欺瞞と不正義の似非「学府」=日本の大学を解体せよ(1):広島大学と広大原爆放射線医学研究所(広大原医研)(『週刊金曜日』掲載の明石昇二郎氏告発レポートより)
- 2017年 2月 5日
- 評論・紹介・意見
- 田中一郎
全くひどい話です。最初のイントロ部分の要約には、「(中略)同大(広島大学)の公益通報窓口に寄せられた内部告発はうやむやにされ、パワーハラスメント(パワハラ)によって告発者は同大から追放されようとしている。広大原医研に正義はないのか。」と書かれています。
(1)「学問の府」広島大学で現在進行中の「大人のいじめ」(前編)(明石昇二郎
『週刊金曜日 2017.2.3』)
(2)「学問の府」広島大学で現在進行中の「大人のいじめ」(後編)(明石昇二郎
『週刊金曜日 2017.2.3』)
日本の大学が腐り始めています。いや、昔から半分腐っていて、今日に至って、それが悪臭を放つようになっただけなのかもしれません。既にみなさまは、日本の大学に巣食う「似非学者」どもが、福島第1原発事故の際にTVや新聞などのマスごみに現れては、嘘八百の無責任極まる御用言論を繰り返していたことは記憶に新しいことでしょう。しかし、それについての真摯な反省もなく、原子力ムラについて言えば、今度は放射能や放射線被曝の危険性についての非科学的な似非言論を大々的に繰り返し、昨今では、頭に乗って原発・核施設の世界でも、ふたたび安全神話の広宣流布のようなことを始めています。
しかし、日本の大学の出鱈目は、何も原子力ムラ・放射線ムラに限ったことではありません。今日では、文科系も含めて大学全体が、まるでご都合主義、ジコチュー、カネカネ亡者、嘘八百・虚偽、欺瞞、社会的不正義、傲慢、無過失主義、不都合隠蔽・歪曲、などなど、まるで不道徳・不正義の巣窟のようになって、まさに悪徳丸出しの似非「学府」となっているのです。もちろん学内での自由な言論・表現の自由、活動の自由などありません。異議申し立ての動きは、まるでファシスト国家さながらのごとく大学内から排除される、そんな「全体主義大学」が増えているのです。(そして、こうした大学内の不祥事や出鱈目を、見て見ぬふりをするヤカラが如何に多いことか)
今後、看過できない日本の大学の出鱈目は見つけ次第、拡散いたします。みなさまにもご協力をお願い申し上げます。
日本の腐ったアカデミズムにお人好しの幻想を持つのはやめましょう。
今日の日本の大学は、今こそ「解体」されるべきです。
「犬も歩けば棒に当たる」ならぬ「大学歩けば詐欺師にあたる」、そんな日本の大学に存在意義などあろうはずはないでしょう。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion6493:170205〕
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