たんぽぽ舎から TMM:No3074
- 2017年 5月 12日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No3074】
2017年5月12日(金)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.変わりゆく桜~桜のいのちがずっとつながれていきますように
11年目のサクラ調査-地道でもしっかりと影響を与え
河口るり子 (岐阜県在住)
★2.基地あるゆえの苦しみを訴える沖縄に対するバッシング
「沖縄の2つの新聞は本当に偏向しているのか」
5/8安田浩一さんの講演会を聞いて
山本 進 (千葉県原発訴訟の原告と家族を支援する会)
★3.熊本地震 この1年の振り返り
-異例づくめの地震から何も教訓を得ない
規制委・電力会社・政府- 今井孝司(地震がよくわかる会)
★4.メルマガ読者からの原発情報提供(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.メルマガ読者からイベント案内
(お問い合わせは主催者へお願いします)
◆5/18大間原発建設反対スタンディングデモ
場所:電源開発本社前 主催:大間原発反対関東の会
ぜひ、一緒に抗議の声をあげませんか
★6.新聞より2つ
◆韓国の原発で事故が起きれば…「西日本 放射能汚染も」
韓国の研究者 核燃料プール火災で想定
玄海で事故なら中韓汚染の可能性 被害一国の問題でない
「日韓市民 脱原発連携を」
(5月9日東京新聞朝刊24-25面「こちら特報部」より抜粋)
◆東芝凋落の本質 竹田茂夫(法政大教授)
(5月11日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
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※明日です!ぜひご参加を!
5/13(土)映画「シロウオ」-原発立地を断念させた町-上映
日 時:5月13日(土)14時と18時からの2回 各回30分前開場
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
定 員:先着50人
主 催:映画「シロウオ」たんぽぽ舎実行委員会
問い合わせ先:たんぽぽ舎 03-3238-9035
前売券1000円 当日券1300円
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※5/16(火)《緊急抗議行動》高浜原発4号機再稼働反対
関西電力東京支社抗議
日時:5月16日(火)17:30より18:30
場所:富国生命ビル前(内幸町駅A7出口すぐ)
呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
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※5/20-21再稼働阻止全国ネットワーク「全国相談会・東京」
5月20日(土) 会場:専修大学神田校舎と「たんぽぽ舎」
講演:広瀬 隆さん「大地震の切迫と原発再稼働・
使用済核燃料プールの危険性」(専修大学)
21日(日) 会場:文京区民センター
全体会と分科会 2日間の参加費1000円(1日のみは600円)
問い合わせ先:「再稼働阻止全国ネットワーク」070-6650-5549
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┗■1.変わりゆく桜~桜のいのちがずっとつながれていきますように
| 11年目のサクラ調査-地道でもしっかりと影響を与え
└──── 河口るり子 (岐阜県在住)
○ 今年は満開。調査の日に雨が降ったり、場所によって開花状況の違いもあり、
数日サクラ調査を行いました。
花の寿命が短く感じたのは私だけでしょうか。
笠松の桜は今年も花弁が3枚、4枚、6枚(通常は5枚)だったり、雄しべの花
弁化など、一目で奇形とわかるものが多くありました。
またガク弁や花弁のつき方の異常、ギザギザ花弁そのものの矮小化も多く見ら
れました。
昨年の調査から枝枯れしたものが切られ、先端には梢枯れが目立ってきたので、
花数も少なく、全体像も寂しく感じられます。
おぶさ桜町の桜並木は、木そのものが枯れてしまった木が増え続けています。
昨年、椿洞(つばきぼら)で花がつかなかったのは、マイマイ蛾の影響だとわか
りました。
○ 環境はいろいろな要因が関わりあって、絶え間なく変化し続けています。
桜や他の動植物の奇形、異変によってその要因が原発の放射能汚染や大気汚染な
どであり、人の健康被害も医療費の拡大で示されていることでしょう。
長年のサクラ調査を続けてきたことで、人間社会のあり方、一人ひとりの生き方
が問われていることだと思います。
○ この異変に、もっとも敏感に対処してきた人たちは、ほんの一握りだと思っ
てきましたが、東北震災をきっかけに、自然環境の大切さを願い、行動し始めた
人が増えてきたと思っています。
サクラ調査も地道でもしっかりと影響を与えてきたことも、皆様の行動のお陰と、
感謝いたします。希望がもてます。ありがとうございます。
桜のいのちがずっとつながれていきますように、心より祈ります。
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┗■2.基地あるゆえの苦しみを訴える沖縄に対するバッシング
| 「沖縄の2つの新聞は本当に偏向しているのか」
| 5/8安田浩一さんの講演会を聞いて
└──── 山本 進 (千葉県原発訴訟の原告と家族を支援する会)
5月8日(月)に、「スペースたんぽぽ」で開催された安田浩一さんの講演会に
参加しました。40名近くの参加者でした。
ジャーナリスト・安田浩一さんの豊富な取材を基にしての白熱したお話、あり
