たんぽぽ舎から TMM:No2737
- 2016年 3月 23日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2737】
2016年3月22日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.緑の小さなバッジをひろめて下さい・「原発いらない」との思いで
3月26日(土)「NO NUKES DAY」にブース出店します
全国の皆様へ「福島バッジプロジェクト」からのお願い
「福島バッジプロジェクト東京」
★2.4/20学習会にご参加を!
「原発棄民」=この国の政府は原発避難者を消滅させようとしている
日野行介さん(毎日新聞記者)、吉田千亜さん(ルポライター)
渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.書評
この一冊は気持ちも新たに今までを振り返ることもでき
新たな発見や気づきにもつながるのでは
『原発をとめる・戦争をとめる』(梨の木舎)を読んで
永山一美 (たんぽぽ舎ボランティア)
★4.課題が残る災害救助犬と災害用ロボット
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその143
島村英紀(地震学者)
★5.新聞より
◆核兵器合憲論
人間の生存権を無視するゆがんだ大国主義意識よ、くたばれ!
鎌田 慧 (3月22日東京新聞29面「本音のコラム」より)
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※3月23日(水)より28日(月)まで
「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム(反核WSF)2016」開催
詳しい日程と発言予定者は http://www.nonukesocialforum.org/?p=289
をご参照下さい。
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┗■1.緑の小さなバッジをひろめて下さい・「原発いらない」との思いで
| 3月26日(土)「NO NUKES DAY」にブース出店します
| 全国の皆様へ「福島バッジプロジェクト」からのお願い
└──── 「福島バッジプロジェクト東京」
緑の旗のブースで交流しませんか。みんなで語り合おう!福島のこと、避難者のこと、みんなでできる事。
「福島バッジプロジェクト」は、東電福島第一原発事故後の2012年に福島の被害者の方が立ち上げました。活動の趣旨は、福島の方たちに無料でバッジを渡し、「原発いらない」という声をみんなであげようという目的です。
バッジを広めるために、福島県内の自治体をくまなく訪問し、窓口にチラシやバッジを置いてもらうことも出来ました。こうした活動の支援として、全国の皆様には協力金という事で、有料のバッジをお渡しし、日本から世界から『原発をなくしていこう』という運動を続けてきました。
東電福島第一原発事故から5年、収束作業は多くの問題を抱え、未だに放射能をまき散らしています。
さらに、放射能で汚染された故郷への帰還が、政府によって進められ、安全性が確保されない中で避難者に苦渋の選択を迫っています。10万人近くの避難者がいる中で、特に子供と一緒に自主避難しているお母さん方の生活が住宅手当の打ち切り等、苦境に追い込まれています。原発いらないという声すら上げにくい状況が起きています。
私たちは、全国に避難されている方々を応援する意味でも、みんなでバッジを着用して、励ますことができるのではないでしょうか。
原発事故被害者を孤立させてはいけない。街でバッジをつけている人を見かけたら、それだけでも元気が出ると思います。
緑の小さなバッジを増やし、地域や職場で原発のこと、放射能のこと、核のことについて声を上げられる社会にしていきたいと思います。
3月26日(土)代々木公園けやき並木ブースNo15
「福島バッジプロジェクト」のブースに来てください。
バッジをひろめるサポーターを募集しています。
「福島バッジプロジェクト東京」
連絡先:東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
「たんぽぽ舎」気付 TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
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┗■2.4/20学習会にご参加を!
| 「原発棄民」=この国の政府は原発避難者を消滅させようとしている
| 日野行介さん(毎日新聞記者)、吉田千亜さん(ルポライター)
└──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
お 話:日野行介さん「原発棄民」著、吉田千亜さん「ルポ 母子避難」著
日 時:4月20日(水)19:00より21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
○「復興の加速化」→誰が誰のために、何を基準にして決めるのか?
・政 府:2017年3月までに、帰還困難区域以外の避難指示を解除
・福島県:2017年3月に住宅無償提供を打ち切ると発表
→20ミリシーベルト安全神話、「さあ、帰ろう」
○帰還か移住か(被ばくか、貧困か)=二者択一を迫るこの国のありよう=
・政治家や官僚(棄民する側)が、いかに被災者を「復興の妨げ」として扱ってきたかを徹底取材した毎日新聞社の日野行介さんと、住宅無償提供があったからこそ、「かろうじて生きてこられた」ママ(棄民される側)の苦悩を綴ったルポ執筆者の吉田千亜さんのお2人に「5年後の今」をお話ししていただきます。
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┗■3.書評
| この一冊は気持ちも新たに今までを振り返ることもでき
| 新たな発見や気づきにもつながるのでは
| 『原発をとめる・戦争をとめる』(梨の木舎)を読んで
└──── 永山一美 (たんぽぽ舎ボランティア)
読んで字のごとく、わかりやすいタイトル通りの内容でした。
書籍の作りも持ち運びやすいサイズに加えて、装丁も紙の質も軽く、読みやすい紙の色と紙面構成です。
全国各地で活動されている大小の団体、チーム、集まりが網羅されていてさらに各界の方による手軽に読めるコラム的な小論文も大変読みやすく、今までに無い構成じゃないでしょうか?
価格も出血値引き中とのこと、ぜひ手にとり一読の価値があります。
あの過去最大の原発過酷事故からすでに5年目を迎え、収束するどころか、まだまだ何も始まっていない、ましてや終わりなんてどんでもない、
活動して行く中で、行き詰まりや閉塞感さえ感じていることが多くなりました。
そんな中、この一冊は気持ちも新たに今までを振り返ることもでき、またそれがきっと、新たな発見や気づきにもつながるのではと?
