たんぽぽ舎から TMM:No2735
- 2016年 3月 20日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2735】
2016年3月18日(金)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.川内原発のモニタリングを見直せ!
-「犯罪的」と朝日新聞を恫喝する田中委員長の方がずっと「犯罪的」-
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その87
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.3.11抗議に参加して-
官邸前、国会前、希望のエリア、東電本店前を見て歩いて
いまいち りょう(神奈川在住)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆第3回グリーンイメージ国際環境映像祭 3月23日(水)- 25日(金)
環境をテーマとした国際映像祭
◆「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム(反核WSF)2016」
3月23日(水)-28日(月)
★4.新聞より2つ
◆ 高浜異議審 1年以内に判断か 裁判長「仮処分」と交代せず
(3月18日東京新聞より)
◆ 福島避難区域を地裁検証 浪江町 双葉町 富岡町 関連訴訟で初めて
(3月18日東京新聞より抜粋)
★5.テント日誌3月17日(木)経産省前テントひろば1650日
外務省前の桜が咲き始めた! (I・K)
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・脱原発川柳【次々と 未知の断層 喝を入れ】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※3/19第3回福島連続講座にご参加を!
「福島の今-5年目の真実」汚染水対策進まず、収束はほど遠い。規制委の責任を問う
お 話:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)
日 時:3月19日(土)18時より20時30分
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 資料代:800円
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┗■1.川内原発のモニタリングを見直せ!
| -「犯罪的」と朝日新聞を恫喝する田中委員長の方がずっと「犯罪的」-
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その87
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○朝日新聞が3月14日の朝刊の「川内原発周辺の線量計、半数が性能不足 避難判断の目安」(http://www.asahi.com/articles/ASJ346QWDJ34UTIL076.html)で「運転中の九州電力川内原発周辺に設置されたモニタリングポストのうち、ほぼ半数が事故時の住民避難の判断に必要な放射線量を測れないことがわかった。…」と報道し、15日の社説「放射線量計 事故の教訓はどこへ」も追報した。
これに対して原子力規制委員会がかみついた。翌15日に原子力規制庁名で「平成28年3月14日朝日新聞朝刊の報道について」(http://www.nsr.go.jp/news/160314.html)を発表し、「(朝日新聞の)読者の方に誤解を生ずるおそれがありますので、事実関係を説明します。…」と検出器、原子力防災会議、モニタリング体制の継続的に充実を記した文書を発表した。
○東京新聞も14日夕刊で「避難基準放射線半数測れず 川内原発周辺 監視不十分で再稼働」と追報したし、朝日の記事は間違ってはいないが、確かにセンセーショナル過ぎたきらいはある。測定器には対応できる測定範囲(スケール)があり、平常時の日々の放射線量の増減を知るための0.1マイクロシーベルトレベルの測定と、緊急時に異常の検出や避難するしないの判断をする為のミリシーベルトレベルの測定と両方が出来る検出器は無い。「半数が住民避難の判断に必要な放射線量を測れない」のは事実だとしても、「半数が性能不足」は言い過ぎで、東京新聞の「半数が避難基準を測れず」が妥当なタイトルだ。勿論、測定器配置や量の適否は別として、全モニタリングポストに2種類の測定器を置くなどの改善が必要だと思うが。
