テント日誌4月29日…霞が関に福島の怒りが沸騰
- 2017年 5月 2日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
すっかり春の陽気になりました。4月23日(日)
すっかり春の陽気で、青空がとっても明るくてきれいだったので、記念写真のノリで写しまくったのですが、明るすぎ、影がくっきり出すぎて顔がうまく写りません。難しいものです。カメラじゃなくアイポッドで撮っているのがそもそも無理なのですが。顔が暗くなっちゃって今回アップ写真にならなかった方ごめんなさい。
でもYさんの写真が、ちょっと暗いけど、面白く映ったのです。何か不思議な昆虫か宇宙人のようなイメージでしょ?キャラにピッタリ!?暖かい日差しの中、みんなでおしゃべりしたり歌を歌ったり。お土産はHさん持参の大きな筍でした!(写真があるのですが、日誌では配信の関係で載せません)
気分よく座り込みができた一日だった 4月25日(火)
事務所に着いて、振替書を開封してみると通信欄に「テント日誌拝見 カンパです」とのメッセージが記入してあり、数万円が振り込まれていました。
早速お礼の電話をかけましたが、お忙しいらしく直接お話は出来ず、留守電に感謝の気持ちを入れておきました。
心ある皆さんは、毎日の経産省前での座り込みをしっかりと見てくれているのですね。気分よく事務所を出て、経産省前で座り込みのセッティングをしていると、50代位の男性が、お疲れ様ですと言いながら、深々と頭を下げて行きました。今日は、何とも気持ちが良い。すると、八王子のKさんが来られ、間もなくテント美術館長のHさんが家の出がけに収穫したという、筍とふきを持って来て下さり、座り込んでいた人達に差し入れてくれました。そこで座り込みの常連Oさん(この人は料理の鉄人)の料理教室で一頻り大いに盛り上がりました。
そうこうしているうち、ふと見上げると経産省のポールに、鯉のぼりがはためいている。子供の事を思うなら、即刻原発なんかやめれば良いものを!それにしても、今日は天気も良く快適な一日で、座り込者は延べ16名でした。(Y・R)
いつものように多くの人がテントに寄ってくれる 4月26日(水)
いつもより早く経産省前に着く。
着いたら瓦せんべいのKさんが、せんべい2袋を持って待っていてくれた。Kさんは、今日は都立高校の教員の裁判の判決で、その傍聴に来たそうだ。座り込みグッズのセッティングを手伝ってくれながら、今村復興大臣のひどい発言・中川経産省政務次官の重婚などについて話す。セットが終わってKさんは裁判に、テント当番のAは共謀罪反対の議員会館前の抗議集会に行く。
今日はBさんが風邪でお休み。それでCさん一人で座り込み開始。午後1時前に当番のOさんが着き、1時過ぎにAが戻り3人になった。その後は、入れ替わり立ち代わり、いろんな人が参加。Tさんは夜の「あらかぶさん支援集会」(3.11後福一で働き、急性骨髄性白血病発症)の前に、横断幕をもって座り込み。X県の修学旅行の中学生の集団に、テントのチラシを手渡し、「経産省の原発再稼働に反対して、座りこんでいます」というと、「頑張ってください」と励ましの言葉を返してくれた。うれしい。
そうこうするうちに、都立高校の先生たちの裁判が終わって、総括集会の会場に向かって、「被処分者の会」の旗を立てて座り込みの前を通って行った。裁判は敗訴で「君が代」斉唱不起立で処分を受けた教職員は60歳の定年後「再雇用」はさせないという高裁判決だったそうだ。高校の先生たちや支援者でテントに来てくれた人も多く、挨拶をしてくれた。
さらに、4/27に開かれる「東京電力の株主代表訴訟」で上京された金沢の浅田さんは通りがかりにカンパをしてくださった。恐縮。3時を過ぎてから斎藤美智子さんも来られた。座り込みの人たちは、それぞれに輪を組んだりして、情勢その他の論議をしていた。警察は来なかった。(T。I)
座り込みの後は「神田香織一門 平成世直し講談会」へ 4月27日(木)
本日は、経産省のポールには鯉のぼりも国旗も上がっていない、どうしたのかな? 他の省庁は、全て国旗と鯉のぼりが翻っているのに、
どうも、経産省のやっている事は、訳が分からない?
