最近話題沸騰の中国人民大学教授向松祚の中米関係についての発言
- 2019年 1月 10日
- 交流の広場
- 金剛力士
頭がのぼせて米国に挑む国民を向松祚が“一喝”
2018-03-28 07:55 明鏡網 (RFI 香港特約甄樹基)(翻訳 金剛力士)
中国人民大学の経済学者、人民大学国際貨幣研究所理事及び副所長、国際貨幣金融機構公式フォーラム(OMFIF)委員の向松祚がWeChatパブリック番号“主流の声”に載せた全文:
中国が米国に挑戦、人民元がドルに挑戦、我々が米国に代わって世界を率いる、米国は既に衰退している、21世紀は中国の世紀、中国は既に世界の舞台の中心に立っている、と騒いだり、宣伝すべきではない、と私は思う。
ひとまず中国がいまだに米国とはかなりの差があることを語らずとも、国内では多くの重要な民生問題が既に危険の瀬戸際に来ている。
世界のリーダー、世界の舞台の中心に立っている、世界と人類の進歩を牽引しているかどうか、それは世界の人々による公認、人類の歴史による検証、新しい国際的な統治システムと構造による保障が必要である。
中国の政策に対する今日の米国の強い反発は、一部の役人を含むメディアや学界による大風呂敷を広げて声高に叫んで民族主義感情を煽っていることと全く関係が無いわけではない。今日中国の最善の政策は、引き続き米国と平和共存し、相互に学ぶことであるが、中国が米国から学ぶことの方が多い。
米国は2つの世界大戦に勝利し、ソ連との冷戦に勝利したのは、偉くて大きくて上にあるからという自慢に依ってではなく、真の科学技術軍事経済の実力に依るものであり、背後にはその制度、特に憲法法治という巨大な優位性がある。
北京上海広州という巨大都市を離れて、広大な農村、北京の中心を離れて第六環状線の外、一日10時間、一周6日働いている出稼ぎ労働者、都市に来て学校に入れない、病院に行けないその子供達、赤貧洗うが如しの、多くの農村の貧窮状態、そして私達の教育と医療の実態を見てください。
私達の基本的な問題は、中米関係ではなく、米国に代わって世界をリードする、米国に挑戦して米国を転覆することでもない。我々の根本目標は十数億の中国人が学ぶ場所があり、病を治す医者がおり、老人には老後の安心した生活があることである。私たちの学者、メディア、役人たちに理性的、理性的、そして理性的に、客観的、客観的、そして客観的であれと心からご忠告申し上げたい。 一時の傲慢さで、国や民族や子や孫に混乱を与えるなかれ!
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