がとうございました。
人類館や外国人労働者差別などを例にとって、差別が差別を増幅する連鎖を断
ち切らなければならないと話していたと受け取りました。
沖縄差別を煽っているのは自民党本部からだということも。
千葉県では、放射性物質は、汚泥付近の空間放射線量が1ミリシーベルト(年)
を超えると除染して保管することになっている。
しかし、福島県では20ミリシーベルト(年)までは我慢しろという。
差別問題としてできることからもっと声を上げねば、と感じました。
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┗■3.熊本地震 この1年の振り返り
| -異例づくめの地震から何も教訓を得ない
| 規制委・電力会社・政府-
└──── 今井孝司(地震がよくわかる会)
2016年4月14日から16日(本震)にかけて起きた熊本地震は震度7の連続発生等、
異例づくめの地震でした。このような異常事態でありながら、予防的にも運転中
の川内原発を停止しない九州電力の対応や、何も問題がないと言いつのる原子力
規制委員会の姿勢は、納得できるものではありませんでした。
地震発生から約1年間の記事等を、時系列順に並べた記事一覧を作成し、当会
HP( http://jishinga.com/tokushuu/kumamoto_2017/main.html )に
アップしました。ご参考になさってください。
以下に主な見出しのみを列挙します。詳細はHPをご覧ください。
・1889/07/28 熊本地震(M6.3) (別名 金峰山地震、明治熊本地震)発生
・1978/11/21 川内原発の地質地盤調査のコア試料の差し替え疑惑
・1997/05/13 鹿児島県北西部地震(M6.4)発生 川内市で最大震度6弱
・2016/04/14 熊本地震(M6.5)発生 最大震度7
・2016/04/14 菅義偉官房長官が「震度7強」と発言
・2016/04/15 加速度は川内原発規制基準の3倍弱
・2016/04/15 熊本県知事 政府の「屋内避難」に反発
・2016/04/16 熊本地震(M7.3)の本震発生 最大震度7
・2016/04/18 「熊本地震」名称変えず=気象庁
・2016/04/18 規制委員長 川内原発の運転止める必要ない
・2016/04/22 川内原発の運転停止と基準地震動見直し 緊急申し入れ
・2016/04/22 川内原発:わずか20分の議論で科学的に安全と言えるのか
・2016/04/22 81年基準改定で「耐震」のはずが被害 震度7続発は想定されず
・2016/04/23 原発報道「公式発表で」NHK会長が指示
・2016/12/30 熊本地震で国内最大の計測震度6.9を観測
・2016/04/28 学者の警告を遮るフジと日テレ、中央構造線に触れないNHK
・2016/04/28 国の地震予測地図はアテにならない
・2016/04/28 テレビ報道者も間違う「震度最大10」の誤解
・2016/04/30 地域係数の謎(再掲)
・2016/05/01 NHK鹿児島県震度地図からカット
・2016/05/02 噴煙4100メートル 今年1番の高さ 鹿児島・桜島
・2016/05/09 防災計画 連続震度7想定せず 全ての都道府県
・2016/05/15 2000年耐震規定でも全壊 木造17棟 施工不良など多く
・2016/05/17 原子力市民委員会が規制委に新規制基準の全面的見直しを要求
・2016/05/19 震度7連続 1.5倍の耐震強度必要 基準内で倒壊の恐れ
・2016/05/31 規制庁 M6.5の前震で1,000ガル超(はぎとり波換算)の
地震動が起きた可能性認める
・2016/06/01 川内原発から5.6kmで「震度5弱」を観測
・2016/06/15 規制委が川内原発への地震の影響について見解(2)
・2016/06/17 大飯の地震動、再算定を 前委員長代理が規制委に指摘
・2016/08/20 気象庁 大地震後の揺れ見直し 「余震」使わず注意喚起
・2016/09/12 熊本地震調査 現行耐震基準は有効
・2016/10/08 阿蘇山が爆発的噴火 警戒レベルを3に引き上げ
・2016/10/21 鳥取で地震(M6.6)発生 北栄町で最高震度6弱
・2016/11/21 熊本地震 益城、地盤変化で木造被害集中 事前把握難しく
・2016/11/22 福島沖で地震(M7.4)の地震発生 最大震度5弱
・2017/03/07 熊本地震での地盤増幅
・2017/04/16 死者の4人に1人は避難後の帰宅で犠牲
・2017/04/17 断層に大地震跡 過去1万5000年、4~5回発生か
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┗■4.メルマガ読者からの原発情報提供(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.<東電再建計画>原発事故処理、提携に壁 柏崎も見通せず
毎日新聞5/11(木)22:06配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170511-00000139-mai-bus_all
2.<福島・除染偽装>過大受給は1000万円
毎日新聞5/11(木)23:48配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170511-00000155-mai-soci
3.原発・火力が立地する鹿児島・薩摩川内市、
甑島を“再生エネの町”に大転換
日刊工業新聞電子版5/11(木)16:03配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170511-00010003-nkogyo-ind
4.<News Navi>玄海原発の再稼働がきっかけ?
