テント日誌6月3日…週刊誌がテントひろばと安倍官邸の強圧を紹介
- 2017年 6月 5日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
- 座り込み前にスワロー(場外ファール)
- 特記事項なし
- アベ政治を許さない
- いつものように
- 独り言
経産省前テントひろば1807日)
「反逆老人の肖像」とは 5月30日(月)
今日も快晴、暑くなるとの予報ではあるが、昼前の日蔭では風が気持ちいい。
いつものメンバーが揃って座っていると、6年前の9月にテント設置に関わったという人物がやってきて、一緒に座り込む。やがて機動隊員の若者がひとりで「警視庁機動隊ですが」と礼儀正しく挨拶してからいつもの質問を始めるので、いつもどおりに対応する。暑くなって、日除けのパラソルを2本、椅子に括りつけて凌いだ。
6月11日号の「サンデー毎日」には、鎌田慧さんによる「反逆老人たちの肖像」と題する記事が4頁に亘って掲載されている。テント応援団の鎌田さんと同じ世代の60年安保時の元学生たち、Fさん、Mさんらが経産省前テントひろばをテント村に見立てて、村長、副村長等と紹介された。当面、若者たちの街頭への登場を期待しつつ、反逆老人は勝手に頑張っている。(O・E)
テントなき夏にどう立ち向かうか 5月31日(水)
朝からものすごく暑い。テントグッズを運んで来るだけで、汗だらだら。
お日さまが高く、座り込み場所には日陰が無くなる季節。
座り込みグッズの中に、とりあえず傘を2本入れてきた。ひとしきり、どういう暑さ対策が可能かを論議。パラソルを持ってくるとか、冷水を用意するとか、冷えピタ?とか、アレコレ。このままじゃ熱中症者が必ず出る。
テント無き最初の夏にどう立ち向かえるか。
座り込みは原子力の過去とこれからの問題への抗議、あるいは問題提起、あるいは国際主義の確認の場であるからこそ、再稼働の現実は後退局面を表していると思う。うー、クソー、暑いぞ。水曜日の面々も今日は静かだ。いつも元気な人も静かだ。来週はヤカンに水と氷を準備する予定。(石田)
今日は共謀罪反対の抗議行動は、夜の日比谷集会だけのようで、テントに立ち寄ってくれる人は少なかった。瓦せんべいのKさんが、裁判傍聴の合間にテントに寄ってくれる。傍聴で一緒になった大学の先生を連れてきてくれる。先生はカンパをしてくださった。哲学の先生で、ものすごくよくしゃべって行かれた。哲学の話を。
虎ノ門病院に時々来られている女性が、暑くて大変ですねと声をかけてくれ、カンパをしてくださった。3時を過ぎて、斎藤さんが来られた。「もう大変よ」などと言われるが、どうしてどうして、細い身体なのに頑張っておられる。
みなさん、暑さ対策を考えましょう。(高木)
予想しない雨に見舞われたが… 6月1日(木)
経産省前に着くと、Iさんが待っていてくれました。
二人で汗を流しながらの座り込みのセッティング、暫くするとスコールのようなにわか雨、幸いに日傘用の傘を用意してあったので、座り込みは問題なく悠然と続行出来た。この大雨も1時間位で上がったが、急な雨だったので経産省の職員初め通行人のバタバタ振りが非常に面白かった。
丁度この頃、久し振りに見えた丸の内警察署のワンボックスカーが来たが徐行してチラ見しただけで、降りても来ず通り過ぎる(この横着者め)
また一つ面白かったのは、中国から来たというベビーカーを引いた女性が、さりげなくイスに座ったので、チラシをお渡しすると、ありがとうと言って笑顔で受け取ってくれました。すると経産省の方から、その女性の連れ合いとおぼしき男性が大声で呼んでいる。仕方なくその人は、ベビーカーを引いて経産省の中へ入って行きました。行くときに、また寄って下さいと言うと笑顔で答えてくれました。(Y・R)
一雨きそうだったが、強い風邪だけだった 6月2日(金)
今日は日差しが強そうだから、パラソルを2つ台車に載せて事務所を出た。経産省正門前に到着して幟旗をセットする。パラソルを椅子にくくりつけその下に座ると、何と 涼しげな空間が出現する。風もなく、過ごしよい事このうえない。ところが、もう1つのパラソルを取り付けた途端パラソルがおちょこになってしまい、やむなくそちらは折り畳み、しまう。
今日の天気は昼頃一雨くるかもしれないとの事だった。そういえば財務省の上空から次々と涌き出てくるような黒雲、いまにも降りだしそう。知らないうちに風が強くなり幟旗のポールが折れそうだ。
月曜日当番のYさんがやって来た。地裁で安保法の口頭弁論があったそうで、傍聴券があたったので中に入ってきたとの事。原告側の尋問を聞いてきたそうだ。
座り込みをしながら話題は共謀罪や加計学園問題になる。安倍の支持率が高いから何でもスルーできると思っているようだ。世の中に安部や菅のような悪人がはびこる時代はそう長くはないだろうが何とかしなければならない。市民や労働者が本気になって立ち上がらなければ。
