たんぽぽ舎 TMM:No2799
- 2016年 6月 6日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2799】
2016年6月6日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.6月5日総がかり行動でビラ1万3000枚配布
熊本大地震だ・原発が危ない-止めよのビラまきとマイク宣伝
ボランティア協力者50人強の支えがあってできた。感謝。
柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.注目すべきは揚水発電所の活用
原発を止めるために必要なこと
・産業分野のエネルギー消費を減らす
・利用できるエネルギー源に目を向けむだなく利用する
野村民夫 (長野県在住)
★3.【続報】原子力民間規制委員会による規制勧告
「熊本-大分地震と再稼働」への四国電力の回答とヒアリング
四電の「地震で配管破損は起こらない」という答弁に対する
木村俊雄さん(元東電技術者)のコメント
中村泰子(原子力民間規制委員会・東京事務局)
★4.新聞より
◆原発 安全の保障ない
(6月6日東京新聞27面「金曜日の声-国会前」より)
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・脱原発川柳【寝て起きて やはり気になる 放射能】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※6/11(土)2つの抗議行動にご参加を!
★伊方原発再稼働やめろ!第9回四国電力東京支社抗議[全国共同行動第2回]
日時:6月11日(土)16:30より17:30
場所: 大手町東京銀行協会ビル前
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
★川内原発今すぐとめろ!九電東京支社抗議[全国共同行動第2回]
日時:6月11日(土)18:00より19:00
場所:有楽町電気ビル前(JR有楽町駅日比谷出口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
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┗■1.6月5日総がかり行動でビラ1万3000枚配布
| 熊本大地震だ・原発が危ない-止めよのビラまきとマイク宣伝
| ボランティア協力者50人強の支えがあってできた。感謝。
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
○6月5日(日)戦争法廃止、参議院選挙勝利めざして総がかり行動が国会正門前、日比谷、農水省の3ヵ所で開かれた。参加者約4万人(主催者発表)多彩なスピーチがあった。
コールでは「原発いらない、川内原発とめよ」もあった。(前日の女性たちの国会集会では原発に全くふれられず・・は残念でした)
○たんぽぽ舎は「再稼働阻止全国ネットワーク」(4団体と個人)の構成団体として6月5日に全力で取り組んだ。集会全体への参加・盛り上げと同時に「熊本大地震だ・原発が危ない・唯一稼働中の川内原発をすぐ止めよ」をビラ1万3000枚配布とマイク4台で参加してくる人々へ訴えた。
集会は午後2時から午後3時30分だったが、私たちは11時にたんぽぽ舎に集合し、12時30分から5ヵ所に分かれて開会の2時直前までビラとマイク宣伝した。
私の担当した財務省上の交差点は、参加する人が多く午後1時30分にはもうビラがなくなってしまった。(7ヵ所での配布で3種のビラ合計1万3000枚)まだまだ人が続々と参加してくるというのに・・・である。
○理由は、たんぽぽ舎のビラまき+マイク宣伝を手伝ってくれる人々が「ふだんの時の倍」の多人数であったから。事前に先週号の金曜ビラとたんぽぽ舎メールマガジンで、6/5「地震だ・原発をとめよう」のビラ配布協力をお願いしたら、たんぽぽ舎スタッフ以外に20名ちかい人々が協力してくださって、50名ほどでビラまきとマイクでのアピールができたから。
たんぽぽ舎はこういう人々にあたたかく支えられていることを再認識したしだい。感謝です。
○次回は6月19日(日)14:00~15:30国会正門前
怒りと悲しみの沖縄県民大会に呼応するいのちと平和のための6.19大行動で。共催です。(総がかり行動実行委員会と止めよう辺野古実行委員会の2者)。みんなで参加しよう。
○東京新聞の記事を紹介
選挙に行って政治変えよう 国会周辺4万人デモ
22日公示の参院選を前に、安全保障関連法や改憲に反対する人たちが5日、全国50カ所以上で抗議行動をした。東京・永田町の国会周辺には4万人(主催者発表)が集まり、「選挙に行って政治を変えよう」と声を上げた。
安保法廃止を求める市民団体「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」などが一斉行動を呼び掛けた。
「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」の中心メンバー奥田愛基(あき)さんは国会正門前で「今回の選挙で一番、変わるかもしれないのが憲法。本当のことを言わないで選挙やるのはおかしくないですか」と、改憲を参院選の争点にしようとしない与党を批判。「国民の政治離れと言われているが、政治の国民離れ。なめないでほしい」と訴えた。
(6月6日東京新聞1面より)
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┗■2.注目すべきは揚水発電所の活用
| 原発を止めるために必要なこと
| ・産業分野のエネルギー消費を減らす
| ・利用できるエネルギー源に目を向けむだなく利用する
└──── 野村民夫 (長野県在住)
※5月31日発信【TMM:No2794】★2「原発から無減発(むげんぱつ)への挑戦-
水力発電所のすすめ」に対する野村民夫さんの見解です。
◯ 水力発電の比率が高かったのはずっと昔のことで、大規模ダムが建設できる場所はほとんど残っていません。
