テント日誌11月30日…街行く人たちにも
- 2017年 12月 2日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば及びテント
経産省前テントひろば1807日後(9・11から2340日)
街行く人たちにも冬のコートも目立って 11月26日(日)
早いもので師走の足音が聞こえるようになり、街行く人の姿も冬のコート姿が多く見受けられるようになった。いつものように霞ヶ関駅のエレヴェーターを使って地上に出る。旧テント跡地の前を通り過ぎると藤原さんの姿が見えた。12時きっかりだけど彼はいつも早めに来て座り込みの椅子他を運んで準備を始める。頭が下がる思いだ。やがて銀輪部隊の二人が来て設営を一緒にやるのはいつもの光景だ。先週は「1・9」行動の参加者数人が前を通り過ぎて「頑張れよ」との励ましのお言葉を頂戴するも出来れば一緒に座り込んでもらいたかった。
今週は、合唱隊のIさんとWさんはお休みで、人数も少なくどことなく寂しい感じがする。それでもSさん、当番のHさん、Gさん、Nさんが来てそれなりに賑やかだ。藤原さんが持ってきてくれたおにぎりとゆで卵を食べながらまったりと時間が過ぎる。藤原さんが広瀬隆さんの書いた12月20日発売予定のDAYS JAPAN一月号「日本中の原発が危ない」を持ってきて「福島3号核爆発の情報提供をしたので読んで下さい」と言われたので該当部分だけを読んでも燃料プールのリラッキングが如何に危険か良く解る。日差しが陰ると寒いので陽当たりを求めて椅子を動かしながらの座り込みも冬の恒例だ。テントがあった時もそうだったな~~と感慨にふけりながら4時を迎え撤収した。(S・K)
様々の激励に励まされて 11月27日(月)
きのうから咳と鼻水が止まらないので月曜日の責任者のSさんに断りの電話を入れて医者に行った。熱もなく痰と咳だけなので医者に行かなくてもすぐ治るだろうと思っていたのであるが二週間がすぎても一向に治らないので医者の診察を受けたわけである。私の場合、喘息の初期症状らしくそれに効くという漢方薬が処方された。今年の風邪は咳がなかなか鎮まらないそうなので風邪をひいたと思ったらすぐ医者に行った方がいいです。
テントには常連を含めて5名が座り込みをされていた。空は晴れていて日射しもあり風もなかったので暖かく感じた1日だった。きょうの収穫は二組から大口カンパを頂いた事だった。一組は狭山差別事件の石川さん御夫妻からです。きょうの10時過ぎから裁判があったようです。テントは昼からなので間に合わず、いつもお煎餅を差し入れてくれるKさんが預かってテントに届けてくれたそうです、お煎餅と一緒に。もう1つは九州の大分県から来られたSさんからです。日常活動は九州電力・大分支社前で毎日、朝の9時から10時まで1~2名、午後3時半から4時半まで5~6名でスタンディングをやられているそうです。今回はきのう開かれた反天皇制運動の集会・デモに参加するためにはるばる来られたそうです。きょうの座り込み者のなかにそれに参加していた人がいて、そういえばえらく元気な女性がいたが彼女だったのか、と私に話してくれた。
石川御夫妻にはテントのある頃から来られる度にカンパと差し入れを頂いてきた。我々から見れば、無実の石川さんを支援するのは当たり前なのであるが、石川さん御夫妻から見れば、霞ヶ関抗議デモの時、テント前に座り込みをしている人たちからの熱きエールにとても元気が出て、嬉しかったとのコメントが付けられていました。この他にもお二人からカンパを頂きました。このような心のこもったカンパを頂くたびに、より一層大事に使っていかねばと思う次第です。きょうは久しぶりの人が何人もいて賑やかな月曜日の座り込みでした。(保)
のんびりとした一日だった 11月28日(火)
事務所に、いつもよりも早く行き先週の金曜日に、イマイチ調子の悪かったハンディーマイクのチェックをした、案の定乾電池がマイクとスピーカー本体の両方とも電圧不足であったので速やかに交換をしておいた。
座り込みの準備は相方のお母様がお亡くなりに(喪主なので当然ながら座り込みどころではない)一人で始めたが、途中で偶数の週に遠方より来て下さるOさんが到着助かりました。今日は、一日中曇り空であったが、風もそれ程強くなく警察官もチラチラ様子見に来るだけで、のんびりとした一日でした。
今夜は、神田一門の講演会がありましたので、私は早目にテントを後にしました。 (Y・R)
暖かい日もあり座り込みには良いのだが 11月29日(水)
天気予報通り温かい。小春日和という感じ。木々の紅葉もきれい。
制服警官は12時10分頃来たが何も言わず。午後2時過ぎに丸の内警察署の青い警察車両の人がきた。「気をつけてね」なんて言っていた。何に気をつけろと言うの?
