たんぽぽ舎から TMM:No2709
- 2016年 2月 18日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2709】
2016年2月18日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.電力会社抗議・申し入れが重要で必要な時期
原発を経営しているのは電力会社。政府・官邸攻めだけでは足りない
関西電力(高浜)、四国電力(伊方)、東京電力(柏崎刈羽)、九州電力(川内)
原発電気さよなら、電力会社との契約やめられる時代
4月1日から電力小売完全自由化へ、原発でない新電力会社を選ぼう
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.3・11から5年福島を忘れるな
まだ何も終わっていないのです 忘れていませんか?あの日の福島
3/5福島連続4回講座の第1回・ワンコイン上映学習会
「スペースたんぽぽ」講座運営委員会
★3.福島第一原発で新たに予定されている廃棄物の発生抑制・減量対策
春橋哲史
★4.自分の頭で考え、すべての命を大切にと訴える…武藤類子さん
2/14福島原発事故は終わらない(シンポジウム速報) (K・M)
★5.新聞より
◆科学技術と慎慮 竹田茂夫
(2月18日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)
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・脱原発川柳 【免震も 耐震もなく 再稼働】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※2/28たんぽぽ舎27周年の参加案内ハガキの返信を紹介します。その2
●『そちらへ行きたいと思いますが、家族中心でやっているそば屋です。
いつか必ず参加したいと思います。ありがとうございます。』
Tさん (山形県旅篭町在住)
●『いつもあたたかく伊方を応援して下さって有難うございます。
…廃炉の日まで…』 Hさん (愛媛県松山市在住)
☆たんぽぽ舎第28回総会&27周年記念講演☆
日 時:2月28日(日)13:00開場~
第1部 13時30分より 第28回総会
第2部 15時より 記念講演
広瀬 隆さん「電力自由化で原発と東電を葬る」
内田雅敏さん「戦争法案と今後の私たち」
第3部 17時15分より懇親会 懇親会費:2500円
記念講演と懇親会の両方出席の場合は3000円
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
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┗■1.電力会社抗議・申し入れが重要で必要な時期
| 原発を経営しているのは電力会社。政府・官邸攻めだけでは足りない
| 関西電力(高浜)、四国電力(伊方)、東京電力(柏崎刈羽)、九州電力(川内)
| 原発電気さよなら、電力会社との契約やめられる時代
| 4月1日から電力小売完全自由化へ、原発でない新電力会社を選ぼう
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
1.関西電力東京支社抗議 高浜原発4号機再稼働するな!
日時:2月26日(金)18時より19時 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
場所:関西電力東京支社・富国生命ビル前(地下鉄内幸町駅A7出口すぐ)
※定例行動は、毎月第1水曜17:30より18:20です。
※たんぽぽ舎呼びかけの関西電力東京支社抗議行動は、
毎週金曜17:30より17:45。終了後、金曜官邸前抗議行動に参加します。
2.四国電力東京支社抗議 伊方原発3号機再稼働反対!
日時:3月16日(水)18時より19時 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
場所:四国電力東京支社・東京銀行協会ビル前(地下鉄大手町駅D4出口すぐ)
※定例行動は、毎月第3水曜18時より19時です。
3.東京電力本店合同抗議 柏崎刈羽原発再稼働反対!
日時:3月10日(木)、11日(金)18時30分より20時 連続行動
場所:東京電力本店前(JR新橋駅より徒歩5分)
呼びかけ:「経産省前テントひろば」、「たんぽぽ舎」、賛同123団体
※定例行動は、毎月第1水曜18時30分より19時30分です。
4月は、6日(水)です。
4.九州電力東京支社抗議 川内原発運転中止せよ
免震重要棟建設中止は約束違反だ!
