『5月1日メーデー、数千人と共に東電前行動、他』―地震と原発事故情報 その58
- 2011年 5月 1日
- 時代をみる
5つの情報をお知らせします(5月1日)
1.5月1日メーデー労働者・数千人と共に東電前行動
小さい赤ちゃん連れのお母さん二組も参加
2.『週刊金曜日と共催・広瀬隆講演会』に1,100人
3.『福島の子どもたちを放射能から守れ!』福島原発震災連続集会(第1回)
4.農民たちと牛の東電抗議デモ
5.お詫びと訂正
★1.5月1日メーデー労働者・数千人と共に東電前行動
小さい赤ちゃん連れのお母さん二組も参加
5月1日(日)、10数年続けている恒例の東電前行動を多数の新しい参加者と共
に行いました。これは日比谷メーデー参加労働者が2つのコースに別れて、その
一方が東電を通ることから、都労連交流会とたんぽぽ舎が共同して毎年行ってき
たものです。今年は福島第一原発の事故もあり、新しい参加者が多く加わり、50
人強で実施しました。東電本店前から離れましたが、頑張ってメーデー労働者へ
のビラ配布と東電へのシュプレヒコールを続けました。多くの労働組合員が応じ
てくれました。約1時間で2,000枚余りをまき終えました。最後に東電本店前へ
移動し、みんなで東電へ”もう原発やめよう!”のシュプレヒコールをして解散し
ました。
★2.『週刊金曜日と共催・広瀬隆講演会』に1,100人
4月30日(土)夕方、池袋の豊島公会堂で週刊金曜日とたんぽぽ舎共催の広瀬隆
さん講演会が行われました。1,100人の人が参加して(満員のため立ち見もかなり)
、熱心に聞き入りました。(詳細は次号にて)
★3.『福島の子どもたちを放射能から守れ!』福島原発震災連続集会(第1回)
4月30日(13:00~)水道橋の全水道会館において、上記集会が開かれました。
(主催は 原発震災復興・福島会議、福島老朽原発を考える会・福島老朽原発を
考える会・放射能測定プロジェクト)
会場は200人を超える参加者で満杯となりましたが、2時間半を超える長きにわた
って、会場の心が一つになったような温かい、熱気ある集会となりました。
以下では、現地福島で丁寧な校庭の放射線測定活動も行っていらした、福島市の
原発震災復興・福島会議世話人の方のお話しをご紹介します。
1.【こどもたちが避難先から無理矢理連れ戻された】
震災後、終業式の取りやめを受け、全国に避難していた子どもたちが、突然の
「始業式」通知にやむなく福島県に戻った。この線量の中で、国が「始業式は延
期する」とさえ言ってくれれば、帰らずにすんだ子どもたちが大勢いた。無念だ。
2.【「地元」は、おかしくなっている】
県南(相対的に線量は低い)で開催予定だったスポーツ大会を、一番線量の高
い県北に移した。障害者の恒例の福島市内のイベント会場が、3.8マイクロSV
/h以上であったため中止となったが、主催者の放射線に対する理解不足より、
開催できないかと市に照会したところ、「復興のシンボルになる。大いにやって
くれ」と。原発震災からの復興シンボルに利用しようとする、悪意を感じる。
3.【線量被曝による、晩発性障害・確率的影響論のウソ】
放射能ヒバクは、何年たって、何人がガンになりやすいという、そういうもの
ではないことは、 是非理解してほしい。現地では、子どもたちが日々、高い線
量にさらされ、全身で浴びた放射線が体をぐるぐる回っている。その過程の中で、
すでに体は全身を痛めつけられている。線量の高い地域の子どもたち30万人の体
が、今現在痛めつけられている。
4.【汚染表土除去】
郡山市で始めた汚染表土除去によって、片付けてほしいと思う親の思いと持っ
てきてもらっちゃあ困るという親の思いは実は一緒だ。2日の院内交渉には、削
った土壌を持って行く。
5.【福島の人々は話せているか】
我慢に我慢を重ねてきた福島の人が、もう我慢できないと動き出したのが、今
回の20mSv問題だ。
6.【東京は現地】
皆さん、東京は現地です。政府も、内閣府も、保安院も、文科省も東京にある。
政策決定過程すべてが東京で行われていて、こうなっている。是非、東京で運動
して、福島の子どもたちを守って下さい。
次回第2回会議は5月21日。フクロウの会のブログを注目して下さい。
★4.農民たちと牛の東電抗議デモ
もう一つの4月26日(チェルノブイリ25周年)東電デモ
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110427k0000m040055000c.html
福島第1原発:福島の農民ら350人 東電へ抗議(毎日新聞より)
4月26日チェルノブイリ25周年の日、昼間にもデモがありました。夜のデモは
この地震と原発事故情報に報告されていましたが、昼間には福島や北関東を中心
に農家の人たちが東電に抗議に来ています。参加者の中には今回の原発事故後に
福島県産野菜の出荷制限の知らせを聞いて翌日自殺した福島県の有機農家樽川さ
んの奥様もいました。こちらも参加者350人から400人とトラックに乗った牛二頭
でした!デモの後東電の担当者に補償を求めています。主催は農民運動全国連合
会(農民連)だそうです、農民連の報告はこちらhttp://earlybirds.ddo.jp/nouminren/?p=374
★5.地震と原発事故情報57の2の記事について、下記の方を含めご指摘を頂
きました。御礼を申し上げ、お詫びと訂正をさせて頂きます。
橘小学校HP最新記事より―
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放射線測定値の紹介について
校内で現在も測定しております放射線測定値は、今後は「学校便り」で保護者の
皆様にお知らせいたします。また、地域の方々からのご要望もあり、ホームペー
ジにも同様のデータをPDFファイルで掲載することといたしました。学校便り、
ホームページの発表は毎週月曜日を予定しております。なお、現在測定をしてお
ります機器は文部科学省から借りている放射線メーター「はかるくん2」です。
測定範囲は0.001μsv/h~9.999μsv/hとなっています。
【緊急情報】 2011-04-28 13:25 up!
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1371:110501〕
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