たんぽぽ舎から TMM:No2704
- 2016年 2月 12日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2704】
2016年2月12日(金)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様
高浜原発4号機再稼働阻止!緊急連続行動に起ちましょう!!
木原壯林(若狭の原発を考える会)
★2.「環境放射能モニタリングの見直し」で帰還を促進
~住民の要求よりも、節約して放射線量隠し~
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その83
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.もうすぐ5年、関電前で官邸前で、叫び、悩み、答えを探し続けています
終わりの来る時まで…
2月5日第182回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
★4.新聞より2つ
◆福井県が廃炉協定関電などが締結 – 地元振興対策を明記
(2月11日東京新聞より抜粋)
◆福島の放射線測定 避難区域外は縮小 規制委方針、地元反発も
(2月11日東京新聞より)
★5.テント日誌2月9日(火) 経産省前テントひろば1613日
腹の立つ日が多い、これは健康にどうなのか? (三上治)
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脱原発川柳 【原発の 罪裁かずに 何裁く】 乱 鬼龍
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※2/15(月)学習会にご参加下さい!
「東電取締役(27名)は首を洗って待ってなさい・東電株主代表訴訟」 第19回東電は責任をとれ連続講座
お 話:木村 結さん (東電株主代表訴訟)
日 時:2月15日(月)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟など約123団体 参加費:800円
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┗■1. 原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様
| 高浜原発4号機再稼働阻止!緊急連続行動に起ちましょう!!
└──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)
関電は1月29日に高浜原発3号機の再稼働を強行しました。4号機の再稼働も2月末(26日?)に企んでいます。もっとも危険な30年越え、加圧水型、MOX燃料原子炉である高浜3、4号機の再稼働は大犯罪です。
この犯罪を、大きな反撃もなく許せば、関電、政府などの犯罪者は、更に増長して、大飯原発や40年越えの高浜1、2号機のような老朽ポンコツ原発の再稼働も平気で企むでしょう。原発の新設まで企むでしょう。
老朽原発の再稼働や原発新設を阻止すれば、最悪でも、国内の原発は2030年に13機に、2046年にはゼロになります。原発のない社会を実現できます。再稼働反対の行動に起ちましょう。
原発は、人が動かしているのですから、人が決意すれば止められます。断固とした行動で原発を拒否しましょう。今、行動することが大切です。
具体的に呼びかけます。
1.2.20 高浜原発前抗議行動
2.2.20-21 高浜、おおい、舞鶴アメーバデモ
3.2.25 関電本店前(大阪)「再稼働阻止」全国 行動
4.2.26 高浜原発4号機再稼働阻止現地緊急行動
「若狭の原発を考える会」有志
(連絡先:木原090-1965-7102、高瀬090-3034-7391)
※2/20-21 東京からも=ツアー募集中!
2月20日(土)から21日(日)高浜へ大型バスで行く!(新宿出発・到着)
「若狭の家」の人々と共にアメーバ大行動プラスα
詳細は、2月4日のメールマガジン参照
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┗■2.「環境放射能モニタリングの見直し」で帰還を促進
| ~住民の要求よりも、節約して放射線量隠し~
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その83
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
またまた原子力規制委員会が住民に被ばくを強要する為の提言を決定した。
2月10日の原子力規制委員会定例会議の議題5「環境放射線モニタリングの見直しについて」で、福島県内のモニタリング結果の時系列グラフが低減あるいは横ばいになっていることを示し、放射線監視装置(モニタリングポスト)の撤去や再配置を方向付けしたのだ。県内全市町村に計約3000台あるモニタリングポストのうち、避難区域が設けられた12市町村以外にある約2400台の撤去などを検討する。
狙いは田中委員長の露骨な次の発言で明らかだ。
・限られたリソースだからモニタリングをどれも続けるのはどうか
・住民の要求があるからやるという訳にはいかない
・小中学校でモニタリングしているが各市町村に1つ残すのでいい
・固定式を可搬式にする提案もある
・帰還困難区域の復帰のきっかけにしたい
・出来るだけ多くの人が出来るだけ早く帰れるようにしたい
・雨が降れば増えるなど状況が分かってきているので、(放射線の)水準を見て行けばよい
・沢山置く必要は無い
