
◆メールマガジンをお送りします
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を
発信しています。
ご希望の方は、件名を「メルマガ受信希望」としてご自身のEメールアド
レスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを送ってください。
違うアドレスから「このアドレスに送って」ということは間違いの元と
なりますのでやめて下さい。登録できしだい発信致します。
たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があります。
──────────
たんぽぽ舎は、月曜~土曜13:00~20:00オープン、日曜・休日はお休みです。
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
HP http://www.tanpoposya.net/
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。