テント日誌7月15日…東海第二の運転延長
- 2018年 7月 17日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
- 毎回8時20分~9時までに傍聴整理券の配布が安倍退あります。
- 裁判終了後報告集会があります 17時ころから
経産省前テントひろば1807日後
いくつもの裁判が行われている 7月11日(水)
今日は福島原発刑事裁判なので、傍聴券を求めていつもより早く家を出たー通勤ラッシュに逢わないために。ところが私の予想に反して大江戸線はかなり混んでいた。新宿で座席が空いたので座らせてもらった。バスはいつもと同じく座ることができ楽勝であった。地裁前には既に福島現地から駆けつけた人たち及び支援の人たちが集合していて、並行集会が予定されているためか参加者が何時もより多かった。
発言の内容は、これまでの裁判のおさらいと政府・推進本部の長期予測の15・7メートルの大津波を巡って論戦が繰り広げられていること。しかし原発の苛酷事故は決して起こしてはならないのが原則であり、ここを曖昧にしようとして東電側の弁護団があれこれ仕掛けてきているが、これを断固退けていかなければならないと力説されていた。抽選に入り私は運良く当たったが、救援センターの発送作業に行かなければならないので、当たり券は世話役の人に渡して地裁をあとにした。発送作業を終えて、1時過ぎに経産省前に行った。(保)
今日は猛烈な暑さ。座り込みグッズを持ち出しに事務所にいったら、すでに保っちゃんのパンで置いてあった。定刻に座り込み始める。今日は福島原発刑事裁判の他に、井戸川裁判もあった。井戸川裁判は裁判終了後議員会館で報告集会があった。福島原発刑事裁判を傍聴した人たちがテントに寄ってくれた。こっちの裁判は終了後の午後、参院議員会館講堂で、ノーマ・フィールドさんの「マンハッタン計画76年目」の講演会がある。それで、テントに寄ってくれた人は「じゃあ、これからすぐ、井戸川裁判の報告集会に参加して、それから講演会に行こう」と言われて、水も飲まずに議員会館に向かわれた。
さらにまた、1時過ぎに、「裁判所のところで、袴田裁判の静岡地裁再審開始判決を、高裁が棄却したことに抗議して集会をするので、テントのマイクを貸して」という人が来て、事務所に取りに行ってもらった。
あらゆる問題が噴出している原因は安倍政権にある。国会会期中に7人のオウムの死刑囚を死刑にしたのは始めてだという。しかも、法務大臣はその前日、大水害に被害をよそに、浮かれていた酒宴をもようしていた写真がネットに出回っている状況だ。当番はいつもどおりに、当番の任を果たした。保さんのパンをおいしくいただいたりして。(T)
本当にカンパありがとう 7月12日(木)
朝方まで雨、予報も雨だったので雨合羽など用意して出掛けたが、
予想は外れ良い天気になり暑かった。
今日は原発関係の裁判が2つあった。
もんじゅ裁判と南相馬・避難20ミリ撤回訴訟だ。
浦安のIさんがもんじゅ裁判に行く前に寄ってくれた。
12時半から南相馬避難20ミリ撤回訴訟の方たちが公判前に来て経産省に向かって抗議の声を上げた。
第12回目の公判だそうだ。南相馬からマイクロバスで5時間かけていらしたという。訴訟の団長さん他が次々に経産省に向けて思いをぶつけた。
まだキノコなど線量が高いし、子供たちは戻って来ない。皆帰りたくても帰れない。事故はまだ続いている。国は国民を守る体制を作るべきだと強く訴えた。
最後に支援しているFoEジャパンの満田さんのリードで「20ミリ撤回!」「ふるさと返せ!」「原発いらない!」などコールして東京地裁に向かわれた。
いつものことだが、抗議の声を上げようとちょっと人が集まってくると即座に警備員が数名飛び出して来る早さには驚く。
突入するわけでもないのに…
皆が去ったあと急にひっそりとしてしまったが、午前中に日の丸・君が代訴訟に出られたKさんから頂いた瓦煎餅を頂きながらヨーカンさんとおしゃべりを楽しんだ。