14時過ぎまでは、常連の三人でしたが、「福島原発被ばく労災 損害賠償裁判を支える会」(あらかぶさんを支える会)の人達が東京地裁で行われた、第二回口頭弁論を終えた帰りに、
寄って下さり賑やかになった。
その後は、入れ代わり立ち代わり座り込んでくれました。
私は、今夜の「神田香織一門 平成世直し講談会」観賞のため、相棒のTさんに後を託して、17時ごろ経産省前を後にした。(Y・R)
月例の呪殺祈祷会もあり、賑やかな座り込みとなった。4月28日(金)
天気もよく、上着を着ていると暑いくらいだ。間もなくゴールデンウィーク、日射しも強くなってきた。今までは寒さ対策に明け暮れていたが、そろそろ暑さ対策に知恵を絞らなくてはならない。
幟旗をセットし終わる頃、マスクを掛け帽子を被った怪しいおじさんがやって来て「ご苦労様」ときた。ときどき見せる顔である。「私は77になる。来年には仕事から退く。今は経産省にも出入りしているからできない。でもあなた方は交通費やお弁当代も自腹で座り込みをしているなんて偉い。俺も来年になったら一緒に参加しようかな 。」Tさんが「今からでも座ってくださってもいいのですよ。なんなら、カンパでもいかがですか」と誘うがそのまま行ってしまった。
3時から呪殺祈祷僧団四十七士による月1回の月例祈祷会が開かれた。私は間近に見るのは初めてであったが、黒い袈裟を着た集団が経産省に対して太鼓を叩き念仏を唱える。サックスをもっている人もいる。30分程前から準備に余念がない。何が始まるのかなと注目をしているとテントの住人のMさんも太鼓を持ちスタンバイしている。
3・11の後、地震、津波、原発事故による犠牲者。そして今でも苦しく辛い生活を強いられている人々がいるのに、何ら反省もせず、原発再稼働を進める国や経産省に対して怒り、呪い、そして抗議の声をあげる。~ 鎮魂 死者が裁くIKS~という横断幕を掲げながら、およそ1時間の読経や太鼓の音が続いた。通りすぎる通行人も、頭を垂れて行くように見えた。
今日は、院内集会や、地裁での裁判などへの参加者も多く金曜日の前半にしては賑やかな座り込みであった。 (S・S)
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本日の院内ヒアリング集会及び経産省前抗議金曜行動 4月28日(金) http://twitcasting.tv/showering00/movie/367973326 http://twitcasting.tv/showering00/movie/367996015
案の定、経産省は福島第一原発の事故廃炉コストも、さらに膨らむ可能性も認め、他方、今週月曜の知事「再稼働同意」のため、世耕大臣らが「万が一の時は、国が責任をもつ」等と太鼓判を押しに行った佐賀県玄海原発のみならず、すでに再稼働中の川内、伊方等にしても、根拠どころか試算すらしていない実態を明らかにしました。
折しも直前12時から「福島原発刑事訴訟支援団・福島原発告訴団」による「第2回 東京地裁前要請行動 1日も早く、初公判を!!」地裁要請行動もあり、福島からの参加者たちも切実な思いの丈をぶつけられました。
※院内集会は音量が小さく、イヤホンでお聴き下さい。(S)
霞が関に福島の怒りが沸騰 4月28日(金)
28日の霞ヶ関は、6年前を思い起こす程に多くの行動でにぎわった。
12時には東京地裁前で福島原発刑事訴訟支援団が「第2回 東京地裁前要請行動」を開催、この日の公判前整理手続きの協議で初公判期日を決定するように「「1日も早く、初公判を!!」と訴えた。テントひろばからも多数参加した。
続いて、14時からは院内ヒアリング集会、経産省(資源エネルギー庁)の担当4人に対して、イチエフ事故の費用を託送料金で払わせることの問題を指摘し、エネ庁の見解をただした。最後に、福島からの方々の質問に対して、担当が福島の現状を見ての個人の所感を吐露した。詳細は別に報告する。
17時からは、毎週の経産省抗議行動。コールや「座り込めここへ」の歌とともに、福島からの怒りの声を本館に届けた。
18時以降も座り込みを続けていたが招かれざる酔っぱらい珍客が来た。テントがある時にもいろいろとちょつかいして経産省前テントひろばを敵視する人だ。奇声を上げ我々の写真を撮ったり文句を言ったりしながら、110番し駆けつけた警察と長らく話していた。彼のお蔭で、座込み現場にテントひろばの多くが集結して会話が弾み団結を強めた。(K.M)
