テント日誌8月1日…経産省を柳瀬が辞めるのは遅すぎたが
- 2018年 8月 3日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
- 学ぶ時間テレビがすいとりバカになる - わ っしー
- ゴマすりのしかたおしえる自民党 - 原子力ドンキホーテ
- 放射能いやでも学ぶフクシマー 葉
- つながらぬ野党をつなぐ知恵を出す – 無位史膳
- 沖縄の固い思いをつなぐ風 – ぴかぴかぴー
経産省前テントひろば1807日後
台風接近のため強烈な日差しが遮られる 7月27日(金)
経産省前に運ぶ荷造りを終え、一息ついていたところに Tちゃんから電話が入る。 福島原発事故裁判の傍聴に来ていたが午前中の公判が終わって、今経産省の正門前にいる。人数が少なければ座り込みに参加するからとのこと。有難いことである。
殺人的な猛暑日の連続から一転しての曇り空。秋を思わせる爽やかな風が時おり吹いてくる。座り込みをしている者としてはすくいの天気である。
2時過ぎに地下鉄の入口方面から見覚えのある人物が歩いてきた。軽く会釈をしながら「今日もお願いします」と声を掛けてくる。その言葉掛けですぐに分かった。JKS(日本祈祷団四十七士)の人々だ。毎月1回、経産省正門前にて祈祷をし、抗議をする宗教家たちだ。私達、座り込みの参加者も太鼓を借りて打ち鳴らし、抗議に参加する。
毎週金曜日は参加者が多く賑やかに抗議行動をしているが、2時~3時ごろはいろはネットの女性陣と私位しかいないので、やや閑散としているのであるが祈祷会があると賑やかしい。
それに、今日は浪江町の町長選に立候補した吉澤さんがやってくるとの情報もありそれ目当てに集まってくる人もいた。4時になっても祈祷会が終わらなかったが、私は文科省抗議へ行くため、経産省前を離れた。
朝鮮学校への差別反対。無償化を即時適用せよ、と毎週当該の高校生や朝鮮大学校の学生が集まり文科省に対する抗議をしている。既に180回を超える回数だという。ただ、今は夏休みで学校が休みのため有志の参加と言う形をとり、参加者も少なくなっているが暑いこの夏の中でも続けてきた強い意志には頭が下がる。それに、日本人の参加者も増えてきた。
もう一つ良い知らせができる。毎週チラシを配っていた在日の女性に聞いたことではあるが、このところチラシの受け取りが良くなってきたとのことだ。平昌オリンピックから始まり、南北首脳会談、米朝首脳会談と朝鮮半島の平和へ向けての動きが、少しずつ日本人の意識を変えて来たのではないかと思う。今までチラシを差し向けても素通りしていた人が手を伸ばして確かに受け取る姿が増えてきた。いくら訴えても見向きもしなかった人が関心を持ち始めてきたのである。無償化? ってなんだろう。まず知ることから始まる。
経産省前テントと同様、持続していく事が力になっていくことを実感した。(S・S)
祈祷団、吉沢さんで盛り上がる経産省前 7月27日(金)
3時過ぎに到着、すでに黒装束の人たちが正門前で祈祷している。反原発・安倍政権打倒の訴えとともに、13人もの人を死刑執行したことに対する怒りに私も共感した。国家による殺人を何としても止めたい。まずは排外・排他の風潮を変えることか。
4時過ぎには浪江町長選挙に立候補した吉沢正巳さんの車が到着、記者たちに取り囲まれてスピーチをしたあと、経産省の大臣官房に申入れ。私は「お湯を沸かす為に核分裂を起こす原発は止めよう」と声をかけながらチラシまき、まずまずの反応。
5時からはいつもの経産省抗議行動。翁長沖縄県知事の辺野古埋立て承認撤回ニュースを受けて「座り込めここへ」の歌から開始。柳瀬唯夫の退任は私たちの訴えの成果か? 原発推進止めろ、東海第二の運転延長・再稼働を止めよ、役人たちよ、良心を取り戻せ、などの訴え。
トラメガが電池切れで不調のところ、吉沢さんの車が到着して、ラウドスピーカ―から浪江町長選出馬の弁で盛り上がった。首相官邸「裏」の抗議行動の後に本館前に戻ると、Oさんが長椅子で談話、Hさんが数人にジュースのサービス、ポケットパーク外では太鼓やサックスの演奏。置いてあった椅子類の片付けには、Mさんが運搬を手伝ってくれて大助かり。(K.M)
事務所についてしばらくしたら激しい雨が 7月28日(土)
まだ雨は降っていなかった。風もなく蒸し暑い。人通りも少なくいかにも台風が近づいているという感じ。鳩や雀も少なかった。どこかへ避難したのだろうか。
1時を過ぎるころUさんがやってきた。九州から羽田へ、それから霞ヶ関に直行してくれた。最悪の場合は羽田や成田に着陸できず出発地に引き返す可能性もあったそうだ。
少しずつ風が強くなってきた。ろくに寝ていない人、疲れがたまっている人、交通機関の乱れを考慮して早めに引き上げた。事務所についてしばらくすると激しい雨が降ってきた。(O・O)
