たんぽぽ舎から TMM:No2706
- 2016年 2月 15日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2706】
2016年2月15日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.高浜町へ応援に行こう-大型バス参加者募集(急募)
高浜原発再稼働やめよ.関西破滅の道・再稼働
2月20日(土)・21日(日)第3波の関西との連帯行動へ
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.伊方原発上空を飛び交う米軍機
脆弱原発再稼働+欠陥機オスプレイの悪夢
中村泰子 (たんぽぽ舎・原子力民間規制委員会・東京事務局)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆2/27原発再稼働反対-若狭からの訴え
講師:松下照幸 (元美浜町議)さん
会場:山崎文化会館2F研修室(兵庫県宍粟市)
◆3/6脱原発アクション 福島を忘れない。すべての原発の即時廃炉を!
主催:脱原発アクションin香川 090-8698-2114
◆3/4から3/6広川隆一さん写真展と3.6広川隆一さん講演会
主催:福島の子供たち香川においでプロジェクト
◆3/11福島を繰り返すな。STOP!伊方原発大集会
琴電瓦町駅前集会 18:30から四国電力本店前までデモ行進
主催:原発をなくす香川の会・脱原発アクションin香川
★4.新聞より3つ
◆原発訴訟「全国で団結」 全国連絡会に係争中の9600人
(2月14日東京新聞朝刊30面より抜粋)
◆原発経済効果は限定的 柏崎40年 地元産業に波及せず
新潟日報分析 (2月14日東京新聞朝刊1面より抜粋)
◆丸川環境相 発言撤回 「福島に心からおわび」 閣僚辞任は否定
(2月13日毎日新聞朝刊より抜粋)
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脱原発川柳 【この電気 被ばく労働 より生まれ】 乱 鬼龍
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※2/17伊方原発3号機再稼働反対!
第5回四国電力東京支社抗議行動にご参加を!
日時:2月17日(水)18時より19時
場所:四国電力東京支社
東京銀行協会ビル前(丸の内1丁目/大手町駅D4からすぐ)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
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※2/18電力自由化問題連続講座第5回
「PPS各社への電源構成アンケート結果、そこから見えてきたこと」
日 時:2月18日(木)19時より21時
講 師:門間淑子さん(東京都羽村市議会議員)
助 言:熊本一規さん (明治学院大学教授)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.高浜町へ応援に行こう-大型バス参加者募集(急募)
| 高浜原発再稼働やめよ.関西破滅の道・再稼働
| 2月20日(土)・21日(日)第3波の関西との連帯行動へ
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
1.関西からのよびかけ~ポンコツ高浜原発4号機の再稼働を許さない
関西電力は、1月29日に老朽高浜原発3号機の再稼働を強行しました。今月下旬(26日?)には4号機の再稼働も企んでいます。これらの再稼働を大きな反撃もなく許せば、関電、政府、規制委員会は、増長して、大飯原発などの他の原発の再稼働を加速するでしょう。
さらに老朽な高浜原発1,2号機のような40年越えの原発の再稼働まで画策するでしょう。原発の新設まで企てるでしょう。断固とした、反撃に起ちましょう。
2.関西のよびかけに応えて、東京圏も大型バス・JR(新幹線)で2月20日(土)・21日(日)1泊2日で出かけます(主催は「再稼働阻止全国ネットワーク」)。
1月24日(1波)、27日(2波)に続いて3回目の行動です。
大型バスの参加者、募集中です。「気持の若い方」ぜひご参加を!