時々強い風が吹き椅子に括り付けたバナーが歩道側に倒れるハプニングがあったが、誰も怪我をせず良かった。気を付けないといけませんね。
丁度通りがかった男性が倒れたバナーを戻そうと手を貸して下さったのが嬉しかった。
Yさんが9日にテント日誌を読んで下さっているという足の悪い方から頂いた貯金缶(?)を開けて郵便局に持って行ったら4万5250円もあったそうだ。
本当に感謝です。(I・K)
私も長野生まれで諏訪市から上京された人と話ができた 7月13日(金)
今日は早番のSさんが仲間と共に大間原発建設に抗議するため青森県へ旅立ったので私が代わりに早番の一員として参加しました。事務所に着くと金曜日担当の女性陣が準備を始めていました。曜日によって準備するやり方が違うので彼女らが用意したものを台車に積み込み経産省前へ行きました。
経産省前は太陽が真上にあり木陰が出来ていませんでした。20分程で準備が終わった頃になると木陰が少し出来ていましたので私はそこに座らせて貰いました。風が気持ち良くいつの間にか寝てしまい起きたら1時を過ぎていました。私が寝ている間にレジェンド・Sさんが来ていると云うので様子を見に行くとちょこんと座っておられたが小さい傘では背中が日光に当たっていて暑いというので日影ができている場所に移動してもらった。
今日の参加者はいろはネットの人を初め、10人ほどで始められたが暑い割りには多くの人が入れ替わりに参加してくれた。そのなかに長野県諏訪市から参加してくれた人がいた、聞けば、夜の文京区民センターで開かれる、元原発設計技術者の講演を聞きに来られたとのことであった。私も生まれたのは長野県なので次いでにいろいろな話に花を咲かせた。4時から始まる朝鮮高校生による不当差別撤廃闘争に参加したいと云うので共に参加した。
行って見ると高校生は一人もおらず20人ばかりの大人が集まっていた。聞けば、高校生らは期末試験の為来ていないとのことであった。それでも大阪府から来た人、オモニ会、日本人など多彩な人が文科省への抗議を表明した。
今日は東海第二原発の再稼働審査を問う院内ヒアリングも行われていました。これについては別の人による報告がなされるのでここでは省略します。(保)
東海第二の運転延長を許さないぞ 7月13日(金)
7月13日午後に院内ヒアリング集会が開催され、原子力規制庁から11名(中座を含めると14名)を迎えて、7月4日に設置変更許可を確認(パブコメ開始)した東海第二の審査について追及した。
案の定、原子力規制庁から「しっかり審査したからこれで大丈夫、ご安心を」という説明では全く無かった。逆に、安全・安心の確信もなく事業者(日本原電)の説明を鵜呑みにして無理に「合格」を出したあるいはこれから出す、そんな回答。
炉心安定・原子炉停止は日本原電任せで安心できない、ケーブルの難燃化率は日本原電説明で52%(全長1400kmのうちの「安全系」400kmの中の比率)、(6月21日に山中委員が立ち会って不具合が発覚した)ブローアウトパネルの次の加振試験は非公開、津波が来ても船舶漂流はしないと決めつけ解釈(日本原電説明)、近くの東海再処理工場の事故や核ゴミ被害を全く想定していない、透明性重視と言いながら工事計画耐震審査で裕度を「黒枠・白抜き」との指摘に無回答、「経理的基礎」について審査書では「経理的基礎に係る規定に関する審査結果は、別途とりまとめる」としておりパブコメ対象から除外(気にせずに意見を出そう)、などが明らかになった。
また、イチエフ事故時に吉田所長らが1~4号機の制御に苦労し失敗した事故教訓を全く生かさず、複合基の稼働とそのトラブルについても何ら考慮せずに審査していることも発覚した。
動画は次にアップされている。
https://www.youtube.com/watch?v=jVStojGcOSE
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427329
猛暑のこの日も、多数が経産省前に座込み、Hさんの進行で経産省抗議をした、座り込めの歌も。Siさん他数人が大間に出かけている。片付けはSuさんとHさんにお任せ(感謝!)して、私は首相官邸「裏」の抗議行動。いつもより多人数で「安倍はやめろ」と訴えた。