また、ダムは自然環境を破壊しますし、立ち退き問題も起きます。日本では取り返しがつきませんが、これから作ろうとしている途上国では問題になっています。既存のダムでもエジプトのアスワン・ハイ・ダム、中国の三峡ダムは日本でもよく知られています。
◯ 注目すべきは揚水発電所の活用だと思います。
原発の発電量は一定ですから、需要が少ない夜間や休日は余り、深夜電力で増える分はわずかです。
そこで考えられたのが揚水発電所で、ダムの上下にダム湖を持ち、夜は余った電力でポンプアップし、昼はピーク電力に対応するというものです。
発電量は揚水で使用した電力の7割、送電損失は「電力網平均」で5%ですから往復で10%、つまり4割は無駄になりますが、それでも原発には必要でした。
揚水発電所(及び送電網)のコストを原発コストに上乗せすべきだというのはこのためです。(中部電力では浜岡(原発)が止まっているので火力(発電)でポンプアップしていますから燃料の4割を無駄にしています。)
一般にダム寿命は砂が一杯に溜まるまでとされ、100年を設計寿命としていますが、発電専用ならその後も使えます。揚水発電所の中には河川からの流入が少ないものもあり、その場合は更に長くなります。
発電機の寿命は60年ですが交換すれば済むことです。(発電原価の計算では交換できる事を無視しています。)
つまり、揚水発電所の寿命は原発より長いので、原発を作り続ける事が前提でした。
◯ 一方、自然エネルギーは不安定だ、というのは原発推進の決まり文句で、ドイツやスペインでの実績は無視しています。
何時止まるか判らない、一旦止まったら何時動き出すか判らない原発こそ、不安定と言うべきです。
太陽光発電は需要が多い昼間に発電しますが、風力は昼夜を問わずですし出力変動も激しいので、一旦揚水発電所でポンプアップし、需要に合わせて発電すれば安定した電源に変える事ができます。
モデル的には2系統用意して交互にポンプアップと発電を行えばよいのですが、電力網制御を工夫すればより良い方法が得られると思います。
ドイツは平坦なので大型ダムは難しいため、余剰電力をオーストリア、スイス、更にノルウェーの揚水発電所を活用しようとしています。
1. http://amzn.to/2810N6L
「100%再生可能へ!欧州のエネルギー自立地域 」p.219
2. http://amzn.to/1spkhl2
「100%再生可能へ! ドイツの市民エネルギー企業」上記の続編
3. http://amzn.to/25xyWJk
「キロワットアワー・イズ・マネー エネルギー価値の創造で人口減少を生き抜く 」
上記2冊にも中心的に関わっている村上敦氏が、エネルギーを中心として地域で経済が循環する社会について述べていて、地方活性化という点でもとても参考になります。
◯ 関連して論じるべきことは沢山ありますが、原発を止めるためには
・エネルギー消費を減らす。(特に産業分野)
・利用できるエネルギー源に目を向け、無駄無く利用する。
ことが必要です。
国内外を広く見て欲しいと思います。
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┗■3.【続報】原子力民間規制委員会による規制勧告
| 「熊本-大分地震と再稼働」への四国電力の回答とヒアリング
| 四電の「地震で配管破損は起こらない」という答弁に対する
| 木村俊雄さん(元東電技術者)のコメント
└──── 中村泰子(原子力民間規制委員会・東京事務局)
※6月1日発信の【TMM:No2795】★1四国電力の回答とヒアリング
「四電の「……ん?!」な答弁」の【続報】です。
◯ 原子力民間規制委員会・いかた、同・東京が、5月25日行ったヒアリング(聴聞)の焦点は、地震による配管破断・破損の危険性を四電がどう把握し対策しているかを聞くことであった。
福島第一原発事故において震度6強の地震により1号機の配管が破断して放射能と水素が建屋に放出され、地震から3時間後には、放射能高で建屋への入室が不能となり、放出された水素により水素爆発に至ったので、再発防止対策が必須だからだ。
しかし、四電は、「福島事故で地震による配管破損はなかったというのが、国の規制委の見解である。伊方原発は、すべての配管について新規制基準にみあっていることを確認しているので、地震による配管破損は起こらない」と必死に防衛しようとした。
福島事故の配管破断を認めると、全原発の耐震設計の見直しにつながってしまうので、国・電力会社はそれを絶対に認めないだろう。
◯ 元東電福島第-エンジニアの木村俊雄さん(自給エネルギーチーム)から、
以下のような明快なコメントをいただいた。
「以下、[配管破損]に関してコメントします。
率直、全く合理的、論理的な説明になっていない。
計測用小口径配管は耐震評価(解析)してないし、できない。
さらに言うと、法令上、しなくていい位置付け。
仮に耐震評価しようとしたら、モデル化に途方もない労力を要する。
法令上、耐震評価しなくていい配管に対し、電力が自発的に大金を使い
耐震評価してるわけない。
やってますって言い張るなら物を見せて下さい。」
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┗■4.新聞より
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◆原発 安全の保障ない
埼玉県川口市の無職長谷川千恵子さん(70)
地震のような自然災害ならば、皆で力を合わせればいずれ復興できる。でも、原発事故はそうはいかない。政府は都合の良い情報を流して原発再稼働を進めるが、安全が保証されているとは言えない。
東京都豊島区のアルバイト栗山さつきさん(25)
ろくに説明がないまま原発は安全と言って再稼働を進める政府が理解できない。地震が頻発する日本は原発事故のリスクを常に抱えている。再稼働を進め、次代に問題を押しつけてはならない。
(6月6日東京新聞27面「金曜日の声-国会前」より)
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