たんぽぽ舎から TMM:No3230
- 2017年 11月 24日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No3230】
2017年11月24日(金)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
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★1.裁判所にメッセージ(ハガキ)を送ろう!ハガキを出そう!
福島原発被害東京訴訟からの訴え
避難したいと思う人が避難を選択できるよう国も東電も責任を
たんぽぽ舎ハガキチーム (その1)
★2.原子力産業の崩壊 (連載その1)
「安全確保」どころか部品の検査もしない
規制委は実機の非破壊検査一つ指示していない(日本鋳鍛鋼)
規制委は全ての原発の再検査報告を直ちに出させるべきである
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
神鋼不正で計画遅れ
九州電力・玄海原発の再稼働は2月以降に…ほか
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.メルマガ読者からの「新潟日報」情報2つ
防火壁の穴、新たに60ヵ所-柏崎原発、
大半が建設当初から…ほか 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★5.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆12/2報告会 2017年夏 子どもたちの保養 チェルノブイリと福島
会場:パルシステム東京新宿本部
共催:チェルノブイリ子ども基金/未来の福島こども基金
★6.新聞より2つ
◆東海第二延長を申請 40年超原発 首都圏不安
原電 再稼働21年3月以降 30キロ圏96万人どう避難
(11月24日東京新聞夕刊1面より抜粋)
◆拉致問題 ついに横田早紀江さんも安倍外交に異論
「訪朝して欲しい」「金正恩とケンカじゃなく話し合って」
もう政治利用は許されない
(11月23日「日刊ゲンダイ」より抜粋)
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・脱原発川柳【脱原発その胆力と情熱と】 乱 鬼龍(転載歓迎)
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※明日です!ご参加を!
11/25(土)学習会「先月・今月・来月の原発問題」ご参加を!
「東電問題・再稼働に突き進む柏崎刈羽」
講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
日 時:11月25日(土)14:00より17:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※中止のご案内
11/26(日)の第27回槌田ゼミは、講師:槌田 敦さんの事情により
急きょ、中止となりました。
申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
直前変更のため中止情報が届かない方もいらっしゃるので
次のように「自主ゼミ」(無料)を開催致します。
自主ゼミのテーマ
1.前回の訴状の後半、具体的請求事項の検討
2.民間規制委・いかたの原発シェルターの行動と
四電へのクリーンエアドームについての質問状(添付)
日 時:11月26日(日)14:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:無料
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┗■1.裁判所にメッセージ(ハガキ)を送ろう!ハガキを出そう!
| 福島原発被害東京訴訟からの訴え
| 避難したいと思う人が避難を選択できるよう国も東電も責任を
└──── たんぽぽ舎ハガキチーム (その1)
◎ 2011年3月11日に発生した福島第一原発事故からまもなく7年が経過しよう
としています。
事故当時、福島県内から主に首都圏に避難してきた17世帯48人の原告たちが、
東京電力と国に損害賠償を請求している福島原発被害東京訴訟(第一次訴訟・第
二次訴訟)は、2017年10月に結審し、2018年3月16曰、判決言渡しを迎えます。
福島県からの避難者が東電や国を訴えた同様の訴訟では、2017年3月に前槁地
裁、同年9月に千葉地裁でそれぞれ判決言渡しがありました。
また、同年10月には、主に福島県内に滞在する方々を原告とする裁判について
も福島地裁で判決が言い渡されました。
しかし、これらの判決は、国の貴任を否定したり、原告の被った損害を過小に
評価するなどいずれも課題を残しています。
◎ 私たちは、福島原発被害東京訴訟でこれらの課題を乗り越える判決を勝ち取
ることで、避難区域の内外を問わず避難者・滞在者の被害の救済を徹底するよう、
国の政策を転換させる大きな契機としたいと考えています。
福島原発被害東京訴訟の趣旨にご賛同いただける方は、是非裁判所ヘメッ セー
ジをお送りください。
別途お配りしているハガキに、ご住所・お名前・裁判所へのメッセージをご記
入の上、お手数ですが62円切手を貼ってボス卜に投函してください。
ご協力いただきますよう何卒よろしくお願い致します。
■メッセージ(ハガキの文面)の例
☆避難したいと思う人が避難を選択できるよう、国も東電もしっかりと責任を
取るべきです。
☆低線量被曝や内部被曝の危険性がなくなるまで避難が続けられるよう、公正
な判決を求めます
☆除染した土がフレコ ンバッグに入れただけで積み上げられている場所に子ど
もは返せません!