3時過ぎに制服警官がやって来てやり取りをする。いつもの「何時まで?」「熱中症に気を付けてください」という質問があったが、いろいろ此方から聞いてみた。
すると警官になって4年目で、独身だそうだ。学生時代、奨学金を借りていたので、いまだにその返済があるそうだ。寮に住んでいるそうだがなかなか貯金は貯まらないと言う。
そこで、座り込みのメンバーが「日本の教育政策が余りにも貧困だから学生が困っているんだ。外国の大学は日本ほどお金が掛からないはずだ。若い世代には多くの負担を掛けているのに、自分の身内には大甘でいい思いをしている政治家が一杯いるでしょ。そういう悪いやつらを捕まえなくちゃ」と言うと、にこにこしながら帰っていった。
雨が降りそうであったが、強い風が吹いただけですんだ。4時ごろになると10名程の座り込み参加者となった。私は体調が思わしくないので帰路につく。(S・S)
週刊誌がテントひろばと安倍官邸の強圧を紹介 6月2日(金)
明るく暖かく夕刻に経産省本館前に多数が集まって経産省に川内・伊方・高浜を止めろ、イチエフ事故責任をとれと訴えた。
アピールでは週刊誌記事が話題に。サンデー毎日が反骨老人を紹介してテントひろばも紹介。女性自身が、小野有五さん(北大名誉教授)の緊急警鐘を引用して「再稼働が危ない全国原発リスト」紹介。
おまけに、座込み時に見た週刊文春やサンデー毎日記事が、前川文科省前事務次官に比して安倍官邸のひどさを際立たせた。
安倍政権の横暴を追及し打倒したい。 (K.M)
誰が憲法に叛いているのか 6月3日(土)
地元の駅には燕の巣が4つもある。飛び交う燕に見とれていたら事務所に着くのが遅れてしまった。ごめんなさい。
今日は一段と人通りが少ない。青空が広がり陽射しが強烈だが風がひんやりとして汗は出ない。下から吹き上げる涼風が日傘を上に持ち上げようとする。日向を眺めていたら目の奥が痛くなった。サングラスを持ってくれば良かった。
警察は誰も来なかった。恒例といえば経産省の石碑を撮影する人が今日もいた。ツツジの植え込みの縁石に足を乗せて身を乗り出して撮影していた。テントのメンバーが同じことをしたらたちまちスクランブル、ビデオカメラを構えて3人は駆けつけてくる。
毎月3日のスタンディング。国会前の参加者は70くらいとのこと。
今日も雀の親子が来ていた。飛べるけれどまだ親ばなれできない雛が親鳥の後を追う。そういえばあの親雀が食べているのを見たことがない。通りがかった女性がチラシを受け取り「ご苦労様です」と言ってくれた。
「前川喜平前事務次官 反旗(叛旗)を翻す」
報道やネットでそんな表現がある。その通りと思うが忖度しない、あることをないと言わないということは当然の職務だと思う。道理にかなうことが叛くこととはね。憲法に叛いているのは誰かは言うまでもないけれど。(O・O)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その34
供給優先の公益性を唱えるのは時代錯誤
~高橋伸彰さんが語る「日本の電力会社は本当に公益企業なのか?」~
木村雅英(経産省前テントひろば)
高橋伸彰さん(立命館大学)が岩波「科学5月号」で公益性の濫用で国が東電を倒産させていないことを糾弾している。供給優先の公益性を唱えるのは時代錯誤である、と。
以下は引用。
★ 国は資金を援助して東電を支えている。ちょうど水俣病問題で、国がチッソを支援しているのと同じである(宮本憲一)。
★ 公害防止を怠ることによって少ないコストで少ない設備で欧米と同じ量だけの生産ができたことが高度成長を可能にした(宇井純)。
★ 戦後日本の公害を振り返れば、公益性とか公共性の使命が住民の健康や自然環境を守るよりも、成長を優先する「印籠」のように濫用されてきた。
★ 生産(成長)優先の発想とそれを支えるシステムは、一貫して戦後の日本経済を支配し続けた。
★ 政府は東電が倒産すると電力供給の安定という公益性の実現に支障が出るというが、これこそ公益性の濫用であり、歪んだ公益性の主張に他ならない。
★ 現実に電力を供給しているのは東電という会社ではない。東電の保有する発電・送電・配電設備と東電で働く従業員によって電力は供給されている。電力供給の安定において重要なことは、東電の電力事業をいかに再建(改革)するかであり、東電の倒産をいかに回避するかではない。
命や健康や環境の方が供給優先の公益性よりも大切だ。
経産省(資源エネルギー庁)がいつそのことに気づいてくれるか。
経産省前テントひろばからの案内です。
よろしければ是非ご参加願います。
テントひろばからの案内 院内ヒアリング集会「日米原子力協定について」
経産省前テントひろば
以下の日程で「院内ヒアリング集会」を開催します。
よろしければご参加を!
