たんぽぽ舎から TMM:No3617
- 2019年 4月 3日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No3617】
2019年4月3日(水)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.【8年目の3・11】
「史上最悪」の福島第一原発事故と健康被害
安倍首相「健康被害は一切ない」発言で
歯止めなくした被ばく線量下限 (その4)(4回の連載)
生活能力全般が低下する「新ヒバクシャ」の症状
渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)
★2.東海第二原発審査請求にまともに対応しない三条委員会、
とんだ惨状!
都内郵送に1週間:原子力規制委員会は
「郵便受取り規制委員会」?
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その197
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.本日5回フロート(オイルフェンス)を越え抗議/阻止行動
続けることが大事
4/2辺野古レポート
千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)
★4.柏崎刈羽原発避難計画を策定-新潟県、市町村の意見反映…
メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★5.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆4/21(日)崎山比早子講演会
「原発事故から8年 福島における小児甲状腺がんの多発」
会場:ココネリホール(練馬区立区民・産業プラザ3F)
★6.新聞より4つ
◆避難者の話
住宅の保障こそ最大の人権擁護である 鎌田 慧(ルポライター)
(4月2日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
◆「福島・飯舘村の今」語るシンポジウム 避難者に募る疎外感
帰還者 故郷で生活再開も 子や孫おらず「夢ない」
事故から8年「なかったこと」に抵抗を
ハコモノ先行の復興 役所の目線、村内ばかり
(3月31日東京新聞朝刊28-29面「こちら特報部」より抜粋)
◆福島原発事故の「自主」避難者ら「アベコベの世界」に憤り
避難の権利 確立を 条例制定へ草の根の動き
(3月29日毎日新聞夕刊2面「特集ワイド」より抜粋)
◆31議会、東海第二に否定的「廃炉」「再稼働反対」可決
首長の姿勢に温度差
(3月28日朝日新聞29面「クローズアップ茨城」より見出し)
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※4/11(木)学習会にご参加ください!
「なぜ原発の再稼働は認められないのか
-原発の仕組みから安全性の根拠を問う」 新ちょぼゼミ
講 師:後藤政志さん(元東芝・格納容器設計者、工学博士)
日 時:4月11日(木)18:00より21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※4/13(土)山崎ゼミにご参加ください!
東海第二原発は問題だらけ!20年運転延長なんてとんでもない
1900億円の資金提供を表明した東電、日本原電と東電の関係を
徹底追及!
講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
日 時:4月13日(土)18:00より21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.【8年目の3・11】
| 「史上最悪」の福島第一原発事故と健康被害
| 安倍首相「健康被害は一切ない」発言で
| 歯止めなくした被ばく線量下限 (その4)(4回の連載)
| 生活能力全般が低下する「新ヒバクシャ」の症状
└──── 渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)
◎生活能力全般が低下する「新ヒバクシャ」の症状
編‥被ばくはうつ病やアレルギーも増加させると言われています。
東京で4千人もの患者を診てから岡山へ避難した三田茂医師は、
「『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている」という論文を
出しました。
渡辺‥被ばくは単一の大病だけではなく、複数のがん、脳や神経の異常、
アレルギーなど、非定型的な複数の症状を同時に起こします。
三田医師は「疲れやすさ、眠気、記憶力・集中力・判断力・理解力の
低下など、生活能力全般の低下や、化学物質過敏症などが東日本で広範囲
に見られる」、「私たちは自身を21世紀の新ヒバクシャだと再認識し、
自ら健康を保持しなくてはならない」と言っています。
首都圏を中心に爆発的に広がっているインフルエンザなどの感染症
にも、影響があるかもしれません。
また3月3日の読売新聞が「避難指示が出された福島県の11市町村で、
要介護認定を受ける人が急増。葛尾村は全国1位」と報道しました(
ただ常に被ばくの影響は言わず、避難生活が悪い、戻れば良いという
論調です)。
ADHD、自閉症なども増加傾向にあります。福島県が発表した「学校
統計要覧17年度版」では、「特別支援」の児童生徒数は10年度と17年度を
比較した小学校が2倍近く、中学校が1.52倍に増加しています。うち「知
的障害」では小学校が約1.5倍に、さらに「自閉症・情緒障害」は2.61倍に
増加しています。政府・行政は、被ばくの影響も含めて系統的調査を行う
べきです。
脳にトリチウムが入って血管が炎症を起こしたり、コルチゾールが
不足して精神に影響することが考えられます。
そうしたことについての被ばくの影響への理解がないと、子どもの
不可思議な行動ややる気のなさを、親や教師が暴力的に「しつけ」たりす
ることも増えます。
これは家庭、教育、ひいては社会の崩壊を引き起こすでしょう。
影響を理解し、本人の責任ではないとしなければならない。
あらゆる病気・症状に被ばくの影響を考え、問題を見つめ、告発する
勇気を持つことが必要です。 (了)
(人民新聞2019.3.5発行通巻1675号より了承を得て転載)
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┗■2.東海第二原発審査請求にまともに対応しない三条委員会、
| とんだ惨状!
| 都内郵送に1週間:原子力規制委員会は
| 「郵便受取り規制委員会」?
