テント日誌9月13日…「正直の語を焚字する日も近い」
- 2018年 9月 17日
- 交流の広場
- 経産省テント前ひろば
- 安倍のウソアバケ真の正直者 - 原子力ドンキホーテ
- 震度7平和を揺らす安倍改憲- 水蓮仏
- 世の末に台風も来る地震も来 - やまつつじ
- 天災は3日で忘れ総裁選 - 無位史膳
- 原因はわからず作る耐震基準 - 原子力ドンキホーテ
- 起こるたび想定外が増える国 - 草地
- 福島後想定外はない筈だ - 芒野
- 官邸に行ったらメモを取るな
- 個別の発言まで記録する必要はない
- 政治家とのやり取りを残さないよう指示
- 省ぐるみの様相を呈する公文書隠し
経産省テント前ひろば1807日後
9月9日(日)午後1時より脱原発青空テント川柳句会を開催
選者は乱鬼龍氏、席題は「正直」「地震」3時投句締切、3時半過ぎより入選者の発表、披講となりました。
良く晴れ残暑厳しい1日でしたが、風が強く日陰では秋の訪れが感じられました。今回の参加者は6名、入選句の発表後、選者より入選者へ季節の果物などの景品が手渡されました。
入選句は以下の通りです。(S.E.)
「正直」
特選
★ 正直の語を焚字する日も近い - 草地
秀句
★「正直が逆転世界で悪となり - 芒野
★ 正直じゃ出馬もできぬ総裁選 – 無位史膳
★ 公務員嘘つきばかりが偉くなり - 水蓮仏
★ じじいども本音で国会混乱し - やまつつじ
「地震」
特選
秀句
次回の脱原発青空テント川柳句会は10月14日(日)午後1時からの予定です。
トリチウム汚染水の反響は大きい 9月10日(月)
きょうの天気予報はいつどこで雨が降るか判らないとのことだったので雨対策をして事務所を出た。気温はそれほど高くないのに蒸し暑く感じたのでコンビニで氷を一キロ買って経産省前へ向かった。着いて間もなく他の人も来たので準備は短時間で終わった。大した作業はしていないのに汗びっしょりになったので氷水を飲んで一息ついた。
きょうは何事もなく進むかに見えたがひとつ問題が起きた。Tシャツ係のOさんが来てきょう来るはずになっているTシャツが事務所に届いているだろうか?と言われた。その件は運営会議の時、10日に来るから宜しくと頼まれていたのにすっかり忘れていたのだ、もう一人の当事者のHさんにメールしたら9日に受け取りに失敗したとのこと。OさんがYさんに電話してというので電話すると不在通知を箱に保管しているというので事務所に行ってみるとあったのでYさんに言われた通り配送センターに行ってみると保管されていたので事務所に持って帰った。明日の集会でのメインの売り物とのこと、間に合って良かった。
経産省前に戻ってみると近くの病院に勤めている女性が参加されていた。ポレポレ中野でやっている映画を観に行きたいがどうやって行ったら良いか尋ねるので詳しい人が説明してくれた。他には私が事務所に行っている間に男の人がカンパしてくれたそうである。先月末に行われたトリチウム汚染水の公聴会が大々的に報道され福島現地の漁民を初め、一人を除いてほとんどの人が海洋投棄に反対したというのが多くの人に改めて原発事故は終わっていないこと、汚染水は危険なものであることを認識させたのではないかと思っている。意外な人からカンパを頂くので。
夕方、雨が強くなってきたので少し早めに引き揚げて埼玉のHさんから預かった赤紫蘇を充分煮出してすっぱみを確認して砂糖を入れていい味になりました。明日のレモン汁を入れて美味しくなるか楽しみです。(保)
400名近い集まりで9・11集会は大盛だった 9月11日(火)
朝に降っていた雨も上がって、曇り空のなかを経産省前へ到着し、新しい横断幕を掲げ5人で座り込みを始める。今日は夕方6時から記念集会、その準備のため3時前から人が少しずつ増えて、用意した椅子が足りなくなった。
10日ぶりに渕上さんが現れ、新社会党にお借りした宣伝カーや希望の牧場の車も到着。音楽用のマイクスタンドが並び、その音合わせが始まるころには100名近くが経産省前の歩道に集まった。司会をお願いした木内みどりさんと進行の打ち合わせをする。以前にテントを建てた交差点辺りと郵政省庁舎付近には私服警官がそれぞれ10数名屯していたが、6時に予定通りに音楽演奏が始まり、6時半には渕上氏の元気のよい主催者挨拶で抗議集会がスタートした。
最終的には300名を超す参加で9時過ぎに無事に解散、近くのお店で渕上夫妻を囲んで10数名で打ち上げ。集会成功に向けて尽力された皆さんに感謝。(O・E)
9月11日のテント記念の集会の感想です 9月12日
9月8日の経産省前脱原発テント日誌の書き出しに次の言葉があった。
「経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2018年9月8日は、座り込み2,555日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です」
