たんぽぽ舎から TMM:No3065
- 2017年 4月 29日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No3065】
2017年4月28日(金)地震と原発事故情報-
7つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.大地震の危険が増大している
日本国内どこでも強い地震にみまわれる
政府の地震調査委員会が発表=「全国地震動予測地図」
原発の再稼働なんてとんでもない・やめよ
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.福島の選出議員とて気を許すな「今の私は政府の一員」
橋本左門<無核無兵・毎日一首>
★3.原発終わらせるのは私たちの一押し
東芝の末路を日本の末路にしないために (下)
渡辺寿子(原発いらない!ちば)
★4.≪共謀罪特集≫元警察官飛田氏、沖縄平和センター山城議長、
NHKへ抗議の電話をしましょう
横井泰夫(埼玉県在住)
★5.メルマガ読者からの「新潟日報」情報
金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★6.メルマガ読者からの情報提供(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★7.新聞より1つ
◆再処理工場の安全対策工事費用、当初の10倍超の見方も
(4月27日デーリー東北新聞社11:33配信より抜粋)
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・脱原発川柳【やっと辞めた! お次は誰だ? 目白押し】 宗 静
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※明日です!ご参加を!今村復興相更迭! 東北から怒りの声
4/29緊急講演会
今村復興相と対決したジャーナリスト西中誠一郎さんと
避難者の緊急講演会
-安倍政権の原発被害者切り捨てを止めさせ、
住宅補償打ち切りを撤回させるために-
日 時:4月29日(土・休日)14時より16時30分
第1部 取材報告:西中誠一郎氏(ジャーナリスト)
第2部 「既に家を奪われ生活困窮者が出ている、
住宅無償提供打ち切りを撤回させよう!」
瀬戸大作氏(避難の協同センター事務局)
松本徳子氏他、原発事故避難者の皆様より
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
共 催:たんぽぽ舎・脱被ばく実現ネット
賛 同:反原発自治体議員・市民連盟共同代表・武笠紀子、福士敬子ほか
参加費:800円(避難者は無料)
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┗■1.大地震の危険が増大している
| 日本国内どこでも強い地震にみまわれる
| 政府の地震調査委員会が発表=「全国地震動予測地図」
| 原発の再稼働なんてとんでもない・やめよ
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
◎4月28日のテレビ・新聞が一斉に報じた。政府の地震調査委員会が発表=「全
国地震動予測地図」の要旨だ。
平田委員長の結論的なことばは「太平洋沿いでは、発生確率は少しずつ増加し
ている。日本国内では、どこでも強い揺れに見舞われる可能性がある」と注意を
呼びかけている。
◎6年前の2011年3月11日、M9の巨大地震にみまわれ、東京電力福島第一原発
1から4号機が大惨事をひきおこした。今も福島県民をはじめ、多くの人が苦労
している。1年前の熊本地震でも今も多くの人が苦しんでいる。
◎島村英紀教授(地震学者)が「21世紀はかなりの大地震・津波にみまわれる」(過
去の地震発生との比較から)と警告していることも心配だ。
日本の原発50数基を一刻も早く停止させたい。再び福島級の事故をおこさない
ために。原発再稼働なんてとんでもない。
☆柏崎原発敷地に活断層か(原発をたててはいけない場所というイミ)という報道
が新潟県の新潟日報4月15日に載った。東電柏崎刈羽原発にNOをつきつける重
大事態なので近日紹介します。(4/15発信【TMM:No3054】3.で一部紹介済み)
※参考記事
震度6弱以上30年内の確率 太平洋側で小幅上昇 政府が予測地図
政府の地震調査委員会(委員長・平田直東京大学教授)は27日、30年内に震度
6弱以上の地震に見舞われる確率を示した2017年版の「全国地震動予測地図」を
発表した。16年版と比べると、静岡県から四国沖にかけての南海トラフ巨大地震
の震源域近くでわずかに確率が上昇。活断層の評価方法を変えた中国地方では、
最大3ポイントほど上がった。
評価は17年1月1日現在で、全体の傾向は前回と変わっていない。250m四方の
細かさで全国各地で揺れに見舞われる確率を表示している。
南海トラフ沿いでは、静岡市や和歌山市、高知市などでいずれも1ポイント上
昇した。(中略)
都道府県庁所在地で最も高かったのは千葉市で、前回と同じ85%だった。水戸
市と横浜市も前回と変わらず、81%だった。首都直下地震や相模湾から房総半島
沖に伸びる相模トラフで発生する地震の影響だ。(中略)
平田委員長は「太平洋沿いでは、発生確率は少しずつ増加している。国内では、
どこでも強い揺れに見舞われる可能性がある」と注意を呼びかけている。
(4月28日本経済新聞朝刊42面より抜粋)
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┗■2.福島の選出議員とて気を許すな「今の私は政府の一員」
└──── 橋本左門<無核無兵・毎日一首>
※復興大臣に任命された吉野正芳、第一声で、「『一時間前の吉野』とは違う。
政府の一員だ」と高言。
彼の前歴は1.「天変地変の場合は東電の責任は無視~」。2.自民原子力規
制委座長として提言を作成。3.規制委員会は「独立性にこだわるあまり孤立し
ている」など政府側の代弁者。
地縁は皆無、日ならずして馬脚を現すこと必定。安倍一族の人材払底、ここに
極まる!