「原発現地へ行く会」から1人1万円程度の援助があるので、格安で行けます。
連絡先 ◎「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
◎「たんぽぽ舎」TEL 03-3238-9035 (担当・柳田)
関西電力高浜現地(福井県内)へいちどはいってみよう。
電力会社への抗議が重要で大事な時期です。
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┗■2.伊方原発上空を飛び交う米軍機
| 脆弱原発再稼働+欠陥機オスプレイの悪夢
└──── 中村泰子 (たんぽぽ舎・原子力民間規制委員会・東京事務局)
○住民不在の地元同意
伊方原発3号機が2016年春にも再稼働と報道されている。再稼働には地元同意が必要だが、「伊方原発50km圏内住民有志の会」による伊方町での再稼働の賛否を問う住民はがきアンケートの結果は、回答のあった1427戸のうち、再稼働「反対」は53%、「賛成」27%、「どちらとも言えない」20%であった。立地自治体の伊方町においても多数の住民が再稼働に不安を抱え反対していることが明らかになったことは画期的である。
伊方町に隣接する八幡浜市の住民は、大城一郎市長が議会での議論を待たずに再稼働に賛成したことに抗議して、再稼働の賛否を問う住民投票条例を直接請求したが、16年1月、残念ながら条例案は議会で否決された。「住民投票を実現する八幡浜市民の会」の斉間淳子さんは記者会見で「ここに来るまで、一人一人の市民の意見を聞いてきて、本当に素晴らしい運動を始めた」と話した。こうした人と人とのつながりこそが運動を広げるために何より大事だと思う。
○伊方原発近傍への米軍ヘリ墜落事故
斉間満著『原発の来た町―原発はこうして建てられた―伊方原発の30年』(南海日日新聞社、2002年)には、四国電力と一体となって原発を推進する行政・議会・司法・警察・学者のあさましい姿と、命がけで抵抗する漁民、農民、住民の闘いの記録がある。
その中で、特に注目すべきと思ったのは、米軍機墜落の危険性だ。伊方原発上空は、沖縄県の米海兵隊普天間基地と山口県の米海兵隊岩国基地を結ぶ基地間移動の飛行ルートになっていて、現在は、よく事故を起こす垂直離着陸機オスプレイも行き来する。
オスプレイは従来からあるオレンジルート(和歌山―徳島―高知―愛媛の各県をまたぐ)で低空飛行訓練をする。原発のある佐多岬半島全域を含めた愛媛県の空のほとんどは米軍岩国基地が管制権を握っているので、米軍は原発上空だろうが何だろうが、勝手に飛び回ることができる。
1988年6月、伊方原発2号機から直線距離で約800メートル、原発敷地境界線から約400メートル地点の山頂(標高230メートル)に米軍大型ヘリCH53Dが墜落、機体は原発と反対側に跳ね返り約100メートル先のミカン畑に突っ込んだ。乗員7人は全員死亡。岩国基地から普天間基地に移動中の事故だった。
事故現場は「日米地位協定による日米合同委員会の合意事項による」との理由で立ち入り禁止となり、地元警察は突然米軍の手先に豹変して全ての人の立ち入りを阻止し、土地所有者も国会議員も、1カ月以上も近寄ることができなかった(2004年8月、沖縄国際大学に墜落したヘリも同型のCH53Dであり、事故現場の完全封鎖も同じだ)。事故報告書はいまだに公表されていない。
88年の事故では、米軍ヘリは霧の中で墜落した。斉間さんは、米軍ヘリは誤って霧の中に迷い込んだのではなく、伊方原発を攻撃目標として、敵のレーダーから身を隠す想定で霧の中に突っ込み、山並みをスレスレに目視飛行を試みたが、誤って山頂付近の雑木林に機体をひっかけ墜落したのではないか、と推測している。
昨年亡くなった近藤誠さんは「原子力資料情報室通信」No.494(2015.8.1)で次のように述べている。
「新規制基準審査でも米軍機の飛行実態は無視されたままに落下確率計算が出され、施設に落下する確率は低いとして、実際に施設に航空機が衝突した場合を想定した審査は行っていない。原発の本当の安全にかかわる審査は全てこの様に、「重要な事項は審査しなくて済む」ための口実を作るだけの「審査」でしかないのだ。事故多発の米軍ヘリ、オスプレイの国内、岩国基地への配備によって、米軍機墜落事故の危険性は一層強まることとなる。」
○米軍のやりたい放題に目をつぶる日本の支配層
伊方原発は、軍用機が飛び交う直下で航空機事故に対して全く無防備という弱点がありながら、原子力規制委員会は目をつぶる。日米両政府の合意文書「在日米軍による低空飛行訓練について」(1999年1月)では、米軍機は低空飛行の間、「原子力エネルギー施設や民間空港などの場所を、安全かつ実際的な形で回避し、人口密集地域や公共の安全に係る他の建造物(学校、病院等)に妥当な考慮を払う」となっているが、米軍はお構いなしだ。日米地位協定により、公表された6ルート以外でも自由に飛行できるので、米軍機が原発上空を低空で飛ぶ可能性は大いにある。日本本土は米軍にとって、原発を標的とした低空飛行訓練ができる唯一、格好の訓練場なのだ。すでに沖縄は、ずっと米軍のやりたい放題の犠牲になっている。日米安保条約を国是と決めているからだ。
同様に、原発は日米原子力協定により米国の核軍事戦略の支配下にあるので、日本が勝手に止めることはできない。日米原子力協定は、米国が日本に原子力の「平和利用」を義務付けるものと偽装されているが、米国は日本政府の潜在的核保有を目的とする原発・核燃料サイクルを米国のコントロール下に置いた範囲で認めている。
