中国擁護の極論を撃つ
- 2019年 9月 13日
- 交流の広場
- 熊王信之
最近、ちきゅう座の交流の広場に寄生されておられる一部の方に依る極論が目に余るように見えて来ました。 最初は、当該極論に真面に向き合い、批判もさせて頂いた次第でしたが、次第に馬鹿らしくなり、一切無視をした処でした。
私には、人生を賭して学ぶべきもの、として環境問題、就中、自然環境保護があるからです。 加えて、人生の終盤に味わう英文学の珠玉の作品があるからです。 つまらないものに時間を割くのが馬鹿馬鹿しい訳です。
極論を主張される方は、一部の国、乃至、政治家をご贔屓にされ、トンでも説を吹聴されるのですが、その主張ぶりが半端ではありません。 例えば、中国ですが、かの国では、国民の人権が軽んじられ、また漢民族に依る少数民族の迫害があり、共産党に依る情報統制下にあってもその現実が国外に知られ国際社会からは非難されているのが現実の処なのですが、無視をされ、反対に外国諜報機関の策動である、と断定されています。
歴史にその例を見ますと、天安門事件です。 この事件に関しては、私は当時のBBCの放送等で身近に見聞きしたものでした。 BBCの女性アナウンサーが震える声で状況を放送していたのを覚えています。 この事件まで外国諜報機関の策動と言われると、最早、言う言葉がありません。
中国の人権状況は危機的であり、少数民族への迫害が尋常ではありません。 以下にその実例を上げますが、本日にYou-tubeに上がっている例を短時間で数点も見つけることが出来ました。 世界では、この現実が常識であり、この現実を擁護出来る事由もありません。
China’s hidden camps – BBC News
https://www.youtube.com/watch?v=qmvyjwLxC5I
Inside China’s ‘thought transformation’ camps – BBC News https://www.youtube.com/watch?v=WmId2ZP3h0c
以下は、日本語に依る報道です。
中国・ウイグル強制収容所の内側─催涙ガス、テーザー銃、教本【再掲】AFP 2018年12月30日 16:48 発信地:北京/中国 [ 中国, 中国・台湾 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3204613
8カ月鎖で縛られ続けた日々 中国“ウイグル強制収容所” 奇跡の生還者が衝撃の証言 FNN Prime 2018年12月8日 土曜 午後6:30
https://www.fnn.jp/posts/00397330HDK
更に、また、香港の一般市民に依る圧政への抗議デモを米英の諜報機関の策動に依るもの等と非難される方には、中国絶対主義国家の現実が見えないものとしか言えないものであり、それ程までに中国共産党に依る人民圧政を美化される事由が理解出来ません。
田中龍作氏は、人間の尊厳を犯す専制国家支配にやむを得ずに抵抗されている香港市民が置かれた現実を報道すべく彼の地に赴かれていますが、その報道を読む程に人権無視の圧政下にある人々の現実とこの国の今が重なるようにも見えます。 明日の我が身を見るように。
下に、その一部を引きますが、他にもマスコミには掲載されない現実が多数です。
【香港発】 警察、右目失った女性のカルテ押収 一斉逮捕も可能に 田中龍作ジャーナル 2019年9月12日 23:38
http://tanakaryusaku.jp/2019/09/00020831
圧政下の人々の現実を正確に知り、批判の眼を磨かねば、一般市民層に阿り小泉ジュニアを閣僚に取り立てて、同時に石破氏の味方を削ぐ効果を狙ったアベ政権の狡猾さに騙されるのは見えています。
本稿は、遠いメキシコから鋭い批判の楔を打ち込まれた山端伸英氏の論説に促されたものであることを申し添えます
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