(K.M)
小雀も親ばなれか、自分で餌を探しに 7月14日(土)
経産省にいく途中にプランターがあって綺麗な花が咲いていた。連休中は誰も水をやらないだろうと思い飲みかけのペットボトルの水を撒いた。しばらく歩くと猛烈に喉が乾いてきて少し後悔した。
今日は先週と違って静かだった。道行く人たちは皆「暑い」という顔をしていた。風もあまりなく吹いたとしても温風だった。とはいえカンカン照りではなく雲が陽射しを遮ってくれることが多かったのが幸い。毎週見かける小雀は徐々に親離れしてきて自分で餌を探していた。先月までは親からもらって食べていた。
後で調べたら座り込み開始時点で32.9度、最高34.6、終了時に32.8だった。 (O・O)
本当に原発をやめさせなきゃいけない 7月15日(日)
広島・岡山・愛媛などの豪雨を見るたびに本当に天候異変というべき事態が訪れているのを知る。被災に会われた方々にはなんとか頑張って欲しいということをつぶやきのように送るしかないのが悲しい。かつて僕は高校生の時に伊勢湾台風にあい水の怖しさを経験した。3・11の時もそうだった。でも、水の恐ろしさは多くは秋の台風に関連するものだった。集中豪雨という事はむかしからあり、そのもたらす恐ろしさはしばしば伝えられてはいたにしても何十年分の雨なんてものはなかったように思う。極端気象というらしいが、暑さ寒さ、雨などが極端になってきているのだ。むかしなら天変地異ということであらわされたのだが、それが常態化しつつあるのではないか。
これは基本的には地球(自然)が病んでいることであり、自然の持つ再生能力(循環能力)を損なわす事態が生まれていることにほかならない。海の汚染など長い年月のうちにもはや浄生することなど不可能な事態が生まれているし、環境汚染といわれるものもそうである。これは自然を支配する、克服するという人間の所業が知らず知らずのうちに生み出したものと言える。僕らはこのことにいろいろの現象を通じて気づかされるのであるが、もはや対症療法的な処置では解決がつかないことも思い知る。自然の無限というか、それにすがりつきたいという思いもするが、それがはかない「空なる望み」であることも自覚せざるをえない。
自然を病ませてしまった人間の所業を思うと絶望的な気持ちになるが、そうばかりいってはおれない。何処に糸口はあるか、そういう自問をしながら、思うことは問題の所在に気がつくことが出発点であるということだ。そんなことは誰もが気づいていることではないかと思うかもしれない。そうではないのである。アメリカ大統領のトランプは環境問題に背をむけているだけでなく、反動的な対応をしている。今回の豪雨に対して安倍首相らが「宴会」にうつつを抜かしていたことが非難されているが、それは飲み会をやっていたことではなく、彼等(政権にある政治家たち)が、天変地異というべき事態に認識も対応策も持っていないことに向けられるべきだ。なるほど安倍は非難を気にして、現地にでかけるというパフォマンスをやっているがこんなのはなんの意味もない。彼等は気候の極端化という現象が傾向としては続くことも含めそれに対する基本的な対応を何ら考えていない。考える力がない。それが問題なのだ。豪雨という事態が予測され、その種の情報が届いていたであろうに宴会に興じていたというのは、被災にあわれた住民感情としては許せないと思われるかもしれない。だが、この面を強調しても致し方がない。
非難されるべきは彼等が気象の極端化という動きに対応していく方向を考えていないということである。
