テント日誌10月13日
- 2019年 10月 16日
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経産省前テントひろば1807日後
秋晴れとはいかなかったが無事に過ぎた一日だった 10月8日(火)
本日は、爽快な秋晴れとはいかず、安倍政治のように「どんよりとした」日が一日中続いていたが暑くもなく適当な風もあり比較的過ごし易やすい座り込みであった。メンバーはいつもの当番者と、若干の人達が来てくれまして用意した椅子は埋まりました。
私は途中、テントひろばニュース№176号の発行作業と2019年度下半期の会計報告書作成のため事務所に2時間程行っておりましたが、経産省前テントに戻り、何か変わった事がありましたかと聞きましたが別に変わった事はなかったとの事で、無事終了致しました。 (Y・R)
歴史を知ろうと言われた、本当に大事なことだ 10月9日(水)
経産省前に着くとYさんが待っていて、一緒にセッティング。
今日は裁判などないのか、そういうのに参加する人は寄らなかった。自転車で通りかかった人が関電に怒っていた。経産省に入っていく人がこちらに対してガッツのこぶしを胸のあたりでしてくれた。前経産大臣の世耕は高浜町元助役森山から600マカ円の個人的献金を受けている。1億円と比べたら大した額ではないというのか「問題ない」と自分で言っている。経産省に来る人だって怒るのは当然だ。
Kさんの演説は、今日は『茶色の朝』に触れていた。『茶色の朝』(大月書店刊)のあらすじを言って、ナチスの「茶シャツ隊」に対して、フランスでも「茶色以外のペットは始末する」という法律によって、自分の猫と犬を始末しなければならくなったこと…等々を話して、私たちはそういう社会にしてはならないこと、歴史を知ろう、特に近現代史を知ろう、本を読もうと言われた。説得的だった。
いつも金曜日行動に参加しているEさんが、近所まで来たので「寄らなければ悪いだろう思って」といって座り込みに参加。大島さんが明日から始まる「ふるとう」(練馬区)でのテントを含む原発運動の展示の用意で来られた。
勝爺が当番のバランスをとって、木曜日から水曜日に代わってくれたので早番当番のTは、レジェンド斎藤の来られる前だったが本日は3時が帰らせてもらう。(T・I)
私も原発に反対ですと、老婦人は… 10月10日(木)
「君が代」解雇をさせない会、都庁前通信のチラシを都庁前で配布をした帰りに八王子のKさんが、例のお煎餅を持って寄ってくれました、今日のお煎餅の一袋は年に数回しか出ないという「みそ煎餅」でした。これはラッキー!ということで本日の座り込みに参加した者達で頂いてしまいました(ごめんなさい🙇)。もう一袋は明日の為に残してありますので。
今日は、靖国神社裁判や、中国人が集会参加の為に来日したが不当にも入国を拒否された裁判の傍聴に参加された人達や院内集会に行かれる方が座り込んでくれまして、一時は大賑わいでした。14時頃に、杖をついた老婦人が娘さんらしき人の付き添いでバナーやノボリ旗を見ながら立ち止まり、何をしているのですかと尋ねてきましたので原発反対の抗議行動をしていますとお応えしましたら、私も原発に反対ですとハッキリと言われて、節電をすれば良いのよとダメ押しをされて行きました、凄く真っ当なお言葉(同感です)噓のつき通しの安倍首相に是非とも聞かせてやりたい一言でした。(Y・R)
今年最大の台風が接近中で慌ただしいが 10月11日(金)
今年最大最強の台風が接近中だとのこと。事務所を出発のころから雨が降ったりやんだりしている。今日はカッパを着たままかな?と思った。幸いなことに、8月・9月と違って合羽を着ていても蒸し暑くない。まだ、台風は日本列島から遠いところにあるので、風は強くない。バナーを2枚張ることが出来た。台風接近中のためか、座り込みに参加する人が少ない。
