テント日誌4月16日…国会周辺では安倍退陣の抗議行動
- 2018年 4月 18日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
- 印象操作(総理編) 触れて欲しくない事に対し質問をすること。
- 印象操作(経産省編) 事実を伝えること。
- 加計学園獣医学部新設 首相答弁
経産省前テントひろば1807日後
福島原発刑事訴訟裁判の傍聴を 4月11日(水)
家を出るときは霧雨だったが内幸町を降りたら、日差しがあり雨も降ってなかった。ただ天気予報通り風が強かった。
定刻通りに座り込みグッズをセットしたが、横断幕はセットせず。椅子に座ってないと幟も飛ばされてしまいそうだった。
昨日今日と福島原発刑事訴訟の裁判があった。昨日の第5回公判は傍聴抽選に165人が並んだそうだ。朝が早いので福島から上京するのは大変だ。続いて今日は第6回公判で、158人が並んだそうだ。佐藤保さんは朝から傍聴抽選に並んで、抽選後、用事をしてから座り込みに来た。
第5回公判、第6回公判の様子・内容は告訴団のホームページにすでにアップされている。http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
次回は4月27日。
第7回以降の 公判期日予定
【4月】17日(火)、24日(火)、27日(金)
【5月】8日(火)、9日(水)、29日(火)、30日(水)
【6月】1日(金)、12日(火)、13日(水)、15日(金)
*開廷10時~閉廷17時頃
*色つきの日は、公判併行集会を開催します。
*傍聴整理券配布時刻は未定ですがおそらく8時20分~9時頃と思われます。
座り込みは当番の他には2~3人。国会の安倍のウソ、経産省審議官柳瀬らのウソ問題が当然話題になって論議した。本当に許せない。どうしてミエミエのウソを「記憶にない」などと言ってスルーすることができるのだ。品位のない、恥も外聞も感じない人たちが「最高の地位」にいること自身が絶望的で、Oさんはそのことですっかり気を滅入らせていた。
通りすがりの人でこちらに注目する人に「原発反対です」と言ったら、「賛成だ」と返ってきたので、「えっどうしですか」と聞いたら。その人は「原発反対に賛成で、再稼働絶対反対だ」ということだった。ひとしきり、原発を再稼働してどうするつもりなのかと話していかれた。通りすがりの女性がカンパを入れて、「頑張ってください」と励ましてくれた。
太陽が通る高度が高くなり、文科省のノッポビルに太陽が隠れなくなった。周りの木々は日増しに緑を濃くしている。火曜日は裁判が終わってから、立ち寄ってくれた人が多かったそうだが、今日は5時まで裁判があるのでどうかなーということだった。遅番の人にバトンタッチして帰った。(T)
国会周辺では安倍退陣の抗議行動が続いている 4月12日(木)
天気予報通り気温が上がり3時ごろまでは暑いくらいだった。
でも真夏と違い湿気がないのでさわやかだ。
昼過ぎにずっと人権問題にかかわっているKさんが寄ってくれた。
外務省の「女性・平和安全保障に関する行動」というのに参加して来たとのこと
ヨーカンさんと人権と憲法について熱心に話していた。
その後ヨーカンさんのウクレレ伴奏で反原発の歌など一緒に歌う。
神奈川のOさんがたんぽぽ舎の講演会の前にと美味しい最中の差し入れを持って座りに来てくれた。
しばらくして立ち止まってバナーなど見ていた外国の方がいたので声を掛けたらフランスの人だった。日本語がお上手だったので反原発で座っていることを話したらお連れの方に色々説明していた。彼はテントがあったときのこともご存知だと言う。日本語も読めると言うのでチラシをお渡しした。
すると彼は「大事なことはあきらめないこと!」そして経産省を指さして彼らはそれを待っているのだからと言ったのには驚いた。
良くお判りですね。そして最後に「頑張って!」と言って去って行った。座っていて良かったと思う一瞬だった。
その後も裁判に行ってきた人、たんぽぽ舎のOさんなどが次々来てくれて嬉しかった。今夜も 森友学園疑惑徹底追及!安倍内閣は総辞職を!4.12国会議員会館前行動があると言うのでヨーカンさんは早めに帰った。