☆安全神話を唱えるばかりで、原発の危険性を認識しながら運転を止めなかっ
た国の責任も正面から認めるべきです。
【連絡先】〒160-0022 東京都新宿区新宿1-19-7新花ビル6階
オアシス法律事務所内 福島原発被害首都圏弁護団
TEL:03 (5363) 0138 FAX:03 (5363) 0139
※裁判所に年賀状として送る場合、12月15日~2018年1月7日の間に
(年賀)と朱書してご投函ください。この場合52円の切手で届きます。
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┗■2.原子力産業の崩壊 (連載その1)
| 「安全確保」どころか部品の検査もしない
| 規制委は実機の非破壊検査一つ指示していない(日本鋳鍛鋼)
| 規制委は全ての原発の再検査報告を直ちに出させるべきである
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
日本の大手メーカーが次々に大事件を起こしている。
三菱自動車、トヨタ、日産自動車、スバル、タカタ、旭化成建材、東洋ゴム、
日本鋳鍛鋼、神戸製鋼所、東芝、三菱重工業、挙げていくと日本の主要なメーカー
が目白押しである。一体何のつもりで製品を作っているのか。経営陣の責任を直
接問わなければ事態は収まらない。
東芝の「破綻」は経営が原子力にのめり込んだ結果である。現在進行形のメー
カー不祥事では、その原発関係会社も並ぶ。原子力産業も内側から崩壊過程にあ
る。べき
最近の原発メーカーが絡んで引き起こされている事件から、日本鋳鍛鋼と神戸
製鋼所を取り上げる。
1.日本鋳鍛鋼
◎ 日本鋳鍛鋼とは、原発の圧力容器や蒸気発生器などの主要部品を製造する鉄
鋼製品などの材料製造会社である。
圧力容器の場合、上蓋と下鏡部と胴体とに分かれて製造される。厚い鋼板を曲
げて円筒形に溶接で組み立て、下鏡と溶接し、焼鈍工程を経て製品化され、その
後原発内部に据え付けた後に上蓋が取り付けられる。
蒸気発生器も高圧を支える圧力容器である。同じように組み立てて製造され、
加圧水型軽水炉で使用される。最大150気圧の運転圧力が掛かる。
この容器には厳しい条件が課せられている。それは含有炭素量を極力抑えるこ
とである。
◎ フランスの基準は圧力容器で0.22%以下、一方日本の基準(JIS規格)は
0.29%以下と甘い。
フランス原子力安全局(ASN)は9月、フランスで建設中のフラマンビル原
発3号機において、鋼材の炭素濃度が基準を満たしていないことを明らかにした。
発端は2014年にフランスのアレバ社が建設中の3号機圧力容器上蓋の上部に炭
素が偏析していると報告したことに始まる。
その後の経過は、2015年にASNがフランス電力会社EDFに調査を指示し、
2016年6月にEDFが報告書を提出、10月にASNが疑惑のある原発の運転停止
を命令し検査が開始される。12月にASNが日本鋳鍛鋼社製の部品を使用してい
る原子炉について運転承認のための条件をつけ、2017年1月30日には9機の原発
の再稼働を容認した。
問題が発見された18機のうち12機が日本鋳鍛鋼の部品を使っており最も炭素濃
度が高いのはトリカスタン1、3号機で0.39%であった。(経過はグリーンピー
スの資料より)
◎ 炭素含有率が規定を超えた理由は材料の生産方法にあると思われる。
まず金属材料を高温で熱し、鋳型に流し込んでブロックを作り、材料を切り出
して圧延する。含まれる炭素は上部に溜まりやすいので、その部分を切り捨てて
板を作るが、量が少ないと製品部分に炭素濃度の高い所が残る。炭素偏析という。
炭素含有率が高いと材料は脆くなる。
例えば圧力容器は中性子を浴びて徐々に脆くなる(脆化という)が、炭素の割
合が高いと脆化が早く進行する。
また、急冷などの熱衝撃にも弱くなり、設計上は問題がない条件でも、瞬時に
破壊される「脆性破壊」の可能性が高まる。
圧力容器や蒸気発生器は原子炉冷却材を保持するため決定的に重要であり、破
断すれば炉心損傷につながる。炭素濃度が規定を超えているものは欠陥原発だ。
◎ 日本鋳鍛鋼は1995年から2006年頃に出荷した部材に欠陥品が含まれることを
認めている。ASNはフラマンビル原発3号機の上蓋が制限を逸脱しているため、
運転を許可したものの2024年までに交換することを合わせて求めている。ただし
10年以上も不良品を出し続けた原因は解明されていない。
日本鋳鍛鋼の製品は国内でも使われていたが、原子力規制委員会は製造時の書
類上のチェックをしただけで問題なしとしてしまった。実機の非破壊検査一つ指
示していない。
これは明らかに安全上の大きな後退である。 (連載その2に続く)
※「脱原発東電株主運動ニュース」No269(2017.11.5)より
許可を得て転載
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┗■3.メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
| 神鋼不正で計画遅れ
| 九州電力・玄海原発の再稼働は2月以降に…ほか
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.神鋼不正で計画遅れ 九州電力・玄海原発の再稼働は2月以降に
11/23(木)佐賀新聞LIVE11:48配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-03151841-saga-l41
2.「避難対象全住民に説明の場を」大飯原発再稼働反対団体
京都新聞11/22(水)23:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171122-00000027-kyt-sctch
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┗■4.メルマガ読者からの「新潟日報」情報2つ
