テント日誌3月5日…川内原発現地で頑張っている江田さん、怪我の知らせ
- 2018年 3月 7日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
川内原発現地で頑張っている江田さん、怪我の知らせ 2月28日(水)
きょうはかなり強い南風が吹いて暖かくなるとの天気予報なので、朝は寒かったので冬物のジャンパーを着こんで春物のジャンパーをリュックに入れて東京地裁へ出掛けました。8時40分に着きましたが整理番号は八十一番でした。テントひろばに参加している人は多かったのですが全体的に見れば少ないように思われました。最終番号の人が187番でしたが午前中だけだった前回と大した違いはなかった。以前だったら300人集まっていたことから考えると少ないように思いました。
テント裁判の時も午前中から始まるときは少なかったので時間帯の問題が大きいのでしょう。午前中は家事で忙しい時間帯であり午後からならもっと多くの人が集まれるのかもしれませんが。そういう人達が午後からの院内集会に参加されているであろうことを期待するばかりです。私も当たりましたが多くの人が当たったようで福島から来た人には行き渡りその他の人にも傍聴券が何枚か配布できました。傍聴券配布の件が9時半前に終ったのでテント準備までには時間があるので幾人かと国会前に行きました。働き方改革で前代未聞の失態を繰り返しておきながら働き方改革法案への追及から逃れる為に予算案を強行採決などとんでもない、安倍政権と対決しようとしている野党を応援しようと大勢の人が集まっていることを期待して行ってみたわけでした。期待は呆気なく裏切られました、集まっていたのはいつも来ているという二人だけでした。
11時近くなった、我々がテント準備の為に帰る頃になって全労連の街宣車が来ました。この近くで働いている労働者が昼休みを利用して集まってきたときに抗議と激励行動をやるためだそうです。一人でも大勢の人が参加されることを期待してテント準備のために事務所に向かいました。きょうはかなり気温が上がるとの予報だったので、また福島からきている人もいるのでコップと水も持っていきました。昼近くだというのに空気は冷たく空は曇りが厚くなってきました。帰るまでそのままでした。期待に反して傍聴していた人も院内集会に参加していた人も我々が帰る頃まで来られなかったので全く分かりません、金曜日の経産省への抗議集会にどなたかが報告してくれるでしょう。
最後に衝撃的なニュースが入ってきました。川内テントで頑張っておられる江田さんが昨日大怪我をされて入院されたそうです。確かなことはまだ分かりませんが淵上さんがきょう飛行機で駆けつけたそうです。その様子も金曜日の集会で報告されるものと思います、大勢の人に集まってもらいたいと思います、江田さんは我々への伝言を頼んでいるところから早く回復されるものとは思いますが。(保)
太陽の周りに虹がみえる光景 3月1日(木)
今日から3月、春間近と言う感じ。
朝まで荒れていた天気が回復してほっとして家を出る。
経産省前に着くと陽があふれコートがいらない暖かさ。
体調を崩してしばらくお休みしていたBさんが座っていたのでびっくりした。
だいぶお元気になられたようで良かった。
いつもは2時過ぎに現れるO・Yさんが1時前に来て下さった。
紫外線に弱いそうで今日の日差しは辛かったみたいです。
Yさんがいつも通りかかるヤクルトのおばさんからヤクルトを買って皆にサービス。ご近所付き合いの一種かな?
陽ざしが強かったのでO・Yさんがおばさんの被っているサンバイザーが欲しいと言ったら予備はないから日よけに翳したらとカレンダーをくれた。
ちょっと役に立ったみたいです。通りがかる人たちも軽装でした。
なかには汗を拭きふき歩いていた人までいました。2時半ごろ太陽がビルに隠れる間際に太陽の周りに虹が現れたのが不思議でした。
ちゃんと見たいと思ったけれどまぶしくてかないませんでした。
日陰になってもそんなに寒くなくて良かった。午後番のHさんが来て安倍首相が裁量労働制の全面削除したことを知らせてくれた。
そしてしばらく政治談義になる。それにしても膨大な防衛費を組み込んだ予算案の強引な採決は残念です。9条守れ!だけでいいのか疑問を感じています。
若いお巡りさんが通り過ぎたのでこんにちわ!と声かけたらにっこり返してくれた。こんな平和が望みなのだけど……(I・K)
季節は春,そう言っていい季節もなりました 3月2日(金)
もう季節は春、昼間はコートなしでいられる陽気になった。待ち遠しかった。椅子に座っていると気持ちよく、ウトウトしてくる。お客さんも顔を見せずのんびりと時間が過ぎて行く。陽気のせいか通行人のビラの受け取りも良い。ただ、花粉の飛散の量が多く、マスクをしていても、くしゃみ・鼻水が酷い。辛い。