要するに、住民からモニタリングポストを見えないようにして、被ばくに対して無関心・無神経になるように仕向けたいのだ。
福島第一原発事故で原爆80発分の「死の灰」が飛び散ってしまった。半減期が長い核種は言わば保存物質だ。それ故、それらの総量がどうなっているか、除染(移染)などによりどう分布が変化しているか、その中でどの範囲に人が住めるか、住んだときのその後の影響は、などなど、これから未知の世界を迎えようとしているにもかかわらず、モニタリングを減らそうとしている。
県内の田畑にフレコンバッグが山積み、イチエフには放射能汚染水タンクが一杯、イチエフ収束作業で放射能ダストをまき散らした実績(これからも心配)、何よりも汚染水対策も廃炉への道も先が全く見えていない。そんな状態でモニタリングを止めてしまうなんてありえない。
モニタリング手抜きに熱心な田中委員長に対して、清水規制庁長官が「関係省庁と協議しながら、いい方向に持っていくように努力したい」と慎重に述べた。誰にとって「いい方向」かが大問題だ。
(参考)県内線量測定縮小へ 避難区域外 装置撤去や再配置(福島民報?2月11日(木)10時17分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160211-00000043-fminpo-l07
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┗■3.もうすぐ5年、関電前で官邸前で、叫び、悩み、答えを探し続けています
| 終わりの来る時まで…
| 2月5日第182回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
└──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
もうすぐあの事故から5年が経つのですね。私が官邸前へ通うようになって3年、原発ゼロの2年半が有り、今は再稼動を各電力会社と政府が急ぐ中、川内原発1・2号機、高浜原発3号機が再稼働し、今月末には高浜原発4号機も再稼働されようとしている。
今日も富国生命ビル前で、再稼働反対を叫ぶ、9階の関西電力の窓はいつも通り、ひとすじの明かりも漏れない。あの中にも、色々な思いの人が居るだろうに、私に見えるのは暗く並んだ窓だけだ。それでも声を限りに叫ぶ、自分に出来る事はコレだから、それで何か変わるのか?と問いかけられる。其れは判らない、でも、此処で言わなければ、私があの事故を悔いている事が誰にも判らないから。私があの事故が二度と起こって欲しくないと願っている事が分からないから。
官邸前にも、国会前にも、希望のエリアにも同じ思いの人が、今日も集まる、先週雨で来れなかった人も、今日は国会前で、プラカードを掲げている。地下鉄から階段を杖をつき一歩一歩上がって来る人は、口ずさむように官邸前から聞こえるコールに合わせる。
「安倍さん聞こえてますか?」と希望のエリアのコールが問いかける、「私達の声きこえてますか?」と問いかける「悲しい思いはもう嫌だ、引き裂かれるのももう嫌だ」何度となく叫んだ言葉を今日も繰り返す。
この5年、色々な事を自分に問い掛けた。正しさとは、今優先すべき事は、大切な物は、時々で答えは変わって行ったけれど、その時々で、一心に考えて来た。
そして、この官邸前には、問いに対する答えの端っこがいつもあった。その端っこを握りしめて電車に乗り家に帰る。その端っこを前に置き考える。また翌週、官邸前に行き端っこを探す。まだこの日々は続いていく、何時か終わる時が来るまで。
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┗■4.新聞より2つ
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◆福井県が廃炉協定関電などが締結 – 地元振興対策を明記
福井県は10日、県内にある原発の廃炉に関する協定を関西電力と日本原子力発電、日本原子力研究開発機構と締結した。地域振興対策に関する項目を設け、電力事業者が地元雇用の促進や廃炉に従事する企業の誘致に努めると明記した。県によると、廃炉に特化した協定締結は全国で初めて。原発を抱える他の自治体にも影響を与えそうだ。(後略)
(2月11日東京新聞より抜粋)
◆福島の放射線測定 避難区域外は縮小 規制委方針、地元反発も
原子力規制委員会は10日、東京電力福島第一原発事故後に続けている福島県での放射線量測定について、避難区域以外の地域では体制を縮小する方針を決めた。放射線監視装置(モニタリングポスト)の撤去や再配置を検討する。今後は避難区域内の測定に重点を置くが、体制縮小となる地域の住民からは不安や反発の声も上がりそうだ。
規制委の田中俊一委員長は同日の定例会合で、原発から比較的離れた地域などの放射線量について「事故から5年がたち、ほとんど元のレベルに近くなっており、変化もない」と指摘。今後は住民帰還に向けた除染の参考などにするため、放射線量が高い帰還困難区域などでの測定を強化する方針を示した。規制委は今後、地元自治体や関係省庁との調整を進める。
縮小対象となるのは、小中学校の校庭や公園などの放射線量を24時間連続で測定し、保護者らがインターネットなどで随時数値を確認できる「リアルタイム線量測定システム」。子どもの安全を主眼に、事故後の2012年から測定と公表を始めた。
(2月11日東京新聞より)
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┗■5.テント日誌2月9日(火) 経産省前テントひろば1613日
| 腹の立つ日が多い、これは健康にどうなのか?
