テント日誌10月14日…東京新聞への投書が話題に
- 2017年 10月 16日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後(9・11から2192日)
原発廃止に向け辛抱強く 10月8日(日)
秋晴れの座り込みは心地良い。総選挙公示前の霞が関は静かだ。今日はテント川柳句会が開かれるということで、句会参加者も一緒に座り込みだ。日曜日は家族連れがよく通る。時たま原発に反対していますと声を掛けるとニコッとする人がいる。無言ではあるが私も反対、「頑張ってね」と言っているようだ。FさんがIさんの指導でトランペットの練習を始めた。合唱隊はいつも通り歌っている。句会の参加者がいつもより多いようで賑やかだ。毎回これぐらい賑やかだといいのだが、そうはいかないのが辛いとこだ。座り込みも特殊な少数の者がやっているのだろうと思われないように、なんとか一般の人に一緒に座り込んでくれないかなと・・・願いはなかなか通じない。原発廃止へ向けて辛抱強く頑張るしかない。(S・K)
東京新聞への投書が話題になって 10月11日(火)
定刻通り、座り込みのセット終わる。Wさんは用事があって、設営後しばらくして帰られたので、T一人になる。しかし、まもなくOさんが到着。
警官が来て、「パラソルを畳んでください」という。「いつもこうですよ」と応える。警官「はみ出さないでください」と。そう言うとそそくさと退き、ワゴン車に乗って行ってしまった。
子ども2人をつれた母子がこちらを見ているので「反原発です」と言うと、お母さんがにっこり笑って「頑張ってください」と言い、握りこぶしをつくった。少年もにっこり笑って、こぶしを2回挙げた。
今日は、やはり昨日の福島判決の影響か、頑張ってくださいと言ってくれる人が多かった。
昨日福島に行って、弁護団をサポートしたという三宅さん(見習いの段階らしい)が通り「よかったです」と言っていた。裁判長は現地調査をして判決を出したそうだとも言っていた。
そのあと、一瀬弁護士が通り「何か変わったことはありませんか」と声をかけてくださった。
今日は「顕彰会」の70歳くらいのおじさん3人が顕彰会の新聞を配りに来た。安倍批判をしていた。この人は選挙に行くと言っていた。顕彰会の女性たちは仏法の力で社会を変えるのだから選挙には行かないと言っていたと言うと、そのおじさんは「それは間違っている」と言っていた。がしかし、「来年の6月には顕彰会の信者が200万人になって、仏法の力で国会を埋めつくす」と言っていた。
IさんとMさんが規制委員会前の抗議闘争をした後、テントに来られた。
また、Tさんは昨日の福島の判決の新聞を拡大コピーしてボードに
張った。「福島判決に従ってください。控訴しないでください。原発は
犯罪です。」と道行く人に訴えた。Sさんがパンを2欣作ってきてくれ
た。おいしい。今日は河原井せんべいもあった。これもおいしい。
10月29日(日)に亀戸公園で行われる団結祭りに高瀬さんたちのブースを一緒に使わせてもらって、バッヂと風呂敷とカレンダーを売ることにした。
Iさんが責任でやってくれることになった。(T)
4時くらいになって、沖縄から、基地騒音裁判に参加された方が羽田空港のフライトまで時間があるので、と座り込みに加わって下さり、カンパもして下さいました。オール沖縄でやっているとの事でした。Sさんの自家製パンを食べ、美味しいと言われました。その方は障害者作業所でパンを焼いているそうです。Sさんのパンは本職に褒められたわけです。
「お互い頑張りましょう!」と握手して見送りました。
4時過ぎはもう暗いので持参したピカピカ13個を横断幕やパラソルに下げて、少し賑やかな気分になりました。これからもっと暗くなるので気分転換の良い方策はないかしら?
