たんぽぽ舎から TMM:No3345
- 2018年 4月 19日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No3345】
2018年4月19日(木)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.九州電力川内原発のECCS(緊急炉心冷却装置)を強化させて
欠陥原発の安全性が不十分ながらも向上
「川内原発民間規制委員会」のこれまでの活動と成果
宮田 章(かごしま反原連)
★2.次回のアメーバデモは4月29日(日)-30日(月)実施
若狭でのアメーバデモにご参加いただける皆様へ
4/22大飯原発うごかすな!関電包囲全国集会にもご参加を
木原・木戸 (若狭の原発を考える会)
★3.東海村元村長「安全神話に安住している国に安全はない!」…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.米山隆一新潟県知事が辞職表明…
メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★5.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆「検証:原子力規制委員会の5年半」
4/22(日)連続シンポジウム第15回
発言:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
新藤宗幸さん(千葉大学名誉教授)
◆-強さと慈愛と-「素顔の袴田巖さん」
4/22(日)公開学習会 (PART 38)
講師:青柳雄介さん(ジャーナリスト)
主催:無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会
★6.新聞より1つ
◆資金調達、地元同意、エネルギー政策…経営の綱渡りが続いている
原発専業「日本原電」に立ちはだかるいくつもの壁
債務保証…東京電力・東北電力ともに
「法的拘束力のある約諾ではない」と条件を付けた
(4月18日「産経新聞」10:53配信より)
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※4/22(日)「反原発自治体議員・市民連盟」第8回総会&特別講演会
日 時:4月22日(日)13:30開会
特別講演「原発をつくった私が、原発に反対する理由」
講演開始時間15時頃
講 師:菊地洋一さん(元GE技術者)
講演会はどなたでも参加できます。参加費:500円
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
主 催:「反原発自治体議員・市民連盟」 090-5497-4222
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┗■1.九州電力川内原発のECCS(緊急炉心冷却装置)を強化させて
| 欠陥原発の安全性が不十分ながらも向上
| 「川内原発民間規制委員会」のこれまでの活動と成果
└──── 宮田 章(かごしま反原連)
◎ 川内原発民間規制委員会・かごしま(民間規制委)は、物理学者槌田敦さん
が提唱して2014年12月に、鹿児島県民の有志により結成された。
活動内容は九州電力に対して質問状ではなく、川内原発の設計変更や問題点の
改善を求める「規制勧告」を行い、その勧告に基づき直接、九州電力と私たちが
交渉する「九電交渉」を柱とし、この交渉のための学習会にも多くの時間を割い
た。??
◎ 地震や火山等の確率論で議論される(外的)問題ではなく、原発自体(装置
・システム等)の技術論にしぼって川内原発の致命的問題を3回にわたって交渉
した。
その結果として、私たちが勧告により指摘した問題のほとんどを解決できない
ことを九州電力は認めざるを得ず、自ら「川内は欠陥原発である」ことを示した。
◎ 特に、WH社製の蒸気発生器(SG)に装置の形状等による構造的な欠陥が
あることは、日本だけでなく、世界的にほとんど知られていない。
伊方をはじめ他の西日本の原発でもこのSGが使われていること等を考慮する
と、世界中にある同型の原発でも広く知られるべき重要な「発見」であると思わ
れる。
私たちのこれまでの主な成果としては、以下の4点を挙げられる。
1.国の規制委による「規制基準」は技術的誤りを多く含み、福島第一原発事故
の教訓を全く生かしていないことを勧告で指摘して、九州電力もそれを認めた。
多くの事故は「規制基準」などでは全く対応できないことを九州電力に自覚させ
た。
2.勧告では、ECCS(緊急炉心冷却装置)こそが最後の命綱であり、その正し
い活用を過酷事故対策の中心にすべきと訴えたが、九州電力も熊本地震後によう
やくこの主張を認めた。
しかも、ECCSの強化の一環として原発敷地内の池からECCS用の水を採
取し、浄化して大量の冷却水を貯蔵しておく工事を実施していると発言。
3.WH社製の蒸気発生器には構造的な欠陥があり、その解決方法はないことが
示された。この問題は世界的にほとんど知られていない、大きな発見である。
4.私たちは交渉でわかったこれらの問題等を、「誰も書かなかった川内原発」
と題したパンプレットにして発行し、2000部を完売できた。また、海外にも普及
するように英語版も作成し、ウェブ上に公開している。
◎ 現在、私たちとの交渉を九州電力側が打ち切りたいと申し出ており、このよ
うな交渉の継続は難しい。
しかし、民間規制委では取り上げなかった地震や火山等の問題をはじめ、交渉
のテーマは溢れているため、今後も何らかの形で、九電と直接交渉できる場をつ
くりたい。
これまでの私たちの活動をまとめた本を現在、作成中であり今年の秋には発売
予定。乞うご期待!
