テント日誌3月5日…裁判所への申し入れに出掛けた出来事から
- 2016年 3月 6日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1638日
裁判所への申し入れに出掛けた 3月4日(金)の出来事から
日中は暖かく座り込みもそれほど苦でなくなってきた。
テントに着くと早川由美子さんが先日高校生と一緒に来てくださった美術の先生と話し込んでいた。
昼近く若い男性二人がインタビューをしたいとやって来た。
TPP反対デモのときにいつもテント前を通っていると言う。
原発をとめるには国民投票が必要だ。国民の多くが原発反対なのだからそれによって勝てる。イタリアにもスイスにも憲法に国民投票法がある。
そしてイタリアでは国民投票で原発をやめた。
日本も憲法に国民投票法を入れるべきだがどう思うかとのこと。
居合わせたSさん憲法改正するとしたら自民党の思う壷になってしまうのでは?と微妙な感じでインタビューはお断りした。
その後やってきた第2テントのHさんが快くインタビューに答えていたが、私は席をはずしていたのでどんな答えが出たのかは不明。
一人の若者は長崎出身で帰って農業をしたいとのことSさんと話が弾んでいたようだ。みんな何とかしなくてはいけないと危機感を持っているというのは力強い。
2時過ぎテント前にテントのメンバー数人集まって最高裁判所へ申し入れに出かけた。私も一言言いたくて同行する。
西門前で少しアピールして弁護士さんの到着を待った。
受付で多少時間が掛かったが弁護士二人と陳述をした人たちが中に入っていった。私はテントでの作業があったので先に戻った。
5時近くみんな戻って経産省前行動を始めた。
その様子は以下のツイキャスでご覧下さい。(I・K)
http://twitcasting.tv/showering00/movie/247929245
http://twitcasting.tv/showering00/movie/247955542
余談、昨日(木)はテント日誌を読んで下さっていると言う男性が暖かい飲み物
を抱えて来て下さった。本当にテントはみんなに支えられて成り立っているのだと感謝の気持ちでいっぱいです。
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明日は啓蟄であるが…
今日も比較的暖かく過ごしやすかった。
明日は啓蟄だと言う。
テントに餌をねだりに来る雀さん・鳩さんも早く自分で餌を探してくれると良いけれど…
今はやってくる鳥たちが増えすぎて悩みの種になってしまっています。
午前中仙台から久しぶりに来てくれた女性、テントが立派に(?)なっていたのにびっくりしていた。
仙台でも毎週金曜日に反原発のデモをやっているとのこと。
参加者は70人前後だそうです。
各地での行動、報道して欲しいなあと思う。
テント美術館をご案内して弁護士会館での写真展のこと話した。
カンパをして下さり帰って行った。
他にも自転車で来た方がカンパをして下さった。頑張って下さい定期的に来ています、とチラシを持って去っていった。
テントを応援してくださることイコール脱原発を願うことなのですね。
頑張らなくてはと改めて思う。
午後には毎日来て下さるM子さん、第2テントのHさんなどが来てくださったのでちょっと早めに失礼して弁護士会館の写真展を見に行った。
残念ながら休日なので照明を落としていであまり良く見えず、ウィークディにもう一度行きたいと思いながら写真集だけ買ってきた。(I・K)
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本日(3月4日)の経産省前テントひろばの最高裁要請行動と経産省前抗議の録画と来週3.11高浜原発3・4号機運転差止請求訴訟提訴・記者会見の御案内です。
本日の「最高裁要請行動」と「経産省前抗議」の録画です。
http://twitcasting.tv/showering00/movie/247929245