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その197
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
まずは次をご覧いただきたい。
投函 受取り確認
設置許可工事認可・審査請求 11月27日(火)朝 11月28日(金)夕
設置許可工事認可・補正書 1月11日(金)昼 1月16日(水)午後
運転延長認可・審査請求 2月7日(木)昼 2月12日(火)夕
運転延長認可・補正書 3月18日(月)朝 3月26日(火)昼
審査請求や補正書の提出日(投函日)と規制庁受取確認日を並べた
ものだ。
東海第二原発について初めて審査請求書を郵送した時は1日で六本木
ファーストビルに到着した。が、いやがらせとしか思えない連名者の押印
を要求されて期限ぎりぎりに送った設置許可工事認可・補正書は、月曜・
火曜と電話しても受取が確認できず、郵貯に配達確認して追及して、
やっと水曜に到着を確認できた。
運転延長認可の審査請求も到着確認に5日かかり、その補正書は何と
1週間以上かかった。宛先に先方からの郵便封筒にある担当者名を記載
していたのに。
原子力規制庁実用炉審査部門への提出が、持参直接提出を拒みながら、
郵送すると1週間かかる。よほど審査請求を恐れているのであろうか。
それにしても、最初の提出から4か月を経過したが、行政不服審査法
でいう「審理員」が未だに決まらず、私たち「審査請求人」は身動きが
取れない。
当初は不当な「合格」の審査に対して早急に異議申立の意見陳述を
するつもりで審査請求したのだが…。
総務省は、2016年に改訂された改正「行政不服審査法」について、3番
目の改善点として「3審理の迅速性の確保等」をあげ、「争点等の整理の
ための手続の新設や、標準審理期間の設定・審理員候補者名簿の作成(努
力義務)などにより、審理の迅速性の確保や、透明性の向上が図られまし
た。」としているが、原子力規制委員会の対応はあまりに遅い。
原子力規制委員会が三条委員会としていることに無理があるのでは
ないか。環境省も除染・汚染度対策・県民健康などで信用できないが、
別組織が審査し直す方がまだましかもしれない。
(注)三条委員会(コトバンクから)
国家行政組織法第3条や内閣府設置法第64条の規定に基づいて、府省の
外局として置かれる、独立性の高い行政委員会。府省の大臣などから指揮
監督を受けず、独自に権限を行使できる。公正取引委員会・国家公安委員
会・特定個人情報保護委員会(内閣府)、公害等調整委員会(総務省)、
公安審査委員会(法務省)、中央労働委員会(厚生労働省)、運輸安全
委員会(国土交通省)、原子力規制委員会(環境省)がある。
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┗■3.本日5回フロート(オイルフェンス)を越え抗議/阻止行動
| 続けることが大事
| 4/2辺野古レポート
└──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)
4月2日(火) 天候:晴れ、気温低く風が冷たく感じる。
<工区「2」埋め立て>
いつもは、朝8時20分ごろからダンプカーがK1基部から埋め立て区域
内に入って赤土の投下が開始される。
今日は基部外側のフロートの張替えをしていた。従って、ダンプカーが
やってこない。いずれにしろ埋め立てが遅れる事は悪くは無い。
私たちはK9護岸工事現場に行く前に、ここに立ち寄りフロートの張り
替えに抗議し作業現場にカヌーを進めた。このようなこともあり張替えは
数10分遅れだと思う。結果的に作業は大幅に遅れた。
その後もダンプカーが次々にやってくる事はなかった。原因は推測
だが、今大浦湾にいるガット輸送船はゼロか1隻なので、赤土の在庫が
ないことによると思われる。(これは私の私見です)
<K9護岸工事>
本日は午前3回/午後2回計5回フロート(オイルフェンス)を越え
抗議/阻止行動を展開した。圧倒的な海保GBの機動力で成果ゼロで
終わった。
このような日もあるが、明日からもめげずにやっていきたい。
続けることが大事だと思っている。
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┗■4.柏崎刈羽原発避難計画を策定-新潟県、市町村の意見反映…
| メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
◆柏崎刈羽原発避難計画を策定-新潟県、市町村の意見反映
県は2日、東京電力柏崎刈羽原発の事故発生に備えた「原子力災害広域
避難計画」を正式に策定したと発表した。策定は3月29日付。
1月末に公表した計画案について、市町村などから求められた変更など
を反映した。避難計画は避難ルートなどを提示しており、市町村が対応
する際の指針となる。
1月に公表した避難計画案の「原子力災害対策重点区域外からの外国
人、一時滞在者(観光客など)への対応」という項目の対象に、区域外
からの通勤・通学者を追加した。対応として「円滑・迅速な避難が実施
できる体制を整備する」としている。
(4月3日「新潟日報」より紙面のみでネット上に掲載なし)