(4月28日「原発とめよう!九電本店前ひろば第2200日目報告」より抜粋)
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┗■3.原発終わらせるのは私たちの一押し
| 東芝の末路を日本の末路にしないために (下)
└──── 渡辺寿子(原発いらない!ちば)
6.維持費用削減は安全削減
計画では再稼働3年後までにメンテナンス費用の3割削減を唱っています。こ
れは大変危険です。メンテナンス費用削減でまず手を付けやすいのは人件費です。
しかし被ばく労働である原発の作業は「人海戦術」するしかない場面があり、簡
単に人減らしはできず、強行したら労働者に危険が及びます。
新造する原発なら設計段階からメンテナンスしやすいように出来るかもしれま
せんが、完成後の原発では不可能。コスト削減で安い資機材を使うと安全が保て
なくなります。
7.再稼働費用は最大のムダ
費用削減したいのなら再稼働のために柏崎刈羽に投じてきた6800億円を精査す
べきです。免震重要棟は最初から基準地震動に耐えられる設備に改善していれば
良かったものを、緊急時に使えないことが分かったらそれを隠蔽するために右往
左往してかえってムダな出費をしたのです。1000億円かけた防潮堤は液状化対策
に失敗し、使い物になりません。
そもそも何よりムダなコストの最たるものは再稼働に備えた維持管理と改修費
です。6800億かけた柏崎刈羽原発ですが、免震重要棟についての悪質な嘘がばれ、
地元は怒り心頭です。原発周辺の断層が活断層である可能性も浮上し、再稼働は
ますます遠のいています。
また早く廃炉決定すべき福島第二原発に燃料冷却だけで1600億円かけています。
東電は再稼働をきっぱりあきらめて、ムダな費用は被害者への賠償と生活支援、
そして廃炉費用にまわすべきです。
8.悪質な隠蔽体質が事故を招く
免震重要棟についての東電の対応は非常に悪質でした。緊急時に使いものにな
らないとわかっていたのに隠して再稼働申請し、しかもその事実を3年間も隠し
続け、さすがの電力擁護の規制委も茫然としました。
あきれるほど何回も繰り返される東電の嘘と隠蔽は組織にしみついた体質でもは
や不治の病です。この隠蔽体質とコスト優先、安全軽視の体質が大津波の襲来と
外部電源の脆弱性を指摘されながら対策を怠り、3.11の福島第一原発大事故を招
いたのです。
9.東海第二原発再稼働の危険性
首都圏に一番近い原発は日本原電の東海第二原発(110万kw)です。日本原電
は発電した電気を東電などに卸す電力卸会社です。自社の東海第一原発が廃炉作
業中、敦賀原発1号廃炉決定、2号がほぼ廃炉で、唯一残った東海第二原発の新
規制基準適合審査を2014年に申請し、再稼働を画策しています。東海第二原発は
3.11の時津波があと70cm高かったら全電源喪失のところ間一髪で免れました
が、稼働38年の老朽原発です。
東海第二原発のPAZ(原発5km圏)に含まれるのは東海村全域(3.6万
人)、日立市南部(2.8万人)、ひたちなか市北部(1.5万人)、那珂市東部
(0.9千人)です。UPZ(原発から30km圏)に含まれるのはほぼ茨城県全体
で住民は約96万人で想定避難者数は日本一です。
東海第二原発が福島第一原発のような過酷事故を起こせば2000万人が住む首都
圏が高濃度放射能汚染で壊滅します。
米山新潟県知事が柏崎刈羽再稼働について問われ、「もう一回(福島と同じ)
事故が起きれば、日本が終わるというのを肝に銘じるべきだ」といいましたが、
同じことが東海第二原発再稼働にあてはまります。
また水素爆発のおそれのある超危険な高レベル放射性廃液を抱える東海村再処
理工場問題も日本の重大な危険です。国も規制委も再稼働などに注力せず、この
危険性除去に早く、真剣に対処すべきです。
10.原発止めて日本を救おう!
