たんぽぽ舎から TMM:No3317
- 2018年 3月 16日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No3317】
2018年3月16日(金)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「避難指示を出さない国の方針が間違いで
子供を守るには避難するべきだ」…原告の母親
国を断罪し被害者救済を命じる判決を出した裁判官の
背中を押したのは裁判に集まって頂いた傍聴者と
ハガキで裁判官に市民の声を届けてくれた皆様です
鴨下祐也 (福島県いわき市から東京に避難)
★2.関電は三菱重工を支えるために原発を再稼働するのか?
三菱重工は基幹の事業が惨状にあり
3/14再稼働前の大飯原発ゲート前で発言したこと
浜島高治(神奈川県在住)
★3.<原発避難訴訟>「06年末に国は東電に安全対策命令義務」…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.15日の京都地裁判決 国の責任明確に認めた-本県原告ら評価…
メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★5.ちょっと注目されるおもしろい記事を紹介
NONUKES voice 15号(2018年4月発行)から
柳田 真(たんぽぽ舎)
★6.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆HPVワクチン薬害の現実と報道
4/20人権と報道・連絡会4月定例会
報告:隈本邦彦(薬害オンブズパースン・江戸川大学教授)さん
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※3/17(土)学習会にご参加を!
「3月山崎ゼミ」(先月・今月・来月の原発問題)
「東電柏崎刈羽原発」の問題点
「東電が現在、唯一再稼働を目指している柏崎刈羽原発6.7号機。
新潟はもともと地震が多く、原発立地の地盤は軟弱。
まわりは活断層だらけ…」
日 時:3月17日(土)14:00から17:00
講 師:山崎久隆 (たんぽぽ舎副代表)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※3/21(水・休日)全国集会に参加しよう!
「さようなら原発全国集会」
~いのちを守れ、くらしを守れ、フクシマと共に~
会場:代々木公園 主催:「さようなら原発」一千万署名市民の会
11:30 ブース開店 12:30 開会 15:00デモ出発
[たんぽぽ舎は「再稼働阻止・9条改憲NO」のブースを出店]
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※4/12(木)広瀬 隆さん講演 (新ちょぼゼミ第10回)
[明治150年の驕慢を斬る-日本近現代史の本当の話]
※「予約優先」とさせていただきます。
たんぽぽ舎 03-3238-9035 か、メール nonukes@tanpoposya.net で
ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお伝え致します。
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┗■1.「避難指示を出さない国の方針が間違いで
| 子供を守るには避難するべきだ」…原告の母親
| 国を断罪し被害者救済を命じる判決を出した裁判官の
| 背中を押したのは裁判に集まって頂いた傍聴者と
| ハガキで裁判官に市民の声を届けてくれた皆様です
└──── 鴨下祐也 (福島県いわき市から東京に避難)
◎ 本日、東京地裁で福島第一原発被害東京訴訟(以下東京訴訟)において、国
の責任を認め、被告国と東京電力に対し賠償を命じる判決が下りました。
福島第一原発事故被害について、国を被告とする訴訟として、昨日の京都訴訟
に続き、国の責任を断罪する判決は4件目となります。
国策として進めてきた原子力政策に伴う事故であり、適切に規制権限を行使す
れば防げた事故であることは、もはや揺るぎ難い事実と言っても良いでしょう。
国は加害者で有り、法的責任を果たす義務があるのです。被害者に対して「支
援」ではなく「賠償」として、被害救済、生活再建の責任を果たさねばならない