└────(三上治)
腹の立つ日が多い、これは健康にどうなのか?
○風さえなければ温かいのだけれど、というつぶやきが聞こえていた。いつものテント前ひろばである。確かに強い風にテントに張り付けてある横断幕は揺れ、のぼり旗ははためいている。そういえば『軍旗はためく下に』という小説もあったことを思い出した。これは映画化もされている。評価は高いがDVD化されておらず、なかなか観ることができない。最近、名画館で上映予定を見つけたが、見逃してしまった。最近は戦争についての本を読むことが多いが、また戦争について考えることも多い。やはり、きな臭い雰囲気がいろいろの領域で感じられるからだろうか。
かつて小泉純一郎が首相の座についたときに、彼の戦争についての認識や判断に危ういところを感じたのだが、今にして思えばまだしもというところもあったのだ。安倍に比べれば。やはり彼の戦争についての認識や判断は戦後史のなかでは異様であり、これは危険極まりないものだ。どう考えてもそこが中心的なことなのだろう。参院選挙でも憲法改正に踏み込むかまえだが、やはり、痛打が必要ではないか。戦争は自由や民主主義と基本的に反するし、権力の超権力化が進むが、それが衣の下からポロポロと露出する。電波停止だって、いいかげんにしたらどうだ。毎月、3の日に一斉に掲げられる「アベ政治は許さない」というスローガンではないが、大きな声にしなければならない。そういう思いが日々強くなる。
○さして変わりのないテントである。どちらかといえば、テントを訪れる人、テントに寄っていただく人が幾分ではあるが増えた気もする。少し汚れが目立っていた横断幕も奇麗なのと取り換えられて気分もいい。「テントここに在り」という朱色の文字は目立つし、鮮やかでいい。テント前に座ったり、少し、散歩したりだが、あと何回かの寒さを乗り超えれば春になるのだろうか。
スポーツ紙は相変わらず清原氏のことばかりだし、そんなことより今年のルーキーのことでは伝えてもらいたいと思う。いくら薬に手を染めたといっても個人的なことじゃないか。この影に隠れた感のする甘利大臣の金にまつわる辞任劇だが、こちらはもっと追及されてしかるべきだろう。田中角栄のロッキード事件以来、「政治と金」の問題はたびたび現れ議論もされてきた。例の小沢一郎の政治資金法違反問題からもそれほど経ってはいない。この問題は難しい問題で、クリーンな政治なんてことでは解決しない。
僕はこの問題の専門家と言っていいほど研究してきたし、それについての見解も持っているが、ここでは長くなるのでやめる。ただ、甘利元大臣の問題は「あっせん利得罪」ともいうべく単純な贈収賄事件であり、もっと迅速に処理されるべきである。マイナス金利導入で目論んだ円安株高は吹っ飛んで円高株安に動いている。もともと規制緩和による円安株高誘導がおかしいのであり、アベノミクスともども化けの皮がはがれてきたということだろう。戦前の高橋是清の政策を真似ているのだろうが、どっこいそうはいくものか。
○原発再稼働については近々の新聞は「稼ぎ時の原発」という記事を流していた。稼働20年~30年前後の原発は初期投資の負担も少なくなり、経済的にはおいしいものであるという分析がなされていた。電力業界の経営者にとってみれば、「命より金」として手を出したくなる代物というわけだ。でも、これってある種の麻薬のごときものではないのか。そのもたらす様々の矛盾が指摘され、本人にたちも分かっていても、抗しがたい強い誘惑があるのだろうか。最近、にわかに活発化してきた軍需生産といい、これらには許されないところがある。原発による電気の生産も、武器の生産も、産業として人間の存在の倫理に反するのだし、許されないものだ。
僕は人間が生きるために窃盗をしてもいいと考えるが、これらに悖るというか、はるかに及ばない悪徳なのだ。たかが儲け(利潤)のために、原発を稼働し、武器生産をすることは許されないのである。原発や武器生産がなければ企業がなり行かないというのではない。原発なしでも電力業界は存続できるし、武器生産しなくたって工業界は成り立つ。そんなことを考えるとふつふつと怒りが湧いてくる。体には良くないのだけれど、これは止められない。経産省の周辺を散歩していても怒りはおさまらない。
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