http://twitcasting.tv/showering00/movie/247955542
来週3.11も17時~経産省抗議をはじめ、金曜行動があります。また、最高裁要請行動も予定確定し次第御知らせしますので是非とも御参加ください。
経産省への要望書
平成28年2月26日(金曜日)
経 済 産 業 大臣 林 幹雄 殿
資源エネルギー庁長官 日下部 聡 殿
要望書
経産省前テントひろば
先月末の福井県高浜原子力発電所3号機に続き、まさに本日、17時にも、関西電力が再稼働しようという高浜4号機で、わずか6日前、運転に直結、必須の一次冷却系の汚染水漏れが発生した。ボルトが緩んでいただけで、漏れた放射線量は基準値以下だったというが、その発表を鵜呑みにしたとしても8年前からチェックしていなかったとか、実際この低温・低圧で漏れる惨状で実用に耐えうるのか、深刻な懸念、問題だらけである。
それにも関わらず、何が何でも予定通り本日「再稼働強行」するという。
さらに一昨日は、福島原発事故での反省、放射線被ばく等での脆弱劣化の海外知見を踏まえた「40年ルール」を破り、本来廃炉にすべき1、2号機までをも再稼働させるとの報道があった。これらは一義的には事業者の責任であり、また規制すべき原子力規制員会の問題だろう。
しかし、その背後に隠れて、あたかも関係無いような顔をしている安倍政権、そして経産省の責任は、関電並み、あるいはそれ以上に重大なのである。
その典型は、経産省が策定し、安倍政権が閣議決定したエネルギー基本計画に基づく2030年におけるエネルギーミックス目標である。もし「40年ルール」遵守なら、万が一、既存原発を全て、規制委が基準適合と認め、実際に電力会社がフル再稼働させたとしても、10%余りにしかならず、全く「計算」が合わないにも係らず、原子力を20%以上と定めた。
こうした滅茶苦茶な「国策」の下で、危険な老朽原発を免震重要棟等の安全諸対策、まともな避難訓練~移住計画、責任の明確化、さらに放射性廃棄物の処分問題まで、何一つ解決しないまま、「とにもかくにも再稼働」強行、「済し崩し」の圧力となっている。
規制委の田中委員長さえも再三明言しているように、あくまで「規制基準に適合しているか」の審査であって、それが即ち「安全」を保証するものでも無いし、ましてや「推進派」の「免責」を意味することなどあり得ない。それなのに、事業者は無論「国民国土の安全を守る事こそ政治の第一の責任」等と称しては、改憲などへの強行を繰り返してきた安倍政権、就中、経産省は、自分たちこそが推進する「原発」から守る責任は丸投げ、放棄しているような態度である(事実、十数度に及び礼を尽くし、筋を通しての申し入れにも知らんふりを決め込んだ)。
福島原発事故は単なる人災、事故でも、まして天災でもなく、東電など自身が主因という津波の危険性を、社内でも自覚した後も隠蔽し続け、安全対応を怠った経営陣をはじめ「原子力ムラ」関係者による重大な裏切り、犯罪事件であったこともようやく明らかになってきた。事故にせよ犯罪にせよ、規制する者と、起こした者、起こさせた者の罪は比べようもない。
これらを肝に銘じれば、このまま「再稼働ラッシュ~原発依存社会」に逆戻りしていいわけがない。子どもたちでもわかっていることだ。直ちに改めることを強く要望する。
報道関係者の皆様へ
3.11高浜原発3・4号機運転差止請求訴会見の御案内
★福島原発事故から5年目の2016年3月11日、福井地裁に関西電力高浜原発3・4号機の運転差止訴訟を提起します。
★2015年4月14日、福井地裁の樋口英明裁判長、原島麻由裁判官、三宅由子裁判官は、高浜原発3・4号機の運転差止めを命じる仮処分決定を出し ましたが、同年12月24日、同地裁の林潤裁判長、山口敦士裁判官、中村修輔裁判官は、関西電力の異議申立てを認め、高浜原発3・4号機の危険性 は「社会通念上無視し得る」として、仮処分決定を取り消しました。
本当に、原発の危険性は「無視し得る」というのが社会通念なのでしょうか?