ハロウィンとかクリスマスもあるのでテントならではの演出をしませんか?(T)
更に追加です。
「本日の『東京新聞』の5面「発言」欄に堀口邦子さんの「軍事企業への投資はやめて」という投書が載っていて、話題になった。
さらに、その同じ欄に木村啓子さんの「動物との共生 大きな視点で」の投書が載っていて、それはゲタさんのおつれあいだそうだ。みんながんばるぅー。
巷では衆院選挙たけなわだろうが 10月12日(木)
本日は、好天気でしかも心地良い風と申し分のない座り込み日和。
パラソルも大小合わせて4個セットアップした、先日居眠りを起こされた無粋な丸の内警察署のボックスカーも現れず、いつものIさん達と今日は、テント日誌に何も書くことはないね~などと
言いながら、たわいのない話しをして前半は終了、それにしても巷では衆議院選挙運動の宣伝カーが大音響を響かせながら走っているだろうに、ここは1台の宣伝カーも通らない・・・・・
そのうちに、遅番のTさんがその選挙運動の関係で若干遅れて到着、話はもっぱら選挙の事、どうなるんだろ~な~と、兎に角、立憲主義達の人達を一人でも多く当選さえない事には、この国は破滅の道を一直線に転げ落ちていくだろうと言う話になった。
どのような結果になったとしても私達市民がしっかりとして、今後も市民とリベラル派の議員とが共闘して何としても、戦争への道を阻止しなければならない。(Y・R)
終日の雨降りを覚悟しなければならない一日だった 10月13日(金)
今日は事務所を出る時から、厚着をしてカッパも着込んで出発した。1日雨降りを覚悟しなければならない。
経産省前迄来て、幟旗をセットしていると、Sさんがやって来た。今日はあらかぶさんの裁判があったので来たと言う。原発労働者として働き白血病を発症し東電の対応に対する怒りから訴訟に踏み切ったあらかぶさんの訴訟である。103号法廷で行われたそうだがSさんを含め全員傍聴出来たそうである。
暫くすると、この近くで勤務しているという若い女性がやってきて、雨の中座り込み御苦労様と言って、カンパを入れてくれた。此の界隈に勤務先があると言うことは、人の目もあることだし、かなり勇気のいる行為だと皆が感心をしていたが、有り難いことである。
若い警察官が2人で来て、何時までやるんですかと訪ねて来た。最近はあまりやってこなかったけれど親しみを込めて聞いてきた。本当は私達を監視しているのに、さも心配しているかのように話し掛けてくる。からかってやりたくなる。
寒さに対する対策をしっかりしていたので、耐えられたが雨のため座り込みの参加者がやや少ないようにも感じた。4時を過ぎたので文科省前に移動して、朝鮮学校にも無償化を適応せよという抗議行動に参加し、5時からの経産省前の抗議行動をして帰路についた。(S・S)
小雨降りしきる中で経産省に抗議 10月13日(金)
首相官邸「裏」からの抗議行動で「アベやめろ」と訴えたころには雨も止む。3時過ぎに到着、先週に続く雨模様。それでも金曜当番Hさんの東京新聞発言(10月11日)「軍事企業への投資はやめて」で話しがはずむ。同日同欄の発言「動物との共生 大きな視点で」と、座り込みIさんの週刊金曜日(9月22日)投書「9条を守ると言うだけでいいの?」も。経産省への直接行動とともに、メディアへの働きかけもがんばろう。できれば、読者が多い他メディアへも。
4時から文科省前は傘の花。朝鮮学校への差別に抗議する高校生が雨の中で抗議を続けていた。若人の純真な顔を見ると、半世紀以上私たちは何をやってきたのか…と。
5時になっても小雨は続く。カッパや傘で濡れながらも、経産省への抗議を前述Hさんの司会で開始。福島は全く終わっていない、放射能汚染水対策が問題だらけ、六ヶ所再処理施設が審査取りやめ24回目の延長、日米原子力協定が自動延長されそうだが核燃料サイクル破綻を糾弾すべき、事故加害者東電の柏崎刈羽原発再稼働を認めるな、選挙目当ての嘘「原発ゼロを目指す」に騙されるな、…のアピール。 6時過ぎに終わっても小雨は続き、お茶出しもお休みゆえ、座込み場は女性たちの支援で撤去。(K・M)
どんな厚い雲が覆っていてもその向こうには青空がある 10月14日(土)
〇雨の降る日は天気が悪い・・・でも雲の上には青空がある
曇りガラスで蓋をしたような空から雨粒が落ちてくる。気温はかなり低く寒い。ほぼ完ぺきな冬装束は大袈裟かと思ったがそれでも少し寒かった。風が弱いのが幸いだった。雨は程なく止んだ。
チャオさんが来てくれた。明日は来られないので今日来たとのことでウクレレを弾きながら何曲も歌ってくれた。音楽以外にも絵を描く人、読書する人とまるでここは文化村? いつものように機動隊のお巡りさんがやってきたが経産省正門前で引き返していった。
「お疲れ様です」と今日は二人が通りすがりに労をねぎらってくれた。灰色の雲の上には青空がある。それをイメージ出来ないときもあるけれど、どんなに厚い雲が空を覆ってもその上には青空がある。隠すことはできても無くすことはできない。
〇戯れ歌
静かな湖畔の森と加計から♪
もう言っちゃ嫌だとアベが泣く
カケ~♪カケ~♪モリカケ~♪カケ~♪
蕎麦屋さんのメニューから「もり・かけ]が無くなりませんように。
(O・O)
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大間原発NO!電源開発本社前スタンディングデモ」
10月19日(木)16時半~17時半
電源開発本社前(東銀座) 参加を!
10月20日(金)5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
官邸前抗議行動は6時から(首都圏反原連)
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案内 反原発美術館の展示
東村山の脱原発グループが、市民文化祭で反原発美術館の3作品を借り、展示してくださることになりました。
よろしければお立ち寄りください。
イベント名:東村山市民文化祭
開催日程:11月3日(金)~5日(日)
会場:東村山中央公民館
団体名:さよなら原発東村山
どうぞよろしくお願いいたします。
早川由美子
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