風もなくTさんが作ってくれたバナー2枚、たるみもなくきちんと張れた。口を開くのにも困難がなく、ぺらぺらとみんなで国会のどうしようない状況を話した。Iさんが規制庁の抗議のあと、テントに寄ってお弁当を食べ、2時過ぎに「日本原電の東海第二原発 運転延長申請に抗議する!」の抗議で、千代田区神田美土代町の住友商事美土代ビルに抗議に行くという。東海第二の延長使用とか、再稼働とか本当に暴挙としか言いようもない事態が続く。(T・I)
今度座り込みに来られるのは来年かな 11月29日(水)
先週、朝寒かったので、身体を暖めるには日本酒が効果的という事を酒屋の三代目から聞いていたので、茶碗一杯飲んで病院に行き、血液検査を受けたら血液がサラサラ過ぎて検査やり直しという事できょう行った。きょうの結果は正常で薬もすぐ渡された。テントに行くには早すぎるのだか、自宅に帰るには交通費が勿体ないのでテントに行った。
テントには早番の二人、埼玉の宇宙人、北部のKさんが座っていた。神奈川のOさんが美味しいお菓子を持ってきてくれた。早番の人、用事がある人らが帰ったあとテントに来るのが二度目だという方が寄って下さった。普段は妹さんと交互で親御さんの世話をしているのでテントにはなかなか来られないという事で遅番のTさんといろいろ話して帰られた。カンパも頂いた。今日はその他にも通りすがりの女性がカンパをしてくれた。
レジェンド・Sさんはいつもより早く4時前に来られた。きょうは家から直行なので重い荷物の為かなりお疲れのようだ。心配してKさんがやや遅れて来られいろいろ面倒をみられていた。きょうはかなり暖かかったので6時頃まで座り込めた。遅番のTさんが持ってきてくれたLED照明が暗くなった経産省前の通りを明るく照らし、横断幕に書かれた反対原発の訴えを通行人の目に焼き付けることができたのではないかと期待して座り込みを終了した。私Sは来週沖縄に行く。次回来られるのはお正月開けだろうか。(S)
手袋とマフラーが必需品になってきた 11月30日(木)
家を出るとき小雨だったので心配しながら出かけ、経産省前に着くと降っていなかったのでほっとする。
雨の座り込みは最悪ですから…
12時少し前に着いたのに几帳面なYさんがもう幟旗を立てて準備していた。
空はどんよりしていて時折吹く風に落ち葉がひらひら舞って綺麗だ。
ヨーカンさんが今日も目の前の樹のスケッチにいそしんでいた。
1時過ぎ沖縄から帰ってきたばかりのTさんが久しぶりに友人から預かった3人分のカンパを持って現れた。そして沖縄の大変な様子を少し話してくれた。
2時半ごろお巡りさんが来て「今日は何時ごろまで」とお決まりの質問をしたので6時までですが、雨がひどかったら早く終わるかも?と答え、原発止めたらやめますからと言ったら、ちょっとにっこりとしたように見えた。そう言う相手が違うのだけど、リトアニアの大公が来ているせいでしょうか、お巡りさんが何度も行ったり来たりしていた。
2時頃から予報通りすごく冷えてきた。手袋にマフラーが必需品です。
3時前に午後番のTさんたん、たんぽぽ舎ボランティアのOさんが来たので私とヨーカンさんは引き揚げた。(I・K)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その50
<「核燃料はリサイクルできる」という神話>を信じるふりの経産省
~院内ヒアリング集会で「核燃料サイクル」破綻を追及~
木村雅英(経産省前テントひろば)
去る11月24日の院内ヒアリング集会「核燃料サイクル、日米原子力協定、エネルギー基本計画」で経産省(資源エネルギー庁)の「核燃料サイクル推進」方針を確認した。が、それらの実現性については、ほとんどまともに答えられなかった。
日本は、未照射プルトニウムを約47トン(国内に10.8トン)保有しているばかりか、六ヶ所村と全国の原発立地に使用済み核燃料が約18000トンあり、使用済み燃料中にもプルトニウムが約163トンある。すべて、長年の原発稼働と再処理の核ゴミだ。
集会では、核燃料とプルトニウムの現存量、使用済み核燃料の再処理の法的根拠、再処理についての過去の計画と実績、核燃料サイクルについての現在の計画と実現性、プルサーマル発電問題、六ヶ所村の再処理について尋ねた。
経産省は、事業者に使用済み核燃料の再処理を強制し、プルサーマル発電を推進している、使用済みMOX燃料も再処理する、と回答した。ところが、核燃料サイクルの計画と実現とのかい離、再処理工場の当初計画と20回以上の延期を認めながら、今後の見通しや実現性については何ら明確に答えられなかった。もっぱら、六ヶ所村の再処理工場の竣工予定が2018年上期であると強調するだけだが、日本原燃の申し出でこの再処理施設の規制委審査が中断している。