Tちゃんが少し早めによってくれた。どうしたのか訊ねると、Eさんの件で早めに来たそうだ。Tちゃんも詳しくは分からないそうだ、そこで、川内のクマさんに電話をして聞いていてみた。クマさんの話によると蓬莱塾の裏山の崖から落ちて首の骨を折って入院しているとのこと。Eさんの意識はしっかりしているとのこと。手足の麻痺等について尋ねるが、今のところそれはないそうだ。仕事のことで尋ねたりすると、しっかりとした受け答えができるそうだ。ただ、 Eさん が一番辛いのが身体を拘束されることだそうですが、今回ばかりは耐えてもらわなければなりません。来週の木曜日に手術だそうですが無事を祈るばかりだ。
夕方、Oさんがやって来て、テントニュースにも触れられていた河合弁護士が著わした書籍の販売をしていた。持ってきた分が完売とのことだった。 (S・S)
来週はいよいよ事故後7年 3月2日(金)
4時からの朝鮮学校への差別反対抗議行動、17時からの経産省本館前抗議行動。久しぶりにTさんが来て元気な声で司会とコール。その間に私はチラシ撒き。テントリーフレットと大飯原発動かすな!(A3赤黒裏表、木原壯林さんから)のセットを配布。5時前までは暖かいからか受取良く50セット配布できたが、経産省抗議が始まってからは寒く暗くなってきて受取はもうひとつ。
来週は3月9日で3.11直前。多数で経産省をより厳しく攻めたい。
エネルギー基本計画への意見もまだの方はどうぞ。
・エネルギー政策に関する「意見箱」(資源エネルギー庁)
http://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/opinion/
(K.M)
希望はある。絶望のど真ん中に 3月3日(土)
暖かくて、暖かくて幟を立てていると汗をかいた。空は澄み切って一点の曇りもない…誰かさんたちのせいで怪しげな言葉になってしまったが。今日は「モリ・カケ追及 納税者一揆第2弾」がここで行われる。既に到着していたスタッフの方がいつもの座り込み場所の前に街宣車がくるというので郵便ポスト寄りに設置した。
Uさんが巨大なプラカードを作ってきた。適材適所の長官・大臣の顔をあしらったA0サイズ3点。彼らの態度のようにでかいプラカード。嬉しいことに風がない、今日は天も正義の味方か。遠方からTKさんが来てくれたので心強い。
いつもより人が多いので鳩も遠慮がち。だがしびれを切らして私の手が空いたとみるや一斉に包囲された。まるで鳩のブリザード。視界は鳩で覆われ手にとまる子もいた。
お巡りさんたちが歩道の中央にカラーコーンを置いてゆく。私たち経産省前の座り込みには何ら干渉することなく黙々と作業をすすめる。若いお巡りさんがカラーコーンの向きを丁寧に揃えていた。
テントのメンバーもデモに参加するため大勢きていた。久しぶりにK爺にもお会いした。Uさんもいらしていた。大勢の人たちが集まって歩道が見えない。私たちも経産省に背を向け財務省に眼差しを向けた。
スピーチが始まった。来たくても仕事などで来られない人がいる。声をあげることもかなわない人がいる。そんな人たちの代読スピーチが行われた。
https://www.youtube.com/watch?v=i9UY064c7f8
集会の次はデモ。皆整然と日比谷公園に向かった。いつのも土曜に戻ると祭りの後のようで少し寂しかった。でも大きな傘の姉さんがお孫さん3人と一緒に座り込みに加わってくれたので賑やかになった。女の子が折り紙で作った亀を見せてくれた。
〇希望はある。絶望のど真ん中に
むのたけしさんの言葉だ。小学校の教師である娘さんから聞いたこんなエピソードもある。
パキスタンの少年とモンゴルの少女がいる一年生のクラス。少女は日本語をまったく話せない。日本の子供たちは二人を全然疎外しなかった。
お互いに国のこと、言葉を教えあった。それでも少女が不登校になったとき日本の子供たちはうろ覚えのモンゴル語で「あなたが来ないとさびしい」と呼びかけた。クリスマスに子供たちでクリスマスケーキを作ることになった。一人の女の子がケーキの材料には豚の脂が入っているものがあると指摘したらしい。
それでクリスマスのおやつはせんべいになった。
教師の娘さんは何も言わなかったのに。
むのたけし 「戦争絶滅へ、人間復活へ」 岩波新書より
(O・O)
いつもの日曜日の座り込みだった 3月4日(日)
いつも通り定刻に経産省本館前に到着、藤原さんと二人で設営にかかる。銀輪部隊のお二人にも手伝ってもらってセッティングを完了して座り込みを始める。良い天気で早春でも暑い。イッシーさんとワッシーさんが来て記念撮影をする。遠くから右翼街宣車がこちらに向かってくるような感じであったが虎ノ門を右折してこちらには来なかった。日比谷の野音で共産党系の原発反対集会があり、ちらほらと参加者が寄ってくださった。年配の参加者が1000円のカンパをしてくれた。ヨウカンさんとハシユキさんが来て演奏と歌シュプレヒコールを繰り返す。サッシーさんとNさん、Mさんが来て人数的にはそれなりの座り込みであった。(K・S)
原発の企業側宣伝は増えるのだろうか 3月5日(月)