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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆チェルノブイリ33年・福島8年 救援イベント
4/21(日)崎山比早子講演会
「原発事故から8年 福島における小児甲状腺がんの多発」
日 時:2019年4月21日(日)19:00開演(開場18:30)
講 演:崎山比早子 (医学博士、
「3.11甲状腺がん子ども基金」代表理事)
支援活動の報告:佐々木真理「チェルノブイリ子ども基金」事務局長
黒部信一「未来の福島こども基金」代表
フルート演奏:吉原りえ
会 場:ココネリホール(練馬区立区民・産業プラザ3F)
(西武池袋線・西武有楽町線・
都営地下鉄大江戸線「練馬駅」北口徒歩1分)
主 催:チェルノブイリ子ども基金/未来の福島こども基金
問:チェルノブイリ子ども基金
TEL/FAX 03-6767-8808 E-mail cherno1986@jcom.zaq.ne.jp
入場料:予約800円/当日1000円(全席自由)
※予約受付は4/18(木)15時まで
☆この催しの収益は、チェルノブイリと福島の原発事故で被災した子ども
たちの救援金にあてられます。
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┗■6.新聞より4つ
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◆避難者の話
住宅の保障こそ最大の人権擁護である 鎌田 慧(ルポライター)
住民に避難訓練をさせながら工場を稼働させる。そんな危険な工場は
いやだ、と住民が反対しても政府は無視して会社にハッパをかける。
ひどい国の話のようだが、ほかならぬ日本の現実だ。
避難途中に多くの病人が亡くなった。「原発事故さえなかったら」と
書いて酪農家が自殺した。牧草地もウシも希望も奪われた。政府は犠牲を
顧みない。まるで戦争だ。
福島原発事故から8年、避難者の生活はますます苦しくなっている。
3月29日、福島県は東京の国家公務員住宅に住んでいる55世帯に、
「3月末で退去」「退去しない場合は、家賃の2倍の損害金を請求する」
と文書で通告してきた。
退去届の提出を強要され、心身に変調をきたしたひともいる。「4月
1日で荷物と共に放り出されるのでは」と不安な気持ちで生活している。
大熊町から避難してきたKさんは「県が貧困をつくりだしている」と
批判した。彼女は避難指示区域からの避難者だが、区域外からの「自主
避難者」は「勝手に逃げた」扱いで、視線は厳しい。
しかし、故郷を離れ、不安定な仕事について、誰が好きこのんで苦しい
生活を続けているのか。
国は原発を遮二無二進め、県はその方針に従って財政的に潤った。
住民の人権を無視してきた政治責任は、キチンととるしかない。
住宅の保障こそ最大の人権擁護である。
(4月2日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
◆「福島・飯舘村の今」語るシンポジウム 避難者に募る疎外感
帰還者 故郷で生活再開も 子や孫おらず「夢ない」
事故から8年「なかったこと」に抵抗を
ハコモノ先行の復興 役所の目線、村内ばかり
東京電力福島第一原発事故によって全村避難を強いられた福島県飯舘村
で、31日は一つの節目に当たる。
2年前、大半の地域で避難指示が解除された日だ。村は国ともども復興
をアピールしてきたが、村民を取り巻く環境は複雑さを増している。
そうした状況を語り合うシンポジウムが23日、京都大の今中哲二氏らで
つくる「飯舘村放射能エコロジー研究会(IISORA)」によって
開かれた。 (中略)
国学院大の菅井益郎名誉教授(日本経済史)は足尾銅山鉱毒事件など
過去の公害に触れ「国はあわよくば被害がなかったことにしようとして
きた。福島(第一原発)の事故では絶対に避けなければいけない」と
訴える。(後略)
(3月31日東京新聞朝刊28-29面「こちら特報部」より抜粋)
◆福島原発事故の「自主」避難者ら「アベコベの世界」に憤り
避難の権利 確立を 条例制定へ草の根の動き
原発事故が発生したら、国は住民に「避難する権利」を認めよ-。
東京電力福島第一原発事故の被災者や、各地の原発周辺の住民にとって、
当然の主張のように聞こえるが、チェルノブイリ原発事故が起きた
旧ソ連と異なり、日本には「避難の権利」がない。なぜだろうか。
【沢田石洋史】
「日本史上最悪のいじめ」というドキリとする言葉が飛び出した。
東京都港区のホールで17日に開かれた講演・交流会。福島県からの
避難者ら約100人を前に、マイクを握った弁護士、柳原敏夫さん(67)は
避難者らの声を代弁した。
「加害責任を負う日本政府は避難者や残留者の『命の復興』ではなく、
経済復興に突き進んでいる。原発事故の被害者は『助けてくれ』という
声すら上げられず、経済復興の妨害者にさせられています。『3・11
ショック』のどさくさ紛れの中で、『全てがアベコベ』の世界が出現し
たのです」
避難者が直面しているのは「住まい」の問題だ。(後略)
(3月29日毎日新聞夕刊2面「特集ワイド」より抜粋)
◆31議会、東海第二に否定的「廃炉」「再稼働反対」可決
首長の姿勢に温度差
(3月28日朝日新聞29面「クローズアップ茨城」より見出し)
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