原発・核燃料サイクルは、テロ対策、機密保持等を名目に自国を監視社会に作り上げるのに役立つ。
また、潜在的核保有により、アジアなどの経済侵略先を脅迫できる。こうした思惑で、支配層はおのれの利益をとことん追求する。しもじもが団結してそれを邪魔立てしたりしないように服従の心を植え付け、リスクを人民に押し付けておく法体系を固めている。人民抑圧の法体系を崩すことを共通目標として連帯した大きな運動が必要だ。
支配層にとって大惨事は、むしろスクラップ&ビルドのチャンスであり、よい実験場でもあり、損失より得られる利益のほうが大きいと踏んでいるのであろう。原発と安保は金儲けと圧政の道具だ。どちらもいらない。
伊方原発上空は、米軍普天間―岩国基地間の移動ルートで、空域の管制権は米軍岩国基地にあることは、原発と安保という大問題を考えるうえで重要な事実だ。こういった問題点をおさえ、反原発と反基地をつなぐ運動を作り上げていこう。
(詳細はたんぽぽ舎HP参照) 新HP http://www.tanpoposya.com/
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆2/27原発再稼働反対-若狭からの訴え
日時:2月27日(土)13時より
講師:松下照幸 (元美浜町議)さん
会場:山崎文化会館2F研修室(兵庫県宍粟市山崎町鹿沢88-1)
主催:さよなら原発宍栗の会 0790-62-3297(栗山)
東電福島第一原発事故から5年、原発なしでも日本の電力は足りました。
にもかかわらず政府は、電力会社救済のために再稼働を急いでいます。
子孫に放射能を残すだけなのに。
今年も若狭からの現地報告をうかがいます。福井の人の避難計画も切実です。
お誘い合わせ、たくさんご来場下さい。
◆3/6脱原発アクション 福島を忘れない。すべての原発の即時廃炉を!
日時:3月6日(日)12時
四国電力本店前集合→琴電(高松琴平電気鉄道)瓦町駅→
駅前でアピール行動
主催:脱原発アクションin香川 090-8698-2114
◆3/4から3/6広川隆一さん写真展と3/6広川隆一さん講演会
広川隆一さん写真展
日 時:3月4日(金)より6日(日) 10:00から20:00(最終日は18:00まで)
会 場:高松市瓦町FLAG8階
3/6広川隆一さん講演会「チェルノブイリと福島の今」
日 時:3月6日(日)14:00から16:00
会 場:高松市瓦町FLAG8階
主 催:福島の子供たち香川においでプロジェクト
連絡先:087-813-0715 ZVF05007@nifty.com
写真展・講演会とも無料です。
◆3/11福島を繰り返すな。STOP!伊方原発大集会
日時:3月11日(金)18:00より琴電瓦町駅前集会
18:30から四国電力本店前までデモ行進
主催:原発をなくす香川の会・
脱原発アクションin香川 090-8698-2114
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┗■4.新聞より3つ
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◆原発訴訟「全国で団結」 全国連絡会に係争中の9600人
福島第一原発事故で遠方に避難するなどし、国や東京電力に損害賠償を求めて各地の裁判所にそれぞれ提訴した原告団が13日、東京都豊島区のホールで全国連絡会の結成集会を開き「団結して闘おう」とアピールした。
連絡会に加わったのは15地裁・地裁支部で係争中の計約9600人。
福島地裁訴訟の原告団長で、連絡会共同代表の中島孝さん(60)は「事故から間もなく5年だが、避難者の苦しみは増している。苦しみや困難を声にして国や東電にぶつかろう」と呼び掛けた。 (後略)
(2月14日東京新聞朝刊30面より抜粋)
◆原発経済効果は限定的 柏崎40年 地元産業に波及せず
新潟日報分析
東京電力柏崎刈羽原発が地元・新潟県柏崎市の産業に与えた影響について、新潟日報社は原発建設前の1975年から直近まで約40年間の各種統計データを集計し、新潟大学経済学部の藤堂史明准教授(43)と共同で分析した結果、立地による経済効果は限定的だったことが分かった。原発の建設期に地元の建設業が一時的に総生産を伸ばしたものの、基幹産業である製造業のほか、サービス業、卸売・小売業への波及効果はデータ上、見えなかった。
東電が再稼働を目指す柏崎刈羽6、7号機は原子力規制委員会による審査が最終段階に入っている。経済界などからは、原発が立地地域に及ぼす経済効果を強調し、再稼働を求める声が上がっている。だが、今回の分析結果は、そうした「経済効果説」に疑問符を突きつけた形だ。 (後略)
(2月14日東京新聞朝刊1面より抜粋)
◆丸川環境相 発言撤回 「福島に心からおわび」 閣僚辞任は否定
丸川珠代環境相は12日の記者会見で、東京電力福島第一原発事故後に定めた除染などの長期目標について「何の科学的根拠もない」などとした発言を撤回した。これまで「記憶がない」と発言を事実上否定していたが、5日後になってやっと自分の発言と認め、「福島をはじめ、被災者に改めて心からおわびしたい」と謝罪した。閣僚の辞任は否定した。 (後略)
(2月13日毎日新聞朝刊より抜粋)
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