経産省を柳瀬が辞めるのは遅すぎたが 7月29日(日)
今日は地元9条の会の用事のため一時間遅れで経産省前に到着、川柳句会の人達が来ていて人も多めだ。斎藤美智子さんが猛暑にも拘わらず座り込みに来られた。お体に気を付けていつまでもお元気な姿を見せてほしいものだ。
経産省の柳瀬が辞めさせられたのか辞めたのか退任した。原発で東芝を騙した極悪人だけに経産省からとっとと消えて当然の奴だった。テント代表の渕上さんが入院したと乱気流さんから聞いたが心配だ。小生に限らず皆さんご高齢なので体調には気をつけて抗議を続けていこうではありませんか。原発がなくなるその日まで。原発はんた~~い。SK
午後1時より脱原発青空テント川柳句会 が開かれた 7月29日(日)
選者は乱鬼龍氏、席題は 「学ぶ」「つなぐ」3時投句締め切り、半過ぎより入選者の発表、披講となりました。
前日は台風で開催が心配されていましたが、風は強めだったものの、強い日差しの照りつける暑い1日となりました。
今回の参加者は12名、入選句の発表後、選者より 入選者へ 団扇やお塩 や
菓子など 様々な景品が手渡されました。 入選句は以下の通りです。(S.E)
「学ぶ」
特選
◆ 学校は支配者言い分丸暗記 – 芒野
秀句
★ 出世には差別と学ぶ安倍政権 無位史膳
★ 人権を学び直せよ自民党 - 草地
「つなぐ」
特選
秀句
★ 川柳で人の和つなぐテント前 - 乾草
★ 9条を子孫につなぐ平和の灯 - 水蓮仏
★ アベともがつなぐともだちろくでなし – 原子力ドンキホーテ
★ 全世代つなげてはばめ安倍改憲 - いっしー
次回の 脱原発青空テント川柳句会は8 月26 日(日)午後1時からの予定です。
少し早めに撤収し官邸前の辺野古集会に参加 7月30日(月)
台風が予報通り昨日の朝には西日本へ去ったのであるが湿度がなかなか下がらず日が照っているので今日も暑い。カンパして貰った水を多目に持ち、途中にあるコンビニで氷を買って経産省前に向かった。今日は常連のYさんが夏風邪にかかってしまってお休みなので座り込み準備は3人であった。少し時間がかかってしまったが12時半頃に終えることができた。
今日は翁長知事が辺野古新基地建設許可を撤回したのを受けてこれを支持する集会が午後4時から7時半まで首相官邸前で予定されていた。そこで私は考えた。レジェンド・Sさんは月曜日なので午後1時から国会前座り込みに参加されるはず。午後4時に終えたときに官邸に移動してもらって辺野古集会に参加して貰えば経産省まで下りて来る必要がないのでその旨伝えるべく電話した。しかしうまく繋がらずレジェンド・Sさんは午後2時前に到着されてしまった。国会前の座り込みは?と聞いたら、国会が終わってしまったので座り込みも暫くお休みとのこと。そういうものかと納得していたら3時過ぎになって、いつも面倒を見てくれている大宮のHさんが迎えに来た。国会前の人たちが今日来ないけどどうしたのかしら、と心配しているとのこと。辺野古集会に参加するIさんが一緒に行ってくれた。その後も辺野古集会に参加する人が幾人か寄ってくれた。
今日は他に裁判や院内集会などはなかったらしく参加された方は以上であった。午後4時以降訪れる人はなかったので我々も辺野古集会に参加するべく予定を30分早く切り上げて撤収した。(保)
生コン業界での組合潰しに抗議する人たち 7月31日(火)
7月最後の日、Yさんと事務所を出発し経産省前に向かう。途中でI,O弁護士事務所にニュース144号を届ける。経産省前ではすでに宣伝カーが停車して、連帯労組の腕章を着けた青年一人と中年二人の三人組がチラシ配布を行っていた。彼らは生コン業界での組合潰しに抗議しており、そのチラシを受け取り、皆さんにコップに入れた冷水をお返しに差し上げて激励した。
暑さは日陰で風が吹くと幾分か凌げるが、歩道の照り返しもあって汗が吹き出すなかで、幾人かの方々からは「ご苦労様」と激励の挨拶も頂いた。いつものSさん、少ししてからKさん、Sさん、Aさん等々の常連の方々が揃って、椅子が満席になり、昼食後に私は退去した。
夕方6時前、「とめよう!東海第二原発_首都圏連絡会」のメンバーが経産省(資源エネルギー庁)にやってきて、東海第二の運転延長・再稼働反対の署名4406筆を提出した。(O・E)
経産省の「子どもデー」にチラシをつくろう 8月1日(水)
嫌になるくらい暑い。座り込みグッズをセットし終わったら、汗ダラダラでIさんは着替えた(着替えを持ってきていた)。プラタナスの木の影になるところは、パラソルの影になるところより涼しい。