あの日以来ずうっとこのテントに関わっているレイバーネット日本の仲間に、ずいぶん前から今年の9月11日のことを聞いていた。
◇運動の底支えは日常生活
テントが建った7年前の今日、私も駆けつけた。そこで印象に残ったのは、都内から来たという赤ちゃん連れのお母さんのグループ。彼女たちは「心配で、心配で……」と誘い合わせて来たという。そして目を奪ったのは、福島から駆け付けたという女性たちを中心にした人たち。彼女たちは座り込んで、横断幕のアップリケをしたり、細く裂いた布を太いかぎ針で編んで紐を作り、大きな玉を作っていた。それは脱原発の願いを込めたチェーンなのだ。女性の強さをそこに見た。
複数の映画で見たのだが、ヨーロッパの女性たちは、ギロチンの見物をしながら家族のセーターを編んでいたし、原爆反対の会議をしながら何かを編んでいる。日本の女性たちだって、寄り合っては針をチクチクして、夫たちの作業着を修理しながら美しい模様を縫いこむ刺し子に余念がなかったではないか。あの大震災で、集落がばらけそうになった時、年配の女性がミシンを持ち出して祭りの衣装を縫いはじめ、みんなが前向きになれた。
この前のレイバー映画祭で見た『地の塩』でもコーヒーからだったし、ずうっと前に観た三池闘争の映画でもまず食から労働運動を支え、彼女らなくしては運動の持続はなかったと思わされたものだ。そして今日も、テントの女性陣を中心に、おなかをすかせて集まる人たちのために、そうめんをゆで、その上に心づくしの野菜をのせてふるまっている。
◇青空テントでは
11日、私は18時前に駆けつけた。ドーンと真ん中にいるのは、健康がすぐれないと伺っていた渕上太郎さん。間もなく落合恵子さんが現れ、お互いに思いやりの挨拶をしている。周りには、少しの警察官が福島の避難者のKさんと談笑している。私も加わり「右翼から守ってね」とお願いする。レイバーネットの仲間たちも次々顔を出す。始まりの音楽は、うらんさんの歌。“原発廃炉”と歌う。ジョニーHの銭形平次の替え歌(原発御用)、日音響の方々とにぎやか。
あゝ、川内原発テントから懐かしい仲間たちが……。
18時になると、木内みどりさんがワゴンに上り、開会だ。
◇お元気な渕上さんから
なんといっても力強いのは、渕上さんのアッピール。テントの歴史を語った後、トリチウム汚染水の説明会での政府のワカランチンぶりを、明りの煌々とともる経産省に向かって(ろくな仕事をしてないんだから早く帰れといいたい)吠えた。最後に、「仮にこのまま原発が推進されるとするなら、来年も再来年も、たとえ何人かが亡くなったとしても、再生可能エネルギーに代わるまで……とバトンを次の世代につないでいく決意を表明した。私も亡くなる側にいるので、うっかり受け取れないのだが、その力強い声に圧倒された。続いてのコールは、「撤去すべきは原発だ」「撤去するのはテントではない」と経産省の窓に向かって拳を上げた。
資本と最も近い城南信用金庫の吉原 毅さんは、「心があるなら、どこから考えても原発を動かしてはいけない。丸の内から霞が関まで、このメッセージに耳を傾けてほしい。九州が爆発したら、日本列島は人がすめなくなる。自然エネルギーに変えるのは、大きな商機」と訴えた。菅直人さんは、東海第2原発の危険を指摘し、どうしても20年の延長稼働を止めなければならないと力説。今回は、福島の飯館村の伊藤延由さん、テントに救われたという亀谷幸子さん、カウゴジラを連れてきた吉澤正巳さんの町民がどこにいるかわからない中での町長選の顛末、首都圏弁護団中川素充さんの報告と続いた。
その後は、テントひろばの人たちが、テントをどのように守っているかを次々話す。あの斉藤美智子さんも小柄な体をさらに小柄にして、それでも「原発は未完成技術。脱原発まで運動を止めない」と力強い名演説をした。
◇右翼よ!国土を守るなら脱原発
「映画監督で弁護士でもある」河合弘之さんは日本を守りたい右翼こそ、原発に反対しなければならないと力説。落合恵子さんは、震災や災害などあるたびに、あの原発はどうかと心配するストレスがあると。そして防災(命を助ける)より防衛(人を殺す)を考えていると政府のやり方を指摘。
第2部では、温暖化防止に原発は役立っていないという研究をした方の話のあと、たんぽぽ舎の柳田真さんの東海第2原発を動かしてはいけないというお話を聞きながら、3時間になろうとするころ、あまりの疲労にお先に失礼した。
(笠原眞弓)
9月11日集会をアップしていただきました 9月12日(水)
UPLANさんとIWJさんがそれぞれ動画をアップくださいました。
良かったら観てください。
私は今から、昨日の発言者にお礼とともに動画を紹介します。
一般メディアには載っていないですか?