日時:3月10日(木)17:30より18:20 終了後、東京電力本店合同抗議に合流
場所:九州電力東京支社・
有楽町駅前電気ビルヂング前(JR有楽町駅日比谷口前)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
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┗■2.3・11から5年福島を忘れるな
| まだ何も終わっていないのです 忘れていませんか?あの日の福島
| 3/5福島連続4回講座の第1回・ワンコイン上映学習会
└──── 「スペースたんぽぽ」講座運営委員会
≪学習映像の概要≫
東日本大震災直後の福島
見渡す限りの瓦礫の山、柱だけにになった家。
新聞一面の大見出しに踊る、高濃度放射能が拡散、3号機からの白煙の文字。
飯館村でおこなわれた東電説明会
私は牛に食べさせてもらっている、飯館村を出るに出られない。
国も東電も何もしてくれない。農民の悲痛な叫び。
牧場を営む山田さん、放射能の恐ろしさがまだ解らない。
畜産の復興が福島の復興に繋がると信じていたが、牧場は閉鎖を余儀なくされた。
川内村の常次さんも農業を諦めていない。森アオガエルが生息する美しい村。
この場所に暮らしていると、放射能に汚染されている事を忘れてしまいそうだ。
獏…原人村のマサイさんは言う。原人村は汚染されたと言うのは間違いだ。
汚染してごめんなさい。これが正しい言葉だ。
人類の一員として汚染した責任者の一人なのだから。
飯館村の小林さんが家の周りを案内する。
ここで蛍が群舞するそうだ。この美しい谷間が蛍の群舞する谷なのだろうか?
福島連続4回講座の第1回・ワンコイン上映学習会
日 時:3月5日(土)18時より20時(開場17時30分)
場 所:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
主 催:「スペースたんぽぽ」講座運営委員会
参加費:500円
※第2回3月12日(土)18時より20時30分
「福島からの母子避難者の現状と課題」
「親子2人の苦闘、住宅だけは奪わないで…」
お話:ふくしま野風 (福島県より東京都内へ自主避難)
資料代:800円
・第3回3月19日(土)18時より20時30分
「福島の今-5年目の真実」
汚染水対策進まず、収束はほど遠い。規制委の責任を問う
お話:山崎久隆(たんぽぽ舎) 資料代:800円
・第4回3月30日(水)19時より21時
「いまは福島の子と、いつかはあなたの町のことに」
お話:木田節子さん(原発いらない福島の女たち)
資料代:800円
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┗■3.福島第一原発で新たに予定されている廃棄物の発生抑制・減量対策
└──── 春橋哲史
東電が1月26日に、フクイチで使用した作業服を洗濯する計画を原子力規制庁に提出しました。概要は
1 洗濯する作業服は、線量の低い場所で使う専用のものとする。
2 作業服は使用後に線量を計測し、一定以上の線量が確認されれば破棄する。
3 線量の基準を満たしている作業服は福島第二原発に輸送し、専用ランドリーで洗濯する。
4 洗濯で発生する廃液は、制限する法令がない為、一般家庭の廃液と同じように排水する。
5 洗濯後の作業服は1着ずつ線量を確認し、専用の袋に入れてフクイチの入退域管理棟・休憩室等に配備する。
というものです。
フクイチにも洗濯設備は有りましたが、地震で破壊されました。
福島第二には5台の洗濯機があり、内3台をフクイチ用として割り当て、日量約1.5tの洗濯容量を確保しているそうです。
東電が提出した計画を、規制庁がいつ認可するか分かりませんが、タイベックと呼ばれる使用済み防護服は日々発生し続けていますから、使い捨てを続ければ、敷地内の保管容量が限界を迎えます。
重要な事なのに、国は、東電に任せっぱなしです。洗濯設備も直せないのに、これでも日本は、世界の主要国なのでしょうか?
洗濯で発生する廃液を一般家庭と同様に排水するという計画も、東電と規制庁だけで決めて良いのでしょうか?放射性物質の量はリッター当たりでは微々たる量かも知れませんが、洗濯し続ける限りは、発生するものです。国権の最高機関である国会で審議しなくて良いのでしょうか?