きょうの天気予報は午後から移動性低気圧と前線が通過するので、風が強く吹きかなり荒れた天気になるとの事だったので横断幕は止めて幟旗だけ5本立てた。というのは先週、我々の予想外に一陣の風が強く吹いて椅子ごと幟旗と横断幕が通行側に倒れてしまいあわや通行人に当たりそうになるという事があり、また同じような事が予想されたのでそれを避けるためであった。経産省前で準備をしている最中から雨がポツリポツリと降ってきた、天気予報は午後3時頃という事だったのでかなり早くて焦ってしまった。その後、雨と風は強くなったり弱くなったりしながら4時頃まで降った。そのあと一時間ほどは止んでいたが帰る頃再び降ってきた。きょうは雨風が強かったので約束した人以外訪問者はおらず時間が過ぎるのが遅く感じられた。
話は変わるのですが、朝の情報番組でNHKが原発を特集したので、どんな内容なのか確かめるために見てみた。企業側を代表して出演していた専門家は原発を再稼働させないと電気料金がこれからもどんどん上がって家計がますます大変になると強調していたことを裏付けるために大阪の主婦を出演させて我が家では原発が稼働していたときの金額と再生エネルギーが殖えてきている今と比較してみるとあまり電気代が変わらないと訴えていた。この家では月の使用量が500キロワット近くで15000円払っていた。これは明らかに使いすぎである、オール電化などの宣伝に乗せられてこれが文化的生活だと思ってきたのであろう。電気をなるべく使わないで暮らしていくのが本当のエコ生活でこれこそが一番新しいのであると宣伝していかなければならないと感じられた感想でした。(保)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その60
NUMOのやらせ意見交換会の他電力会社の追加調査をしない経産省
~核ごみ住民意見交換会の参加者17%東電社員を許すな、他の電力会社は?~
木村雅英(経産省前テントひろば)
2月20日の東京新聞が次の報道をした。
核ごみ住民意見交換会 参加者17%東電社員 東京新聞2018年2月21日朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201802/CK2018022102000137.html
東京電力は二十日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場建設に向けた住民意見交換会への社員の参加状況を発表した。昨年に管内で開かれた計六カ所の会合に、来場者の約17%に当たる少なくとも八十一人が一般参加者に紛れて参加していた。……
核のごみ住民意見交換会を巡っては、謝礼を持ち掛けられた学生が参加していた問題が昨年十一月に発覚した。機構の職員が大手電力関係者に参加を呼び掛けるメールを送っていたことも判明。機構が東電のグループ会社に参加を要請していたと訴える内部告発もあり、東電はメールの記録を調べたり、社員にアンケートしたりしていた。
当然、2月23日(金)の世耕経産相の記者会見で、記者が他電力会社への調査も必要ではないかと問うた。が、世耕経産相は「電力会社において、再調査を行うよりも、各社において再発防止策を徹底していく」と調査を拒否する。
一方で、「そもそもNUMOは電力会社の100%出資で成り立っていて、6割は電力会社の出向社員で成立をしているという組織であります。それは、電力会社というのは、廃棄物の発生者責任があるという立場で、最終処分に関する理解活動を積極的に実施する立場にあるわけでありますから…」
と電力会社各社が当事者であることを説明しながら追加調査を拒否した。
かつての九州電力のやらせメールを含め、経産省・資源エネルギー庁が東電を始め電力会社ら「原子力ムラ」と一緒になって、やらせNUMO住民意見交換会をやっていてそれを隠そうとしていることが分かる。
「原子力発電事業に伴い発生する『放射性廃棄物の地層処分』を実施する」ことを使命とする原子力発電環境整備機構(NUMO)が、1万8千トンの高レベル放射性廃棄物の保管・管理の方法も場所も決まっていないにも拘らず、原発を再稼働して核のゴミをさらに増やす愚かな政策を続けるから、このような愚かなやらせ説明会をすることになるのだ。
3月9日(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
反原連の官邸前抗議行動は6時30分から
3月11日(日) 第54回東電本店合同抗議
13時30分~15時 東電本店前
呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎 賛同:128団体
3月11日(日)東電抗議のあとに、日本原電前抗議
15時30分頃より16時30分まで 神田美土代町(小川町交差点近く呼びかけ:再稼働阻止ネットワーク
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