テント日誌7月20日…土砂ぶりにあった19日行動/沖縄からの通信
- 2016年 7月 22日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1774日
梅雨明け前の土砂ぶりにあった19日行動
テントからも何人が参加した19日の総がかり行動は開始まえから激しい雨に見舞われた。僕は偶然、テントに駆け込んだのだが、ものすごい雨に立ち往生した。そう長くはない通り雨だという予想もあったから、何人かとテントの中で様子見をしていた。西の方は梅雨明けだと言われているから、関東地方も梅雨明けは近いのだろう。雷さんに臍をとられぬように蚊帳に入れと子供ころはいわれたものだが、ピカッと光って豪雨が来ないと梅雨明けになる気分はしない。だから激しい雨は致し方ないのだが、よりによって何故、今、なんだと恨めしい気持ちになった。参議院選挙の後の最初の総がかり行動だったのでいつもより気持ちが入っていたのかもしれない。
参議院選挙は改憲反対勢力が三分の二以上の議席を確保できなかったのは残念だが、その評価については前の日誌で書いたので繰り返さないが、議会で改憲を発議するのは大変でその過程で政党再編が起こると予想している。自民党や公明党は言うに及ばず野党にもそれは起こると思っている。例えば、日本共産党などは党名変更も含めての再編劇が起こるように予想している。恐らく、資本主義か社会主義かの枠組みで体制派と反体制派を分ける政治的枠組みが通用せず、憲法をどう理解し、政治理念の根幹にするかを基軸にした再編が起こると思われるからだ。戦後の政治的な枠組みがその無意識の基盤も含めておおきな再編劇に見舞われるわけで、これは当然にも改憲反対の運動にも波及する。それぞれが憲法と国家、憲法と政治をどう認識しているかが試されるわけで、自分にとってそれはどうか、つまり主体的にことは問われる。そこのところで自分の考えを練り、練磨して明瞭にしていくしかないが、それがあれば大丈夫である。大丈夫というよりはそれより他に手はないのだ。おのれの認識に磨きをかける、そこしか闘いの武器は生まれない。人波の雨上がりの国会周辺を歩きながら、そんなことを呟いていた。
選挙の争点から隠された原発問題だが、そうした背後で再稼働の動きは進められている。現地からの報告でもあるようにこの週末には現地行動がある。現地に参加できぬ人は東京での連帯行動に参加を願いたい。人々の目から隠し、人々の行動が時間の中で疲弊するのを狙ってことを進める日本の政治権力の常套的方法は原発問題でも見られる。僕らにとってそれは計算済みで、だから持久戦としてやっている。持久戦の難しさは意識の持続が難しく、日常の繰り返しになっていくようにあることだ。同じことの果てない繰り返しのようになっていくことだ。ほとんど意識しない日常のように僕らの脱原発の運動や行動がなっていくこと、それが持久戦であり、持久戦は例えばテントが存在すること、あるいは官邸前行動などが続いていること自体である。その意味は後から見えてくるわけでこういう時期は持久していること、持久させる意志が大事なのだ。僕らの敵官僚たちも持久戦には結構こたえているはずだ。持久戦の力は意外なところで確認される、また見えてくる。そんな時のあるのだ。僕らの風土では民衆の権力に対する闘いや抵抗が持久戦としてやられた例は少ない。だから、僕はあまり経験がないわけで心的には辛いところがある。こういう時期は持久戦だという文句を呟やき呟きやって行こう(三上治)
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・7月22日(金)午後5時から経産省前抗議行動。テントひろば主催
18時30分~官邸前抗議行動(反原連)
伊方原発阻止の現地から 伊方家(八木)
本日、四電は1次冷却水ポンプの水漏れ事故のため、部品交換のため
8月以降への再稼働延期を発表した。
あれだけ規制委が審査を繰り返した上での事故であり、使用前検査もしている中での事故である。長期間停止していた原発はどんな不具合が生じるかわかったものではない。こうして伊方3号機の不安と危険性は倍加されている。
再稼働延期を再稼働断念へと追撃しよう!中央構造線や南海トラフの地震が迫る中、こんな不安を抱えた原発を動かすことは絶対にやめるべきだ。きっぱりと再稼働を断念すべきである。
7・24全国集会の位置はいよいよ重要なものとなった。あくまで再稼働を阻止し、再稼働断念へと追い込んでいくそういう大きな烽火を上げよう。
そして25日は伊方町内行動とゲート前座り込みでもって、8月再稼働阻止への意志を固めよう。そしてそこから8月再稼働阻止行動の準備を全開にしよう。
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伊方現地行動案内
『みんなでとめよう伊方原発7.24全国集会』
期日:7月24日(日)13時30分開始
集会場所:伊方ビジターハウス前(道の駅きらら館付近)
抗議行動:伊方原発ゲート前(15時頃から)
主催:伊方原発再稼働阻止実行委員会
よびかけ:伊方原発反対八西連絡協議会/八幡浜・原発から子供を守る女の会
▼起動日はあくまで予定ですので、26日の行動は別途お知らせ。
【「原発現地へ行く会」からの交通費補助】
24日、26日予定の行動参加者(四国を除く全国の皆さん)に
「原発現地へ行く基金」から1万円の交通費補助を供出します。
ファックス又はメールにて申し込み願います。
申込先:FAX:03-3238-0797 メール:info@sendaiikou.com
(当会から確認連絡をもって受付完了。詳細は連絡時にお伝えします)
(団体での申し込みはご遠慮願います)
アクセス
・航空便―JALまたはANA便(07:25羽田発~08:50松山着)
又は、(09:30羽田発~10:55松山着 特急との接続は困難)
・八幡浜(集会場まで30分)と松山空港・松山市内(約2時間)からは
バス、車(実行委)を運行予定
・JR予讃・内子線(特急宇和海50分)松山発11:25~八幡浜着12:12
又は松山発12:25~八幡浜着13:14
宿泊(八幡浜市内のホテル予約は厳しい)は各自手配。
参考-24日~26日の2泊3日の格安ツアーパック料金(ホテル込)3万円前後
そのほかの案内情報は「たんぽぽ舎」ホームページ掲載。
問合せ:「原発現地へ行く会」TEL070-5019-5907
又は080-1012-4661(事務局沼倉)
「原発現地へ行く会」基金へのカンパをお願いします。
郵便振替:00190‐0‐361095 他の金融機関から〇一九店当座0361095
城南信用金庫九段支店 (普通)334455
7/26(火)四国電力東京支社抗議行動〔伊方現地に連帯の行動
伊方原発3号機再稼働反対!中央構造線に火がついた!