安倍問題はテントでの大きな話題の一つだ。(I・K)
柳瀬唯夫の「嘘」が知れ渡ってきた 4月13日(金)
いつものようにイロハネットのお姉さんたちと荷作りをし、事務所を出発する。経産省正門前のいつもの場所に椅子を並べ、幟端を用意する。今日も風が強いので、バナーは張らず、幟のみとする。昼間はカッターシャツ1枚で過ごせる暖かさだった。しかし、やや風が冷たい。
ふと後ろの財務省の建物の方を振り向くとプラカードや旗を持った人々が集まってきた。大きな宣伝カーもやって来て何か始める。全労連系の集会だ。「もりかけ」問題の追及の集会のようだ。ここのところ、財務省関係周辺があわただしい。
座っていると、スーツを着た男性が歩きながら「頑張ってください」と声をかけてくる。以前はあまりなかったことだ。前首相秘書官で現経産省官僚である柳瀬唯夫の「首相案件」等を巡る「嘘」が徐々に人々に知れ渡ってきて、人々の中に官僚たちへの怒りが高まってきているのを感じる。世の中は確実に「安倍打倒」の声が満ちてきている。
あれだけ暖かだったのに、やはり陽が傾いてくると気温が下がってくる。慌てて持ってきた上着を着込む。寒さにめけずに頑張ろうと思う。(S・S)
霞柳瀬唯夫よ、嘘をつくな、原発推進をやめろ 4月13日(金)
チラシ50セットを配布、5時から経産省本館前の抗議行動。この一週間にメディアを賑わした柳瀬唯夫に対して抗議。安倍首相の秘書官としての「首相案件」行動で「記憶にございません」7連発、おまけに東芝の没落とイチエフ事故加害東電存続の原発推進の張本人を多数で糾弾。鹿児島からのWさんが命と農業を守れという声。
片づけをFさん、Sさん、Hさんにお任せして、首相官邸「裏」から「安倍はやめろ」の声を上げた。長年の「裏」からの行動も早く安倍打倒して終わらせたい。 (K.M)
福島希望の牧場の吉澤さんの力強い発言も… 4月14日(土)
黒い雲、白い雲、灰色の雲、綿飴をちぎったような雲がひしめき合いながら北へ流れてゆく。一瞬日差しがさすこともあるが今にも雨が降りそうな空。2015年に国会前の車道にも人が溢れたときも曇り空だった。
国会前大行動に参加する人たちが何人も立ち寄ってくれた。椅子に座って昼食をとる人もいてまるで峠の茶屋のようだった。チラシを見て名古屋から高速バスで駆け付けた方もいた。二人連れのご婦人が「経産省にテントの場所を盗られた」と言ってくださったのにはビックリした。こんなエールは初めて。
吉澤さんがやってきた。車の前に「カウ・ゴジラ」と書いたプレートが付いていた。そういえばゴジラは物凄い怒りの表情をしている。「誰のせいでこうなったんだ」という怒り。でも吉澤さんの眼はいつも綺麗だ。澄み切った優しい瞳だ。そんな吉澤さんは数年前に国会前での機動隊の過剰警備に対し「無駄な抵抗はやめろ、無駄な抵抗はやめろ」と車道の開放を求めたことがある。向こうの返事は「警告!」だったとか。
総掛かり行動が終わったあとにテントの女性が参加者は3万人(最終的には5万人だったそうだ)、車道の鉄柵は決壊したと報告してくれた。これから若い人も続々と来るだろうとワクワクした。でも安倍政権が倒れても安部政治は続くだろう。「負ける訳にいかない」はこっちの台詞。
今日は大勢の人が立ち寄ってくれたせいかあっという間に時間がたってしまった。ずっと喋りっぱなしだった気がする。カンパも頂きました。大切に使わせていただきます。 時間になり撤収を始めると憲法寄席やたんぽぽ舎の人たちも来てくれた。普段はなかなかお目にかかれない人たちに会えた。通りすがりの若い女性が睨みつけていったこともあったが嬉しい日だった。
前言撤回。今日、米英仏はシリアを空爆し日本政府もそれを支持した。戦争そのものを肯定する者たち攻撃手段を非難する資格はあるのか。
〇時空を超える日本語はまるでだまし絵
「いいじゃん。見逃してくれよ」
高校の講演資料に福島第一原発3号機爆発の写真だけを載せる
のは印象操作。この写真は使って欲しくない。
ドイツのニュースキャスターもフリーズしていたあの映像?