天変地異、気象の極端化、どのように呼ぼうが、僕らの目前で生起する異常気象とそのもたらす事態をどう考え、どのように対処するかの政治的方針が問われている。問題の所在の認識、具体的な対処法、理念的な方向についての回答が要求されている。この間、環境問題として取りざたされてきたことの延長にあることと言っても間違いない。現在、人々が絶望的で困難であることを直観しながら、要求している(願っている)ことである。そういえば、中国のあの聖人の道が治水事業であったことを想起する。これとは違うスケールと視線において病ませてしまった自然にどう対応するのかが問われている。人類史的な視線を持ってである。トランプが環境問題に背をむけてこの問題で反動的対応をしているのはよく知られているが、安倍首相ら政権にある面々は無策というか、何らの対応もしえていない。少なくとも僕らにはそれは伝わってはこない。
3・11東北大震災は自然災害に人災が加わったとされた。福島原発事故である。これは地震に誘発された事故ではあるが、当然、起こるべくしておこった人災でもあるとされた。僕はこれを見ながら、現在の震災とよばれる自然災害には自然を病ませてきた人間の所業が背後にあることを考えた。原発が自然災害とは違う形での災害を生み出したことは、見えない形で自然を病ませてきた(自然の循環能力と再生力を奪ってきたこと)ことの象徴のように思われた。原発の存在や稼働が、見えないにしても自然をおかしくしてきたことの原因であり、それを象徴する動きだったのだ。このことは3・11以降に原発をどう考えるかということの重要な視座を提起していると思った。
安倍や彼に連なる面々は3・11を経験して原発のことを考え直すいい契機が与えられたのにそれをしなかった。オリンピックの招請のために福島第一原発事故の汚染水は完全にコントロールされているという虚偽の報告すらした。原発事故はなかったのかのような復興政策に狂奔して、そこから汲み取るべき方向を考えてこなかった。そして原発再稼働に走り、原発問題に深い考察と長い視点に立った解決策を提示できないできたことは、彼が気象の極端化による災害を何ら予測も、従ってその対処法を考えられないできたことを意味する。今度はばれないように「宴会」をしよう、いち早く現地にかけつけるパフォマンスをやろうということぐらいしか知恵はないかもしれない。原発の方は再稼働によりその犯罪的事態を生み続けるだけであるが。僕らは原発をなくし、そのもたらすものに対応しょうとしているが、これは気象の極端化を考え、それに対処していくことに通じていると考えている。原発をなくすことは、天変地異という現代の天候に対していくことと同じところがある。原発をなくすことは異常気象に対応していく具体的なことの一つなのである。(三上治)
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まもなく40年の老朽原発、30キロ圏内に96万人
パブコメで、東海第二原発に「ノー」を!
原子力規制委員会が日本原電・東海第二原発設置変更許可にかかる審査書案を了承し、パブリック・コメント(一般からの意見公募)を行っています。ぜひ、あなたの「ノー」を原子力規制委員会に出しましょう!
応募機関:2018年8月3日までに
送付方法:用紙に記入しフアックスで(FAX:03-5114-2178)
郵送にて 〒106-8450 東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル 原子力規制庁 審査グループ実用炉審査部門宛て
オンラインにて https://googl/eWntn8(電子政府のページへ)
19日(木)国会正門前へ 安倍退陣最大の集まりを
時間:18時30分~20時 主催 総がかりl行動実行委
福島原発刑事裁判日程 7月24日(水) 25日(木) 27日(金)
東京地裁103号法廷 10時~17時
7月24日(水) 参議院議員会館 102
7月25日(木) 参議院議員開会 B105
7月27日(金) 参議院議員会館 講堂
(27日は裁判と併行しての報告集会が予定されています。)
7月20日(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
官邸前抗議行動は18時30分 官邸前も国会正門前も
主催: 首都圏反原発連合
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