なお、高浜の1年間のプルサーマル発電によって分離型プルトニウムが48トンから47トンに減ったが、川内・伊方・高浜の再稼働によって使用済み燃料中のプルトニウムが161トンから163トンに増えていることを認めた。それでも、原発を稼働するばかりか、未照射プルトニウムを減ずる為に危険で高くつき事業者に何のメリットもないプルサーマル発電を推進するのだ。
「核燃料サイクル」の破綻については、既に17年も前に高木仁三郎さんが<「核燃料はリサイクルできる」という神話>を書いている(「原子力神話からの解放」の第9章、講談社文庫)。この章の各節のタイトル<「絶望的なプルサーマル・MOX計画」、「言葉だけのリサイクル計画」、「リサイクルで放射能が増える!」、「再処理工場の周辺で増えている小児白血病」、「プルサーマル計画の実態はプルトニウム焼却計画」、「使用済み燃料をリサイクル燃料と呼ぶ愚」>が今でも全くそのとおりであるにも拘らず、経産省はこの神話を信じているふりをしている。
「核燃料サイクル」に固執しながらの原発再稼働とプルサーマル発電を止めねばならない。
院内ヒアリング集会の動画は次で見られる。
https://www.youtube.com/watch?v=Of5E2zdkZic(20171124 UPLAN)
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経産省前テントひろばからのお知らせ
(1) イベントの案内
① 青空川柳句会 12月10日(日)13時~ 経産省前にて
② テント紅白 12月31日(日)20時~ 経産省前にて
(2) 抗議行動の案内
① 玄海原発 再稼動を許さない! さようなら原発12・2
玄海原発再稼働を許さない九州総決起集会
12月2日(土)14時~ 唐津市 松浦河畔公園(国際交流ひろば)
唐津ボートレース場前
渕上さんの声明
淵上です。
いろいろ考えた結果、玄海原発再稼働反対で「玄海」に行くことにしました。11月29日に唐津(玄海の手前)にはいる予定です。
12月2日に唐津で「さようなら原発 12・2玄海原発再稼働を許さない九州総決起集会」が開催されますが、それまでの数日間、事前に何らかの宣伝活動をやりたいと思っています。
玄海は、3・11以後、私が初めて訪れた原発です。それがいよいよ再稼働(2018年の1月?3月?)ということで、川内を除いて暫く原発立地には行っていないのでということもあります。
また、最近の世論調査では、佐賀県全体ではまだ「再稼働反対」が多いですが、唐津では「賛成」の方が多くなっているようです(11月21日の運営委員会で、首長が反対していると申し上げたかも知れませんが、それは伊万里市の間違い)、合わせて「使用済燃料の中間貯蔵施設誘致」問題もくすぶっているようです。
とりあえず12・2集会に参加するだけというのではなく、何かできそうなことをやってみたいということです
② 大飯原発動かすな!現地集会
12月3日(日)13時~ 大飯町総合町民センター
③ 大飯原発再稼働やめろ 関電東京支社前抗議行動
12月6日(水) 富国生命ビル前 17時30分~18時15分
第51回 東電本店合同抗議 18時30分~19時30分
④ STOP!伊方原発高松集会12.10
12月10日(日)13時~ JR高松駅前広場
◆第6回福島原発告訴団総会のお知らせ◆
秋も終わろうという時期になってしまいました。開催が遅れて申し訳ありません。第6回の総会を、福島県郡山市のビッグアイにて行います。記念講演として、サイエンスライターの添田孝史さんの講演も予定しております。
皆様のご参加をお待ちしております。
第6回福島原発告訴団総会
日時 12月10日(日)
第一部 13:30 開会・議事
第二部 15:00 記念講演
16:30 閉会
場所 郡山市ビッグアイ 7階会議室1
(郡山駅西口 徒歩すぐ)
無料
*第一部は告訴団会員のみの参加とさせていただきます。
以下のアドレスより入場券を印刷し、記入してお持ちいただけると助かります。
https://goo.gl/5VwEPX (googleドライブへのリンク)
印刷ができない場合、当日受付でお名前・ご住所の記入をお願いします。
*第二部の記念講演はどなたでもご参加頂けます。
記念講演「東電を助けた『国策』手抜き捜査」
講師:添田孝史さん(サイエンスライター。元国会事故調協力調査員)
12月8日(金)5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
官邸前抗議行動は6時30分から(首都圏反原連)
12月3日(日)は「アベ政治を許さない」を一斉に掲げる日
13時:国会正門前でも行います。
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