テント日誌11月17日…IAEAの一行がカンパを
- 2018年 11月 21日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日
IAEAの一行はカンパまでしてくれた 11月13日(火)
本日は一日中うすら寒い日でしたが、幸いに雨に降られずまあまあの座り込みでした。座り込みの準備が終わると、間もなく経産省から出て来た10数名の外国人が盛んに「NO NUKES」等の横断幕を写真撮影していたので、声をかけると米国から来たというIAEAの御一行様でした。
早速英語版の反原発リーフレットレットを手渡すと、次から次へと受け取りカンパまでしてくださり握手を求めてきました(恐らく日本の原発は世界で一番危険であると認識されていて、反原発の座り込み応援のメッセージと思いました)たしかIAEAは原発推進の委員会だと思いますが?
その後16時過ぎに「福島原発被害東京訴訟」原告団長の鴨下さんが寄られて明日14日(水)10時30分開始の東京地裁103号法廷で行われる裁判のお話をされて行きました。今日は常連の人2人が風邪をひいてお休み、皆さまくれぐれもお体には気をつけてくださいね(決して若くはないのですから)(Y・R)
今日は福島事故刑事裁判の日だった 11月14日(水)
■朝からのこと(保)
今日は福島原発事故刑事裁判の日であったが、その他に、福島避難者東京訴訟、原発労働者あらかぶさんの裁判が立て続けに行われた。朝8時半からの事前集会は刑事裁判と避難者東京訴訟の合同で行われた。
発言に立った被害者らは異口同音に、原発事故では幾百人の人が亡くなっているのに国・東電の誰も責任を取っていない、責任を取っていれば我々がこういう裁判を起こしていない、これまでの証人調べによって必要な手だてをしていれば原発事故を防ぐことができたことが立証された。やらなかったのは金を惜しんで人命を軽視した為であった。幾百人を死亡させたのだから有罪にして彼らを刑務所へ送らなければならない、我々は一致団結して勝利を勝ち取りましょう、他の裁判も時間の許す限り傍聴に参加してほしい、と訴えられた。くじ引きには残念ながらハズレ、東京訴訟の会の傍聴の為に、裁判所ロビーで時間待ちした。
■早番報告
定刻に座り込みのセッティング終了。今日は裁判が3つ行われる。
福島原発事故刑事裁判は午前中に終わり、そのあと報告集会が行なわれた。報告集会に参加した人が座り込みに寄り、裁判の様子を話してくれた。
<11/15日の東京新聞報道:東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された旧経営陣3人の14日の公判で、事故後の避難に伴って亡くなった被害者の遺族が東京地裁で意見陳述し、それぞれの悔しさや悲しみを吐露した。「許せない」「両親を返して」という遺族の訴えに、傍聴席からはすすり泣きが漏れた。旧経営陣三人は、伏し目がちに耳を傾けていた。>
裁判は証言が終わり、12月の論告・求刑になる予定。
新聞報道にもある通り、被災者の証言は涙なしには聞けなかったそうだが、東電の勝俣などは平然としていたと言う。また、福島避難者東京訴訟に参加した人は、座り込み場所で昼食をとる。午前の裁判に参加した人たちはほとんど、午後のあらかぶ裁判に参加するとのことで、座り込みに立ち寄ってくれた。ある人は、裁判所に来たのに、ここに来ないと申し訳ないからなど、と言ってくれた。亀屋さんや福島の橋本さんたちは、2時少し前に、「いまからあらかぶ裁判だからね」といって駆け抜けて行った。今日は3裁判とも103、104号法廷だったが傍聴席はみんな埋まったそうだ。裁判はやっぱり傍聴あっての裁判なのだ。あらかぶ裁判は進行の打ち合わせ程度で、今回はすぐに終わってしまったようだ。
通りがかった人、裁判に来た人がカンパもしてくださった。また、当番へのお茶のペットポトルの差し入れもあった。午後になって、日陰になると寒い感じで、あったかいお茶はありがたかった。
「来週、福岡に用事で行くので、九電前の青柳さんたちのテントに寄ってみるつもりだ」という人もいた。また、通りがかりのおじさんは、原発を続けているのは本当に許せない、会社への内部告発などをきちんと受けとめるような会社でないとだめだ。いまはそういう会社への批判を押しつぶし、批判する人をつぶしてしまう。こんなんではためだね、だいたい政治がそうだからねと意見を言っていかれた。
