元「カタール、オマーン大使」が語る・視点としてのアラブ世界(第255回現代史研究会)
- 2011年 3月 6日
- 評論・紹介・意見
第255回現代史研究会
先日(2月26日)の板垣雄三先生の講演会に引き続き、あらためてアラブ革命の背景、米国の世界戦略との関係、今後の世界政治の動向、世界の中の日本の位置付けなどについて考えていきたいと思います。今回は、元カタール、オマーンの大使で、アラブ7カ国大使館への勤務経験をおもちの塙治夫さんをメインゲストにお迎えし、さらに元共同通信社の外信部記者として活躍された鈴木顕介さんのお話しと併せて、世界の問題(当然、我々の問題でもありますが)としてのアラブ問題について、更に踏み込んだ議論をしていきたいと考えています。
日時:3月19日(土)1:00~5:00
場所:明治大学駿河台リバティタワー・1114号室(11階)
テーマ:「視点としてのアラブ世界―その文化圏と社会」
講師:鈴木顕介(元共同通信社外信部記者・ちきゅう座顧問):「アメリカの戦後アラブ政策の足取り」
塙治夫(元カタール、オマール大使):第一部:「アラブ世界の変遷」、第二部:「ナギ―ブ・マフフーズ(エジプトのノーベル賞作家)の『カイロ三部作』を読み解く」
塙治夫氏略歴:1952 年外務省入省。
1953 年から 54 年までカイロでアラビア語研修を受けたのち、1957 年までカイロ駐在。その後、レバノン、シリア、エジプト、イラク、オーストラリア、サウジアラビア、カタール、オマーンで勤務する。1994 年退官後は東京経済大学、常磐大学で非常勤講師を務める。1974 年に翻訳「狂気の独白」を発表以降、多数の翻訳がある。代表作としてナギーブ・マフフーズの『バイナル・カスライン』の翻訳がある。
参考文献: ナギ―ブ・マフフーズ著 塙治夫訳:『バイナル・カスライン』(河出書房新社)
参加費(資料代)500円
主催:現代史研究会、ちきゅう座
連絡先:〒113-0033 東京都文京区本郷2-3-10お茶の水ビル303号室 ちきゅう座事務所
Tel:03-3814-3861 Fax:03-3818-2808(社会評論社:担当者・松田)
現代史研究会顧問:岩田弘、岩田昌征、内田弘、生方卓、岡本磐男、塩川喜信、田中正司、(廣松渉、栗木安延)
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔opinion0363 :110306〕
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