○それにしても、16日の規制委定例会議での田中委員長発言「…無用な不安をあおり立てたと言う意味で非常に犯罪的だと思っています」や、記者会見での「きちっとした釈明なり、対応なりを朝日新聞に求めたいと思います」はひどい。
安倍政権の朝日新聞叩きを真似しているようだが、緩やかに過ぎる「新規制基準」で、甘い甘い非公開の審査で、免震重要棟など密約しながら、合格証を出して再稼働を推進している原子力規制委員会の方がずっと「犯罪的」だ。
この田中委員長の恫喝に、朝日新聞ほかのメディアが負けないように願っている。
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┗■2.3.11抗議に参加して-
| 官邸前、国会前、希望のエリア、東電本店前を見て歩いて
└──── いまいち りょう(神奈川在住)
3月4日(金)官邸前行動の参加者は若干少なかった。
「3月は、卒業や異動・退職の月。送別会も多いし、やむをえないよ」なんて仲間と話した。
そして、3月11日は外したくなかったので飲会をパスして参加した。
道すがら「先週並みだったら寂しいなあ」と不安もあったが、それは杞憂だった。
官邸前、南無妙法蓮華経、歌、サマータイムブルース、キャンドル、ゲリラカフェ、国会前、希望のエリアそして東電前も人、人、人でうまっていた。
5年たってもこの熱気に推進側はかなりあせっていることだろう。特に東電前は、電車も通り、通行人も結構いるので苦虫を噛み潰したのではないか。退社する東電社員も抗議を横目でチラ見して通っていった。
東電本店前行動は抗議の場として気持が一番ピッタリくる光景だった。しかも抗議の人がいっぱい集まっているし。
どこも活気づいていたのは判決のおかげだと思うが、今までの抗議がムダではなかったということだろう。
今回の3・11抗議は、場所もやり方も様々だったが、脱原発の思いは同じだ。
あとは、それぞれが些細なことで対立せず、力をあわせることだと思う。
推進側は仲たがいを何よりも望んでおり、結束することを何よりも恐れているのだから。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆第3回グリーンイメージ国際環境映像祭 3月23日(水)- 25日(金)
会 場 : 日比谷図書文化館コンベンションホール
参 加 : 協力費1日1,500円 学生協力費1日1,000円 3日間通し券3,000円
中学生以下無料・事前予約不要
主 催: グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会 Tel 03-6451-2411
内 容:環境をテーマとした国際映像祭。
広島で原爆被害者を診てきた医師の祖父の沈黙をたどるドキュメンタリー『太陽が落ちた日』(23(水)15:30上映/ドメーニグ・アヤ監督)、東日本大震災で被災した福島の漁師たちを、2011年6月から2014年11月3日の安波祭までの3年半記録したドキュメンタリー『新地町の漁師たち』(23(水)19:25上映&トーク/山田徹監督)など、全17作品上映。
【プログラム】http://green-image.jp/filmfestival/
◆「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム(反核WSF)2016」を開催
本フォーラムは、核(核兵器と原子力発電)の軍事利用と商業利用に反対し、世界社会フォーラム(WSF)のこれまでの経験を核廃棄の運動へとつなぐことをめざしています。ご参加のほどよろしくお願い致します。
詳しい日程と発言予定者は http://www.nonukesocialforum.org/?p=289
をご参照下さい。
○ 開催日:3月23(水)-28(月)
○ 参加費:(東京での全セッション共通) 2,000円 ※1回券もあり
☆3月26日までの予定です。
3月23日(水)オープニング集会 韓国YMCA (19:00より)
3月26日(土) □韓国YMCA「映画「サクリファイス」上映と監督の歓迎会」
(19:00-21:00)
□スペースたんぽぽ「クライメート・ジャスティスの観点から
COP21交渉と原発再稼働を考える」(18:00-20:30)
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┗■4.新聞より2つ
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◆高浜異議審 1年以内に判断か 裁判長「仮処分」と交代せず