テーマ:「日米原子力協定について」
日時: 2017年6月9日(金)13時半~15時半 (13時15分から通行証配布)
13時半~14時 :事前打合せ
14時 ~15時 :ヒアリング(経産省、外務省が出席予定)
15時 ~15時半:事後確認打合せ、今後について意見交換
場所: 参議院議員会館B107会議室(地下一階)
質問項目:
1 日米原子力協定の変遷と内容確認
2 政府の検討と対米対応
3 米政府の再処理計画継続とプルトニウム保有問題に対する懸念
4 核兵器について
5 脱原発について
参加予定:参議院福島みずほ議員、議員秘書、経産省前テントひろば他の市民
※インターネット中継や撮影は、担当者の顔を写さない方式で行います。
担当者の顔を絶対に写さない方式でお願いします。
昨年6月から本年3月までの経産省との院内ヒアリング集会「使用済み核燃料を問う」において、私たちは使用済み核燃料についての理解を深めるとともにそれらについての疑問を訴えてきました。
すなわち、日本には使用済み核燃料が約18000トンもあり更に川内・伊方の再稼働で増加していること、低レベル放射性廃棄物や放射能汚染水も存在(詳細未回答)すること、「もんじゅ」廃炉が決定され高速増殖炉計画が破綻し核燃料サイクルも破綻と言われている中で「高速炉開発の方針」が閣議決定されたこと、最終処分地選定のための「科学的有望地」の提示が大幅に遅れていること、などの事実を確認しました。
一方、原子力の平和利用と核不拡散を目的とされている「原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定(日米原子力協定)」は2018年7月に30年の満期を迎え日米政府のいずれかによる通告で協定を終了させることができますが、この「日米原子力協定」についての日本政府の意向や取組みの現状は全くあきらかになっていません。
今回は、使用済み核燃料の問題を見据えながら、この「日米原子力協定」について経産省と外務省にヒアリングをします。
多くの方々にご参加いただきたく、ご案内します。
≪経産省前テントひろば≫
住所:〒105-0003港区西新橋1-21-8新虎ビル2F
電話:070-6473-1947、メール:
tentohiroba@gmail.com
http://tentohiroba.tumblr.com/
国会前では連日、共謀罪法反対行動あり(6月5日~)
参院では共謀罪法案の審議が山場を迎えています。政府与党は会期延長も含めて共謀罪法案の参院での強行採決を狙ってくるのでしよう。国会周辺では連日多くの人が抗議に詰めかけています。6月5日~9日は様々の抗議行動があります。9条改憲阻止の会は午後4時から7時半まで座り込みをやります。ただし、7日(水)は国会正門前。総がかり行動とも合流をいたします。経産省前の座り込み行動は12時から6時(平日)ですから、こちらとの双方に参加も可能です。6月10日(土)は「とめよう!辺野古埋め立て 共謀罪法案は廃案に」6・10国会大包囲 14時国会周辺。6月13日(火)共謀罪廃案!安倍内閣は退陣せよ 日比谷野音集会&デモ。18時30分~。議院会館前行動は12時。
6/7(水) 2つの抗議行動にご参加を!
1.高浜原発再稼働やめろ!関西電力東京支社抗議行動
日 時:6月7日(水)17時30分より18時15分まで 場 所:富国生命ビル前
(内幸町駅A7出口すぐ)
主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
2.第45回東京電力本店合同抗議のご案内
東京電力の傲慢、独善、隠蔽、無責任体質は現在も継続中です
東京電力へ抗議の声を挙げましょう
日 時:6月7日(水)18時30分より19時45分頃まで
場 所:東京電力本店前
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟ほか126団体
6月13日(火)15時~ 月例祈祷会 経産省前
呪殺祈祷僧侶団の月例祈祷会
6月9日(金)5時~6時経産省前抗議行動 官邸前抗議行動は6時~
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