のです。
◎ 今日は雨の中、200名を大きく越える傍聴者が、東京地裁前に集まり、法廷に
入りきれなかった傍聴者が地裁の門前で判決の時を待ちました。
判決を受けて地裁玄関から駆け出してきた弁護士の手には「勝訴」の旗。これ
まで極めて冷遇されてきた区域外避難者を被害者と認め、不十分とは言え、概ね
今までの損害認定を上回る賠償を命じるものでした。
個別の判決内容を検討するためには時間が必要なので、詳細は追ってお知らせ
致しますが、私たちはこの判決は被害者救済を進める方向での、前進した判決だ
と捉えています。
◎ 原発被害者訴訟原告団全国連絡会(げんげんれん)では、この後、22日のい
わき避難者訴訟の判決も踏まえ、27日11時半から衆議院議員会館で判決の評価、
報告も含めた院内集会を開きます。
また、その後、判決内容を踏まえ、「げんげんれん」でまとめた統一要求書に
基づいた交渉を予定しています。京都、東京と続いた判決は、被害者救済を進め
るための推進力となりうる判決だと思います。
◎ 子供と避難している原告の母親は「被害者と認められて良かった」と涙して
いました。「避難指示を出さない国の方針が間違いで、子供を守るには避難する
べきだ。」との信念だけで、7年間、周囲の批判に耐えて、避難を続けて来た原
告は、裁判の末やっとその正当性を勝ち取ったのです。
このように国を断罪し、被害者救済を命じる判決を出すことに、裁判官には勇
気が必要だったことと思います。その背中を押したのは、裁判の度に集まって頂
いた傍聴者の皆様。
そして、ハガキ作戦に参加して、裁判官に市民の声を届けてくれた皆様です。
本当にありがとうございました。
※『関連報道』
東京地裁も国と東電に賠償命令 国は4例目
原告42人に計5900万円支払い命令
東京電力福島第一原発事故に伴い、福島県から東京都や愛知県に避難している
47人が国と東京電力に計約6億3500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京
地裁(水野有子裁判長)は16日、国と東電に計約5900万円を原告42人に支払うよ
う命じた。
原発避難者の集団訴訟は全国で約30件起こされており、地裁判決は6件目。こ
のうち被告に国を含む訴訟の判決は5件目で、これまでに前橋、福島、京都の3
地裁が国の責任を認め、千葉地裁が国の責任を否定していた。
東京訴訟の原告の大半は、福島市やいわき市などから避難する「自主避難者」。
国の避難指示は受けていないものの、放射性物質による健康被害を避けるため
に避難を余儀なくされ、事故前の平穏な日常を奪われたとして精神的慰謝料など
を求めていた。 (3月16日15時20分毎日新聞より)
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┗■2.関電は三菱重工を支えるために原発を再稼働するのか?
| 三菱重工は基幹の事業が惨状にあり
| 3/14再稼働前の大飯原発ゲート前で発言したこと
└──── 浜島高治(神奈川県在住)
◎ 関電の美浜原発(1~3号機)、大飯原発(1~4号機)、高浜原発(1~4号
機)は全てPWR加圧水型で、三菱重工製である。東芝がこけたので三菱重工が頼
りである。
◎ その三菱重工は基幹の事業が惨状にあり、宮永社長は任期切れなのに交代が
できない状況である。
戦艦武蔵を造った造船は、豪華客船が納期遅れで2500億円の損失、造船他社と
の再編は中途半端。期待した潜水艦のオーストラリアへの売り込みは独・仏に負
けた。
「ゼロ戦」の伝統を継ぐMRJ(三菱航空機の小型旅客機)は遅れに遅れている。
外人技術者を300人雇い、その責任者に心配になった経産省の製造課長が発破をか
けている。
キャンセルが続き、頼みにしていた後ろ盾のボーイングはライバルのブラジル
・エンブラエルと結びそうである。
◎ 原発は仏のアレバグループに1000億円投資したが見込みなし。独自の「高効
率高温高圧超臨界火力発電」は石炭火力が嫌われる潮流になったために期待でき
ない。火力発電は、GE、シーメンスと同様に人員整理が始まっている。
唯一元気なのは、デンマーク企業との合弁会社が造っている洋上風車で、シー
メンスのお膝元で世界最大級8MW洋上風車31基を受注した。
◎ 世界は大きく変わりつつあります。大阪では神様企業の三菱重工を支えるた
めに関電は再稼働するのか?