もうひとつ。今日は静岡県からの小学生の修学旅行生が通って、「何だろう」という顔をこちらに向けるのでそういうグループの子どもたちには、経産省、原発、福島原発事故、再稼働反対、抗議の座り込みという脈絡で、簡単に<私たちの闘い>を話した。小学生はりちぎにも「ありがとうございます」と言ってくれた。保っちゃんはあらかぶ裁判に参加してから、遅番当番に入る。もちろん、パンを持ってきてくれた。(T)
爽快な秋晴れで座り込みに絶好の一日 11月15日(木)
今日は曇一つない爽快な秋晴れ、座り込みの準備を終えるとうっすらと汗をかいていた。12時10分頃、農水省の方から原発再稼働反対のシュプレヒコールが聞こえて来たので、「再稼働反対」の「ノボリ旗」を降って出迎えると、そのデモ隊は「裁判員制度廃止」を求めるデモ隊であった。
いろんな団体が、原発再稼働反対の声を上げている事に勇気をもらう。
13時頃に、18日(日)静岡の「ひまわり集会」で反原発美術館テントを出すので、そこに行って下さるSさんがやってきた。東京地裁で教員再雇用拒否撤回の公判傍聴のために来たそうで、暫く話し込んで行かれた。先週は日韓労働者連帯の交流会に参加されて韓国に行って来たそうで、そのお話も沢山していだだきました。本日は快晴のせいか、また風邪をひいた人もなく当番全員が集合最大時には、9人が座り込んだ。(Y・R)
あわただしい一週間、英国在住の人も抗議行動に参加 11月16日(金)
好天の本館前に座り込むとSさんが沢山の写真画面とともに先週の韓国行きの話をしてくれる。民主主義の成熟度の違いを強く感じさせられた。続いてYさんの多種の野菜の漬物の炊き込みご飯をいただく、美味しい。
4時に文科省前から若者たちのコールの声が聞こえてくる。私も15分程参加。朝鮮高校差別への怒りを熊本からの女性が涙ながらに訴えていた。中・高生のための「放射線副読本」(本年9月)を全国に配付して放射線被曝の被害を過少に見せる文科省。偽りの歴史と偽りの科学を押し付けて日の丸・君が代を強制し差別を実践する安倍政権下の文科省はひどい。
5時からの経産省抗議行動には、黒田節子さんが福島の厳しい現状と怒りを訴えた。通りがかった福永正明さんも原発輸出・原発稼働の政策を止められない経産省に強く抗議した。今週は霞ヶ関で原発に関わる多くのことがあった。火曜には福島からも多くの方が参加して「原発事故被害の可視化に取り組もう!」の院内集会で、避難者支援打切り・甲状腺検診の現状・モニタリングポスト撤去・ALPS汚染水問題が論じられた。水曜には原発裁判で被害者が意見陳述、日立から英国への原発輸出問題の院内集会も。
一方で多数の海外原発推進者を迎えた国際会議が経産省であり、火曜にはIAEAの人が座込み現場に来て、水曜には原子力規制委員会前にも現われたが、米日の原子力推進の悪だくみがなされたらしい。また、金曜午後には「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」の署名提出が行なわれ、3人が応接室に入って申し入れをし、参加者がエネ庁原子力政策課の担当に原発推進政策を糾弾した。
英国在住の日本人女性が経産省抗議行動の最初から最後までずっと立って聴き入って参加された。私がばたばたしていてお話を伺えなかったのが残念。
(K.M)
原発は決して命を守らない 11月17日(土)
今日も好天に恵まれた。雲がほとんどないので降り注ぐ太陽光が明暗のコントラストを際立たせていた。街路樹たちも少し色づき始めた。
「原発」と聞いて最初に頭に浮かぶのは福島第一原発事故。その次に思い出すのはこんな情景で多分2012年の冬だったと思う。
国会前の機動隊より遥かに物々しい恰好の警備員たちを前にして大飯原発の入り口前で抗議をしたあと貸し切りバスに向かって坂道を歩いて行った。山の下に古民家があって広い庭の真ん中に大きな木が1本そびえていた。幾星霜の風雪に磨き抜かれてきたのであろう太い幹が樹齢の古さを物語っていた。放射能や核分裂が発見されるずっと前からそこにいたのだろう。美しい光景に見とれていると頭上数メートルを大きな鳶が飛んで行った。そこから少し歩くと小さな漁港があって岸壁のすぐ下に小鯖の群れがキラキラ光って見えた。
原発はけっして命を守らない。
(O・O)
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とめよう!東海第二原発首都圏連絡会からの案内
11.27アクション (雨天決行)
~首都圏・東京の原発=「東海第二」廃炉!~
□日本原電本店を3波の抗議で攻める!
