HOWS講座のご案内:沖縄反基地闘争の現状から ー名護市長選を目前にして
- 2018年 1月 14日
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沖縄反基地闘争の現状から
講師=毛利孝雄(沖縄大学地域研究所特別研究員)
名護市長選を目前にして
1月20日? 13時~16時30分
ドキュメント
『海上基地はいらない 名護』(1998年・35分 小川町シネクラブ制作)上映
HOWS の会場が移転しました。
〈講座の会場です〉
〒113-0033
東京都文京区本郷3-29-10 飯島ビル1階
小川町企画内
本郷文化フォーラム・ワーカーズスクール(HOWS)
電 話:03-5804-1656 FAX:03-5804-1609
E-mail:hows@dream.ocn.ne.jp
会 場:本郷文化フォーラムホール
参加費:1500円(学生100円)
会場の定員がありますので、
事前の申し込みをお願いします。
講師の毛利孝雄さんが発行している『沖縄の思
い×沖縄への思い』(№19、2017年12月5日)の
「まとめ」で毛利さんは、以下の三つの問題意識
を述べられている。
第一は、「安倍9条改憲が日程に上ろうとする
時、あらためて憲法と沖縄について考えたい。沖
縄現代史は、4人に1人が亡くなった沖縄戦、そ
の後の27年間におよぶ米占領統治と、本土とは異
なる歴史を歩んできた。しかし、それは本土と隔
絶された歴史という意味ではない。天皇制存続・
非武装平和憲法・沖縄軍事要塞化、これらは一体
のものとして密接に関係しあいながら、本土と
沖縄の戦後史を刻んできた。『平和憲法のもとで、
日本は戦後1人の戦死者も出さなかった』、この
ことばに筆者は強い違和感を覚える。そこに沖縄
戦後史はどれほど意識されているだろうか。」
第二は、「沖縄戦を生きぬいたオジイ・オバア
たちは、海の恵みによって生かされた感謝を込め
て海を『いのちの母』と喩えてきた。それは、復
帰後に押し寄せた本土資本による大規模開発への
抵抗を象徴することばでもあった。そしていま、
高江や辺野古大浦湾は『いのちの森』『いのちの
海』と呼称されている。2年半の沖縄生活から本
土に戻った筆者は、首都圏の喧噪にめまいを感じ
た。人が制御できる規模をはるかに超えてしまっ
たコミュニティを、どのようにして自然と調和で
きるものに再生していくか。沖縄の経験は、多く
のことを教えてくれるはずだ。」
第三に、「東アジアの平和構築と沖縄について。
古琉球時代の沖縄は東アジアの交易拠点に位置し、
豊かな民衆文化を育んだ。捨石作戦のもとでの沖
縄戦は、アジア地域と同じ地上戦体験を持つ地域
としての沖縄を意識させる。米占領下で一つひと
つの権利を闘いとってきた沖縄戦後史は、植民地
からの解放や開発独裁政権に対するアジア民衆の
抵抗の歴史と重なる。そして尖閣を含めて国境を
跨ぐ周辺海域は、何よりも漁民はじめ沿岸地域住
民共同の生活圏であった。沖縄という場所の位置
と歴史とは、民衆的視点に立つとき限りなく東ア
ジアへと開かれていく。」
以上のような視点から、名護市長選を2月に控
えた沖縄の反基地闘争の現状について毛利さんに
お話いただき、私たちの取り組むべき課題を参加
者のみなさんと考えたい。ご参加いただければ幸いです。
最寄りの交通機関は以下の通りです。
・都営大江戸線「本郷三丁目」駅⑤番出口 徒歩4分,⑤番出口を出て右に曲がり、本郷中央教会の角を右折。
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