【講演追加・教室変更】いま原発で何が起こっているのか ―東京電力福島第一原子力発電所事故と原発立国のこれから―
- 2011年 4月 13日
- 催し物案内, 時代をみる
- 放射能汚染現代史研究会/ちきゅう座福島原発第事故
<改訂履歴です>
4/13 : 講演追加と各講演題目のお知らせ
4/8 : 教室変更のお知らせ
第255回現代史研究会
日 時 : 4月16日(土) 13:00 ~ 17:00
場 所 : 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー・1001号室(地下1階)
⇒ リバティタワー・リバティホール(1階) に変更になりました
・アクセスマップ:http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
・キャンパスマップ:http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
東北地方太平洋沖地震と津波によって、東京電力福島第一原子力発電所で重大な事故が発生し、プルトニウムまで検出されました。現場では劣悪な環境下で必死の作業が続けられていますが、いつ収束するのかの見通しも立ちません。いろいろなところで直接の被害に晒されている方々が沢山いらっしゃいます。いったい被害はどこまで拡がって、いつになれば安心できるのでしょうか。
強い放射能汚染が起きている内部を実際に確認することができないので、何が起きているのか把握できません。だから東電、政府、原子力安全・保安院の発表を聞いてもなんだかはっきりしません。メディアの報道にもどこかに限界があるのでしょう。心に刻み込まれたのは不信と怯えです。
一方、いま原発を全て止めたら生産活動や日常生活に、さまざまな影響が出るのも必至です。石炭や石油といった化石燃料の枯渇やこれらの利用による環境負荷も無視することはできません。太陽光発電や風力発電で、どこまで電力を賄えるのかの心配もあります。だからといって、やっぱりこれからも原発とうまく付き合って行くしかない、と簡単に割り切れないことを、わたしたちは改めて思い知らされました。
今回の現代史研究会では、原発事故がどうして起こり、どんな状況になっていそうで、これからどうなって、そして将来像をどのように描いて行くのか、それをわたしたち自身で判断できるようにしたいと考えます。厳しい話やむずかしい話になりそうですが、テレビや新聞では得ることができない情報や知識を身につける絶好の機会です。
テーマ : 「いま原発で何が起こっているのか ―東京電力福島第一原子力発電所事故と原発立国のこれから―」
講演題目・講師 :
「福島原発事故 -原因と結果」 井野博満(東京大学名誉教授・金属材料学、「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」呼びかけ人)、
「福島原発で何がおこったのか -原発設計技術者の視点」 後藤政志(元東芝・原子炉格納容器設計者)
「放射線被爆の考え方」 瀬川嘉之(高木学校) ←本講演が加わりました
参考文献 : 「まるで原発などないかのように ―地震列島、原発の真実」(現代書館,2008)
「徹底検証 21世紀の全技術」(藤原書店,2010)
参加費 : 500円
主 催 : 現代史研究会、ちきゅう座
連絡先:〒113-0033 東京都文京区本郷2-3-10お茶の水ビル303号室 ちきゅう座事務所
Tel:03-3814-3861 Fax:03-3818-2808(社会評論社:担当者・松田)
現代史研究会顧問:岩田弘、岩田昌征、内田弘、生方卓、岡本磐男、塩川喜信、田中正司、(廣松渉、栗木安延)
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1288:110329〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。