私たちは、違うと思います。福島原発事故を無視しているに等しいこの決定を認めることは絶対にできません。
多分、異議審の上記担当裁判官が本訴の担当裁判官になりますので、直接、異議審での判断の正当性を問い糾したいと思います。
私たちは、公開の法廷での審理を求め、福井地裁に提訴することにしました。
★3月11日当日は、訴状の提出・記者会見以外に100人規模の集会を予定しています。
★ 当日のスケジュールは、下記のとおりです。
12時30分 集会(福井地裁前)
13時30分 福井地裁に入場、訴状提出
14時 記者会見・集会(国際交流会館2階)
http://www.f-i-a.or.jp/ja/plaza/
追記 関西電力は、2016年2月20日に高浜原発4号機の放射能漏れ事故を起こしながら、26日に再稼働を強行しましたが、わずか3日後の29 日に原子炉が緊急停止するという「レベル4」の事故を起こしました。
このような状況の中、原発の危険性を広く世に知らせる必要があり、また、司法の責任が重要となっています。報道関係者の皆様におかれましては、3月11日に福井地裁前にお越し頂き、報道頂きますようにお願い申し上げます。
福井から原発を止める裁判の会
http://adieunpp.com/
代表 中嶌哲演 事務局長 嶋田千恵子
問合せ先:090-1632-8217(事務局南)
076-262-3628(弁護団鹿島)
鹿児島県に脱原発知事を!
鹿児島県に脱原発知事が誕生したら、と思うと胸が躍る。国が推し進める原発再稼働ラッシュに太い楔を打ち込むことが出来るからだ。だが、これは決して夢ではない。
全国の原発が止まっている中、川内原発1、2号機の再稼働をしゃにむに推し進め再稼働ラッシュの口火を切った鹿児島県知事伊藤祐一郎が、7月に行われる県知事選にまたもや4選出馬するというなんともはやの中、対抗馬として元テレ朝コメンテーター三反園訓氏が立候補を表明した。裏を探れば、県知事の椅子をめぐって、旨い汁にありつこうとする地元自民党派閥争いの代理戦争ということらしい。
なんという事だ。脱原発を掲げる立候補者はいないのか?
目されている人は居る。この間、川内原発再稼働を止めるたたかいの先頭に立った「ストップ川内原発!3・11鹿児島実行委員会」事務局長の向原祥隆氏である。
前回知事選の際、候補者探しに奔走したが、辞退されるなどしてやむなく自身が立候補を決意したという義の人だ。投票日まで2か月という短期間にもかかわらず20万余票を獲得した伝説の持ち主でもある。
相手の伊藤祐一郎は39万余票であった。保守王国鹿児島のこの20万票の持つ意味は大きい。自民党派閥対決の中、十分に知事選に肉薄出来る数字である。鹿児島県民20万人の意志を無にしてはならない。
鹿児島県知事選を制することは一鹿児島県の問題にとどまらない。原発は止めるべきだと考える全国数千万の人々の願いにかかわることだ。その影響は原発再稼働の流れを変える強力な一撃となるに違いない。したがって鹿児島知事選は全国的脱原発運動としての性持っている。
しかし、向原氏は今回の県知事選への立候補をまだ決断していない。様々な理由はあろうが、自身が経営する南方新社という出版社の経営責任ということのようだ。南方新社は地方小出版社とはいえ、鹿児島から琉球諸島へ至る地域の自然、文化、歴史を紹介する400点もの優れた書籍を世に出してきた。
地域文化の担い手としての向原氏の立場を十分に理解した上で、それでも、私たちは向原祥隆氏の決断を促す以外にない。
「向原、立て!」の声を全国で起こそう。先ずは南方新社の本を買おう。
向原氏が立候補に踏み切れる環境作りを勝手連的に始めよう。
脱原発を願う全ての人々の力を結集して、鹿児島に脱原発知事を誕生させるのだ。
2016年2月 「鹿児島県に脱原発知事を!」実現する会有志
<連絡先> 稲井邦利(090-3699-3992) 今井忠博(090-1818-7911)江田忠雄(090-5339-2243)小川正治(090-3202-7897)城田純生(090-9310-1952)須藤光郎(080-4344-6312)成木秀隆(090-3439-0476)野村昌平(090-2422-6748)福田良典(090-7276-9035)渕上太郎(090-3919-0604)細井正治(080-4147-8001)山本礼治(090-6517-3341)
(裏面に南方新社の本の一部をサンプルとしてご紹介します。書籍目録、無料申込み葉書などご希望の方は上記にご連絡、または南方新社にお申し込みください。南方新社mail:info@nanpou.co
毎週金曜日は5時から経産省前抗議行動(テントひろば主催)
官邸前抗議行動6時30分からもあります
★3.11経産省→東電包囲(「3・11」5周年行動)
3・14講演会:福島を忘れないー原発は世界中のどこにもいらない!
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