テント日誌11月12日…東海第二原発20年延長認可って何だ
- 2018年 11月 14日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
国会中継はひどすぎよ 11月7日(水)
朝からいい天気になった。前日は天気予報がはずれ雨。そのため、事務所にはパラソルや幟が干してあった。紐はまだ乾いてなかった。
久しぶりにYさんが来る。と言っても水曜日は久しぶりということで他の日には来られている。Yさんは、午前中は国会中継を見ていたそうだ。国会の「論戦」はひどく、よくああいう人たちが国会議員だ、大臣だと称している、おかしいと怒っていた。
Oさんも国会議員の言っていることはひどすぎる、安倍もひどすぎる、菅の玉城沖縄県知事に対する態度もひどすぎると嘆きは続いた。せめて、なにか心が晴れるようなことはないかしらと言う。午後には、アメリカ中間選挙で下院は民主党が多数になったというニュースが入る。このニュースをヤレヤレと思うというのも情けないけどねーとなる。
4時頃、座り込み参加のMさんが日本原電本社抗議(東海第二原発20年延長)行動に出発。神田小川町に向かう。今日は第一水曜日なので、東電抗議闘争がある日なので、Mさんは小川町から東電抗議に戻ると言っていた。
レジェンド斎藤さんは最後まで座り込みに参加された後、東電抗議闘争に向かわれた。 (T)
東海第二原発20年延長認可って何だ、と怒りが…11月8日(木)
今日は晴れたり曇ったりで過ごしやすかった。
時々空が暗くなって雨の心配もしたが、降らなくて良かった。
経産省前につくと反対側の財務省前で全労連が集会をやっていて賑やかだった。
彼らは集会の後、日比谷公園に向かいその後国会請願デモらしかった。
国会通り迄見に行くと原発反対!のシュプレヒコールを上げてくれたので嬉しかった。テントがあった頃はデモの人たちにエールを送り、チラシを渡したりしたのに場所が離れてしまって淋しい。
今日もKさんが日の君裁判に行く前に瓦煎餅をもって寄ってくれた。
自転車が趣味のひと・勝爺・ヨーカンさんなどと色々話して昨日の東海第二原発延長認可の怒りも少し収まった。
昨日の東海第二原20年延長許可のことはテレビ新聞で津波被災原発だとか色々報道しているが、もっと早くその危険性について書いてくれれば良かったのにと思う。認可してしまった規制委員会の人たち、今に後悔することがなければよいけれど…・それにしてもテント前を無関心で通る人の多いのにがっかりだ。
3時前何時も来てくれるたんぽぽ舎ボランティアのOさんが現れ、午後番のSさんも来てくれたので私は帰路についた。
その後に静岡で18日に行われるひまわり集会の事務局長Sさんが来てくれたそうだ。ひまわり集会には経産省前に建てたテントを運んで色々思い出深いバナー他を展示して下さるそうです。楽しみですね。(I・K)
東海第二運転延長、リニア、高速炉開発への怒り 11月9日(金)
地下鉄出口を出るのを躊躇したくなる雨、それでも座込み場所には10本程の傘、座っていない椅子の上には水たまり。雑巾で拭いて交代で座り、Yさんが漬けてきた珍しい野菜の漬物をほおばって元気を出す。文科省前からは若者たちの大きな声。侵略・併合の歴史を忘れて朝鮮学校を差別する情けない安倍政権への怒り。
小雨になったところで、経産省の警備担当が出て来て本館前に鎖。「東海第二運転延長反対、経産省は嘘をつくな」のコールで抗議行動を開始。40年ルール無視して東海第二運転延長を認め地に落ちた原子力規制委員会、柏﨑刈羽原発の電力を使うリニア―モーターカー、原子力ムラが集って高速炉開発会議、安倍政権によるメディア圧力、イージスアショア配備・辺野古基地建設と日米地位協定・日米合同委員会、「国民」への被ばく強要、などなど糾弾することは一杯。全階に蛍光灯の光が見える経産省本館に向って、帰路につく人たちに向かって、中身の濃いアピールとコールを届けた。
反原連の行動が休みのところ、椅子などの片づけをHさん他にお願いして、私は首相官邸「裏」の抗議行動。少人数ながら、安倍はやめろ、憲法破り政権に改憲論じる資格なし、核も基地も原発もいらない、…と抗議の声を上げた。5人程の警官が熱心に聴いていた。(K.M)
原子力規制委員会の大盤振る舞い 11月10日(土)
原子力規制委員会が東海第二原発の運転期間最長20年を認可した。原則40年の1.5倍という大盤振る舞いだ。しかも1回だけというのがいじましい。3.11の被災原発で沸騰水型であるが新規制基準に照らして妥当なのだという。新規制基準自体が妥当とは思えないのだが。とにかく異論を無視して決めたことにろくな結果はない。(O・O)
岩国市から上京された方と話が弾んだ 11月12日(月)
今日は救援紙の発送があるので7時過ぎに家を出た。稀にみるラッシュアワーにぶつかりくたくたになって救援センターに着き、一時間半仕事して11時過ぎに事務所に着いたら江田さんらが事務所の更新手続きの書類を作成していた。我々は邪魔してはマズイと思い、何時もより早いが座り込みグッズを台車に積み込んで経産省前に向かった。ゆっくり準備をしていたら常連のOさんが来られた。もう一人のYさんはまだ完治しないのであろう、お休みのようだ。一日も早い復帰を御祈りするばかりである。
準備は何時もより早く終えたので簡単な昼食を取り救援センターに向かった。発送を終えて2時前に経産省前に着いた。予定より早く帰ってきたので二人はビックリしていた。
3時頃、子供を連れた男の人がカンパしてくれた。御礼を言いながらテントひろばニュースをお渡しすると、浪江町にお墓があるけれど帰れないのですよ、お爺さんが戦争から帰ってきて建てたのですけど、と話して下さいました。3時半頃、山口から来られた女性が久しぶりに寄って下さった。岩国市にオスプレイが常駐している米軍基地があるので騒音が凄いらしく、ここら辺にオスプレイは飛んできませんか?と質問されたので、皇居・官庁があるので万が一墜ちたら大変だから飛ばせないでしょう、横田基地がある三多摩地域にはとんでいます、と答えた。元学校の先生だけあってこの間の色々な話題を上げて説明してくださった。もう少し真面目に新しい本に目を通しておかねばと考えさせられたものである。
四時過ぎになってレジェンド・Sさん御一行が何時もより早く来られた。お供のKさんから何時ものようにお菓子を沢山頂いた。
同じ頃、昼間から東京地裁前で袴田事件のキャンペーンをやっていた人々が寄ってくださった。12月12日水曜日に衆議院第一議員会館前で11時45分からアピール行動があるとのことでビラを頂いた。昔、支援する会に参加していたので行かなければならないと思いスケジュール帳に書き入れた。
そうこうしているうちに薄暗くなってきたと思ったら五時近くなったので皆で片付けをして撤収した。(保)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その97
「エネルギー基本計画」口実に懲りもせず高速炉開発を低速で進めるつもり?
