NHKニュースへの強い怒りと不信
- 2017年 11月 16日
- 交流の広場
- 只野一人
先日、このちきゅう座の記事で、詩人の内野光子さんがNHK相談窓口のいい加減さを憤っていたが、この間のニュースの取り扱い方は一体何だろうか?
横綱日馬富士の暴行事件、あるいは9人殺害事件(これらが些細な事件だとは思わないが)に関しては連日かなりな時間をかけた詳細な報道をしているのに、国会での加計学園に絡む追求、あるいは昨日の伊達判決関連のニュースなどは、ほとんど全くといってよいほど取り上げようとしない。
これって、NHKが完全に自民党の広報部になり下がったことを意味しないのか?自民党の広報部になり下がることで、国民全員からNHKの受信料を強制的に取り上げようとしたいのであろうか?こちらも政府自民党の「忠犬」になって、自らの司法権の独立をとっくに喪失してしまっている最高裁のお墨付き(判決)をえて、いよいよ言論の無い「翼賛体制」を共に築きあげようということなのだろうか?
NHKには志のある職員はいないのだろうか?結果が出てからいくら自虐的な反省を繰り返しても、それは「後の祭り」でしかないだろう。
聞くところによれば、NHK職員の給料は、一般の会社員に比べても破格に高いという。そのせいで、今の地位を失いたくないから「だんまりを決め込むに限る」というのなら、国民は受信料拒否で闘う以外にないのではないだろうか。
とにかくこのところの報道に対しては怒りと不信しか感じない。
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