又、フクイチ敷地内に建設された雑固体廃棄物焼却設備は、8日・月曜から暖気運転が開始されました。10日・水曜日から、実際の廃棄物・汚染物、約4トンを焼却して、放射性物質の除去性能等を確認する予定です。問題が無ければ、3月から本格稼働されます。
この焼却設備は、日量約1.4トンの焼却能力があり、バグフィルター・ヘパフィルター付きで、放射性物質を100万分の1まで減らして排気できるそうです。
とは言え、放射性物質がゼロになる訳ではありませんし、フィルターの性能も劣化していくでしょう。高濃度に圧縮された焼却灰も厳重な管理の下で保管しなければなりません。
廃棄されたタイベックや装備品の保管量は、昨年1月の一か月間だけで約2000立方メートル増加しました。東電は、1月下旬に、新たな保管容量を約1万立方メートル確保しましたが、これではいたちごっこで、切りがありません。
汚染水用タンクの設置も含めて、フクイチの廃棄物対策は待ったなしです。昨年末から、テンポが早くなってきました。
この文章は、2月5日の金曜行動・希望のエリアで代読して貰った文章に最新の情報を踏まえて加筆・訂正したものです。意見に関わる箇所は私の個人的見解であることをお断りしておきます。
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┗■4.自分の頭で考え、すべての命を大切にと訴える…武藤類子さん
| 2/14福島原発事故は終わらない(シンポジウム速報)
└──── (K・M)
◎2月14日昼には「福島原発事故緊急会議 連続シンポジウム第10回 福島第一原発事故から5年 切り捨てられるフクシマの今 そして加速する原発再稼働」が開催され、「スペースたんぽぽ」を一杯にした参加者に、武藤類子さんが「福島事故は終わらない」と題したパワーポイントを使って丁寧に福島の現状を伝えた。
「高さ約120mの排気筒の鋼材が破断」、「汚染水の海洋放出」、「傾いた海側遮水壁」、「凍土壁…難航する凍結試験」、「フレコンバッグの山」(全県で190万個)、「大雨で流されるフレコンバッグ」、「家の庭に埋められた容器に保管されるフレコンバッグ」、「除染の土の為に崩される山」、などなど。
特に、1ミリシーベルトまで放射線量が下がっていない避難区域を解除して賠償や支援を打ち切って帰還を強要する政府を強く批判した。
IAEAの後押しで県とJAEAと国立環境研究所が作った「福島環境創造センター」(三春町)も、環境省作成まんが「なすびのギモン」も、国道6号の清掃ボランティア(地元新聞社や東電が協賛)も、小児甲状腺がん150人以上発生の軽視も、国と県による帰還強要政策だ。
最後に、東京電力幹部の告訴にこぎつけた福島原発告訴団、被害者団体を束ねた「ひだんれん」、福島原発刑事訴訟支援団への応援を呼びかけ、自分の頭で考え、すべての命を大切にと訴えた。
質疑では、心筋梗塞、自殺、突然死が絶えない中で、「復興を邪魔する人は容赦なくたたく」厳しい福島の現実をにじませた。
◎なお、後半で、「福島原発事故緊急会議」から、川内・高浜・伊方の再稼働阻止の闘いの報告をし、政府を糾弾した。
汚染水対策も廃炉対策もなおざりにして、原発が安全だ、安い、原発がないと電気が足りないと嘘をついて「エネルギー基本計画」を押し付ける経産省。
政治的提言で福島の人たちに被ばくを強要する一方で、既存原発を稼働させる為の「新規制基準」をつくり、違法・不当な審査で合格証を次々に発行し、「免震重要棟を作らない」と合格条件に反する見直し提案をした九州電力に対して川内原発を止めようともしないで、再稼働を推進する原子力規制委員会。
震災後5年を迎える前に、現実を真剣に考える良い集会だった。
※「経産省前テントひろば」日誌2月14日より抜粋
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┗■5.新聞より
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◆科学技術と慎慮 竹田茂夫
技術や事業を判断する際に、利害得失を勘案して採否を合理的に決めるべきだという議論がある。最適エネルギーミックスや被ばく線量のリスク計算などはこの考えの応用だ。
だが、予測や制御がおぼつかない原発や生命科学の場合にはどうか。ナチスを逃れた哲学者H・ヨナスは、科学技術の負の側面にいち早く注目しエコ運動に大きな影響を与えた。
ドイツの脱原発を論拠づけた『倫理委員会報告』は原発事故の不可逆性を指摘するが、ヨナスの主著『責任という原理』の影響が明瞭だ。『技術、医療及び倫理』(未訳)は先駆的な生命倫理の論文を含む。だれかの複製のクローン人間は、未知の人生を切り開く自由を奪われるから認められないという。
政治哲学では理性ある成人たちの社会契約や意思疎通行為で正義や熟議を導出するという筋立てだが、ヨナスの議論では自然環境や将来世代を損傷する力(科学技術)をもつ大人が、無力だが一人ひとりが新たな出発である乳児に直面する。関係は一方的で全面的な配慮でなければならない。
地球温暖化の進行やヒト受精卵にまで及んだ遺伝子操作の例は、「目標を知らないまま、刻々と進行してゆく過程」に巻き込まれたわれわれには、将来世代への責任があるというヨナスの正しさを逆に示している。(法政大教授)
(2月18日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)
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