経産省の警備課の職員も台風対策に忙しい。正門入り口のバリカーに加え厳重に入り口を規制していた青と白のカラーコーンとバーを撤去し敷地の中にしまい込んでいた。見るとすっきりしていた。これの方が見苦しくない。
今日は千葉原発訴訟の控訴審があったので、千葉訴訟の参加者が大勢寄ってくれた。千葉訴訟弁護団では「控訴審では,原発被害者の方々が受けた現実の被害の大きさについて、東京高等裁判所の裁判官にも十分理解していただけるよう、さらなる主張、立証を行い、慰謝料の増額とともに、必ず国の責任を認めさせ、被害の完全回復に向けて実態に即した全面的な賠償を実現させたいと考えます。」と訴えておられた。・
関西電力幹部に対して元高浜町助役から多額の金品が渡っていたことに対する抗議集会を17時30分からあるとの情報を再稼働阻止ネットのOさんが教えてくれた。今明らかになっているだけでも3億2千万円の金のやり取り、また、菅原経産大臣には秘書給与のピンハネ疑惑、稲田議員にも関連企業から寄付金として渡されている。等々安倍政権の構造的な腐敗体質これを追及できなくて反原発など実現できないだろう。私たちの力量も問われているだろう。
このような天気の中だが、文科省前では朝鮮学校への無償化を求める抗議集会が開かれた。朝鮮大学の学生や十条朝鮮高校バレー部の高校生がマイクをもって抗議する。日本に生まれて、増額された消費税も払い、保護者は納税の義務も果たしているのに、在日朝鮮人であるというだけでどうして差別されなくてはならないのか!さらには10月から実施される幼保無償化からも除外するなど、在日朝鮮人いじめは度を越している。安倍極右政権が行っていることだが、日本人の多くがこのことを容認していることが許せない。今日の抗議行動には,広島からや、茨城からの参加者もおり共に闘っていくことを訴えていた。(S・S)
文科省―経産省―関電―首相官邸「裏」と抗議の梯子10月11日(金)
文科省前の抗議行動に続いて、雨の中で経産省前で抗議行動。通りがかった県会議員Tさんが茨城県の状況を説明、何としても東海第二を動かせさせない決意を語る。17時半からの関電東京支店前抗議行動を目前に再稼働阻止全国ネットワークのYさん、Oさんもアピールとコール。常連さんからは、関電汚職が示す腐りきった原子力マネーのみならず、稲田・世耕などとともに安倍政権を終わらせるべきと厳しいアピール。私からは、小児甲状腺がんの男女比問題、原子力規制委員会の来年4月施行予定の新検査制度問題(電力会社任せ、運転期間延長、定検期間短縮など)も加えた。
6時に終わって内幸町の関電東京支社前に移動、5時半からの再稼働阻止全国ネットワークの関電への抗議行動に途中参加。 更に、首相官邸「裏」の抗議行動に駆けつけ、少人数で「安倍はやめろ」と訴えた。
座込みの片づけの確認に経産省に戻って峠の茶屋で美味しいふかしイモと飲物をごちそうになり椅子を事務所に持ち帰り、台風来襲前の強行軍が終わった。
台風19号の大雨ゆえに12日(土)は座り込みを中止。夕刻には千葉県南部に震度4の地震も起こった。自然が人類を叱っている! (K.M)
台風19号の接近と午後からの交通機関運行停止のため帰宅不可能な人もいるので、本日の座り込みは中止しました。
最強の台風接近で本日の座り込み中止にした 10月12日(土)
土曜日の座り込みを始めてから初めてこの時間に自宅にいるのはとても奇妙な気分です。
<2019年10月12日 午後14時10分>
(O・O)
10月13日(日)12時、脱原発青空テント川柳句会を開催
選者は乱鬼龍氏、席題は「災(わざわい)」「めざす」14時20分投句締切、14時40分より入選者の発表、披講となりました。
大型台風の影響を受け、とても風が強く吹いていましたが、10月とは思えないくらい暑く晴れた一日となりました。
今回の参加者は初参加3名を含めて11名、選者より入選句が読み上げられ、入選者へ肉まんやお菓子などの景品が手渡されました。
入選句は以下の通りです。(S.E.)
