労働者の安全への配慮を欠く労働組合
- 2011年 4月 10日
- 交流の広場
先ごろ、僕の古い友人が40年以上の長期にわたる郵便局務めを定年退職した。彼の退職を祝ってささやかな退職会をやった。その席で聞いた驚くべき話である。
3.11以来、巷では原発事故による放射能汚染が大問題になっているというのに、外勤の労働者(例えば郵便配達員など)への放射能汚染注意は一切ないということだった。飲酒運転禁止への厳格な査定―毎朝、呼吸検査をして、アルコールが残っていないかどうかをチェックしている―はある。しかし、JPはもとより、全逓労働組合からも、原発事故関連の話は何一つないそうだ。せめて労働組合なら、労働者の安全の心配、日常生活上での注意をしてもよいのではなかろうか。場合によっては原発事故に関する討議ぐらい組合主催でやってもよいのではないだろうか。こう考えるのは僕の勝手な思いなのだろうか?他の組合でも同じなのだろうか?
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