電力再編の「国盗り合戦」勃発か〈サンデー毎日〉
mainichibooks.com 5/11(木)12:24配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170511-00000005-sundaym-soci
5.福島原発事故扱ったキム・ギドク監督の映画『STOP』日本で公開
中央日報日本語版5/11(木)10:35配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170511-00000015-cnippou-kr
6.大丈夫か原子力規制委 情報公開で「黒塗り」祭り〈AERA〉
dot. 5/11(木)7:00配信 ※AERA5月15日号
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170509-00000063-sasahi-soci
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内
| (お問い合わせは主催者へお願いします)
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◆5/18大間原発建設反対スタンディングデモ
日 時:5月18日(木)16:30より17:30
場 所:電源開発本社前(地下鉄日比谷線東銀座駅A4出口徒歩3分)
主催者:大間原発反対関東の会
(函館市の「大間原発建設差し止め裁判」等を首都圏で
勝手連的に応援するためにつくられた会です)
連絡先:080-6616-9604(玉中)、aki-trsk@outlook.jp (寺崎)
賛 同:経産省前テントひろば
最後まで自分の土地を売らなかった熊谷あさ子さんの月命日
19日前後に毎月、電源開発本社に抗議しています。
短い時間でもよいので、ぜひ、一緒に抗議の声をあげませんか。
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┗■6.新聞より2つ
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◆韓国の原発で事故が起きれば…「西日本 放射能汚染も」
韓国の研究者 核燃料プール火災で想定
玄海で事故なら中韓汚染の可能性 被害一国の問題でない
「日韓市民 脱原発連携を」
9日投票の韓国大統領選の主要候補は「脱原発」を主張している。だが、トッ
プを走る文在寅(ムンジェイン)氏の公約では、2040年代までは原発の稼働が続く
ようだ。そんな中、韓国の物理学者の姜政敏(カンジョンミン)博士が東京都内で
講演し、「韓国・古里(コリ)原発3号機で使用済み核燃料プール火災が起きたら、
西日本が放射能で汚染される」という衝撃的なシミュレーション結果を説明した。
原発事故は一国だけの問題ではないと警鐘を鳴らす。(後略)
(池田悌一、小坂井文彦、木村留美)
(5月9日東京新聞朝刊24-25面「こちら特報部」より抜粋)
◆東芝凋落の本質 竹田茂夫(法政大教授)
発端は粉飾決算に関する一昨年1月の内部告発だった。その後、坂道を転がり
落ちて1兆円超の連結赤字と上場廃止寸前にまで至ったわけだ。
大方の論調は経営陣のパワハラや企業統治の不備や企業の合併・買収(M&A)
の失敗を指摘して、投資家への責任を強調するが、巨大企業はまず地域や顧客や
国民に責任を負っている。問題の本質は、政権・経済産業省・原子力ムラ・原発
企業等からなる「日本株式会社」の失敗にある。
東芝凋落で示されたのは安倍政権の成長戦略の危うさだ。
東芝の原発事業で転機となるのは
1.2006年の米国原発製造会社(WH)買収
2.3・11後の事業継続
3.2015年末のWHによる原発建設会社の買収だ。重大な決定はどう正当化で
きるのか。
1.について、相場の2倍の買収額は非常識としても当時の「原子力ルネサン
ス」の流行を考慮して東芝トップの決断を擁護する議論がある。だが、なぜWH
は売りに出されたのか。それに時代の雰囲気に抗して、しっかりした代替案をも
つ反原発の少数意見もあったのだ。
2.フクシマ後、シーメンス社はドイツ世論に沿う形で、GE社は原発の採算
性から原発撤退に踏み切ったが、政権に頼る日本の原発御三家の対応は安易すぎ
ないか。
3.膨張する可能性のある孫会社の隠れ債務をなぜ見逃したのか、説明はない。
(5月11日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
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故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
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メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
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掲載については編集部の判断とさせて下さい。
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件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
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