発見したら訓えてください。
UPLAN
○20180911 UPLAN【前半】9.11脱原発テントひろば記念集会~福島は終ってない!原発は終りだ!~
https://www.youtube.com/watch?v=kv39Bln_k-Q
○20180911 UPLAN【後半】9.11脱原発テントひろば記念集会~福島は終ってない!原発は終りだ!~
https://www.youtube.com/watch?v=YFxaY7T_8ko
IWJ
○2018.09.11 9.11脱原発テントひろば記念集会 ~福島は終ってない!原発は終りだ!~
https://www.youtube.com/watch?v=nFVkSGZNkr4
○9.11脱原発テントひろば記念集会/渕上太郎スピーチ
https://www.youtube.com/watch?v=vu0jB_O0MJM
(K・M)
涼しくなって来られる人も増えるだろう 9月12日(水)
曇り空。割と涼しい。いつも持っていく水と氷を持っていかないことにした。また、パラソルも持っていかないことにした。座り込み中、少しの時間日が照ったが、大丈夫、しのげた。
セッティングが終わってしばらくしてK爺が来てくれた。当番だけでは寂しかろうという心遣いで、遅番の保っちゃんが来るまで座り込み。今日は昨日(9.11)の今日なので、9.11に参加できなかったWさんに一通りの説明をした。その最中、通りかかった人(郵便局の方から来た)が「昨日はご苦労様でした」と言われたので私は「昨夜参加しておられたのですか」と聞くと「ええ」と言われた。ずっとして、その人がまた通りかかった(逆方向から)ので、「どちらから参加されたのですか」と聞いたら、その人は、「夕べ、飯館村の現状などを報告した伊藤です」と言われた。失礼いたしました。伊藤さんは「頑張ってください」と励ましてくれた。
ここのところしばらく来られなかったYさんが「やっと涼しくなって自転車に乗る気になったので」と言って、自転車で来られた。Yさんは北海道の地震で、泊原発が「電源喪失」状態になったことを本当に怒っていた。通りがかりのおじいさんが「ここらにはしばらく来なかったが、まだやっていつもお世話になっております。るんだね」といって、カンパをしてくださった。同じく、2人連れの女性が「テントのある時は知っていたけど、ここんところこっちの方にこず、テントがなくなって、こんな形で抗議をしているとは知らなかった。今度またここを通ったら声をかけるから頑張って」と言ってくれた。
保っちゃんは、午前中は救援連絡センターの仕事をしてからテントに来た。パンを持ってきてくれる。この頃はパンづくりも上達し、ふわぁーとしていておいしい。Tmさんは遅番に入ると言われたが、この間、9.11のバナーづくりを一手に引き受けてやってくれていた。夕べも帰ったのが遅かったようで、当番を、早番のWさんにかわってもらった。当番のOさんは夕べは来られなかったので、Oさんにも9.11の様子を説明。400人も集まって本当によかった。(T)
通行人は結構座り込み現場を注視している 9月13日(木)
座り込みの準備が終わると、間もなく虎ノ門病院に勤務している方がしばらくの間座り込んでくれました、今日の勤務はお休みで近くの歯医者さんに来たので寄ってくれたとの事で治療後にも座り込んでいただき「東電株主代表訴訟」の傍聴後に来られたOさんと盛んにお話をされていました。
また今日は「福島原発被ばく労災 あらかぶさん裁判」もあり、その傍聴に参加された人達も数人寄ってくださり、そのうちの1人がわざわざ、あの大型トラックで有名な「播磨屋」さんに行って、お煎餅を購入して差入れて頂きました。
ドイツから来たという人は、「NO NUKES」の横断幕を見て座り込んでいる所に寄って来てOKのサインを送って来たので英語版のテントリーフレットをお渡ししまた、またニューヨークから来たという人は、「NO NUKES」と「原発よりいのち」の横断幕を写真撮影されていきました。もちろんこの人にも英語版のテントリーフレットを手渡しました。通行人は結構座り込みの現場を注視していると実感出来た一日でした。(Y・R)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その91
「議事録不要」を呼び掛ける文書が配布された経産省