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┗■2.次回のアメーバデモは4月29日(日)-30日(月)実施
| 若狭でのアメーバデモにご参加いただける皆様へ
| 4/22大飯原発うごかすな!関電包囲全国集会にもご参加を
└──── 木原・木戸 (若狭の原発を考える会)
4月11日より12日のアメーバデモおよびチラシ配布は、美浜、高浜、舞鶴でし
た。ue
三浜と小橋は初めての配布場所でしたが、里山と海に恵まれた美しいところで、
地元の皆さんは、「ごうろうさん」、「原発が山を越えた近くなので怖い」等話
してくださり、原発反対の声が多く聞かれた地区でした。
次回のチラシ配布およびアメーバデモは、4月29日(日)より30日(月)に実施い
たします。
4月29日(日)は小浜「町の駅 旭座」に12時半、食事を済ませてお集まりくだ
さい。当日は熊川宿に宿泊します。宿泊可能な方はシュラフや毛布などお持ちく
ださい。
原発世論も、脱原発に向かっています。
4/22大飯原発うごかすな!関電包囲全国集会、
御堂筋デモに大結集ください
日 時:4月22日(日)13時より14時30分
ところ:関西電力本店前
集会後、御堂筋デモ(~難波まで)
※関電前集会が終わり次第、徒歩でうつぼ公園に移動します。
(関電本店と国際美術館の間の道を道なりに南下、徒歩10分)
集 合:15時より15時15分
ところ:うつぼ公園(大阪市西区)
うつぼ公園からデモ出発15時15分
デモ終了(難波)16時45分ごろ
主 催:大飯原発うごかすな!実行委員会
呼びかけ:オール福井反原発連絡会(原子力発電に反対する福井県民会議、
サヨナラ原発福井ネットワーク、福井から原発を止める裁判の会、
原発住民運動福井・嶺南センター、原発問題住民運動福井県連絡会)/
ふるさとを守る高浜・おおいの会/若狭の原発を考える会
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┗■3.東海村元村長「安全神話に安住している国に安全はない!」…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.《脱原発を語る》東海村元村長「安全神話に安住している国に安全はない!」
週刊女性PRIME4/18(水)7:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180418-00012153-jprime-soci
2.原発事故に苦しむ子どもたち「大人って嫌だな」深まり続ける心の闇
週刊女性PRIME4/18(水)18:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180418-00012156-jprime-soci
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┗■4.米山隆一新潟県知事が辞職表明…
| メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
◆米山隆一新潟県知事が辞職表明
(4月19日「新潟日報」より見出し抜粋)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20180418387712.html
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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆「検証:原子力規制委員会の5年半」
4/22(日)連続シンポジウム第15回
発 言:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
新藤宗幸さん(千葉大学名誉教授)
日 時:4月22日(日)14時開始 13時45分開場
場 所:万世橋区民会館6階洋室(国連・憲法問題研究会で表記)
主 催:福島原発事故緊急会議
連絡先:090-1705-1297(国富)
e-mail 2011shinsai.office@gmail.comhttp://2011shinsai.net
資料代:500円
2012年9月に発表した「原子力規制委員会」のいう「安全」の内実を、
この5年半の活動を批判的に検証し問い返します。
そして、「原子力規制委員会」はどこへ向かっているのかをリアルに
問いただしたい。
◆-強さと慈愛と-「素顔の袴田巖さん」
4/22(日)公開学習会 (PART 38)
講 師:青柳雄介さん(ジャーナリスト)
日 時:4月22日(日)15:00より17:00(開場14:30)
会 場:カトリック清瀬教会(清瀬市松山1ー21ー12)
西武池袋線「清瀬」駅南口下車徒歩約5分
主 催:無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会