鳩が両手に舞い降り女子高校生達が「シュールな光景」と4月29日(祝)
夏のような日差し。とても眩しくて周囲が仄暗く見える。スケッチブックを開いたが日光を反射する雪のようで鉛筆の線がよく見えない。風が体中を縦横無尽に駆け抜けて一瞬で汗を乾かしてしまう。Tシャツの袖がテントの幟のようにはためいた。袖といえば・・・『袖すり合うも共謀罪』。閑話休題。先週よりも若葉が増えてきて歩道上に日陰が少し増えてきた。あらためて冬を乗り切ったと実感する。
今日は祝日。人通りがいっそう少なく、付近で作業している人達が昼休みで連れ立って通る以外は家族連れや友人通しが行き交うだけ。何故か経済産業省の石碑を撮影していく。経産省は人気者なのだろうか。まさかね。
通りがかった若い人にIさんがテントリーフを渡す。気乗りしない様子だったが熱意に押されて「読んでみます」と受け取ってくれた。しばらくして「チラシをください」と若い男性が大事そうに持っていってくださった。
日が陰って涼しくなってきた。風は凪いだり突風が来たりと日差しと同様に千変万化。ジャケットを着たり脱いだり忙しい。通りがかりに「頑張ってください」と声をかけてくれた方がお二人いた。何よりのエールに感謝。見ている人は必ずいる。
見ているのは人だけではなかった。突然鳩が手の上に降りてきた。左腕に1羽、右の手の甲に1羽。通行人の女子高生たちが「シュールな光景」と呟いた。両手に花ならぬ両手に鳩。鳥たちもテントを見てきた証人。
段々と雲が厚くなってきた。ひと雨きそうな気配だ。そこへ埼玉のKさんがやってきた。しばらく入院していて退院後は車椅子生活だったとか。今はすっかりお元気な様子。Kさんが現れると急に太陽が顔を覗かせた。同時に大粒の雨がパラパラと狐の嫁入り。
不思議な天気、不思議な出来事。今日も良い日だった。 △△ (O・O)
5月3日(水)憲法集会の案内
テントひろばのブース
5月3日(水) 有明 臨海防災公園で行われる、憲法集会にテントひろばで出すブースは
①ブース番号は31番です
②ブースオープンは11時00分です。(よってニュース配布等関係者の集合時間は11時00分)
③第2テント関係は、橋ゆきさんにご連絡をお願い致します。
④テントニュースやテントリーフ等を1000枚配布致しますので、ご協力をお願い致します。
⑤ブースは実行委員会で、セット、撤去していただけます。
憲法集会の全体の概要
場所:有明防災公園(東京臨海広域防災公園)
主催:5.3憲法集会実行委員会
集会内容: ※変更・追加がありますので、ご確認をお願いします。
11時30分~ ブース・イベント広場: 親子憲法ひろば/出店ブース/ミニSL
12時~ プレコンサート:ユキヒロ/佐々木祐滋
【みんなでつくるステージ企画】「HEIWAの鐘」をユキヒロと一緒に歌おう
13時~ 集会: ※司会:橋本美香(制服向上委員会)
政党あいさつ:民進党、共産党、社民党、自由党、沖縄の風(予定) スピーチ:(五十音順)
池内了(名古屋大学名誉教授、世界平和アピール7人委員会)
/伊藤真(弁護士、伊藤塾塾長)
/植野妙実子(中央大学教授・憲法学)
/落合恵子(作家)
/坂手洋二(劇作家、演出家、燐光群主宰、日本劇作家協会前会長)
/ピーコ(ファッション評論家、シャンソン歌手)
/山田火砂子(映画監督)
特別ゲスト:李泰鎬(朴槿恵退陣緊急国民行動、参与連帯政策委員長)
14時45分~ クロージングコンサート:
制服向上委員会/中川五郎/PANTA
パレード: ※調整中
「再稼働阻止全国ネットワーク」および「原発現地へ行く会」から
『5.7高浜原発うごかすな!現地集会・デモ』―高浜―
及び 交通費補助のお知らせです。
多くの方々に現地行動への参加を呼びかけます。
◆「5.7高浜現地集会&デモ」
日時:5月7日(日)
主催:高浜原発うごかすな!実行委
呼びかけ:原子力発電に反対する福井県民会議
《行動予定》
集合地:5月7日(日)11時 音海地区予定
(小公園に変更の可能性あり。時間も含め検討中)
デモ:原発ゲート前までデモ、ゲート前で申し入れ行動後、デモ解散
屋内集会:高浜町文化会館(14時~15時30分)
町内デモ:16時頃から1時間程度
5月5日(金)5時~6時経産省前抗議行動(休みです)
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