プロセスにおいても問題がなく、私から指示を受けた方もいないわけで、4月からすでに開校しているという事実もある。
「それがどうした」で終わらせては勿体ない失言とも思えるので解説します。
「既成事実はプロセスを正当化する」ということでしょうか。「法定速度を超えて走行しても無事目的地に着けば違反にはならない」という猛々しい居直りにも聞こえます。だとしたら暴走族ものけぞりそうな詭弁ですが、本当は「もういいだろう。いい加減にしろよ」と言いたかったのかもしれませんね。
〇戯れ歌
赤信号 俺が渡れば 青信号
法律は 俺が通った 獣道
なんだかクーデターみたいだ。 (O・O)
外務省前は物々しい警戒だった 4月15日(日)
雨が降るのか降らないのか、晴れるのか晴れないのか、はっきりしない雲空の経産省前にいつもより早めに着くと藤原さんが既に座り込みのセッティングを終わらせていた。外務省との交差点には機動隊が阻止戦を張っていて右翼の街宣車が2~3台走り回っている。訳の分からない日本語?が大音量スピーカーから流れて外務省の中国対応や財務省次官のセクハラ問題に抗議しているような感じであった。
ヨウカンさんが2時過ぎに来るまでは藤原さんと私の二人きりの座り込みだったが、右翼街宣車の騒々しさや藤原さんの対抗進軍ラッパで退屈しない座り込みだ。ハシユキさん、サッシー、Nさん、ヨウカンさんの小倉から来た友人、三上さん、Sさんで座り込み終盤には結構賑やかな座り込みだった。4時に撤収後は恒例のお茶会を行って帰宅した。(S・K)
今、何が起こっているのか 4月15日(日)
予想外に早く咲いた桜はあっという間に葉桜になってしまったが、街路樹の花みずきが目を楽しませてくれる。少し、郊外に出ればいろいろの花が咲いているのであろう。なかなか出掛ける機会はないが、あれこれ想像するだけで愉しい。身近なところでも草花が人知れず花を咲かせていて、こころを和ませてくれる。少年のころ野山で人知れず咲いていたスミレなどに出会った時の驚きと喜びを思いだす。自然の営みに驚き、こころがたゆたうそんな幸せに出会える季節になったのだろうか。
「森友・加計、日報隠し、官僚トップのセクハラ、スポーツ指導者のパワハラ」など次から次にいろいろの事件が報道される。森友・加計学園問題や日報隠しなど安倍政権に抗議する人々が国会周辺を埋め尽くしたのは昨日の4月14日だった。3万人(実際は5万人と言われる)が声をあげたのだが、これはこれからも続いて行われる。先行きの不透明な時代の中で、連鎖するようにこうした事件が続いてあらわれるが、それは僕らに何を提示しているのか。
森友学園問題は国有地不正取引問題だが、安倍夫妻の関与は明らかだ。そうでなければ官僚たち公文書改竄もなかったはずだ。この問題は国有地の不正取引という問題と、安倍夫妻の関与問題、官僚たちの公文書改竄という三つのことがあるが、安倍首相の関与と公文書改竄ということにより重要なことがある。安倍の関与や官僚の公文書改善がどのような法的犯罪(訴追の対象)になるかはともかくとして、彼等の行為は現在の権力のあり方を露呈させ、そこを人々が批判している。安倍の関与は元首相の小泉すら言うように隠しようもないことだ。この関与は安倍の口利きということだが、権力の乱用というか、行使であり、権力の乱用を戒める立憲(憲法)の精神に反するものである。安倍は多くの場面で権力の乱用や行使を行ってきた。いちいちあげないが、記憶されているものの一つはかつてNHKに介入に慰安婦問題の放送変更を要求したことだ、彼の権力の乱用の一端が暴露されたのが、森友学園問題である。
この問題が極めて重要なのは現在の最大の課題が権力の問題だからである。権力がどうあるかが現在の重要課題であり、それと深く関わるからだ。安倍の関与、官僚の公文書改竄、日報隠し、また、少し次元は違うが女子レスリングのパワハラ問題は個別的には異なることだが、大きく括れば権力の問題としてある。
権力というのは政治権力(国家権力)から、社会的権力まで含まれるのであるが、それがどのようにあるべきかが現在の最大の思想的な課題なのだ。権力を介在した関係の中でどうあるべきかが現在の人々の問題だということがある。その視座をもてば、連鎖的に起こる事件に通底することも見えてくる。
世の中をよりよくするという革命の課題という点に立てば、現在最大の革命の課題は権力の問題である。権力をどうするか。権力のあり様をどう変えていくかというのが現在の革命の課題なのだ。今日、僕らが見出しにくいと思っている共通の課題(共同)の課題と言ってもいい。権力(政治権力から社会権力まで)が、どうあるべきかが問われている、それが現在のひとびとの共通の課題、あえていえば言えば革命の課題なのだ。ひと昔まえなら貧窮から解放(富の生産者たちの貧窮化からの解放)が革命の問題だった。ここが中心だった。確かに働くものの貧窮化の課題は格差問題を含めてある問題だが、現在ではこの働く人々の貧窮化からの解放より、様々の場面での権力の問題が、そこでの問題がより重要事になっている。