南海トラフ地震も心配 基準地震動も低くデタラメだ!
第11回四国電力東京支社抗議行動にご参加を!
日時:7月26日(火)18:30より19:45
場所:四国電力東京支社
東京銀行協会ビル前(丸の内1丁目/大手町駅D4出口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
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7月26日(火)「鎮魂 死者が裁く」JKS47月例祈祷
15:00 「鎮魂 ―死者が裁く― 呪殺祈祷僧団四十七士」
〇開式の言葉と鎮魂歌「海つばめ」
〇歌 唱 秋山道男「海つばめ」、演奏:グラシャス坂井(ギター)
〇勧 請 (上杉)
〇読 経 妙法蓮華経如来寿量品第十六 偈文
〇表白文(福島)「鎮魂 – 死者が裁く –
〇読 経 陀羅尼呪 3回繰り返し
〇唱 題
〇祈願回向
〇四弘誓願 〇題目三唱
〇主催者挨拶(上杉)
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沖縄からの通信(7月20日)転載 M・S
沖縄タイムスが「<高江ヘリパッド>最前線で過酷警備、防衛局職員『いつまで・・・』」という記事にしていますが、早くも警備の機動隊員や防汚英局職員からはあまりの過酷さに悲鳴が上がっているようです。沖縄は島であるため、34度以上は気温が上がらないと言われています。しかし、照り付ける紫外線は本土の1.5倍ですから、長時間炎天下化にいるとそれだけでやけどしてしまいます。ましてや立っているわけです。そのため、装甲バスをキンキンに冷やし、30分交代でやっていますが、果たしてどこまで体がもつか、です。
高江現地からの報告は「辺野古浜通信」が行っています。送信されたものはその都度転送しますので、それで現地の様子を把握してください。現地は緊迫していて、現場に向かわせないために「検問」と称する弾圧が行われています。座り込みの人たちは車を隙間なく縦列駐車して封鎖しています。きょうは県議団が現地の激励に訪れ、明日は抗議集会が開かれます。機動隊による座り込みの暴力的排除と、封鎖車両の実力での撤去が考えられますが、いずれにしても持久戦は不可避です。
今回の攻撃は、政府としては「三正面作戦」として考えていることですが、早くも辺野古の陸上工事が無理となりました。政府が考えたことは、解釈改憲よろしく、「和解」で中止したのは海上の埋め立て工事だけで、陸上は含まれていないと強弁することでした。しかし、琉球新報が報じているように海上と陸上は一体のものだという「工程表」があるため、そのようなこじつけ的な解釈の変更は通用しないことが分かりました。つまり、自分たちが行った政府説明と矛盾してしまうのです。平気で白を黒という政府ですが、王手、王手とやられたら、投了するしかありません。
全国動員の500名の機動隊の配備は、菅官房長官による直接指示であることは間違いありません。問題はなぜ「工藤会の壊滅作戦と同規模だ」と言われるような異常な弾圧体制を敷いたのかです。私としては、最大の狙いこそ「オール沖縄」の分断にあると考えています。その根拠は、行政=沖縄県の高江のオスプレイパッドに対する態度の立ちおくれです。それを弱点として住民のたたかいと行政の立ち遅れにクサビを打ち込むことで、両者の間に不調和オンや対立を作り出すことを狙ったものということです。テレビの全国ネットや本土紙が高江の事態をまったく報道していないことも、沖縄県と政府との対立として明確になっていないためです。
それをどう克服するか、「オール沖縄」にとって一つの試練です。
原発の再稼働をめぐって、島崎元規制委員長代理が一人で反乱を起こしました。毎日新聞の<特集ワイド>が詳しく書いています。これからはこういう人が次々と出てきます。一人の勇気が社会を変えていくような時代として始まっているのが、改憲過程というものです。
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