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定に対し、関電が申し立てた異議と執行停止の審理は、決定を出したのと同じ山本善彦裁判長が担当することが決まった。地裁は16日に住民側と関電の双方に通知した。
高浜3、4号機をめぐっては、昨年4月に福井地裁が運転差し止めを命じた仮処分を昨年12月、同地裁が取り消している。この際は、合議体の裁判官が3人とも交代し、決定も理由も正反対の内容となった。
異議に対する審理では、法律上は同じ裁判官でも別の裁判官でも問題ない。
今回の大津地裁のケースでは、裁判長は同じだが、合議に加わる2人の裁判官のうち1人は交代。審理では、あらためて住民側と関電の主張を聞き、関電も弱点を補強して臨むと予想されるため、必ずしも仮処分の時と同じ判断が出るとは限らない。争点に大きな変更がなければ、判断は1年以内に出るとみられる。その間、再稼働はできない。
裁判官をどのように選んだかについては、大津地裁の広報担当者は「民事を担当する裁判官の判断。個別の案件について、お答えはできない」としている。
判断が変わることも
<元裁判官の瀬木(せぎ)比呂志・明治大法科大学院教授(民事訴訟法)の話> 仮処分の異議審は、不服申し立ての手続きという意味では、通常の訴訟の控訴審に近い部分もあるが、同じ裁判所でさらに審理し、もう一度判断するところが異なる。地方の裁判所では裁判官が少なく、同じ裁判官が担当することも多い。同じ裁判官なら、判断も同じになりやすいが、新しい証拠があれば、判断が変わることもありうる。 (3月18日東京新聞より)
◆ 福島避難区域を地裁検証 浪江町 双葉町 富岡町 関連訴訟で初めて
東京電力福島第1原発事故で福島県内外の住民らが国と東電に原状回復などを求めた訴訟で、福島地裁の金沢秀樹裁判長らが17日、全域が避難区域の福島県浪江、双葉、富岡の3町で被害の現状を検証した。
原告側弁護団によると、原発事故に関連する訴訟で裁判所による避難区域内の検証は初めて。審理の一環で、地裁が原告側の求めに応じた。
この日、防護服に身を包んだ金沢裁判長らは、避難指示解除のめどが立っていない浪江町で原告の自宅や牛舎を見て回った。双葉町ではJR双葉駅前から、静まりかえった商店や屋根が大きく崩れた住宅の並ぶ道路を歩き、住宅の被害状況を確認した。(中略)
訴訟は、事故でふるさとを失ったなどとして損害賠償のほか、放射線量を事故前の状況に戻すよう求めている。 (3月18日東京新聞より抜粋)
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┗■5. テント日誌3月17日(木)経産省前テントひろば1650日
| 外務省前の桜が咲き始めた!
└──── (I・K)
明日は彼岸の入り、暑さ寒さも彼岸までと言うが、今日はやっと春の陽気になった。でも午前中のテントはまだ寒いので冬支度で座り込む。
外務省前の桜が咲き始めたのにびっくり!
この桜は東京で一番早く咲くと聞いている。
テントからの花見がまた出きる事は感慨深い。
10時過ぎ地裁の方からなにやらアピールの声が聞こえてくるし、報道車のパラボラアンテナらしきものがいくつも見えるので何事かと思った。
泊まり開けのSさんが地裁前まで見に行ってくれたら、アピールの方は「旧社保庁不当解雇撤回裁判」だったそうだ。
報道陣は清原の保釈の取材で来ていた様子。
テント前の横断歩道安全地帯にも数人報道陣らしき人たちが朝から待機していた。清原の乗った車をキャッチするためではないかと想像する。
何でそんなに騒がなければならないのかもつと大事なことがあるのではと居合わせたものの思いだ。
○今日はJパワーの前で大間原発反対のスタンディングがあったのでそこにいった人たちも寄ってくれた。
テントの中ではKさんがチラシ組みに余念がない。
いつも本当にありがとう。
テントを見ている外国の方に声をかけたらアメリカのかた、ニューヨークで原子力物理学を学んでいると言う。
たまたま通りがかって興味を持ったらしい。英語のチラシをお渡しして美術館も案内した。
原発のことどう思うか聞いたら複雑だとの答え、安全性が大事と言っていたけれど…
英語力が足りなくて突っ込んだ会話が出来なくて残念。福島には行ってない。広島に行ったと言っていた。
他にもチラシをもって行ってくれる人やはじめてテントに来てくれた女性などが居た。でも彼女は、本当は此処にいるのは違反でしょと遠慮深く言う。
そう思っている人が多いのだなあと思いちょっと悲しい。
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