11月27日(火)
① 15:00~15:45 署名提出 [署名受け取りを拒否、議員参加とメディアに取材依頼]
② 16:00~17:00 デモ [神田児童公園集合→原電前→新御茶ノ水駅→神田児童公園] 2㎞
③ 17:30~18:30 原電包囲 [楽しんで抗議、演奏入り ヒューマンチェ-ン]
□東海第二原発は30㌔圏内96万人、150㌔圏内に3,500万人が暮らす[首都圏=東京の原発]
「東海第二」は東日本大震災時に被災し、運転開始40年の11月27日には本来、廃炉になる超老朽原発で、危険性は「日本一」です。日本原電㈱は昨年11月、原子力規制委員会に「20年運転延長」を申請、再稼働認可に向けて動き出しました。私たちは今年5月、東海第二の20年運転延長STOP! を旗印に「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」を結成。原電・規制委に対し様々な抗議行 動を展開中。
10.20首都圏大集会は日本教育会館に730人が結集、10/25には4回目の規制庁院内ヒアリング集会、26日は日本原電本店を包囲するヒューマンチェーンを成功させました。
しかし、11/7に規制委は20年運転延長と工事計画を認可、日本原電とあわせ絶対に許さない!
□20年運転延長STOP! 11.27は新たなスタートの日
闘いは第二段階に入ります。11.27を活動の新たなステップアップさせる日と位置づけます。茨城県と30㌔圏 6市村から同意を得なければ再稼働はできません。茨城県住民と連携・支援を強化し、東海第二の危険性を首都圏の皆さんに訴えます。原電抗議が初めての方もぜひご参加下さい。
道順⦿日本原電 千代田区神田美土代町1-1 / 都営新宿線「小川町」駅「B6」出口・徒歩2分 /JR線「神田」駅「北口4番」出口・徒歩6分
丸ノ内線「淡路町」駅「B6」出口・徒歩2分/千代田線「新御茶ノ水」駅「B6」出口・徒歩2分
★集合 ①~③とも10分前にお越しください ② 神田児童公園 神田司町2-2
主催 ⦿とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会 連絡・入会申込先 📞070-6650-5549 fax:03-3238-0797
〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2たんぽぽ舎気付 stoptokai2.shutoken@gmail.com
*会費 個人1口 500円 団体1口2,000円*カンパ歓迎
郵便振替口座[00150-7-392484]加入者名[とめよう!東海第二原発首都圏連絡会]
日本原子力発電(原電)が昨年11月に東海第二原発の20年延長申請をしてから僅か1年、
原子力規制委員会は廃炉確定3週間前の11月7日定例会合で認可してしまいました。私たちは11月27日に原電に対し「11.27アクション」として多彩な抗議行動を実行します。東海第二原発の危険性は首都圏の認知がまだまだ不足しています。20年延長STOP! に向けて27日は新たな活動のステップアップする日と位置づけました。原電はこれまでに署名40,000筆の受け取りを拒否茨城から6市村同意の現状報告、国会議員の参加も要請しています。
11月19日(月) 東銀座電源開発本社前スタンディングデモ
16時30分~17時30分 大間原発NO!
地下鉄日比谷線東銀座A4出口徒歩3分
11月19日(月) 安倍改憲NO!国会前抗議行動
18時30分~ 第二衆院議員会館前を中心に 総がかり行動
11月22日(木) 月例祈祷会「死者の裁き」
時間;午後3時 場所:経産省前ひろば 主催:日本祈祷団
11月25日(日) 脱原発青空川柳句会
13時:経産省前ひろば 選者:乱鬼龍
15時30分ころから「寺崎あきこさんを偲ぶ会」を事務所
にて行います
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