『金属』(Vol.86,No.2)に掲載された高橋禮二郎氏らの論説「井上明久氏の日本金属学会論文賞(2000年度)受賞論文の研究不正疑惑・・・
- 2016年 2月 26日
- 評論・紹介・意見
- 井上合金事件大村泉東北大学
最新情報(107)(2016年2月24日)
『金属』(Vol.86,No.2)に掲載された高橋禮二郎氏らの論説「井上明久氏の日本金属学会論文賞(2000年度)受賞論文の研究不正疑惑―東北大学対応委員会『回答』の論理破綻―」および同誌編集部の声明「元東北大学総長の研究不正疑惑-第三者機関の調査を」の全文を公表します。また、高橋氏らの論説で批判対象となった東北大学対応委員会「回答」も同時に公表します。
最新情報(105)で要旨を紹介した高橋氏らの論説と『金属』誌編集部声明記事の全文を同誌のご厚意で本HPにアップロードできることになりました。『金属』誌の前園明一編集長は、関連する論説を次号(本年3月号)以降も引き続き掲載されるとのことです。フォーラムは前園氏はじめ同誌編集委員各位に心から感謝の意を表します。同誌に今後掲載される論説等によって、学術的な観点から井上氏の研究不正問題の解明が進展し、同時にこの問題を放置し続けることは金属材料分野の将来にとって、また日本の学術の信頼と名誉にとって、大きなマイナスになるという認識が、関係者間で共有されることを期待します。
また、上記論説をご覧になった読者から、論説で批判されている東北大学「回答」(正式名称は、「井上明久氏らに関する研究不正告発についての調査依頼について(回答)」、2010年12月7日付け)全文の公表要望が多数寄せられています。このことを考慮し、フォーラムが入手した3種類の「回答」を編集して一括公開することにしました。3種類の「回答」の第1は、日野秀逸氏ら『東北大総長 おやめください 研究不正と大学の私物化』(社会評論社、2011年)巻末に収録されている箕西靖秀氏宛の「回答(抜粋)」、第2は科学技術振興機構(JST)に情報開示請求をして入手した「回答」、第3は東北大学に情報開示請求をして入手した「回答」です。同じ回答ですが、3種類というのは、不開示箇所が第1,第2,第3の順に多くなるからです。詳細は編集した「回答」の冒頭に置いた「解題 東北大学対応委員会の告発審査開示文書におけるトリプルスタンダード」を参照願います。
高橋禮二郎氏らの論説 : 金属Vol.86No.2p.153-164.pdf
『金属』誌編集部声明 : 金属Vol.86No.2p.151-152.pdf
東北大学回答+解題 : 解題_回答.pdf
初出:「井上総長の研究不正疑惑の解消を要望する会(フォーラム)第2」より許可を得て転載:https://sites.google.com/site/httpwwwforumtohoku2nd/
2009年3月の第1回から第104回までは:http://sites.google.com/site/httpwwwforumtohoku/をご覧ください。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5926:160226〕
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