4月12日の東京新聞夕刊「社会時評」に「東芝の末路は日本の末路―現実を見
ずに原発に固執」の見出しで、吉見俊哉東大教授の一文が載りました。
この文は「原爆を投下され、最悪の原発事故まで起こしたこの国が、なお世界
に『核』をばら蒔く政策を推し進めるのは著しく倫理的でないし、戦略的にも愚
かだ。東電と東芝と、古い思考を脱せられない基幹産業が次々に解体に向かう中、
時代からずれた既定路線を大胆に見直す転換ができなければ、東芝の末路はやが
て日本の末路に重なることとなるだろう」で結ばれています。
東芝の末路を日本の末路にしないためには原発を止めるしかありません。
(「原発いらない!ちばネットワークニュース」2017年4月号より
許可を得て転載)
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┗■4.≪共謀罪特集≫元警察官飛田氏、沖縄平和センター山城議長、
| NHKへ抗議の電話をしましょう
└──── 横井泰夫(埼玉県在住)
◎元警察官飛田氏:「現在『共謀』は認められている、犯罪をやってからでない
と罪は成立しない。今回の『共謀罪』は話したことで罰する。警察主導の監視社
会になる。警察の憲兵化につながる。」
戦争できる国、国内反戦では、米軍ともに海外派兵できない。
政治活動の自由を奪う戦後最悪の法制化。
◎沖縄平和センター山城議長:「公務執行妨害等」120日余拘束(最大の日数)→拘
束理由書に4つの『共謀罪』明記→座り込みを考えた、会議の議題にした、座り
込み参加を呼び掛けた、実施した。
→「共謀罪」の先取り、基地反対リーダー処罰の見せしめ。
※元警察官・検事・裁判官(最高裁も含む)のこのように多数反対していることは
初めて。世論調査やるごとに、「共謀罪」反対、疑問、慎重審議されていないの
声増える。先日の日比谷大集会、会場入りきれない集会。
◎NHKへ抗議の電話をしましょう
予算委員会、重要法案審議委員会はNHKは、国会中継恒例。
「共謀罪」審議の法務委員会中継のNHK担当スタッフは準備→上部より「上
の指示にて中止」
※「共謀罪」賛否以前に国民の知る権利、公共性投げ捨て、時の政府にひれ伏す
NHKへ抗議の心よりお願いします。お知り合いの方への転送下さい
◎NHKのナンバー0570-066066へ電話をして下さい。
元NHKディレクター「抗議の電話数とその概要は、翌日各セクションに報告
される。今NHKの視聴退会者は増えています。
抗議電話については、経営陣は退会者増加に繋がりますので神経質になってい
ます。
又第一線で働く職員の励み、自由にものが言える職場へ、抗議電話は、かなり
の効果あります。我々OB会も頑張ります。」
(脱原発・護憲・文化メールマガジン173号より)
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┗■5.メルマガ読者からの「新潟日報」情報
└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
◆柏崎原発周辺の火山灰問題‐活断層の可能性否定、
東電「追加調査必要なし」
東京電力柏崎刈羽原発の敷地内外の断層が火山灰分析結果によって活断層と見
なされる可能性がある問題で、東電は27日の会見で、活断層ではないという従来
の評価について「変わることはない」との見解を示した。
(紙面のみの掲載で、ネット上に掲載なし)
(4月28日新潟日報より)
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┗■6.メルマガ読者からの情報提供(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.大阪市・京都市が関電に「脱原発」を株主提案
関西テレビ4/28(金)1:09配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170427-00000012-kantelev-l27
2.【報ステ】『常陽』再稼働審査、規制委あきれ返る
テレビ朝日系(ANN)4/26(水)23:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170426-00000063-ann-soci
3.日本72位で変わらず=「フリー記者冷遇」―報道自由度調査
時事通信4/26(水)19:42配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170426-00000104-jij-int
4.日本郵政4000億損失、元凶はまたも元東芝・西室泰三氏
ダイヤモンド・オンライン4/27(木)6:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170427-00126285-diamond-bus_all
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┗■7.新聞より1つ
└────
◆再処理工場の安全対策工事費用、当初の10倍超の見方も
3年超に及んだ使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の新規制基準適合性審
査が実質的に終了し、日本原燃(工藤健二社長)は近く、原子力規制委員会から
の指摘事項を盛り込んだ「補正申請書」を提出する。原燃にとっては念願の審査
合格と、その先に待つ工場完成に向け一歩前進する見通しだが、約300億円と見積
もった当初の安全対策工事費用は数千億円規模に膨らむ公算だ。
増額の背景にあるのは、東京電力福島第一原発事故を受け必要となった重大事
故対策や耐震性の見直しだ。(中略)
関係者の間では対策工事費は当初の10倍以上に跳ね上がるとの見方も浮上して
いる。
原発の非常事態では、高温、高圧の原子炉をいかにコントロールするかが最重
要。対する使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)は、核燃料のせん断や溶解、高
レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の製造といった主要工程が約20建屋に入る。
フル稼働時で年間800トンを処理し、使用済み核燃料の貯蔵プールは容量3000トン。
原発と桁違いの放射性物質を扱う点でも、潜在的なリスクは多岐にわたる。
(後略) (4月27日デーリー東北新聞社11:33配信より抜粋)
詳しくはこちらを
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170427-00010009-dtohoku-l02
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