~逃げ腰電事連、税金ねだる三菱重工、国際協力研究で遊びたいJAEA~
2018年11月8日 木村雅英(経産省前テントひろば)
経産省・資源エネルギー庁・原子力政策課の「高速炉開発会議第14回 戦略ワーキンググループ」の開催資料を見て驚いた。
もんじゅが破綻し、フランスの次世代原子炉「ASTRID(アストリッド)」計画の先行きが見通せなくなって高速炉開発を終らせるべきなのに、検討会を続けていて、未だに官民一体となって税金を無駄遣いして高速炉開発を続けるつもりなのだ。
11月2日開催の第14回戦略WGでは、電事連と三菱重工と日本原子力研究開発機構(JAEA)が呼ばれ、配付資料から想像するにそれぞれ次のようなプレゼンテーションをしたらしい。
http://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/kosokuro_kaihatsu/kosokuro_kaihatsu_wg/014.html
◆電事連 節操なく原発継続、逃げ腰ながら高速炉開発の研究開発に協力
・原子力発電はエネルギーの安定供給に不可欠、早期のプラント再稼動、40年超運転だけでなく、新増設・リプレースが必要。高速炉の本格的な実用化は21世紀後半、不確実性を考慮していくことが重要。
◆三菱重工 税金無駄遣いを引き続きさせてと一層の予算確保を求める
・MOX燃料によるナトリウム冷却炉開発を念頭に、ASTRID協力などの国際協力を活用しつつ、自国の技術として、国内高速炉開発に貢献した。
・今後、「エネルギー基本計画」に従い、高速炉開発は長期にわたるため、開発を継続できるよう予算の確保や開発に対するインセンティブが得られる国の制度策定が必要。
◆JAEA 国際協力を通じた多国的な研究アプローチでまだまだ遊びたい
・「高い安全性の確保、ウラン資源問題解決とエネルギー準国産化、放射性廃棄物の減容化・有害度低減」の実現が原子力技術イノベーション。原子力機構は、ナトリウム冷却高速炉開発を通じて蓄積している技術基盤とインフラを活用し、多様な提案概念にも対応して、高速炉サイクルの確立に向けた責務を果す。
原子力マフィアたちは、核燃料サイクル破綻が明らかであるのに、愚かな議論を続けて、高速炉開発と称する新たないパイに群がっているのだ。
エネ庁の原子力政策課が、第5次「エネルギー基本計画」をてこに、過去の失敗の反省を全くせずに、またまた原子力マフィアたちに税金を投入するのだ。
分離プルトニウム47トン、使用済み核燃料内プルトニウム164トン、高レベル放射性廃棄部18000トン、などなどもろもろの核のゴミの処理もできずにまだまだ増やし続けながら、さらに税金の無駄遣いと地球の放射能汚染を推進する経産省。
亡国の省・経産省、亡国の庁・資源エネルギー庁をしっかり監視・是正しなくては。
11月16日(金)経産省前抗議行動 17時~18時
官邸前抗議行動は18時30分 官邸前も国会正門前も
11月19日 東銀座電源開発本社前スタンディングデモ
16時30分~17時30分 大間原発NO!
地下鉄日比谷線東銀座A4出口徒歩3分
日本祈祷団 月例祈祷会「死者の裁き」 11月22日(木)
時間;午後3時 場所:経産省前ひろば 主催:日本祈祷団
11月25日(日) 脱原発青空川柳句会
13時:経産省前ひろば 選者:乱鬼龍
15時30分ころから、寺崎あきこさんを偲ぶ会を事務所にて行います11/27[火]アクション 日本原電を3波の抗議で攻める!
東海第二原発の20年運転延長は危険です!
日 時:11月27日(火)
1.15:00より15:45 日本原電本店へ署名提出
(4万筆以上の署名未受理に抗議)
2.16:00より16:45 デモ(神田児童公園→原電前→新御茶ノ水駅→
神田児童公園まで約2km)
3.17:30より18:30 日本原電本店包囲(ヒューマンチェーン)
主催:とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会
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