夜行になった帰りの貸し切りバスで沼倉隊長から、「マスコミの雰囲気が変わ
った、取材社が増えた、会話が好意的になった、大々的に報じられない場合も細
かに取材されている」との報告がありました。
◎ 3月13日夜は小浜の港近くの旅館に泊まり、夕日を眺め、市営のスーパー銭
湯に入り、豊かな古い町並みを堪能しました。
翌日14日はおおい町へ:「アメーバチラシ配り」で会話した畑仕事、庭手入れ
の御婦人との会話…「ご苦労様、私達の世代は仕方がないですが若い世代には不
要です」
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┗■3.<原発避難訴訟>「06年末に国は東電に安全対策命令義務」…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.<原発避難訴訟>「06年末に国は東電に安全対策命令義務」
毎日新聞3/15(木)11:44配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180315-00000033-mai-soci
2.トルコ原発輸出、事業費倍増も=23年の稼働、後ずれ必至
時事通信3/15(木)23:45配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180315-00000158-jij-bus_all
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┗■4.15日の京都地裁判決 国の責任明確に認めた-本県原告ら評価…
| メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
◆国の責任明確に認めた-本県原告ら評価
東京電力福島第一原発事故で国と東電の責任を認めた15日の京都地裁判決につ
いて、新潟訴訟の原告と弁護団は「国の責任を明確に認めた判決だ」と評価した。
個別の状況によっては自主的に避難を決断するのも相当性があると判断したこと
を、自主避難者は歓迎した。国の責任を認めた判決は3件目。
福島県郡山市から新潟市西区に家族で自主避難している高橋真由美さん(46)は
「東電と一緒に原発を推進してきたのは明らかだから、国に責任があるのは当然。
新潟訴訟への良い影響も期待できる」と話す。
郡山市から新潟市江南区に家族で自主避難する女性(48)は「自主避難が周囲か
ら理解されず、つらかった。認められてうれしい」と喜んだ。「今回の判決で理
解が広がればいい」と期待した。
遠藤達雄弁護団長は、自主避難の相当性を認めた点を「理解できる」としなが
らも、裁判所が事故当時の居住地や避難時期、子どもがいたかどうかなどの独自
の基準を示したことを懸念。「基準はやや厳しい印象がある。避難者の間に線を
引く形になってしまった」と述べた。(3月16日「新潟日報」より)
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┗■5.ちょっと注目されるおもしろい記事を紹介
| NONUKES voice 15号(2018年4月発行)から
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
その1
〇3号以降続くかと危惧したのですが
鳥居光代さん (東京都・71歳)
たんぽぽ舎を通してVol1から愛読しています。原発のみの雑誌で読者が限定さ
れるでしょうから3号以降続くかと危惧したのですが、現在Vol14。拍手。
毎号私の知らない情報が満載で興味津々で読んでいます。
原発に関する過去の出来事から現在進行形の訴訟、選挙、集会など、全国にま
たがった情報は、日常のTV、新聞、ラジオなどでは知り得ないものばかりです。
読みながら頷き、納得します。また長文があまりないので、どこから読み始め
てもきりが良く、それも読み易さに繋がっていると思われます。
読み終わって友人に回していましたが、一人の友人は定期購読を始めました。
余談ですが、最近友人から回ってきた「日本会議の正体」(平凡社)を読み、こ
の本は安倍政権を倒すための必読書だと思いました。
その2
〇啓蒙感謝状 栗原嘉明さん (東京都八王子市)
貴誌をVol 14「原発ゼロ政権はいつ誕生するか?(高野孟)」の記事に大いに啓
蒙され勇気づけられましたので、茲許(ここもと)大いなる敬意と共に感謝します。
なかんずく“改憲に踏み出せるか?”の項中、「サンデー毎日」11月19日号記事
からの山崎拓氏(元自民党)の発言引用部分(安倍の「今回の衆院解散の眞の動機は
国会での改憲勢力3分の2を失うことにあった」(云々)は単細胞の石頭たる小生
にとって衝撃的で眞に“目からウロコ”の感あり、願わくば、この山崎発言の部
分は貴誌(含「紙の爆弾」)の総力を揮って広く江湖に喧伝していただきたい。
「噂の真相」(そして近い将来の「自然と人間」)なきあと貴社のリエゾンデー
トルは実に大きい。小学4年生を頭に幼い孫6人を擁する七十八翁は貴社の益々
のご活躍を祈念しています。合掌
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┗■6.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆HPVワクチン薬害の現実と報道
4/20人権と報道・連絡会4月定例会
報 告:隈本邦彦(薬害オンブズパースン・江戸川大学教授)さん
日 時:4月20日(金)18:30より
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
主 催:人権と報道・連絡会
http://www.jca.apc.org/~jimporen/
数年前、芸能人を動員しての「子宮頸がんワクチン」推奨の大キャンペーンが
ありました。ところがそのワクチンには危険な副作用があった。その後同ワクチ
ン接種は任意になったけれども、約340万人のうち3130件の副作用発現者があり、
多くの重篤な症状が出て、各地で国と製薬企業を訴える訴訟が起きています。
製薬企業側は「副反応は心因的なもの」などと主張し、ワクチンの「有効性・
安全性」を強調している。
最近の報道によれば、また接種の推奨が復活している様子。
このような現実は、どこからくるのか、同ワクチン被害者の支援にも取り組む
薬害オンブズパースン・江戸川大学教授・隈本邦彦さんに報告していただき、討
論します。
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
※「川柳・俳句・」短歌」などについても投稿歓迎です。
掲載については編集部の判断とさせて下さい。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載する
ため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを
400文字以内でお送り下さい。
件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出
し)及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して
下さい。送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙
面の都合上すべてを掲載できない場合があります。
たんぽぽ舎の会員からの掲載希望を優先させていただく場合もあり
ます。予めご了承ください。
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◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ
ガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。
◆メールマガジンをお送りします
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を
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