たんぽぽ舎から TMM:No2711
- 2016年 2月 21日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2711】
2016年2月20日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「免震重要棟つくらない」は約束違反だ!
原子力規制委員会は無責任!
3/10(木)九州電力東京支社抗議行動に参加しよう!
川内原発1,2号機を即刻停止せよ!
「再稼働阻止全国ネットワーク」
★2.川内原発審査のずさんさを自ら証明した原子力規制委員会の
「異議申立棄却」
石橋克彦さんが怒りの規制委員会糾弾
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その84
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆2/28「3.11福島を忘れない」第3回原発ゼロ高槻deパレード
「私たちは忘れていない」「原発を再稼働させてはならない」
大阪府高槻市役所前集合 子どもから大人まで楽しく参加できるパレード
★4.新聞より
◆再稼働は政策と矛盾
(2月20日東京新聞朝刊1面「金曜日の声」より抜粋)
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・脱原発川柳【あれから5年 震える怒り とめどなし】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※2月26日(金)緊急行動
高浜原発4号機再稼働阻止「現地緊急行動に連帯する!関電東京支社抗議」
日 時:2月26日(金)18:00~19:00
場 所:富国生命ビル前(内幸町)
主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
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☆たんぽぽ舎第28回総会&27周年記念講演☆
日 時:2月28日(日)13:00開場~
第1部 13時30分より 第28回総会
第2部 15時より 記念講演 広瀬 隆さん「電力自由化で原発と東電を葬る」
内田雅敏さん「戦争法案と今後の私たち」
第3部 17時15分より懇親会 懇親会費:2500円
記念講演(資料代800円)と懇親会の両方出席の場合は3000円
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
第28回総会も含め、会員でない方の参加も歓迎です。
お問い合わせは、たんぽぽ舎(TEL 03-3238-9035)までお願い致します。
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┗■1.「免震重要棟つくらない」は約束違反だ!
| 原子力規制委員会は無責任!
| 3/10(木)九州電力東京支社抗議行動に参加しよう!
| 川内原発1,2号機を即刻停止せよ!
└──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」
九州電力は、川内原発1,2号機を再稼働してから、「免震重要棟建設」をしないと言いだしました。
2011年東京電力福島第一原発事故により、「免震重要棟」の必要性が「新規制基準」に含まれていたにもかかわらず。
金もうけのためには、人の命などかまわない姿勢は、公共的性格を持つ企業としては許せません。
また、再稼働を承認した原子力規制委員会も無責任で許せません。
九州は、地震と火山の爆発で危険な時期に入っています。
川内原発1,2号機をすぐ止めるよう声を上げましょう!
日時:3月10日(木)17時30分より18時20分
場所:九州電力東京支社(JR有楽町駅日比谷口前電気ビルヂング)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付)
★九州電力東京支社抗議行動終了後、18:30よりの
第30回東京電力本店合同抗議・申し入れ連続行動「PART1」に参加します
※関連新聞記事
原発免震棟 九電が再考 社長、撤回批判受け
九州電力の瓜生道明社長は19日の記者会見で、川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の事故時の対応拠点となる免震重要棟の新設を撤回し、原子力規制委員会から批判されていることについて「説明不足で混乱を招き、反省している。原点に戻って幅広く検討したい」と述べ、再考する姿勢を示した。
九電は3月末までに免震重要棟を建設するとしていたが、昨年12月に既存の耐震施設を拡充する方針に転換。規制委から撤回の根拠が不十分との指摘を受けている。
瓜生社長は「規制委の指摘を真摯に受け止めたい」としたが、「耐震施設は豊富な実績があり(免震棟より)望ましいと思っている」と強調。再考の結果、耐震施設の拡充になる可能性を示した。 (後略)
(2月20日東京新聞朝刊2面より抜粋)
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┗■2.川内原発審査のずさんさを自ら証明した原子力規制委員会の
| 「異議申立棄却」
| 石橋克彦さんが怒りの規制委員会糾弾
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その84