確かに働くものの貧窮化からの解放(かつては社会主義革命とか、労働者革命といわれた)が主張された時も権力の問題は提起された。それは働く人々(働く階級)が権力を握るという事であった。そこでは誰が権力を握るかが提示されたが、権力のあり方(権力の形態や構造)がどうあるべきか、問題にされなかった。革命後のソビエトや中国が専制的な権力形態になることで示したのは真の意味での権力の問題を課題にできなかったことである。権力は誰が握るかではなく、どうあるべきか、それが不断に考えられるということにはならなかった。社会主義政治や社会主義権力は権力の問題を課題にしえなかったために、この世界での力を失ったのである。そして権力はどうあるべきかが革命の課題として出て来たのである。
安倍は権力の問題を課題にできないで古典的な権力観を持つ政治家であり、それがこの間の言動で露呈したのだ。「膿を出し切らなければならないという」、彼の言葉ほど滑稽なものはない。膿とは安倍の権力観とそれに基づく行動であり、安倍の関与はその実際である。安倍は、俺は(女房も含めて)関与しないというが、彼の権力乱用(その抑制的意識のなさ)を見ている人たちはこれは変だとすぐにわかる。その滑稽さは無意識も含めて彼が権力者としての所業に無自覚だという事である。この無自覚から生み出されたものであれ、かれの関与は政治的にとがめられるべきことだ。安倍には権力ということが、そこに課せられている現代の課題が見えないのかも知れない。彼には憲法について深く考えたことがないように、現在の権力が持つことを要請されている課題に無自覚なのだ。その意味では彼は国家権力を担う資格がない。それを示したのがこの事件である。国家権力を担当する政治家にとつて重要なのは見識と構想力であるが、安倍はその見識において、とりわけ権力についての見識で欠如しているところがある。こういう安倍の政治的資質はようやく人々の目にもはっきみえてきた、彼は憲法改正をやろうとしているが、権力についての最低限の見識もない安倍にそれをやらせるのはとんでもないことだ。
安倍の関与隠しに対応する行為が官僚たちの公文書改竄であるが、これを通じて明らかになったのは日本の官僚の権力様式というか、権力としての姿だ。彼等は国民の委託において公的権力としてあることを許された存在である。しかし、それには必要な規範があるはずだ。公的権力としての官僚はその権力行使において、権力を乱用することは許されていない。暴走する権力にとしての警戒が考えられているし、法はその一つである。
公文書の改竄は法的な犯罪行為であるが、それ以上に権力者として存在規範に反する行為である。官僚は国民の主権を基に権力(権限)を付与された存在であって、自分たちの行為を正当化するために公文書の改ざんをするのは許されないことだ。専制国家の時代、あるいは封建的時代の官僚とはそうした存在だったと言えるが、現在はそんなことは許されない。
日本の官僚の外観は民主制時代の官僚(国民の公僕)だが、実際は封建国家時代の「お上」という支配共同体の伝統を受け津でいる。国民はお上(支配共同体)の下にある存在であり、国民は下僕なのである、彼等は国民の意志や意向など関係なく、独善的に自己の意志による政策を行う。国民の意志や意向など無視して、自分たちに都合のいい振舞いをする。彼等は官僚という支配共同体の内部の論理や都合によってことをすすめ、国民などは下僕として従わせればいいとしか考えていない。官僚は支配共同体として閉じられ、その存在は国民の上にあるという伝統が生きているのだ。だから、公文書改竄などは何とも思っていないのだ。それが、法に反するという以上に権力者としてやってはならないということなど意にないのだ。
権力としての官僚はどうあるべきか。その封建的時代から伝統を変え、国民主権に基づいて権限は与えられているにしても、独善的な振る舞いを許さない存在にしなければならない。権力として官僚を国民の公僕、公的機関に変えるということは誰も取り組んでは来なかったことだが、その独善と暴走を警戒しそれと闘うことが意志されていないといけない。これは現在の重要な政治課題であるが、これまでそういう問いを発し課題にしてはこなかった。僕らは原発政策を推し進める経産官僚との闘いを通してこれをやってきたが、これは官僚との闘いとしてやらなければならない。