今日は省庁が省内見学をさせる「子どもデー」で、経産省にも子どもの出入りが多い。座り込みを見て、「なんだ、これ」という子どもに対しては「原発はだめだ、再稼働はだめだと、原発を推進する経産省に対して抗議をしているのだ」と説明をした。
子ども達や保護者にも訴えるべきだったのだが、力の消耗が大きいのでやめた。来年はちゃんと子ども向けチラシをつくってきた方がいいと思った。
Oさんが傘に新しい抗議の文言を書いたカードをつるして来られた。K爺も少しの時間でもと言って座り込みに参加。
Iwさんがポレポレで上映中の『沖縄スパイ戦史』を見てきた後、寄られた。映画の内容はすさまじかった、今日は監督などのトークがあったので混んでいた、予定の時間に入れなかった人も出た、と言っていた。先ごろ、韓国映画の『タクシードライバー」もみた。これもよかったと言っていた。
Oさんは、先週「ほたるの川のまもりびと」(ユーロスペース上映)を見てきたと言っていた。みんないい映画をわりと観ているようだ。
タクシーの運転手さんが首にまく冷やしタイを持ってきてくださった。
佐藤タモっちゃんのパンはいつもと比べるとふわふわだった。その原因は、小麦粉をこねる水がすごく冷たかったせいだろうと言っていた。タモっちゃんは冷たいた水とパンのふわふわとの関係を知らなかったようだ。
今日は第一水曜日なので、東電前抗議行動のある日なので、いつもより少し前にテントを撤収したいのだが、人手が足りないかもしれなという心配があった。でも幸い、9条改憲阻止の会の人が、夜の会合の前に座り込みに参加してくれる人が3人来られ、撤収も手伝ってくださることになった。
身体に気をつけて頑張らないと!
::::
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その84
湯を沸かす為に核分裂を起こすナンセンス「湯沸し装置」、それが原子力発電
~「止める、冷やす、閉じ込める」に苦心、情けなくおかしくてお臍が茶を沸かす!~
木村雅英(経産省前テントひろば)
まずは、電気事業連合会(電事連)のHPをご覧いただきたい。
http://www.fepc.or.jp/enterprise/hatsuden/nuclear/index.html
<原子力発電の基本原理
原子力発電は、火力発電のボイラーを原子炉に置き換えたものです。
火力発電は化石燃料を燃やして熱エネルギーを得て、これを使って水を沸かし、蒸気の力で蒸気タービンを回転させて電気を起こします。
これに対して原子力発電はウランを核分裂させて熱エネルギーを得て、水を沸かし蒸気の力で蒸気タービンを回転させて電気を起こします。>
そして図で、ボイラーと原子炉とを上下に並べて両者がお湯を沸かす役割を果たし、右側のタービンにお湯を送り給水ポンプから水が戻ってくることを示している。
そう、原発の原子炉は火力発電のボイラーと同じ役割でお湯を沸かしているだけ。ボイラーと同じ「湯沸し装置」だ。
湯を沸かす為に核分裂反応を起こしている?
そんなことは知っているよという人が多いと思うけれど。湯沸しの為の核分裂って誰が考えてもおかしくないですか?
「湯沸かし」装置の為に、核分裂を制御する難しい技術を投入して「止める、冷やす、閉じ込める」を試み度々失敗する。「湯沸かし」装置の為に、プルトニウムなど多種の放射性物質を生成し、核のゴミを増やし末代にまで負担を強いる。「湯沸かし」装置の為に、多くの労働者が被ばくし周辺を放射能汚染し多くの生命に危害を与える。「湯沸かし」装置の為に、原子力災害対策指針を作り、避難計画を立て、防災訓練をし、ヨウ素を配る。「湯沸かし装置」の為に、巨大なバカの壁「防潮堤」を作りテロや航空機事故や他からの攻撃まで防護しないといけない。「湯沸かし装置」の為に、膨大な国家予算を使い多数の人が原子力に関わる仕事に従事し、そして嘘をつき続ける。
全くナンセンスだ。
おまけに核分裂エネルギーの1/3だけが電力になって、残りは温排水として海に流される。「湯沸し装置」は「海温め装置」でもある。
核分裂「湯沸し装置」、核分裂「海温め装置」を考えると、情けなくおかしくてお臍が茶を沸かす。
何としても止めねば!
8月10日(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
官邸前抗議行動は18時30分 官邸前も国会正門前も
主催: 首都圏反原発連合
8月11日(土・休日)「埋めるな!辺野古 沖縄県民に呼応をする8・11首都圏代行動」
場所:東池袋公園(サンシャイン隣) 11時30分集合 12時30分(デモ)
8月19日(日) 安倍政権退陣!8・19国会議員会館前行動
場所:衆院第二議員会館前 16時から 総がかり行動委
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。