| 防火壁の穴、新たに60ヵ所-柏崎原発、
| 大半が建設当初から…ほか
└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
◆防火壁の穴、新たに60ヵ所-柏崎原発、大半が建設当初から
11月23日「新潟日報」より
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20171123359021.html
◆核ごみ意見交換-謝礼動員で透ける無責任
11月24日「新潟日報・社説」より見出し
http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20171124359113.html
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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆12/2報告会 2017年夏 子どもたちの保養 チェルノブイリと福島
チェルノブイリ、そして福島では今、何が起こっているか
健康恢復のための保養プロジェクトの現場から
子どもたちの今、そして課題
日 時:12月2日(土)14時より16時
会 場:パルシステム東京新宿本部2F第1・2会議室
東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿
内容・講演者:
・チェルノブイリの子どもたちの保養
「ベラルーシ・児童健康回復センター“希望”」
佐々木真理(チェルノブイリ子ども基金事務局長)
・福島の子どもたちの保養「沖縄・球美の里」
下野佳津子(沖縄・球美の里ボランティア)
・福島の現状「たらちね診療所」について
黒部信一(小児科医、未来の福島こども基金代表)
・チェルノブイリ原発の現状
小寺隆幸(チェルノブイリ子ども基金理事)
共 催:チェルノブイリ子ども基金/未来の福島こども基金
後 援:生活協同組合パルシステム東京
申込・問合せ:チェルノブイリ子ども基金 Tel/Fax:03-6767-8808
E-mail:cherno1986@jcom.zaq.ne.jp
資料代:500円
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┗■6.新聞より2つ
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◆東海第二延長を申請 40年超原発 首都圏不安
原電 再稼働21年3月以降 30キロ圏96万人どう避難
首都圏で唯一の原発で、来年11月で40年の運転期限を迎える東海第二原発(茨
城県東海村)について、運営する日本原子力発電(原電)は24日、原子力規制委
員会に最長20年の運転延長を求める申請書を提出した。東海第二は事故を起こし
た東京電力福島第一の原子炉と同じ「沸騰水型」で、同型の延長申請は初。申請
は全国で4基目で、東日本では初となる。(後略)
(11月24日東京新聞夕刊1面より抜粋)
詳しくはこちらを
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201711/CK2017112402000240.html
◆拉致問題 ついに横田早紀江さんも安倍外交に異論
「訪朝して欲しい」「金正恩とケンカじゃなく話し合って」
もう政治利用は許されない
もう、ガマンの限界なのだろう。横田めぐみさんの母・早紀江さん(81)が、安
倍首相の“北朝鮮外交”に異を唱え、波紋を呼んでいる。
“圧力”一辺倒の安倍首相に対し、「金正恩とケンカじゃなく話し合いをして
欲しい」と注文をつけたのだ。ほかの被害者家族も、きのう(21日)、「安倍首相
に訪朝して欲しい」と声を上げている。
さすがに、いつも口先だけで、成果ゼロの安倍首相に不信感を強めているのだ
ろう。(後略) (11月23日「日刊ゲンダイ」より抜粋)
詳しくはこちらを
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218122
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
※「川柳・俳句・」短歌」などについても投稿歓迎です。
掲載については編集部の判断とさせて下さい。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載する
ため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを
400文字以内でお送り下さい。
件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出
し)及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して
下さい。送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙
面の都合上すべてを掲載できない場合があります。
たんぽぽ舎の会員からの掲載希望を優先させていただく場合もあり
ます。予めご了承ください。
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◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ
ガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。
◆メールマガジンをお送りします
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を
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