防衛書や自衛隊の日報隠ぺいは「権力としての軍(自衛隊)」の実態を露呈させた事件だが、これについては別の機会に論じたい。
今、起こっている安倍の森友・加計学園関与、官僚の公文書改竄、日報隠ぺい問題は権力の犯罪として具体的に追及していくべきことだが、同時に僕らは権力のありか方を問い、様々の領域で現れてくる権力を変えて行く闘いとしなければならない。女子レスレングにおけるパワハラ問題は社会権力のあり方を問うている、権限を与えられた指導者の逸脱した行為がパワハラとして批判されることは当然だが、ここには権力を与えられた人間の過剰な行使がある。これは他の場面でも現れることの一つであり、見えないところで展開された過剰な権力行使の露呈した一端である。
企業、学校、家庭などいろいろの領域である、権力(社会的権力)の問題がある、それらが事件として露呈してくることはある。今、僕らの前に連鎖的に出てくる事件は個別的なものだ。ただ、これらの事件は僕らに権力の問題として共通している。それぞれに権力犯罪を問いつめると同時に、権力とそのあり方を変えていくという課題がそこには課せられてあることを見ていかなければならない。(三上治)
水曜にいつもいらしていた馬場さんが亡くなられた 4月16日(水)
きょうは他の用事で行けなかったので早番のSさんの話を参考にして日誌をしたためました。きょうは経産省前にしては風もなく穏やかであせもかかず過ごすことがで来ました、5時過ぎから少し風が出てきましたがたいしたことはありませんでした。きょうの座り込みはいつもの3名と勝さん、若手のSさんが早めに参加してくれたので珍しく当初から賑やかな座り込みになりました。その後亀屋さん、土曜日に上京した福島の安藤さんも3時半過ぎに続けて参加された。その後もレジェンド・Sさんが埼玉のHさんに伴われて四時過ぎに参加されました。
その後、他の用事を終えた佐藤保さんが相模原のSさんを伴って参加されました。きょう右翼の街宣車が一台外務省へ抗議しに来ましたがそれは訪日している中国の外務大臣と握手して会談を行ったことが報じられたことに対してのものでした、反中・反韓キャンペーンで活動してきた彼らにしてみれば就任してから一貫して右翼の主張と同じ方向で行動してきた河野外務大臣に裏切られたと感じたのかもしれません。その実態は朝鮮問題では盟友のトランプにも出し抜かれて蚊帳の外に措かれている安倍政権が孤立感を深めて中国に北朝鮮への橋渡しを頼むための一貫として中国外務大臣に訪日してもらったものです。安倍政権になって極端なアメリカ追従外交をやって来た付けが回ってきたわけです、誠に情けないものです。右翼の抗議にも一理はありますが…
最後に。テントがあったときまでは同じく水曜日の担当だった馬場さんがお亡くなりになられたことを今朝、水曜日早番のTさんからの電話で知らされ驚いております。前の晩遅く電話がかかってきていたのですが早く寝たのとマナーモードにしていたので気が付かず今朝になってしまいました。去年のテント撤去抗議集会には久しぶりにお会いした時には以前と同じトーンで彼女らしく振る舞っていたので病気がちなことは聞いていましたがこんなことになるとは夢にも思いませんでした。彼女のことはほとんど知らないので偲ぶ会など行いたいものです。まずは合掌!(保)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その67
2050年戦略提言で原発堅持し再生エネルギーの目標値示さず
~生物への想いも倫理もなく2050年まで原発堅持を掲げるエネルギー情勢懇談会
木村雅英(経産省前テントひろば)
4月10日に第9回のエネルギー情勢懇談会が開催され、事務局から提言(案)が示され取りまとめられた。傍聴を申し込んだが他の方と同様にまたまた「抽選はずれ」、姑息に反原発市民を排除しての懇談会だ。
提言は、再生可能エネルギーを「経済的に自立し脱炭素化した主力電源化を目指す」とした。これは評価できるが目標とする電源割合を示していない。
一方、原発については、福島原発事故と再エネ拡大の中で「可能な限り原子力発電への依存度を低減する」としながらも、脱炭素化と小型原子炉の開発を持ち出して原発堅持を主張している。
「原子力の課題解決方針」の提案は次のとおり。
「我が国においては、更なる安全性向上による事故リスクの抑制、廃炉や廃棄物処理などのバックエンド問題への対処といった取組により、社会的信頼の回復がまず不可欠である。このため、人材・技術・産業基盤の強化に直ちに着手し、安全性・経済性・機動性に優れた炉の追求、バックエンド問題の解決に向けた技術開発を進めなければならない。福島第一原発事故の原点に立ち返った責任感あるこうした真摯な取組こそ重要である。」
