東北大学名誉教授、齋藤文良、矢野雅文両氏の論説「5つの図のうち4つに改ざん疑惑が認められる論文とその指摘に対する大学の不適切な対応」(『金属』第86巻第3号)のフルテキストを公表します。
- 2016年 4月 5日
- 評論・紹介・意見
- 井上合金事件大村泉東北大学
新着情報 No.22016年4月3日
齋藤、矢野両名誉教授は、東北大学在職中は、それぞれ多元物質科学研究所長、電気通信研究所長の要職に就かれていました。両名誉教授は、井上明久元東北大学総長に研究不正疑惑が生じたときから一貫して問題の徹底解明に取り組まれています。標記の論説では、Scripta Materialia,Vol.44(2001),1615-1619に収録された井上氏を筆頭著者とする論文における図面の改ざん疑惑を指摘されると共に、この疑惑に関する両名誉教授の研究不正告発を、東北大学が詭弁を弄して隠蔽糊塗したかを明確にされています。両名誉教授と『金属』誌のご厚意により、本日このフルテキストを、本HPにアップロードすることになりました。
齋藤文良、矢野雅文「5つの図のうち4つに改ざん疑惑が認められる論文とその指摘に対する大学の不適切な対応」(『金属』第86巻第3号、本年3月刊)、PDFファイルのダウンロードは次行をクリック。
なお、齋藤、矢野両名誉教授の論説は、『金属』誌第86巻第2号(本年2月刊)に掲載された編集部声明「元東北大学総長の研究不正疑惑-第三者機関の調査を」、およびフォーラム世話人の高橋禮二郎氏(元東北大学教授)らの論説「井上明久氏の日本金属学会論文賞(2000年度)受賞論文の研究不正疑惑―東北大学対応委員会『回答』の論理破綻―」に始まる特集連載です。以下、この声明および高橋氏らの論説、同論説が批判した東北大学回答(附解題)を再掲します。
編集部声明のPDFファイルのダウンロードは次行をクリック。
高橋氏ら論説のPDFファイルのダウンロードは次行をクリック。
東北大学回答(附解題)のPDFファイルのダウンロードは次行をクリック。
初出:「東北フォーラムホームページ 井上[元]総長の研究不正疑惑の解消を要望する会」より許可を得て転載:https://sites.google.com/site/wwwforumtohoku3rd/
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion6011:160405〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。