「災(わざわい))」 特選 ・原子力非常事態はまだ続く - 芒野
秀句 ・台風の災害超える放射能 - 原子力ガリレオ
・日本の災これぞ安倍晋三 - 落葉
・ニッポンもアベ災難にとりつかれ - ひーちゃん
・わざわいは転じて福としたいもの - さかな
・この国の政治災い引きおこし - 草地
「めざす」 特選 ・脱原発めざし8年坐り込む - 乾草
秀句 ・学生の目ざす夢消す安倍政治 - 原子力ガリレオ
・核のない世の中目指し座り込む - 芒野
・テントから原発のない世をめざす - 草地
・改憲をめざす一族血の系譜 - 銀杏小僧
・ひたすらにめざす脱原発半世紀 - 落葉
次回の脱原発青空テント川柳句会は2019年11月10日(日)12時より開催いたします。(冬時間のため12時~15時となります)
皆さま是非ご参加ください。
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原子力ロビーによる放射線被曝の押付けを拒否しよう! その23
福島県の小児甲状腺がん発症の男女差無し(一般罹患率は男1:女6)!
~県民健康調査は小児甲状腺がん発症の男女比問題を先送りするな~
2019年10月11日 木村雅英
県民健康調査の可笑しさを「その19」~「その21」で述べてきた。ここでは、男女比の問題について述べる。一般の甲状腺がんの罹患率の男女比が1:6であるのに、福島県の県民健康調査による甲状腺がん発見率は1:1なのだ。
そのことを、平沼百合さんが「先送りされた甲状腺がんの男女比問題」(岩波科学8月号)で、
<たやすく得られる男女比の公的情報を無視して、「今後の課題」と称し、次期の評価部会に先送りしているのだ>
と指摘している。特に、2巡目の14歳以下で1.5:1、20歳以上で1.25:1と、男女比が逆転している年齢層もある。
国立がん研究センターがん情報サービスの「甲状腺がん」を見てもらいたい。
https://ganjoho.jp/public/cancer/thyroid/index.html#a13
「1.甲状腺について」「2.甲状腺がんとは」「3.症状」「4.組織型分類」に続いて次の記述がある。
<「5.統計」甲状腺がんと新たに診断される人数は1年間に10万人あたり12.3人です(男性では6.8人、女性では17.4人)。年齢別にみた罹患率は、30歳ごろから高くなり、70歳代で最も高くなっています。若年女性に比較的多いがんで、20〜30歳代の女性では主ながん種の1つです。
「6.発生要因」発生要因のうち、確実なものは若年時(特に小児期)の放射線被ばくです。また、甲状腺がん(特に髄様がん)は、血縁のある家族内に甲状腺がんになった人がいると、発生する可能性が高くなると考えられています。>
まとめると、10万人に12人の罹患、女性に多発、発生要因で確実なのは若年時の放射線被ばく。
県民健康調査のまとめでも「甲状腺がん発見率は、がんの罹患統計有病率に比べて、数十倍高かった」、「男女比がほぼ 1 対 1 となっており、臨床的に発見される傾向(1 対 6 程度)と異なる。」と統計の違いを認め、県民が被ばくしたことも知っている。
これだけの事実が分かっていながら、「線量と甲状腺がん発見率との関連の解析においては、線量の増加に応じて発見率が上昇するといった一貫した関係(線量・効果関係)は認められない」と、統計的に有意な差が出ない作為的解析をして、「現時点において、甲状腺検査本格検査(検査2 回目)に発見された甲状腺がんと放射線被ばくの間の関連は認められない。」と大嘘をついているのだ。
さらに、ICRPがこの間違った情報を世界中に拡散している。そのパブコメを10月25日まで延期した。今からでも遅くは無い。日本語でも良いので一言書いて意見を出そう。次をご参考に。 http://www.cnic.jp/8753
http://www.icrp.org/consultation.asp?id=D57C344D-A250-49AE-957A-AA7EFB6BA164
県民健康調査が10月7日に再開された。問題を先送りせず真実を伝えてもらいたい。
10月17日(木)14時より 福島原発被害訴訟 控訴審 第一陣
東京高裁 101号法廷 国と東電の責任を問う
第1回口頭弁論と報告会
10月19日(土)安倍改憲NO!10・19国会前行動
場所:衆院第二議員会館前 15時 総がかり行動
10月18日(金) 経産省前抗議行動 17時~18時
官邸前抗議行動 18時30分~(反原連)
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