信頼の失墜と安全性・経済性・機動性の無さを認めながら、「技術開発を進めなければならない」「真摯な取組こそ重要である」と原発を堅持する方針を打ち出しているのだ。訳が分からない。
2050年を見据えるならば、せめてこの日に枝廣淳子委員から提出された資料
<「暮らし」の視点を大事に、分散型エネルギーシステム、国民の参画、…>、<原子力の位置づけ 技術開発のみでは社会的信頼は回復できない。…。核廃棄物の課題に正面から取り組むためのコミュニケーション・プラットフォームが必要ではないか。…>
を真剣に論じるべきだ。
それにしても、生物への想いも倫理もなく「2050年まで原発堅持」を主張する「提言」は、テント裁判で河合弘之弁護士が陳述したように、経産省が亡国の省であることを如実に示している、と思う。
エネルギー情勢懇談会(第9回)(平成30年4月10日(火))
http://www.enecho.meti.go.jp/committee/studygroup/ene_situation/00
モニタリングポストの継続配置を!!
原子力規制委員会によるモニタリングポスト撤去の
決定の取り消しを求めます
賛同団体と個人署名にご協力を!
黒田節子@原発いらない福島の女たち
◎原子力規制委員会は、2018年3月20日、福島第一原発事故後7年が経過したことから、福島県内のモニタリング結果を整理、福島県及び県内市町村への意見照会を経て、学校や保育園、公園など子ども達の生活空間にあるモニタリングポスト(リアルタイム線量測定システム)の配置の見直しを行う方針を決定しました。
2017年12月、原子力規制委員会が県内市町村への意見照会を行った結果、各自治体からは継続配置を求める意見が提出されているのにも関わらず、原子力規制委員会はその意見を無視する形で避難指示区域、避難指示解除区域以外の地域のモニタリングポストの撤去を決定しました。
この件に関して、市民からは不安な声と共に「何かしらの意思表示をしなけれ
ば」という声が多数あがっています。
その声を受け、私たちは「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会」
を立ち上げて、原子力規制委員会によるモニタリングポスト撤去の決定の取り消しを求めていくことになりました。
今後は署名集めなどを展開しながら、市民のみなさんと共にこの動きを強めていきたいと思っていますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
◎【今後の予定について】
・この件について、私たちは、原子力規制委員会に「モニタリングポスト(リアルタイム線量測定システム)の継続配置を求める要請書」を提出します。
・そのほか、各自治体に対しても「モニタリングポストの継続配置を求め続けて
ほしい」という市民の声を届けると共に住民説明会の開催なども求めながら全体の動きをつなげていく予定です。
「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会」
共同代表:鈴木真理・片岡輝美・千葉由美
事務局・問い合わせ先:〒963-0101郡山市安積町日出山1-31
メールアドレス:monitoringpost.shimin@gmail.com
TEL:080-2805-9004
福島原発告訴団からのおしらせ
福島原発刑事訴訟の次回第5回公判は17日(火)です
時間は10時~17時。
★ 4月17日(火)は、公判併行の院内集会を開催します。
裁判終了後は、同会場で裁判報告会・記者会見を行います。
★ 4月17日(火)第7回公判併行集会 11時~16時半頃、
裁判報告会・記者会見17時頃~ 参議院議員会館講堂
以降の公判予定
4月24日(火)、27日(金)
5月8日(火)、9日(水)、29日(金)、30日(水)
6月1日(金)、12日(火)、13日(水)、15日(金)
連絡先:福島原発告訴団 電話 080-5739-7279
4月19日(木) 総がかりl行動 6時30分~
第二衆院議員会館前を中心に
4月20日(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
官邸前抗議行動 18時30分~
国会正門前行動 18時30分~ 首都圏反原連
月例祈祷会 4月25日(水) 日本祈祷団主催
時間:15時(午後3時)から 場所:経産省
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