2/17「原発の海外輸出~その問題点~」いろりばた学習会のご案内
- 2011年 2月 9日
- 催し物案内
- たんぽぽ舎原発の海外輸出
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《環境と原発問題の学習会『第155回いろりばた会議』のご案内》
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■テーマ
『原発の海外輸出~その問題点~』
■提起
「原発海外輸出の怪しい世界」
山崎久隆さん(たんぽぽ舎、劣化ウラン研究会)
「原発反対国際署名運動」
竹野内真理さん(ヒバク研究会)
●日 時:2011年2月17日(木) 18:30開場、18:45~21:00
●会 場:たんぽぽ舎会議室
《内 容》
民主党政権になってから政府が率先して原発輸出に取り組む
姿勢を強め、首相自身が原発の売り込みに奔走するように
なっています。
昨年10月には官民一体となって原発輸出に取り組むために
電力会社・メーカー等13社により「国際原子力開発株式会社」
が設立されました。
(電力9社、東芝、日立製作所、三菱重工業、産業革新機構)
マスコミでも連日のように原発輸出関連のニュースが紹介
されていますが、その問題点についてはほとんど取り上げ
られていません。
今回のいろりばた会議は、怪しい「原発ルネッサンス」と
原発輸出の問題点について解説してもらいます。
また、竹野内真理さんに原発反対の国際署名運動について
紹介してもらいます。
皆様のご参加をお待ちしております!
★山崎久隆さんの文章を抜粋して紹介します。
---------------------------
(初出「状況2011 冬」)
「日本の原発輸出がもたらす危機」山崎久隆(たんぽぽ舎)
-「原子力ルネッサンス」下の民主党政権による原発政策批判
日本の原子力技術は「核兵器に必要な個々のパーツはすべて
製造可能で、核兵器にするには部品を組み立てればよい」水準に
あることは世界でも常識だ。そのような国が世界各国に原発を
始めとした原子力技術を移転させること自体、核拡散体制を
崩壊させることにつしなるであろう。
もちろん米ロ英仏中も同じ技術を保有しており、同じように
核兵器開発技術(これを機微技術という)の移転という問題を
抱えている。しかし日本の場合は原子力産業界がそもそも何が
機微技術なのかを理解しているとは思えない。
これまでも核兵器ではないとしても、いとも簡単に危険な
情報や技術が流出してきたし、今後も拡大する恐れが高い。
最初の台湾第四原発の話に戻ると、原発の沖合80キロの
地点に海底火山の存在が確認されている。さらに火山の
爆発による津波の発生と、地震の襲来が同時に発生する
可能性がある。地震や火山の危機を有しているのは日本の
原発と同じだ。建てるべきところではないところに建設を
しているのも同じだ。
日本の原発輸出は同じ過ちを世界に「輸出」することに
なる。その責任は重い。
民主主義の度合いと原子力災害の被害は反比例する。
最悪のチェルノブイリ原発事故はソ連で起きた。インドの
ジャドゴダではウラン鉱山が先住民への被害をもたらして
いる。情報公開も不十分で意志決定に参加も出来ない国の
人々に対して原発輸出は大きな苦痛を与えることになる。
安全基準や事故対応は公開されるのか、労働者の被曝管理は
どうなっているのか。
日本の私たちが監視すべきことは沢山ある。
---------------------------
★参加者よりの発表、資料の持ち寄り、参加歓迎です
●資料代:800円
●主 催:原発と環境の学習会いろりばた会議
●連絡先:たんぽぽ舎
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜-
13:00~20:00のオープンです。
日曜・休日は、お休みです。
〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。