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
2014年9月10日に原子力規制委員会が決定した川内原発の設置変更許可審査書に対して、同年11月7日に全国各地の住民約1500人が行政不服審査法にもとづき規制委に対して異議を申し立てた(再稼働阻止全国ネットワークも参加)。
そして、既に1号機も2号機も稼働してしまった後の2015年12月11日に規制委が非公開の会議で異議申立棄却を決定した。
異議申立人の一人であり意見陳述した石橋克彦さん(神戸大学名誉教授、地震学)が岩波書店「科学2月号」≪川内原発審査の杜撰(ずさん)さを自ら証明した原子力規制委員会の「異議申立て棄却」≫で、この決定を「独善的でおざなりなもの」と厳しく糾弾しているので紹介する。
1 決定書の全般的な問題点
a 再稼働を優先させ、異議申立てを軽視
「たとえ異議申立てを棄却する場合でも、速やかに審理・決定して国民への説明責任を果たし、しかるのちに工事計画や保安規定変更の審査にはいるべきであった。」
b 偏狭な「異議申立適格」の認定
関東・中部・関西地方などに居住している申立人は異議申立適格を認めることはできないとした(最終判断は留保)が、行政不服審査法第1条の「行政の適正な運営を確保することを目的とする」を引用せず、誠実でなく責任感の欠落だ。
c 非公開だった審理および決定
審理は非公開で議事録も公開しないことは、公正中立を損ない、原発安全規制に対する国民の不信感を助長するものである。
2 実証された基準地震動策定の手抜き
決定は「申立人らの主張には理由がない」としたが、「検討用地震の複数選定」に違反している可能性が高い、基準地震動策定を不十分にしかねない重大な瑕疵である。
a 検討用地震選定手法の致命的欠陥
九電に対して「M9クラスの南海トラフ巨大地震や川内原発に近接したスラブ内地震が川内原発敷地に震度5弱以上の揺れをもたらすはずだから、検討用地震に加えたうえで説明をやり直」させるべきなのにそうしなかった。
b スラブ内地震も考慮すべきこと
「2015年5月30日に小笠原諸島西方沖の深さ682kmでM8.1の巨大スラブ内地震が起きて世界の地震研究者を驚かせたように、私たちの貧弱な常識を覆すのが大自然である。謙虚な理性で入念な検討を促すことこそが審査の使命である。」
c 福島原発事故以前の「虎の巻」
九電の「虎の巻」、(社)日本電気協会原子力規格委員会が編集した「原子力発電所耐震設計技術指針」(2008年)は、過去の地震の検討だけでよいかのようにしてしまった。新規制基準のもとでの原発の耐震安全性の審査は、福島原発事故の教訓を踏まえて厳格で高度になったように言われるが、それは「真っ赤な嘘」と言ってもよい。
d 決定書の虚言
「基準地震動の評価における不備について」の異議申立に関して、決定書はまったく新事実を示していない。単に、異議申立人らに批判されたことをくり返して、それでも「審査や判断過程に違法又は不当な点はない」と言っているにすぎない。
決定書は、無邪気といえば無邪気だが、原子力規制委員会が知的作業をほとんどできない状態に落ち込んでいることを示しているようでもある。
決定書は全く信用できない。ノラリクラリと言い逃れようとする原子力規制委員会の姿勢は、日本の原子力安全行政の唯一最高の組織としてあるまじきものであり、断固として糾弾されなければならない。川内原発の新規制基準適合審査がずさんだったことは、ほかならぬ原子力規制委員会によって証明された。
(参考)第45回原子力規制委員会 臨時会議資料(2015年12月11日(金)9:30~10:30)
http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/kisei/00000094.html
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆2/28「3.11福島を忘れない」第3回原発ゼロ高槻deパレード
日時:2月28日(日)午後2時 ※雨天決行
集合:大阪府高槻市役所(JR高槻、阪急高槻市駅下車7分)
コースは、市役所前~関電高槻営業所~JR高槻駅前松坂屋 予定
主催:パレード実行委員会 連絡先:岡川 072-669-1602
メッセージボード、太鼓、カスタネット、タンバリンなどの鳴り物を持ってきて下さい。てぶらで気軽に参加も歓迎。
子どもから大人まで楽しく参加できるパレードです。
一昨年に始まった『原発ゼロ 高槻deパレード』も今回で3回目になります。
私たちは「3.11福島を忘れない」という言葉をキーワードに「私たちは忘れていない」、「福島原発の事故という事実に真摯に向き合えば原発を再稼働させてはならない」ということを広く訴える手段の一つとして今年も第3回『原発ゼロ高槻deパレード』を企画しました。
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┗■4.新聞より1つ
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◆再稼働は政策と矛盾
東京都江戸川区の無職 本多均さん(61)
放射性廃棄物の処理のめども立たないのに原発を再稼働するのは、「後世に負担を残さない」と言って社会保障負担を引き上げる政策と矛盾している。事故の記憶が風化していると思うし、利己主義だ。
(2月20日東京新聞朝刊1面「金曜日の声」より抜粋)
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