第二弾の救援行動の準備は支援体制とともに進んでいる―連帯・共同ニュース第104号
- 2011年 4月 5日
- 時代をみる
- 9条改憲阻止の会
■ 春となればプロ野球のはじまりと花見である。週末に友人たちと神田川の周辺を歩いてみたが花は二分咲きでそれに寒くてほうほうの呈で暖簾をくぐった。そして話は大震災や原発災害の行方になった。どこでも話は同じようになるのだろう、と思う。過度の自粛なんておかしいし、人は普通の日常をやればいい。こういう時期だからこそ精神的解放の営みは大事である。でも、テレビのチャンネルをひねればまず原発の行方のことを気にするというのも、友達とあえば話がそちらに進むのも自然なのだと思う。被災地の人々が直面している状態を映像などで見ながら、非被災地の人々との日常的な生活の落差を実感し、今の事態をどう考えるか、何ができるかの自問を誰もがしているのだろうと思う。僕らは自分たちの出来ることをしながらこの事態を考え続けていくしかない。それ以外に道はないのだが細い糸のような行動でもできればやりたい。
■ 僕らの周辺で進められて事もある。今回はそのお知らせである。東日本大震災の救援活動の第二弾の準備が進んでいる。週末(4月9日か10日)にはトラックで福島に出掛けることになると思う。今回は2台で行けるかもしれない。被災地の人々が望むものの調査も、その調達も、また支援体制も整ってきている。どこまでこうしたことが必要なのか、またできるのかわからないが事を進めて行きたい。義援金などのカンパを寄せられた方には改めてお礼を申し上げたい。現地からの報告は出来る限りお届けしたいと思う。
■ 原発災害は現在も進行中であり、その動きには予断を許さないものがあるが、「9条改憲阻止の会」の立ち上げ時の世話人であった山田恭暉さんからは原子炉の復旧《爆発を回避する措置》のため作業をやる部隊結集の提案がなされている。「福島原発暴発阻止行動プロジェクト結成」である。福島第一原発を廃炉にするにしても、現在の炉の冷却装置の回復は不可欠であるが、その作業体制が危惧されている。これを担う部隊の結集の提案だが極めて具体的で、それに賛同するには決意の要するものだ。この報告は別の届くと思うがこちらでも伝えたい。
■ 4月10日(日)「浜岡原発すぐ止めて!4・10東京集会&デモ」。13時集会、14時デモ出発場所:芝公園23号地(都営地下鉄三田線芝公園下車徒歩5分)。主催;浜岡原発すぐ止めて実行委員会。4月16日(日)には星陵会館で14時から『沖縄・辺野古に基地を押し付けるな4・16集会』がある。救援金は<郵便振替口座00150―4-7422044>へ願います。(文責三上治)
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
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