お問い合せ:TEL&FAX 042(394)4127(もんま)
e-mail hakamada_sukukai@h2.dion.ne.jp参加費:500円 終了後、懇親会あり(会費1000円)
1966年、身に覚えのない罪で逮捕され、死刑囚として気の遠くなるような年月
を獄中で過ごしてきた袴田巖さんは、2014年3月静岡地裁から出された再審開始
と死刑・拘置の停止決定により、47年7カ月ぶりに釈放されました。
しかし検察が即時抗告したため、未だ再審は始まっておらず、ようやく近々東
京高裁から決定が出る予定です。
今回は、釈放後から袴田巖さんの密着取材を続け、雑誌「世界」で「神を捨て、
神になった男 確定死刑囚・袴田 巖」を長期連載中のジャーナリスト、青柳雄介
さんにお話を伺います。
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┗■6.新聞より1つ
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◆資金調達、地元同意、エネルギー政策…経営の綱渡りが続いている
原発専業「日本原電」に立ちはだかるいくつもの壁
債務保証…東京電力・東北電力ともに
「法的拘束力のある約諾ではない」と条件を付けた
◎ 原子力発電を専門に手掛ける日本原子力発電の経営の綱渡りが続いている。
東京電力福島第一原発の事故後、同社は全く再稼働できず収益が悪化。
一方で、再稼働を目指す東海第二原発(茨城県)の安全対策費は膨らみ、株主
の東京電力ホールディングスなどに資金調達の支援を頼まざるを得ない状況だ。
政府が太陽光発電など再生可能エネルギーを電源の「主力」とする方針を示す
中、原発の「パイオニア(先駆者)」を自任する同社の存在価値が問われている。
◎ 「東電と東北電力から資金支援が得られるのは確実といえるのか」「確実に
支援頂けると考えている」
原子力規制委員会が4月5日に開いた東海第二原発の審査会合。委員からの質
問に、日本原電の木村仁常務はこう強調した。
日本原電が保有する4基のうち2基は廃炉作業中で、残る東海第二原発と敦賀
原発2号機(福井県)も稼働停止が続いている。敦賀3、4号機の増設計画の国
の審査は、福島第一原発事故以降は中断したままだ。
◎ 収益の大半をまかなう「販売電力料」は、東電など大手電力5社が支払う維
持・管理費など基本料金のみ。平成29年3月期は最終損益が64億円の赤字(前期
は12億円の黒字)に転落し、経営状況が悪化している。
そのため再稼働の可否を判断する規制委は昨年11月、1740億円に上る安全対策
費の調達に関し、債務保証の担い手などを示すよう要求。日本原電は、東海第二
原発の電気を購入する東電と東北電に支援を要請していた。
これに対し、東電、東北電は3月30日に書面で「資金支援を行う意向がある」
と回答した。両社ともに「法的拘束力のある約諾ではない」と条件を付けたため
審査会合では委員から確認が入ったが、審査は一つのハードルを越えた形だ。
◎ だが、経営の安定には依然として課題が山積だ。日本原電の廃炉を除く2基
のうち敦賀原発2号機は昨年末に安全審査を再開したが、直下に活断層があると
の指摘がある。日本原電は否定するが、規制委が認めれば廃炉は必至だ。
◎ 「最後のとりで」ともいえる東海第2原発も原則40年の運転期限を迎える今
年11月までに、再稼働審査と延長運転の審査に合格しなければ廃炉となる。全て
の原発が廃炉になれば、電力販売を柱とする経営が成り立たなくなる恐れがある。
東海第二原発が審査に「合格」しても、再稼働には地元同意が不可欠になる。
日本原電は3月に茨城県と立地自治体の東海村に加え、水戸市など周辺5市も
対象とする新たな安全協定を結んだからだ。安全協定に法的拘束力はないが、5
市の一つでも反対すれば再稼働は困難になった。
◎ さらに、政府のエネルギー政策の転換が大きな課題を突き付ける。政府は今
夏にまとめる「エネルギー基本計画」で、原子力への依存度を「可能な限り低減
する」という方針を維持する一方、再エネを電源の「主力」と明記する見込み。
日本原電の村松衛社長は「(原子力は)再エネと同じ非化石エネルギーとして、
低炭素化に必要な電源に位置付けてほしい」と主張。他電力の廃炉支援や海外事
業で生き残りを図る考えだが、原発専業会社は成長を描きにくい環境に陥ってい
る。──
経営改善に向け、日本原電は来年1月に本社を東京・神田から、賃料の「約4
割」安い秋葉原周辺に移転する予定。ただ、業績改善には、本業の「発電」によ
る電力販売の復活が欠かせない。
◎ 東海第二原発の再稼働を実現して経営を立て直すことができるのか、原発専
業会社の役割は終わるのか-。昭和41年に国内初の商業用原発である東海発電所
の営業運転を実現した日本原電は大きな岐路に立っている。(経済本部 会田聡)
(4月18日「産経新聞」10:53配信より)
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