そう感じさせてもらえた一冊でした。
☆たんぽぽ舎で扱っています。
『原発をとめる・戦争をとめる』 (157頁)
定価+税=1728円のところ、1500円です。
(送料はたんぽぽ舎が負担します)
先払いでお願い致します。3冊以上ご注文の方は事前にご相談下さい。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
誌代をお振り込み後に、必ずメール nonukes@tanpoposya.net か
FAX 03-3238-0797 で、発送先住所、電話番号、フルネーム、
『原発をとめる・戦争をとめる』冊数と送料、お振り込み日時を
お知らせ下さい。
(郵便局からの振込通知がたんぽぽ舎に届くまで5日ほどかかるため)
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┗■4.課題が残る災害救助犬と災害用ロボット
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその143
└──── 島村英紀(地震学者)
3月に発生した地震のなかには、東日本大震災の陰に隠れてしまったものがある。
1927年3月7日に起きた北丹後地震。この地震はマグニチュード(M)は7.3。2925人の死者を出した直下型地震だ。1927年は昭和2年。昭和史の中で最初に登場した大事件だった。
なかでも峰山町(現・京丹後市)では人口に対する死亡率は24%にも達した。これは類を見ない高い数字である。集落によっては家屋の倒壊率は70~90%にも上った。
峰山町のほか、兵庫県・豊岡町(現・豊岡市)、京都府・宮津町(現・宮津市)で震度6を記録した。被害が集中したのは丹後半島のつけ根にあたる約15キロ四方の範囲だった。なお、当時は震度6が最大震度だった。
大阪でも大揺れだった。前にこの連載で書いたが、梅田の駅前にある阪急百貨店では客の食い逃げが莫大な額に達した。このため地震後に後払いをやめ、日本で初めての前金制の食券を取り入れた。
89年目のさる8日に京都府・京丹後で災害警備訓練が行われた。この訓練にはNPO法人災害救助犬ネットワークも初参加した。
参加した災害救助犬は2頭。兵庫県三木市と三重県菰野町から駆けつけた。そのうち1頭は2014年に起きた広島市の土砂災害で出動した犬だ。
災害救助犬は警察犬とは違う。警察犬は犯人の遺留品などから犯人のにおいをおぼえて追いかけるものだ。
これに対して災害救助犬は、不特定の行方不明者を捜す。瓦礫に埋まっている人間の呼気のにおいを感じて、吠えるなど、特定のアラート行動をするように訓練されている。
訓練は地震に限らず、土砂崩れなどの災害、それに山や森林での行方不明者を捜索するために行われている。だが、警察犬が1万頭を超えるというのに、災害救助犬は日本全体で50頭あまりしかいない。
有名な災害救助犬はスイスの山岳救助で使われてきたセントバーナード犬だ。
バリー号という犬は、なだれに埋まるなどした40人以上の遭難者を雪から掘りだして救った。
有名なのは、凍死寸前で眠っていた少年の上に覆いかぶさって自身の体温で少年を温めたあと、背中に少年を乗せて修道院まで運んだことだ。
災害救助犬のほか、ロボットも災害救助に使われはじめた。しかし、階段を上ったり、人間が入れない隙間を動き回るロボットの動きはなんとも遅い。
ロボットといえば、最近の失敗がある。この3月に、福島原発の原子炉の内部を調べるためのロボットが、たちまち動かなくなってしまった。放射線によって電子回路が破壊されたのだ。
この点検用のロボットは、それぞれの原子炉建屋に合わせて設計・開発しなければならないものだ。これから単機能のロボットを開発するだけでも2年はかかるという。
人間が行けないところに行くロボットの進歩は、まだまだ遅い。
次の震災には、災害救助犬とロボット、どちらも活躍してほしいのだが。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より3月18日の記事)
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┗■5.新聞より
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◆核兵器合憲論 鎌田 慧
以前、この欄で「核絶望列島」と題して、世界最大の被爆国でありながらも、「小型原爆(所持)は憲法違反ではない」といいつのってきた、岸信介、佐藤栄作、安倍晋三とつづく、首相一族の核依存症を批判した。
ところが、集団的自衛権行使容認にまったく歯止めをかけようとしなかった横畠裕介内閣法制局長官は、18日の参院予算委員会の答弁で、「憲法上あらゆる種類の核兵器が禁止されているとは考えていない」と、核兵器を容認。お隣の三代目暴君を喜ばせるような解釈である。この人物の政権へのゴマすりぶりは目に余る。
原爆被爆者と原発被ばく者を生き地獄におとした現実が目の前にあってなお、「憲法違反ではない」といえるのは「禁止条項」がないからだ。生存権、幸福追求権の精神からみればけっして認められるはずがない。地雷やクラスター爆弾でさえ非人道的な兵器なのだ。
日本は約48トンのプルトニウムをためこんだ「プルトニウム大国」で、その偏愛ぶりは海外の疑惑を深めている。米国務省のカントリーマン次官補(国際安全保障・不拡散担当)は、米上院外交委員会で、青森県六ヶ所村の再処理工場について「経済合理性はなく、核セキュリティーと不拡散上の心配を強める」と撤退を主張している。人間の生存権を無視するゆがんだ大国主義意識よ、くたばれ!
(ルポライター) (3月22日東京新聞29面「本音のコラム」より)
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