~大嘘つき・記憶力無しのみならず、議事録でも省ぐるみ政治圧力隠し~
木村雅英(経産省前テントひろば)
官房副長官以上のレクチャー(説明)では議事録を作成しないように
これは、今年3月下旬に経産省の課長級職員が出席する会議の場で幹部が指示したことに対する職員の受け止め。別の場でも政治家とのやり取りを残さないよう指示があった。
毎日新聞<経産省議事録不要 「国民向いていない」身内から批判>からだ。
https://mainichi.jp/articles/20180830/k00/00m/040/184000c
首相官邸に入った経産省トップが森加計をリードしたのだし、いつも大嘘ついて核のゴミを増やしながら原発推進している経産省だから、「やっぱり」が多くの「国民」の感想だろう。しかし、このことに慣れてはいけない。
9月2日の記者会見では、記者の追及に対して世耕経産相は次のように答えた。
<もし万が一、このいわゆる我々のルールである行政文書管理規則と不一致な、不整合な指示などが出ていれば、当然担当課にお問合せ等が来るわけであります。そういったのは一切来ていません。マスコミに対して問題提起をした職員は、報道を見る限りいるようですけれども、文書管理規則と不整合な指示等が出ていれば、当然担当課にお問合せが来たり、あるいは場合によっては、我々も内部通報のメカニズムがありますから、そういった違った指示が出ていますよということも出てくるはずですが、そういったものは全くありません。>
これに対して記者は
<内部の通報がないのだから、新聞にいろいろな職員の告発的な記事が載っても調査する必要はない、今の運用のままでいいのだというふうに聞こえてしまう>と糾弾した。
当然、東京新聞は社説「経産省の公文書 国民に目隠しの発想だ」(2018年9月3日)で
<経産省は四月以降の文書について、どの政策について、どの政治家が何と言ったのか、正確に文書を作り直すべきである。発言まで記録しなければ事実の検証が十分にできない。行政のブラックボックス化はただちにやめよ。>と責めている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018090302000177.html
それにしても、こんなひどい指示を出した経産省幹部(と当然世耕経産相)は、憲法第15条【公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。…】に基づき罷免しなくては。
福島原発刑事訴訟支援団 会員・支援者のみなさまへ
8月が終わり、公判が再開する9月に入りますところ、参集を呼び掛けます。公判日と公判終了後報告会・院内併行集会開催日を改めて、お知らせ致します。重ねて、裁判経過を報告する郡山(9.02)と東京(9.30)報告会も開きます。
公判予定日
9月18日(火)
第26回公判 公判終了後の報告会 参議院議員会館102室
9月19日(水)
第27回公判 併行院内集会 11時~16時 参議院議員会館101室
映画『福島 六ケ所 未来への伝言』上映&島田恵監督スピーチ
9月21日(金)
第28回公判 公判終了後の報告会 参議院議員会館102室
■予見できた!回避できた!東電刑事裁判報告会
【内容】弁護団からの報告、福島からのアピール等
【無料・予約不要】
9月30日(日)東京開催
【時間】14:00~16:30(開場13:30)
【場所】千代田区神田神保町3-8 専修大学 神田キャンパス7号館(大学院棟)3階 731教室(九段下駅出口5より徒歩3分、神保町駅出口A2より徒歩3分)
=== 福島原発刑事訴訟支援団 ===
福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
https://shien-dan.org/
9・17(祝) さよなら原発全国集会 代々木公園B地区
13時30分~呼びかけ人あいさつ 鎌田慧・落合恵子・澤地久枝他
15時15分 デモ出発
9月19日(水) 戦争法廃止と安倍退陣を求める9・19日比谷集会
18時30分 日比谷公園大音楽堂
9月21日(金) 5時~産省前抗議行動(テントひろば)
官邸前抗議行動は18時30分 官邸前も国会正門前も
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